===富戸海岸の宇根(岬)===
凡そ4000年前、大室山の噴火によって流れ出た溶岩は現在のグランバル公園のある小高い山で遮られたため、一部は富戸駅の方へ流れ下って海に達しました。こうして出来たのが小さな岬が12も並ぶ美しい富戸海岸の扇状地帯です。この溶岩扇状地帯を「根原半島」とも呼びます。その一番南側(富戸払側)の岬を「宇根」と言います。宇根(ウネ)は「生根」とも書きます。
宇根の付け根には源頼朝と八重姫との愛の結晶”千鶴丸”が富戸の漁師によって手厚く葬られた場所として有名な”産衣石”(産毛石とも言う)や海の安全/大漁祈願の龍宮神社があります。また岬の先端には展望台やジオ看板が設置されています。