桐原はデワントンを抱え地上に降下した。
コマンチをゆっくり降ろし、桐原は愛機のガンポッドで周囲を警戒する。
イェル.ウォルター.メフィア.エリアーノは無事であろうか・・・・
生きてくれればいいのだが・・・・・・・・・
デワントン「茂人・・・・・」
桐原中尉「デワすまん・・・・・、俺がどうかしていた・・・・・・」
デワントン「謝らなくてもいいよ、気づいてくれれば・・・・私はそれで満足よ・・・・」
一人の世界に囚われていた事を桐原はデワントンに詫びる。
デワントンは気にしていなかったのか、別にいいと答える。
もっとも生きてさえいてくれれば、それで満足と・・・・・・
イェル『隊長・・・・聞こえますか隊長』
桐原中尉「イェルか・・・生きていたか・・・・」
イェル『はい・・・・ウォルターやメフィア.エリアーノ全員健在です。』
残留ゼントラーディ軍主力と戦っていた、イェルから連絡があった。
イェルの話では全員無事であったと・・・・
その報告を聞いた桐原は安堵する。
イェル『隊長、ビックニュースです。』
桐原中尉「なんだ?」
イェル『ゼントラーディ軍は降伏しました、現在武装解除中です。世界各地の統合軍は作戦に成功した模様です。』
桐原中尉「そうか・・・・・・・」
イェル『欧州方面軍は混乱が静まらず、作戦は実施してないようですが。時期に収まると判断、心配無しと隊長の父上が話しておりました。」
ゼントラーディ軍の降伏、世界規模の作戦は成功。
欧州方面軍は混乱が静まらず、作戦実施はできないものも時が来れば治まると言う事。
もっとも欧州方面軍では終戦を揺らぐことになる、僅かな時間であれど長い時間の事件が起きる事になり。
ゼントラーディ兵とデワントンと対峙したメルトラン.フェアリととある統合軍パイロットが関与するが。
それは別の話である。
イェル『私達もいずれ隊長の救援に向かいますので、それまでお待ちください。』
桐原中尉「あぁ頼む。」
イェルは救援に向かうと言い残し通信を切る。
これで一安心はできるのかと言いたいが・・・・・あのクァドラン・ネルカがいる・・・・・
油断はできない・・・・・・
桐原中尉「デワ動けるか?」
デワントン「動けるわ、武器はないけど・・・・・・・」
桐原はデワントンを心配する。
元敵兵士であり、今は仲間であり・・・・自分を慕う女性。
異星人であり、地球人じゃないが・・・・地球人とあんまり変わらない・・・・・
そして自分を諫めてくれた・・・・・・・
やはり、自分が先に死んでデワントンをこの世に置いてヴァルハラへ行くことはできないな。
桐原はデワントンとのやり取りを感じて思った・・・・・・・
その頃・・・・・・・
ネルマ「アンジェ1級空士長は無事であろうか・・・・・・」
負傷したネルマは、降下した地点から少し離れ仲間が残っている戦場へ向かおうとした。
クァドラン・ネルカがいる、いつ襲撃を受けるか分からない・・・・・・・
アンジェ「ネルマ・・・・」
ネルマ「アンジェ1級空士長・・・・・御無事で・・・・・」
アンジェ「敵は逃げた・・・・私達も戦場へ戻るぞ・・・・・」
ネルマ「サ」
その直後、ネルマはアンジェと合流する。
上官が無事であった事にネルマは安堵する。
この後は友軍部隊と合流してマイクローンとの戦闘に加わる。
あの奇襲で部隊は混乱、まともに戦える者を集めてレミアと戦ったが生き残りはネルマしかいない。
このまま戦えるのだろうか・・・・・・・・・
ネルマ「1級空士長・・・・」
アンジェ「あっ・・・・・・・」
デワントン「茂人・・・・・」
桐原中尉「クァドラン・ロー・・・・」
そう思っていた矢先、桐原とデワントンと遭遇する。
戦い疲れても、これから戦いに挑もうとした矢先の出来事であった。
桐原中尉「あのクァドラン生きていたのか・・・・」
アンジェ「マイクローン、戦線を離脱したか私達を盾に・・・・・・・・・」
お互い動かず、それぞれ生き残った事を確認する。
どうする攻撃するか、しないか・・・・・
両グループは様子見をする。
桐原中尉「デワ・・」
デワントン「はい・・・・どうしたのですか?」
桐原中尉「あいつらとコンタクト・・・いや通信はできるか?」
デワントン「分かりません・・・・どうやって通信を繋げば・・・・・」
桐原中尉「そうか・・・・・・・」
ゼントラーディ語を話せるデワを使ってコンタクトを取ろうとしたが通信を繋ぐ方法があるか確認するが・・・・
無理、もっとも通信を取る手段はない・・・・・・・・
桐原はそうかと呟く、若干落胆する。
ネルマ「どうします?」
アンジェ「連中は攻撃をためらっている、さてどうするか・・・・・・・・・・・」
ネルマ「ならば攻撃しましょう・・・・・・」
アンジェ「その必要はない・・・・・・」
ネルマ「どうしてですか?」
アンジェ「もう私達には継戦能力はないからだ。」
アンジェ達は交戦する気はない。
理由はもう継戦能力がないと、アンジェが自覚したから・・・・・
唯一の補給地点も攻撃され、味方も混乱の末にやられ・・・・
噂ではマイクローン側へ寝返る部隊が続出したと・・・・・
このままもう一戦と思ったが、もう無理だと判断した・・・・・
イェル「隊長!!」
ウォルター「無事ですか?」
桐原中尉「お前ら・・・・・・」
両グループがにらみ合っている時にイェルとウォルター達が来る。
それだけじゃない、戦車部隊デストロイド部隊.他のバルキリーや地球派のゼントラーディの部隊も・・・・
この姿を見てアンジェは・・・・・・・
アンジェ「友軍部隊は・・・・・・・・・ふっもう終わったか・・・・・・」
ネルマ「1級空士長・・・・・」
アンジェ「降伏だ・・・・・・武装を解除する。」
ネルマ「しかし・・・・・・・」
アンジェ「もう第118基幹艦隊はない・・・・・・・このまま戦っても無駄だ。」
降伏を決意する。
もう戦える程の力が残っていない・・・・・・・・
そう判断した上であった・・・・・・
マネーレ「敵機から通信?・・・私はマネーレ・ロッコです。」
ゼントラーディ軍ラプラミズ直衛艦隊所属マネーレ・ロッコ3級空士長
アンジェ「私はアンジェ・・・・・・・・降伏する・・・・・・」
アンジェはラプラミズ艦隊所属の兵士マネーレに降伏すると伝える。
これにより桐原達の方面での作戦は終結するのであった。
コマンチをゆっくり降ろし、桐原は愛機のガンポッドで周囲を警戒する。
イェル.ウォルター.メフィア.エリアーノは無事であろうか・・・・
生きてくれればいいのだが・・・・・・・・・
デワントン「茂人・・・・・」
桐原中尉「デワすまん・・・・・、俺がどうかしていた・・・・・・」
デワントン「謝らなくてもいいよ、気づいてくれれば・・・・私はそれで満足よ・・・・」
一人の世界に囚われていた事を桐原はデワントンに詫びる。
デワントンは気にしていなかったのか、別にいいと答える。
もっとも生きてさえいてくれれば、それで満足と・・・・・・
イェル『隊長・・・・聞こえますか隊長』
桐原中尉「イェルか・・・生きていたか・・・・」
イェル『はい・・・・ウォルターやメフィア.エリアーノ全員健在です。』
残留ゼントラーディ軍主力と戦っていた、イェルから連絡があった。
イェルの話では全員無事であったと・・・・
その報告を聞いた桐原は安堵する。
イェル『隊長、ビックニュースです。』
桐原中尉「なんだ?」
イェル『ゼントラーディ軍は降伏しました、現在武装解除中です。世界各地の統合軍は作戦に成功した模様です。』
桐原中尉「そうか・・・・・・・」
イェル『欧州方面軍は混乱が静まらず、作戦は実施してないようですが。時期に収まると判断、心配無しと隊長の父上が話しておりました。」
ゼントラーディ軍の降伏、世界規模の作戦は成功。
欧州方面軍は混乱が静まらず、作戦実施はできないものも時が来れば治まると言う事。
もっとも欧州方面軍では終戦を揺らぐことになる、僅かな時間であれど長い時間の事件が起きる事になり。
ゼントラーディ兵とデワントンと対峙したメルトラン.フェアリととある統合軍パイロットが関与するが。
それは別の話である。
イェル『私達もいずれ隊長の救援に向かいますので、それまでお待ちください。』
桐原中尉「あぁ頼む。」
イェルは救援に向かうと言い残し通信を切る。
これで一安心はできるのかと言いたいが・・・・・あのクァドラン・ネルカがいる・・・・・
油断はできない・・・・・・
桐原中尉「デワ動けるか?」
デワントン「動けるわ、武器はないけど・・・・・・・」
桐原はデワントンを心配する。
元敵兵士であり、今は仲間であり・・・・自分を慕う女性。
異星人であり、地球人じゃないが・・・・地球人とあんまり変わらない・・・・・
そして自分を諫めてくれた・・・・・・・
やはり、自分が先に死んでデワントンをこの世に置いてヴァルハラへ行くことはできないな。
桐原はデワントンとのやり取りを感じて思った・・・・・・・
その頃・・・・・・・
ネルマ「アンジェ1級空士長は無事であろうか・・・・・・」
負傷したネルマは、降下した地点から少し離れ仲間が残っている戦場へ向かおうとした。
クァドラン・ネルカがいる、いつ襲撃を受けるか分からない・・・・・・・
アンジェ「ネルマ・・・・」
ネルマ「アンジェ1級空士長・・・・・御無事で・・・・・」
アンジェ「敵は逃げた・・・・私達も戦場へ戻るぞ・・・・・」
ネルマ「サ」
その直後、ネルマはアンジェと合流する。
上官が無事であった事にネルマは安堵する。
この後は友軍部隊と合流してマイクローンとの戦闘に加わる。
あの奇襲で部隊は混乱、まともに戦える者を集めてレミアと戦ったが生き残りはネルマしかいない。
このまま戦えるのだろうか・・・・・・・・・
ネルマ「1級空士長・・・・」
アンジェ「あっ・・・・・・・」
デワントン「茂人・・・・・」
桐原中尉「クァドラン・ロー・・・・」
そう思っていた矢先、桐原とデワントンと遭遇する。
戦い疲れても、これから戦いに挑もうとした矢先の出来事であった。
桐原中尉「あのクァドラン生きていたのか・・・・」
アンジェ「マイクローン、戦線を離脱したか私達を盾に・・・・・・・・・」
お互い動かず、それぞれ生き残った事を確認する。
どうする攻撃するか、しないか・・・・・
両グループは様子見をする。
桐原中尉「デワ・・」
デワントン「はい・・・・どうしたのですか?」
桐原中尉「あいつらとコンタクト・・・いや通信はできるか?」
デワントン「分かりません・・・・どうやって通信を繋げば・・・・・」
桐原中尉「そうか・・・・・・・」
ゼントラーディ語を話せるデワを使ってコンタクトを取ろうとしたが通信を繋ぐ方法があるか確認するが・・・・
無理、もっとも通信を取る手段はない・・・・・・・・
桐原はそうかと呟く、若干落胆する。
ネルマ「どうします?」
アンジェ「連中は攻撃をためらっている、さてどうするか・・・・・・・・・・・」
ネルマ「ならば攻撃しましょう・・・・・・」
アンジェ「その必要はない・・・・・・」
ネルマ「どうしてですか?」
アンジェ「もう私達には継戦能力はないからだ。」
アンジェ達は交戦する気はない。
理由はもう継戦能力がないと、アンジェが自覚したから・・・・・
唯一の補給地点も攻撃され、味方も混乱の末にやられ・・・・
噂ではマイクローン側へ寝返る部隊が続出したと・・・・・
このままもう一戦と思ったが、もう無理だと判断した・・・・・
イェル「隊長!!」
ウォルター「無事ですか?」
桐原中尉「お前ら・・・・・・」
両グループがにらみ合っている時にイェルとウォルター達が来る。
それだけじゃない、戦車部隊デストロイド部隊.他のバルキリーや地球派のゼントラーディの部隊も・・・・
この姿を見てアンジェは・・・・・・・
アンジェ「友軍部隊は・・・・・・・・・ふっもう終わったか・・・・・・」
ネルマ「1級空士長・・・・・」
アンジェ「降伏だ・・・・・・武装を解除する。」
ネルマ「しかし・・・・・・・」
アンジェ「もう第118基幹艦隊はない・・・・・・・このまま戦っても無駄だ。」
降伏を決意する。
もう戦える程の力が残っていない・・・・・・・・
そう判断した上であった・・・・・・
マネーレ「敵機から通信?・・・私はマネーレ・ロッコです。」
ゼントラーディ軍ラプラミズ直衛艦隊所属マネーレ・ロッコ3級空士長
アンジェ「私はアンジェ・・・・・・・・降伏する・・・・・・」
アンジェはラプラミズ艦隊所属の兵士マネーレに降伏すると伝える。
これにより桐原達の方面での作戦は終結するのであった。
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