ディスカバリー伊豆

伊豆の美しい自然と貴重な歴史物語を徒然なるままに気の向くままに綴りたいと思います。

北里柴三郎ミニミニ知識・・・伊東市との関係

2019-07-25 | 市街地

<写真は朝日新聞デジタル版より>>


2019年4月政府が新千円札(2024年発行予定)の顔写真(表)は北里柴三郎であると発表すると伊東市民の何人かの人が「おーっ」と云ったと思います。
北里柴三郎=「ペスト菌を発見した人」と言うことは多くの人が知っているけれども「伊東市に関係あった人でもある」ということを知っている人は多くはないでしょう。

以下、ミニミニ知識です。
(一般的知識)
 北里柴三郎とは:1853.1.29生れ ~ 1931.6.13没)
 ペスト菌を発見したことで有名。また、破傷風の治療法をも開発し感染症医学の発展に貢献し
 た。「細菌学の父」。又、教育者・実業家でもあった。

(伊東市との関係)
●別荘があった。
 伊東市街地に別荘も持つ有名人の一人。大正2年建設。温泉プールつき広大な別荘。
 市民にも開放。現在別荘の建物はなし。伊東市の「野間自由幼稚園」が建っている。
         
●市民と触れ合い伊東の文化/教育に大きく影響を与えた。
●個人のお金で学校に通う通学橋(つうがくばし)を架けてくれた。
 その後橋が壊れると再度お金を出して橋を再建した。
●国鉄伊東線(熱海ー伊東間)の敷設に尽力された。
 これにより伊東への交通が便利になり、全国から大勢の人が伊東温泉
 に訪れる様になった。
 その後、東郷平八郎、若槻礼次郎など有名文化人たちの多くが伊東に別荘を持ったり訪れる様に
 なった。

(雑学)北里は「キタサト」か「キタザト」か?
    辞書によって「キタサト」と読んだり「キタザト」と読んだりしている。
    北里大学に問い合わせた人によると『どちらも間違いではないが、
    「キタサト」とにごらない読み方が定着してます」とのこと。



  伊東大川に架かる現在の”つうがくばし”(昭和34年新築)


   現在の”つうがくばし(2)”


   ”つうがくばし”の場所(地図)





伊東駅前のカナリーヤシ

2016-02-12 | 市街地

伊東駅前のカナリーヤシ
学名はフェニックス・カナリエンシスと言う。
原産地は大西洋、カナリア諸島。
伊東駅前のカナリーヤシは雄雌同株で2本(写真の右2本)あり、別名「夫婦椰子」と呼ばれています。昭和13年国鉄伊東線開通の記念樹として岡見聞多氏という方が市に寄贈されたものです。
(元々は市内にあった岡見氏の別荘に植わっていたものを駅前に移植したものです)
右側の雌ヤシには2015年12月2年ぶりに黄色い小さな実がなりました(伊豆新聞報道)
獲った実は夫婦円満の縁起のいい実として伊東を訪れる観光客進呈されるということです。