ディスカバリー伊豆

伊豆の美しい自然と貴重な歴史物語を徒然なるままに気の向くままに綴りたいと思います。

富戸海岸のなりたち

2015-08-21 | 富戸地区
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今からおおよそ4000年前、大室山が噴火し大量の溶岩が流れ出た。その量約3億8000万トンと言われる。南東に流れ下った溶岩が最も多く、広大な伊豆高原を作り、海に達して天下の絶景城ヶ崎海岸を作った。
東に流れた溶岩は現在のぐらんばる公園の北側を下り富戸駅付近を通過した後海に至り、丁度、手の指を広げた様な扇状地形の海岸を作った。富戸の海岸はこの様にして出来上った。溶岩扇状地には小さな岬が突き出ており、それぞれの岬には名前が付けられている。
南側(富戸払方面)から、ウネ(宇根、or 生根とも書く)、オオネ(大根)、ナカジマ(中島)、ツバ根、ナカヤマ、ウノクソ(鵜ノ糞)、タゼン、カグラ根、ナガネ(長根)、ミジカネ(短根)、ハタケジリ(畠尻)、スズメジマ(雀島、or 雀岩とも呼ぶ)。又、これらの岬を総称して、この溶岩扇状地を「根原半島」とも呼ぶ。

タカサゴユリ(高砂百合)

2015-08-21 | 


===タカサゴユリ===
春、道端に咲く真っ白なテッポウユリとよく似ているが”タカサゴユリは背が高く(1.5mにもなる)
葉が細く密集、白い花の外側がやや赤褐色を帯びている点が違う。又、タカサゴユリは開花時季が7月末から9月と夏である。原産地は台湾。大正の末期日本に渡来。別名「台湾ユリ」とも言う。琉球では台湾のことを「タカサング(またはサカサング)」といいこれから由来したといわれる。荒地、道端、堤防、高速道路法面などによく見る。