ディスカバリー伊豆

伊豆の美しい自然と貴重な歴史物語を徒然なるままに気の向くままに綴りたいと思います。

ウツギ(空木)

2015-05-25 | 


ウツギ(空木)。別名を卯の花。枝の髄が中空になっているのでこの名がある。又、卯月(陰暦4月)に花が咲くことから「卯の花」とも言う。
全国の山野の日当たりの良いところに生える落葉低木(高さ2mになる)
花に匂いは殆んど無い。(注)小学唱歌”夏は来ぬ”で「卯の花の匂う垣根に・・・」と歌われている「匂う」は、卯の花が初夏の日差しに美しくいっぱい映えた様子を表現したものと解釈されてる。

伊東市内の国指定天然記念物

2015-05-24 | 天然記念物・文化財等

<伊東市内の国指定天然記念物一覧> (2015-05-24現在)

●天然記念物 八幡宮来宮神社社叢 (昭和 9年 8月 9日)
●天然記念物 蓮着寺のヤマモモ(平成11年 1月14日)
●天然記念物 大室山 (平成22年 8月 5日)
●天然記念物 葛見神社の大クス( 昭和 8年 2月28日)

八幡宮来宮神社           蓮着寺のヤマモモ        大室山    


エビネ(海老根)

2015-05-17 | 
エビネ(海老根)。学名:Calanthe discolo
全国の山地の林中にはえるラン科の多年草。地下茎が丸く膨らみヒゲが生えている様子が海老に似ていることからその名がある。園芸種も多くある。開花期は4~5月。花の色は黄色、褐色、紫など多種。(伊雄山登山路で自生のエビネを見ることが出来る)

万葉の小径

2015-05-08 | 一碧湖・松川湖
伊東市鎌田(カマダ)にある城山の南側から東側麓に市が観光目的で作った万葉の小径があります(伊東中心街から松川湖/奥野に行く旧道だった)。小径に沿って6個の歌碑があり万葉集の中にある有名な短歌が石に刻まれています(写真参照)。距離おおよそ1700m,舗装されています。










(以下、歌碑の6短歌)
1.大友郎女『夏葛の 絶えぬ使いの よどめれば 事しもあるごと おもいつるかも』(夏葛の様に絶えることなくいつもやってくる使いが 今日は来ないので何か起こったのではと思うではないですか)

2.大伴家持『この雪の 消残る時に いざ行かな 山橘の実の照るも見む』(今積もっているこの雪がすっかり消えない内にサア行こうよ。そして、薮柑子(やぶこうじ)の色づいた真っ赤な実が雪に照り映えるその美しさを見ようよ)

3.作者不詳『手に取れば 袖さへにほふ 女郎花(おみなえし) この白露に 散らまく惜しも』
(手に取れば袖にさえ染まりそうな女郎花(おみなえし)が、この白露に散ってしまうのは惜しいことです)

4.柿本人麻呂『路の辺の 壱師(いちし)の花の いちしろく 人皆知りぬ わが恋妻を』(道ばたにある彼岸花、とても目立つ花だけれど、その彼岸花の様に皆に知られてしまったよ、私の恋妻のことを)

5.作者不詳『朝露に 咲きすさびたる 鴨頭(つき)草(くさ)の日くるるなへに 消(け)ぬべ
く思ほゆ』(朝露をうけて咲き盛っていた鴨頭草(露草のこと)が、日暮れとともにしぼむ様に、日暮れになるとわが君を待ちかねる心に私は身も消えそうにおもわれるのです。

6.山部赤人『春の野に すみれ摘みにと 来しわれそ 野をなつかしみ 一夜寝にける』(春の野に、すみれの花を摘もうとやってきた私は、野辺の美しさに心引かれて、そこでつい一夜を明かしてしまった) 


 

シラン (紫蘭) 学名:Bletilla striata

2015-05-07 | 



庭の花壇に、そして植木鉢に、シラン(紫蘭)の花が咲きました。
シランは日本に古くからある自生種のラン(蘭)。多年草。草丈 30~50センチとなる。花期は5~6月。 花の色は多くは赤紫色。白色、ピンクなどもある。
暑さ寒さに強い丈夫な植物。放って置いてもどんどん増える。
 地下茎は「白及(びゃくぎゅう)根」と呼ばれ、健胃の生薬として煎じ薬。
地下浅いところの球状の茎(球茎)は、止血の漢方薬。
花言葉は「お互い忘れないように」です。ぼけ防止にいいかも・・・。

城山から見た松川湖

2015-05-06 | 一碧湖・松川湖

2015年5月1日伊東市城山(318m)に登りました。山頂には壊れかかった龍爪神社がありました。拝殿(お賽銭箱の上)には彫刻家森田東光氏の龍の彫り物を見ることが出来ました。そして山頂の西側、視界が開けた見晴台からは美しい松川湖(奥野ダム)を見えました。