ディスカバリー伊豆

伊豆の美しい自然と貴重な歴史物語を徒然なるままに気の向くままに綴りたいと思います。

彼岸花(ヒガンバナ)

2013-09-21 | 


赤く咲く”花曼珠沙華”・・・、学名「ヒガンバナ」。非常に古く中国から来た花。球根植物、多年草。先ず茎が伸び、9月の彼岸頃真っ赤な花を咲かせる。葉は花が咲いてから出てくる。春になると葉が枯れる。全草有毒。そのためミミズが近寄らないのでミミズを食べるモグラやネズミが近寄らない。田を荒らす動物排除にいい。但し、水にさらすと毒が消えるので飢饉の時の食べ物とされた。「毒」があることから「死人花」とか「地獄花」とか、あまりいい別名がない。「曼珠沙華」も分り易く云えば「あの世の花」か。

伊東の名木”やまももの木”・・・伊豆高原「陶磁・ガラスの美術館」庭

2013-09-12 | 八幡野・赤沢地区

伊豆高原桜並木入り口近くの”陶磁・ガラスの美術館”庭先には幹周(目通り)4~5mはあろうかと思うヤマモモの大木があります。伊東市の名木の一つに指定されています。樹齢500年~1000年と書かれてあります。(蓮着寺の国の天然記念物に指定されているヤマモモの木(樹齢1000年)に比べるとその姿、大きさにおいて若干見劣りがします)
(伊東市には15種16本の名木があります。ヤマモモ、ホルトノキ、エノキ(2本)、ツバキ、スギ、カヤ、アカガシ、イチョウ、タブ、ツガ、クスノキ、クロマツ、クロガネモチ、ウラジロガシ、ホオノキ、です 2013-09-12現在)


池の山神社

2013-09-11 | 池地区


伊東市池の集落にある山神社。創建は江戸時代中期(1600年代末の元禄年間~1700年代初期の延享年間)といわれる。
祭神=大山祇神 池はその昔大室山から流れ出た溶岩によって大きなせき止湖が出来、やがてそこは豊かな田園地帯となって米作り農業が盛んな集落となったが(現在も田んぼがたくさん残っている)大雨の度に水害に悩まされてきました。山神社は水害から村を守り豊作を願う村の鎮守さんである。毎年10月15日がお祭りです。

池の徳本名号碑

2013-09-10 | 池地区

伊東市池から大室山/十足方面へ抜ける旧道の入口(写真)に徳本上人名号碑があります。上人自筆の特徴ある文字で「南無阿弥陀仏」と書かれています。徳本上人は江戸時代後期の念仏行者で伊豆でも多くの信者がおり、トッコさんの呼び名で親しまれ、信者の建てた徳本名号碑は伊東全体で10塔もあります。中でも池のこの徳本名号碑は最大のもの(高さ191cm)です。
ここ旧道の坂を「トッコン坂」と言います。