マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

最終話 新統合軍設立

2017-08-15 23:04:00 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
終戦から数日後。
SDF-1マクロスを中心とした地球統合軍とゼントラーディ軍を再統合.地球統合政府と地球統合軍は解体、改編を行った。
そして改編された組織は新統合政府.と正規軍新統合軍と呼ばれた。
廃止された地球統合軍と言う軍事組織は後に編成される地球本国軍の愛称として残っていくことになる。

統合政府の再編は急ピッチで行われ・・・
ゼントラーディ人に対する教育・・・

ゼントラーディ軍製の装備と地球統合軍製の装備の運用・・
最新兵器の開発や、宇宙艦隊の再編など様々な事が行われる。

ミリア「私の部下を始め・・・・多数の面々がマイクローン化した上で入隊してるな・・・」

マックス「ミリアの皆、全員マイクローンなんだね。」

ミリア「上官がマイクローンなら、私たちもするだそうだ。まったく私は部下に恵まれたな。」

新統合軍に入隊したゼントラーディ軍人達はマイクローン化し・・・
地球人の統合軍人達と同じような職種を希望する人が多数存在した。

中でもミリアの元部下達は全員、マイクローン化しており・・・
民間人に別れる人もいたが・・・、大部分は軍人であり・・・・
特にバルキリーパイロットを志望する人が多かった。

理由は様々だが・・・
ミリアと同じようにマイクローンになりたいと言う人が大多数だった。

デワントン「私も茂人と同じような統合軍人になるか・・・」

その中にはデワントンもいた。
デワントンは先の大戦でマイクローン化し、一応統合軍軍籍を持ってたが・・・
改めて正式に新統合軍の軍人として活躍できる事を希望した。

無論
しており茂人と同じようにバルキリーパイロットを志望して・・・

デワントン「まぁ頑張ろう、下手したら別々の部隊になるけど・・・やるようになろう、いつか茂人と同じ部隊になるかも知れない・・・」

とは言え自分の志望した通りに進むわけではない・・・
でも、運が良ければ同じ部隊に配属される機会があるから精一杯頑張ろう・・
デワントンはそう考えた・・・・

とは言え・・・・
採用担当の新統合軍の士官達はデワントンの経歴を見て・・・

南米における茂人の共闘の活躍を見て・・・

一度鍛えさせた上で、同じ部隊に配属させよう・・・
と決定させられた。

デワントン「本当ですか?ありがとうございます。・・・茂人と同じ部隊に配属される、私はなんて運がいいんだろう。」

ミリア「デワントン、いい事あったのか?」

メール「教えなさいよ、軍の採用?それともあのマイクローン?」

デワントン「嫌だなぁ、二人とも・・・・秘密だよ秘密・・・」

ミリア「なんだ?貴様勿体ぶるなぁ」

採用結果にデワントンは歓喜した。
志望通りの結果になったと通知された。

一緒にお茶を飲んでいたミリアとメールからも気になるのか・・・
激しく問い詰めるも・・・
デワントンは照れ隠しに秘密にした。

本当に最高な気分、この日のデワントンは至福に包まれた。

なお他の元ミリアの部下の面々も同じような結果になったと言う・・・

そんな中で・・・・・

桐原中尉「早瀬大尉は少佐に、一条中尉が大尉に昇進し・・・・・・・・俺は出世しないんだな。」

イェル「で・・・・・私達は・・・・・・・・」

ウォルター「SVF-64の解隊で別の部隊か・・・・隊長お世話になりました。」

桐原中尉「あぁ元気でやっていけよ!」

茂人は階級が上がらない愚痴を言いつつも、突然悲しいお知らせが来る。
部下であったイェルとウォルターがSVF-64の解隊により部下でなくなり、別々の所に配備される事になった。
別れは辛いが・・・・・・・・・・これもしょうがないと言う事になる。

なんせ軍隊だし、こんな事もあっても仕方がない・・・・
それに死んで永遠の別れではないからな・・・・

イェル「隊長も御元気で・・・・」

ウォルター「デワちゃんを大切にな。」

二人は笑顔で去り、それぞれの配属先の基地へ向かう。
これは永遠の別れではない・・・・
生きていれば、また会う機会はある・・・・

茂人は笑顔で二人が見えなくなるまで敬礼し続けた。

ウォルターは退役しメルトランの通信兵と結婚し居酒屋を経営し、イェルは結婚するがその娘が後に桐原と関与するのだが。
それは未来の別の話で語られる事になる。

メフィア「私・・・・・・・陸軍兵士になるわ。」

エリアーノ「えっ!?」

デワントン「どうして?」

メフィア「私はコマンチと言う機体が気に行ったからね、こいつを上手く使いこなして行きたいと思ったまでよ。」

メフィアがバルキリーの道を選ぶ多くのデワントンを始めとするゼントラーディ人の中で珍しく。
民間人の道を選んだイリア・ファローンや通信兵として転向したユリア・ムローンなどがいるが・・・・
まさか陸軍に行くとは思わなかった。

陸軍はこれから冷遇されるであろう組織だと言うのに・・・・
それにゼントラーディ人の故郷は宇宙なのに・・・

デワントン達は陸軍に行くメフィアを不思議がった。

デワントン「メフィア・・・他の皆は宇宙軍へ行くのよ?後悔はないの?」

メフィア「ありません、これも自分で決めた決意でありますから。」

デワントン「そう・・・・・・・」

メフィア「まだ新統合軍に入隊を申し込んでいるモーアやミツル達には申し訳ないんだけど、陸軍で頑張ると言っておいて。命令ではなく独自の意志で入る達成感を味わってみたいから。」

エリアーノ「分かったわ、別の軍に入ってもいい戦友でね。」

メフィア「もちろんよ、エリアーノ。私はあなたやモーアのようないい戦友に出会えて幸せだったわ。」

メフィアの意思は強かった・・・
自分のやりたい事を素直にやるやりたい事は絶対にやりとげたい・・・
意思の強いメフィアにデワントンとエリアーノは認めざるおえなくなったが・・・

その意思は何故か悪くないと思った。

なんたって・・・・

独自に選ぶ自由による達成感、メフィアが発した言葉は大きく強くいい感じに感じられる。
ゼントラーディ人でも独自に目標を持って行動する事ができるのだから。
デワントンやエリアーノもメフィアみたいに目標を持って行動しなくてはと、燃える。

モーア「私の存在忘れられてるような・・・」

メフィア「忘れてない忘れてない・・・・・」

エリアーノ「オセアニア勤務頑張ってね・・・」

(モーアは存在が忘れられており・・・
メフィアとエリアーノはその事に対し謝罪しました。)

そして1週間後。
マクロスシティの防空基地にて・・・・・・・・・・

桐原中尉「マクロスシティで訓練教官とはね。」

滝田英史「立派な出世じゃないか、中尉殿。」

桐原中尉「あぁ俺より若いのに先に大尉になりやがって・・・・・・」

滝田英史「しょうがねぇだろ、これも実力の差って奴かな~バリケン君。」

桐原中尉「戦場のギャンブラーめ。」

茂人はバルキリーパイロットの訓練教官として旧地球統合軍総司令部のあったマクロスシティの第1防空飛行場に
しばらく後、再建中の故郷の日本三沢基地に着任する予定。

着任した。SVF-13ブランジャーズを相変わらず率いて大尉に昇進した滝田に挑発されるが、見事に乗ってしまう。
当分デワントンとエリアーノなどのゼントラーディのメンツが基礎軍事訓練を受けるので待つ事になるのだが、ようやく
今日戻ってくるらしい。

滝田英史「でお前を惚れたメルトラン、今日来るんだってな?」

桐原中尉「あぁ・・・・・・・」

滝田英史「聞いた話ではミリアの副官の一人とか?」

桐原中尉「そうだが・・・・・・・・・・」

滝田英史「うへぇ・・・・・・・・バルキリーオタクも南米でもやるもんだな、三浦中尉に振られるが次の女か・・・・・」

桐原中尉「大きな声で言うな恥ずかしい!!」

またしてもデワントンの事でからかわれ、顔を赤くなりながら怒鳴ってしまう。
結構それを言いふらすと、かなり恥ずかしい・・・・・・
どうせならば、もっと人の少ない所にしてもらいたいのだが・・・・・・と・・・・・・

まぁ滝田の性格を考えたらからって来るのは当然かもしれんが・・・・

滝田英史「まぁまぁ減るもんじゃねぇし。」

桐原中尉「減るわ!!イメージがダウンしてしまうだろ!」

滝田英史「へいへい、おっ・・・・・・・・噂をすれば来たぜ彼女。」

桐原中尉「何?」

バルキリーパイロットになる予定の候補者たちが来る。
その中にはデワントンやエリアーノを始めとするゼントラーディ人のパイロット予定者もいる。

これからの時代を担う若き戦士と新たに仲間になるゼントランの戦士。

かつては敵同士だったが・・・
今は人類の安定と平和を守る仲間・・・
共に戦う同志である。

ミリア「私の部下達も私と同じように新統合軍に入るぞ。」

桐原中尉「入るか、でも以前と同じように一緒には・・・」

ミリア「部隊は離散するが、我々の歴史が終わるわけではない。離れ離れでも私の部隊は私の部隊のままだ。」

桐原中尉「なるほど・・・」

ミリアの部下も多数、新統合軍に入隊している。
全員はそうでもないし、軍に入っても以前と同じようにミリアの元で働けない

だが・・・

これからの時代であろうと、以前のミリアの隊の志は失わず・・・
それぞれの道で戦ってゆく・・ミリアは・・そう語った。

とは言え・・・・
何処かミリアの表情が寂しく見える・・・
苦楽を共にした仲間と離れ離れになる。

茂人はミリアの本音はかなり辛いものだろうと察した。

すると・・・・・・・・

ミリア「茂人・・・・・・デワントンを頼むぞ。」

桐原中尉「あぁ・・・・・分かっているよ。」

ミリア「デワントンは大勢の部下の中で一番私は寂しい事と辛い事をさせてしまった・・・・頼んだぞ。」

桐原中尉「分かったよ、デワントンはしっかりと支えるって。」

突然・・・ミリアから激励の言葉を言われる。
自分がマイクローンスパイになって、部下に内緒でマックスと結婚し寂し.裏切り.辛いなどと部下の中で一番苦しめて
しまった事に対する謝罪の意味で・・・・・・・・

そんな事を思っているミリアであったが、桐原はハナからそのつもりであり。
デワントンを最初からしっかり支えるつもりである。
敵同士だった時、お互いに顔を見ないで惹かれあいデワントンの命を救ったり。
デワントンから自分の欠点を指摘するなどなくてはならない存在になっていた。

そんなデワントンを守ってやりたい・・・・・・
いや一生共にいたいと・・・・・

デワントン「教官殿デワントン・フィアロ少尉以下、第1班40名到着しました。」

桐原中尉「よく来たな、これから貴様たちの力が必要だ!しっかりとよく聞いて厳しい訓練に耐えてくれ!!」

『ハッ』

デワントン達は大きな声を上げて肯定する。
これから新しい物語が始まる・・・・・・・・茂人とデワントンはお互いに思っていたのであった。

そして二人は歩きだす・・・・・

デワントン「これからもよろしくお願いします、茂人」

桐原中尉「こちらこそな、デワ」

まだ見ぬ地球人とゼントラーディ人が共存し人類が宇宙への進出する時代へと・・・・・・
これから多くの苦難が待ち受けるだろうが、二人は負ける気がしなかった。

お互いの欠点を補い、苦難に立ち向かえる気がしたからだ・・・
どんな苦難だろうと二人いれば乗り切られる。
二人はそう考えていた。

茂人とデワントンの新たな未来への夜明けは明るい!

【予告】

二ヶ月のデワントンらの訓練を終え・・・・
茂人は部下になったデワントンらを引き連れて日本三沢基地へ着任した。

予想以上の残酷な風景と・・・
地球人とゼントラーディ人の溝はかなり深かった。
茂人とデワントンは、己の任務を全うするが・・・・

二つの種族の溝から大きな問題に巻き込まれていく・・・

そんな中、かつて統合政府に破れし者達が甦ってゆく・・・

次回

第二の戦後の日本
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