ディスカバリー伊豆

伊豆の美しい自然と貴重な歴史物語を徒然なるままに気の向くままに綴りたいと思います。

奥の院(祖師堂)

2010-10-30 | 城ヶ崎海岸( 2 )
<奥の院(又は祖師堂)>
鎌倉時代(1261年)伊豆に流罪となった日蓮聖人が置き去りにされた俎岩の近くの海岸にある小さなお堂、「奥の院」又は「祖師堂」と言います。蓮着寺の前身とも言うべきもので「日云(にちうん)」と言うお坊さんが日蓮聖人の死後建てたのが始まりと言います(その後リフォームにリフォームを重ねています)。


袈裟掛の松

2010-10-30 | 城ヶ崎海岸( 2 )
<袈裟掛(けさがけ)の松>
鎌倉時代(1261年)伊豆に流罪となった日蓮聖人は蓮着寺の近くにある俎岩(まないたいわ)の上に置き去りにされましたが、幸い近くに住む漁師船守弥三郎によって助けられました。その時、近くの海岸にあがった日蓮聖人は海水に濡れた袈裟を乾かすために大きな松ノ木に袈裟を掛けたという。その松の木をその後「袈裟掛の松」と言う様になりました。オリジナルの「袈裟掛の松」はその後森林火災によって焼け枯れてしまい現在の松はその二代目代替松として後世にその故事を伝えるためのものです。
(オリジナルの松のあった場所はもっと俎岩に近い海岸にあったということです)