ディスカバリー伊豆

伊豆の美しい自然と貴重な歴史物語を徒然なるままに気の向くままに綴りたいと思います。

消えた宇根の展望台(富戸)

2018-07-31 | 富戸地区

Before

After



2018年7月28日~30日、日本列島を東から西に異例のコースで縦断していった台風12号(英語名:ジョンダリー)は28日夕刻伊豆半島南端に最も接近、遠州灘、三重県、兵庫県、瀬戸内海、九州北部、九州西部、鹿児島と進んでいきました。この異質の台風、気象庁でも風や波/高波などで予想が困難な部分があると云っていたとこです。伊東市富戸の宇根の展望台は富戸の海岸高さ10メートル近い宇根(岬)の上に設置されていましたが台風通過後打ち寄せた大波によって全壊されました。
まさかの大波だった考えられます。有名な”産毛石”の近くまで波が打ち寄せた痕跡が観測されました。


<破壊された展望台の残骸>

蓑掛岩のトンボロ現象(南伊豆町大瀬)

2018-07-05 | 天然記念物・文化財等




西伊豆堂ヶ島、三四郎島のトンボロ現象は有名ですが、ここ南伊豆大瀬の蓑掛岩に至る海でも広大なトンボロ現象が見られます。干潮時干上がった磯の長さは約200m、幅は10mから30m程にもなります。磯ではワカメ、テングサ、ヒジキ、青海苔などの海草の他、とこぶし、サザエ、その他”いせもん”または”いそもん”(クボガイ、クマノコガイ、シッタカ、イシダタミ、-ハビロ、クロメ、ツンズルマイなどの通称)が採れます(関係者以外禁漁)。又、磯カサゴやクシロ(グロ)がよく釣れます。
潮が満ちるとよしこの海、とでよしこの海、本瀬の海(大瀬の更に西側の海域の名称)で漁をしていた舟が大瀬漁港に帰る時は、丁度このトンボロの真中辺を近道の水路として横切ります。

写真は2018年5月28日12時撮影(この日満潮時=0436 +163cm, 干潮時=1130 +13cm 潮高差 1m50cm  大潮。

大瀬の蓑掛岩のトンボロ現象はあまり宣伝されてはいませんが(先日伊豆新聞にやっと掲載されました)西伊豆の三四郎島のトンボロに比べ勝るとも劣らないトンボロです(地元生まれの者としての感想)

(蓑掛岩の場所ー地図)