マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

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第139話 終戦

2017-08-15 19:33:55 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
        【西暦2010年3月10日.アラスカ旧地球統合軍総司令本部.SDF-1マクロス前】
この日人類の歴史で一番重大な出来事が行われていた。
多くの広場には大勢の男女の統合軍将兵と地球側の男女のゼントラーディ人が集まっていた。
かつて第2次世界大戦時の日本の降伏調印式かのような姿でもあった。

アダムズ中佐「早乙女、今日の祝賀パーティに歌舞伎やってくれねぇか?」
ボブ・アダムス中佐

早乙女勝秀「無理だ歌舞伎は俺の兄だっての。」
警備班長早乙女勝秀.中佐

アダムス中佐「それは残念。」

少し警備の兵士は緩んでいるが、兵士や民衆が見守る中不穏分子が攻撃しないか監視する。
もっとも最後の最後で終戦を失敗させたくはない。
誰もがそう思っていたその時・・・・・・・・・

               シュバァァァァァァァァァァァァン

曹少尉「なんだあのミサイルは?」
警務隊.曹健一.少尉

北倉中尉「一体何があったのかしら?」
警備分隊.北倉麻耶.中尉

突然.長距離迎撃弾頭ミサイルがヨーロッパ方面に向けて発射された。
ミサイルは大西洋上で何かと衝突し大破する。
一斉に警務官が向かうが、大勢のバルキリーパイロットが制止したため首謀者は掴まなかった。
その首謀者は早瀬未沙大尉以下の複数。

桐原中尉「なんだ?」

イェル「何があったのでしょうか?」

桐原達はあんまりミサイルが射出する爆音を聞いただけであり、特にあんまり気にする事はなかった。
最終的に事実上の勧告を受け入れ第1次星間大戦は地球統合軍による辛勝と言う形で終わった。
戦争が終わったのである。

各地では大勢の統合軍将兵や国民が戦争が終わった事に歓喜した。
1年と言う短いながらも苛烈であった戦争の終わりに誰もが喜ぶ。

地球壊滅の被害を受けて統合軍は各地の生存者を数えた。

●3月30日現在.判明している地球統合圏内生存者
◆アラスカ地球統合軍総司令部
軍人 3258名
軍属 1123名
民間 560名
◆SDF-1マクロス
軍人 12623名
軍属 2342名
民間 42626名
◆衛星軌道上艦隊
軍人 559名
◆衛星都市
軍人 6756名
軍属 2723名
民間 8238名
◆月面
軍人 86238名
軍属 32089名
民間 41147名
◆北米地区
軍人 約75604名
軍属 約25156名
民間 約66569名
◆欧州地区
軍人 約45237名
軍属 約12569名
民間 約23456名
◆アフリカ地区
軍人 11309名
軍属 2397名
民間 12607名
◆日本
軍人 42123名
軍属 32236名
民間 48478名
◆東アジア
軍人 44200名
軍属 23123名
民間 21567名
◆東南アジア
軍人 23012名
軍属 12378名
民間 78623名
◆オセアニアその他島地区
軍人 34560名
軍属 26789名
民間 23589名
◆中東
軍人 12370名
軍属 23845名
民間 12059名
◆インド
軍人 12398名
軍属 4239名
民間 23074名
◆中央アジア
軍人 45898名
軍属 52690名
民間 12695名
◆南米地区
軍人 23680名
軍属 12059名
民間 47598名
◆南極エリア
軍人 125名
軍属 50名
民間 107名

約100万人以上の人員が生き残っており、もっと数えたら更に増える可能性があるらしい。
これはあくまでも旧地球統合政府圏内であり反統合圏内を含めると最終的に2億人が生きているとの事。

70億人に近づこうとしていた地球人類の人口は一気に後退し。
今までの先人達が築いてきた文明や歴史的資料は皆一瞬にして消え去ってしまった。
大勢の著名人も死んだ・・・・・・・・・・

桐原大佐「こちら桐原だ、極東方面軍司令部東京市ヶ谷.雷電隊聞こえるか?」

上杉中尉「こちら雷電隊隊長、上杉です。」
雷電隊隊長.上杉景綱.中尉

南米方面軍司令部では桐原の父.茂政が日本.東京.市ヶ谷に連絡する。
東京の極東方面軍司令部は生き残っており、雷電隊も返答する。
一体何を通信したのだろうか・・・

桐原大佐「あの御方は無事か?」

上杉中尉「無論です、全員無事です。大戦後に離脱した方々も奇跡的に生存しました。」

桐原大佐「陛下や殿下方は無事が・・・・・・・・・・」

その連絡の内容はやんごとなき御方の事であった。
上杉から無事であったと聞くと安堵する。

桐原大佐「できれば陛下には日本無き今、ゆっくりお過ごしになってもらいたいが・・・・心配だ・・・・・雷電隊・・・・警護を頼むぞ。」

上杉中尉「了解しました、我が雷電隊は命を捨てても守り通します。」

桐原大佐「そう言ってくれるとありがたい。」

雷電隊の決意を聞いて茂政は安心する。
これから地球統合政府や地球統合軍は無くなるが、日本の歴史の象徴の歴史は終わらない。
それが存続したとなると安心感がする・・・・・・

あとは・・・・・・・・

桐原大佐「馬鹿息子がデワントンと結婚するだけだな、2年間待つつもりだろうが・・・・・・・遅すぎるな・・・・早く私も孫と言うのが見たくなったな。」

一人で息子の結婚問題を心配する茂政。
戦争も終わったので死の脅威は大幅に下がるので、孫に会える可能性が高くなる。
それにしても上手く、結婚できるのだろうか?

異星人と地球人は果たして子供が産まれるのであろうか?
心配するが・・・・・・・・

桐原大佐「2年は様子見か・・・・・・そうすれば全て判明するだろう、いくらでも待ってやるさ。」

と茂政は地球人とゼントラーディ人との間に子供が産まれるかは2年様子見て考える事を決意する。
2年間あれば何か分かるのであろうと・・・・・・・・・
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