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ディスカバリー伊豆

伊豆の美しい自然と貴重な歴史物語を徒然なるままに気の向くままに綴りたいと思います。

かんのん浜の海岸の石・・・ポットホール/玉石の予備軍

2017-04-17 | 城ヶ崎海岸( 2 )
これは城ヶ崎海岸”かんのん浜”にある伊東市天然記念物「ポットホールと玉石(直径約70センチ)」です。何故ここに石の芸術たる新の球体が出来たのか?いろいろなことが考えられますが、その一つに、ここ”かんのん浜”の石の種類が比較的やわらかく、外力で変形し易い(削られ易い)石だったこともあるのではと思われます。その証拠に下記の写真で見る様に、かんのん浜(海岸)の石はほとんど丸々とした石です。海岸のどの石も、つるつるとした表面でまるまるした形の石です。触ったり踏んずけたりしたとき、手や足を怪我しそうな石は見当たりません。玉石予備軍の石がゴロゴロと見られます。
波打ち際の同じ場所で,波によってゴロゴロと自然の研磨作用が続けば100年もたたないうちにまん丸の球体になるのではと思われます。

<かんのん浜海岸の石>










・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・ この様に小さいけれど「ミニポットホール」も多く見られます。


しんのり(岬)

2017-03-18 | 城ヶ崎海岸( 2 )
門脇崎の少し南に”しんのり”と言う小さな岬があります。(城ヶ崎海岸にはノコギリの刃の様に小さな岬が50以上ありますがその内の一つです)
”しんのり”は「新海苔」と書き、その昔日本地図を書くことを手がけた伊能忠敬測量隊がこの地を訪れた記録帳にも「新海苔」と書かれてあります。おそらく昔は冬に入るとここで新しい海海苔がたくさんとれたのでしょう。


つなきり(岬)

2017-03-10 | 城ヶ崎海岸( 2 )
城ヶ崎海岸ピクニカルコースの終点、四季の花公園(海洋公園)の敷地内、みはらしガーデンの海側先端を”つなきり(岬)という。写真は岬の南側海岸から写したものです。何故「つなきり」と呼ぶ? おそらく岬先端から真下の海岸に綱を垂らして降りようとしてみ岩(溶岩)が鋭く綱が切れてしまうことから昔地元の人がそう呼ぶようになったのではないかと思われます。

メジロ

2016-12-20 | 城ヶ崎海岸( 2 )

城ヶ崎海岸に近い森や林の中では1年中メジロを見ることが出来ます。特に11月頃から初夏にかけ民家の庭木などにたくさんやってきます。綺麗な鳴き声を楽しむことが出来ます。窓際にかごをつるしみかんを置くと直ぐ見つけて餌をつつきます。窓ガラスの外側に網戸があると、どうもメジロからは家の中が見えないらしく、逆に家の中からは外がはっきり見えるので1メートルぐらいの近くでメジロを観察することが出来ます。我家では2階のダイニングの窓に餌かごをつるし朝夕食事をしながら直ぐ近くのメジロを楽しんでいます。
メジロは野鳥の中でも小さい鳥の仲間で体長が約12センチ、羽を広げた長さが約18センチです。昔は子供たちの楽しみが鳥もちを使ったメジロつけでしたが今は家で飼うことも禁止され、益鳥として保護されています。





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城ヶ崎海岸南東部

2016-09-30 | 城ヶ崎海岸( 2 )

城ヶ崎海岸ハイキングコース約9キロの終点に近い海岸を八幡野港防波堤付近にある一本松駐車場から撮った写真です。
一番右に突き出た岬は「おおばい」。海に浮かぶ二つの島は右が「沖ノ島」左が「前の島」。沖の島に近い海岸は大淀・小淀。その左側に「じようせんが根」。前の島の近くの石の多い海岸(の上の崖)が「いぬおとし」。左に進むと堂の穴、八幡野港となります。

つばくろ島-その2

2016-09-03 | 城ヶ崎海岸( 2 )

2016年8月29日~30日日本列島は台風10号の影響で大荒れ。8月中旬本州東海上で発生した台風10号はいつもとは逆に南西のコースで本州南岸を進み、南大東島近海で停滞、その後逆「の」の字を書くように今度は北東に進みだし、関東南岸に接近、伊豆大島を通過、千葉県館山付近に上陸、更に北上を続け、その後東北地方でだんだん左よりにカーブし中国に進んだ。このため岩手県や北海道南富良野地方は大災害となった。河川は氾濫、土石流によって家屋は流され多数の死者が出た。
台風の通過した翌日(8/30)城ヶ崎海岸は晴天。台風のうねりが岸に打ち寄せ、あたりを真っ白くしていた。つばくろ島周辺は波の白さと濃紺の海の色が青空に冴え、特別の美しさ。

つばくろ島周辺にはもうアマツバメの姿は見えない。
8月19日島の回りに群がっていたのを見たのが最後だった。
もう今年は南の島に帰ってしまったのかと思っていたら、その後3日に1度ぐらい、上空100m~150mの高さに20~30羽のアマツバメが飛んでいるのが見えた。 

カサゴ根のスコリアラフト?

2016-04-13 | 城ヶ崎海岸( 2 )
城ヶ崎海岸橋立のカサゴ根には通称”お花畑”と呼ばれる小さな広場があります。ここはイソギク、ツワブキ、ハマゴウ、ボタンボウフウ、ツルナなど海岸に咲く花がたくさん咲きます。この広場、地表が赤土に似たやわらかい溶岩と岩滓(がんさい)からできています。よく見るとその一角に写真の様な硬い安山岩が赤土の様な柔らかい溶岩と多数の岩滓(がんさい)を包み込んだ形の大きな岩があります。小型ですが大室山さくらの里にあるスコリアラフトによく似ています。おそらくスコリアラフトであろうと思われます。