ディスカバリー伊豆

伊豆の美しい自然と貴重な歴史物語を徒然なるままに気の向くままに綴りたいと思います。

一碧湖

2016-06-01 | 一碧湖・松川湖

=== 一碧湖===
伊東中心街の南約5Kmにある伊豆半島ただ一つの湖です。
今から凡そ10万年前、火山の水蒸気爆発によって出来た火口湖(マールと言う)です。
伊豆の瞳とも呼ばれる美しい湖です。大池と沼池からなり、湖の周辺は約3.5Km, 水深(最も深い中央付近で)約6.2m.
新緑の季節に訪れるもよし、又、紅葉の時季訪れるもよし。

万葉の小径

2015-05-08 | 一碧湖・松川湖
伊東市鎌田(カマダ)にある城山の南側から東側麓に市が観光目的で作った万葉の小径があります(伊東中心街から松川湖/奥野に行く旧道だった)。小径に沿って6個の歌碑があり万葉集の中にある有名な短歌が石に刻まれています(写真参照)。距離おおよそ1700m,舗装されています。










(以下、歌碑の6短歌)
1.大友郎女『夏葛の 絶えぬ使いの よどめれば 事しもあるごと おもいつるかも』(夏葛の様に絶えることなくいつもやってくる使いが 今日は来ないので何か起こったのではと思うではないですか)

2.大伴家持『この雪の 消残る時に いざ行かな 山橘の実の照るも見む』(今積もっているこの雪がすっかり消えない内にサア行こうよ。そして、薮柑子(やぶこうじ)の色づいた真っ赤な実が雪に照り映えるその美しさを見ようよ)

3.作者不詳『手に取れば 袖さへにほふ 女郎花(おみなえし) この白露に 散らまく惜しも』
(手に取れば袖にさえ染まりそうな女郎花(おみなえし)が、この白露に散ってしまうのは惜しいことです)

4.柿本人麻呂『路の辺の 壱師(いちし)の花の いちしろく 人皆知りぬ わが恋妻を』(道ばたにある彼岸花、とても目立つ花だけれど、その彼岸花の様に皆に知られてしまったよ、私の恋妻のことを)

5.作者不詳『朝露に 咲きすさびたる 鴨頭(つき)草(くさ)の日くるるなへに 消(け)ぬべ
く思ほゆ』(朝露をうけて咲き盛っていた鴨頭草(露草のこと)が、日暮れとともにしぼむ様に、日暮れになるとわが君を待ちかねる心に私は身も消えそうにおもわれるのです。

6.山部赤人『春の野に すみれ摘みにと 来しわれそ 野をなつかしみ 一夜寝にける』(春の野に、すみれの花を摘もうとやってきた私は、野辺の美しさに心引かれて、そこでつい一夜を明かしてしまった) 


 

城山から見た松川湖

2015-05-06 | 一碧湖・松川湖

2015年5月1日伊東市城山(318m)に登りました。山頂には壊れかかった龍爪神社がありました。拝殿(お賽銭箱の上)には彫刻家森田東光氏の龍の彫り物を見ることが出来ました。そして山頂の西側、視界が開けた見晴台からは美しい松川湖(奥野ダム)を見えました。

城山(しろやま)

2014-11-15 | 一碧湖・松川湖


伊東市中心街から南南西約3Km、松川湖の近くに標高318mの「城山」があります。ここはその昔鎌田城があった場所です。
近年の調査によると鎌田城は1493年頃築城、小田原の北条氏(後北条)初代城主北条早雲(伊勢新九郎)が伊豆に進攻、伊豆を平定したとき伊東の豪族伊東氏がこの城に立て篭もり早雲に抵抗した城と言われています(その後北条氏により改築)。写真右は松川湖。