マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

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第19話 翌日

2016-09-13 22:17:35 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
ラウラと大樹の出会った翌日

いつも通りラウラの日常は始まった

一睡してから不思議な感覚は治まり普段通りに過ごせそう
起床時間の5分前に起きたラウラはベッドのシーツを畳み・・・
運動服を着て、外へ出た。

朝の点呼を終えると、ラウラは訓練生と共に朝のランニングを行った

メリル「おはよう、ラウラ。いつもよりペースが落ちているぞ」

ラウラ「おはよう・・・ん?ペースが落ちている?」

メリル「後でペース確認したら分かるよ・・・・じゃっお先」

ラウラ「お.おい」

いつも通りラウラが走っていると、メリルが並走してきた。

並走してきたメリルからペースが落ちていると言われ・・・・・
ラウラはそのまま追い抜かれてしまい、メリルの後を走る形になった

ペースが落ちている・・・・・
いつもならメリルに先を越されるような事はなかった。

ラウラ「おかしい、いつもならメリルが後ろにいるはずなのに・・・・なんで」

いつもと違う異常事態にラウラは混乱してしまい・・・・
後ろを走っていた別の候補生にもどんどん抜かれてしまう

ラウラは更に混乱してしまった。

こんなの自分ではない・・・・
このような事があっていいはずがない
今起きている事を頭の中で必死に否定し
現実逃避してしまった。

カゴメ「ラウラどうしたのかしら?」

教官として一緒に走っているカゴメは
いつもと調子がおかしいラウラを心配した

運動神経は比較的にいいラウラが結構遅めで走っている

それだけじゃない、表情的にラウラらしくない
そう思ったカゴメはペースを早くしラウラに近づいた

カゴメ「ラウラ大丈夫?」

ラウラ「ありがとうカゴメ・・・・なんでないから」

カゴメ「なんでもなくないのは、無意識な嘘。何か不安事あるんでしょ」

ラウラ「無意識な嘘・・・・」

カゴメ「朝食と昼食の時に相談に乗るから話して何があったのか」

近づいてきたカゴメに大丈夫かと心配されたラウラは・・・
なんでもないと、心配させないように特に問題ないと装った

しかし

以前あったカゴメの教え子の件の事と似ており・・・・
ラウラはカゴメから不安がないのは嘘と見抜かれてしまった。

見抜かれてしまったラウラはカゴメから相談に乗ると言われので
朝食と昼食の時に正直な事を話そうと思った

朝食・・・・

ラウラ「実は昨日の夜にある男性に出会ったんですね」

カゴメ「だ・・・・・・男性、誰よ」

ラウラ「アンサーズ中隊の副隊長・・・・・吉野大樹大尉」

カゴメ「ぶっ・・・・・・よ・・・吉野大尉ですって!?」

ラウラは昨日の夜に大樹に出会った事を話した

話を聞いたカゴメは青ざめた顔をしながら、聞いていたが・・・・
大樹に出会ったと言うラウラの言葉を聞くと、大声をあげて驚いてしまった

元々カゴメは茂人と共に教官として将来的にアンサーズ中隊に配属させる為に
訓練生であるラウラを育てるために機種転換センターに勤務しており
ラウラが卒業したら元のアルタミラのオペレーターに戻る予定である

そのラウラが配属予定の副隊長である大樹に出会った

カゴメは思わず、頭を抱えてしまう

ラウラ「なんと言うか、大樹の事を考えるとなんとも言えない不思議な」

カゴメ「大樹ですって!?上官に敬語を使うラウラが、上官である吉野大尉に大樹」

ラウラ「呼んでくれって」

カゴメ「あはははは...............そう」

ラウラは大樹に対しての気持ちをカゴメに話すが・・・・・・

普段のラウラなら言わないような上官である大樹に対しての呼び捨て・・・・
更に親しい仲で呼ぶような下の名前で呼んだりと

完全にラウラは大樹に一目惚れして恋に落ちた

カゴメは更に頭を抱えてしまった

ラウラ「私は何か異常でも起こしたんですか・・・・・」

カゴメ「それは恋よ」

ラウラ「えっ!?」

カゴメ「それは恋よ、貴女.吉野大尉の事を好きになったのね」

何か異常があるのではないかと訴えたラウラだったが・・・・
カゴメはラウラが大樹に恋をしているのではないかと、伝えた

恋と言われラウラは戸惑った・・・・・・

ゼントラーディ人であるラウラは恋なんてものはしらない。
大樹の事を好きになったとカゴメは言うが意味が分からず・・・・
ますます困惑してまった。

ラウラ「意味が分からない・・・・」

カゴメ「意味が分からないっか、まぁいずれ分かると思うわよ」

ラウラ「いずれですか・・・・」

ラウラは思わず恋の意味や好きと言う事が分からないと言った

カゴメはいずれ分かると言ったが、ラウラはそのいずれが分からない
恋とはなんだ?好きと言うのはなんだ?それが解決してないし
心のもやもやが解消されていない、非常に不快な気分・・・・・・

こうして何も解決できないまま朝食を終え・・・・
そのまま授業を受ける事になった

その頃

吉野大樹「はぁ」

ロザ「どうかしたんですか?副隊長?」 
新統合宇宙軍.ロザ・べサーズ准尉

吉野大樹「ちょっとな」

第3小隊と打ち合わせしていた大樹は打ち合わせの最中に何回もため息を吐いた

隣にいたゼントラーディ人で第3小隊隊員のロザから心配される程であり
大樹の表情は何処か暗く、第3小隊の打ち合わせの進みが悪かった 
第3小隊の隊長あるエミリーが大樹に・・・・・

エミリー「もしかして恋の悩みですか?」

吉野大樹「!?バカ言え!そんなわけないだろ!!」

エミリー「本当かな〜そうには見えないけど〜」

恋の悩みですかとストレートに質問をした

エミリーからの質問に大樹は顔を赤くし、ロザら隊員はクスッと笑った
顔を赤くした大樹は怒りながら否定するが、エミリーは笑いながら煽る

これ以上煽られるのを嫌がった大樹は・・・・

吉野大樹「昨日、出かけたら喧嘩があってな・・・・・」

エミリー「喧嘩ですか?」

吉野大樹「正確には一人の女性士官が酔っ払いを止めてたんだ」

エミリー「どんな女性?」

吉野大樹「青いショートカットの女性ゼントラーディ人だよ、見た目からして勝気そうな性格の」

エミリーら第3小隊の面々に事の顛末を話した。

バーで暴れる酔っ払いを止めようとしていたラウラの事・・・・・
2人の男性兵士相手に女性一人で対峙するのは卑怯だと感じ・・・・
一人で酔っ払い兵士二人と戦おうとするラウラに加勢し・・・

その後、ラウラから食事の誘いを受けたのでのって・・・・
食事しながらいろいろ会話した事を話した

エミリー「これはこれは中々面白い話だわ」

ロザ「ホントホント、しかも酔っ払い二人相手に立ち向かうなんて同じゼントラーディ人として誇らしいわ」

大樹が話すラウラの人物像にエミリーとロザは好意的に受け止めた

特にロザはラウラと同じゼントラーディ人であり・・・・
同胞が勇敢に活躍していると聞くと自分の事のように誇らしく思った

曹涼やロバートら男性隊員らもラウラの活躍を聞いて感心しており・・・・
度胸のある勇敢な兵士と称した・・・・
話は更に進み、ラウラに関する詳細を話す・・・・・

吉野大樹「ラウラ・ベルタリア曹長、機種転換センターの訓練生・・・・勉強熱心な娘だよ」

エミリー「それでそれで?」

吉野大樹「夢も一杯で真っすぐな娘、もしうちの部隊にいたらどれほど頼もしいか・・・まぁ必ずしも来るわけではねぇけど」

エミリー「へぇ一目でそう思っちゃうんだ・・・副隊長殿は・・・・」

吉野大樹「そんな印象だったからよ、相棒としていてくれたら頼もしそうだったし」

エミリー「恋愛関係は?」

吉野大樹「・・・・・そんなわけないだろ・・・・・」

ラウラに関する事をある程度喋った大樹だったが・・・・・

二人の関係がそれだけではないと思ったエミリーは軽く追及される・・・

追及に対し大樹は第一印象的にラウラは相棒として・・・・・
部隊にいれば頼もしいといい・・・・・
特に恋愛関係ではないと、ラウラに恋をしている事を否定した

ロザなどの他の面々は納得したが・・・・
エミリーは大樹のあるしぐさを見逃さなかった

否定する前に少しだけ間が生じた・・・・

間が生じた事によりエミリーは大樹の本音を悟り・・・・

エミリー「確かにそうですね、ベルタリア曹長が我が隊に配属されたら頼もしいですね」

吉野大樹「あぁ可能であればうちに・・・・」

エミリー「副隊長の第一小隊に丁度よく空きありますからね・・・・・」

吉野大樹「・・・・言うな、下心はない」

納得したふりをして、大樹を煽る

エミリーに煽られた大樹は平静を装って下心を否定した
平静を装っていたものの本当は下心があった・・・・
上官である茂人に訓練生のラウラ・ベルタリアを引き抜けないかと進言したいが

周りから変な目で見られそうなので我慢するしかなかった

それからしばらく機種転換センター

白川提督「桐原君、元気にしているかね」

桐原少佐「提督、はい私は元気に教育しております」

白川提督「そうか、元気そうでよかった。ではエスコート頼むよ」

お昼近く、白川提督が秘書士官のメロディを引き連れ視察に来た

茂人とカゴメの二人は白川提督らを出迎えると施設内を案内し・・・
食堂で候補生と共にランチし、いろいろ会話し交流・・・
すべてのエリアを視察を終えると、会議室に入った。

会議室に入ると・・・・・

メロディ「少佐、提督が提案する今後のスケジュールです」

桐原少佐「ありがとう」

秘書士官のメロディが茂人に資料を手渡した。

資料を受け取った茂人はさっそく中身を拝見した

中身を見ると機種転換センターの候補生の実働部隊研修と書かれており
候補生を可変戦闘機部隊を実務研修させると言う内容であり・・・・・
それが終われば候補生たちは晴れて卒業し実戦部隊に配属と言うものであった

ただ茂人はある懸念があった

桐原少佐「実働部隊となると、基地防衛の防衛航宙団の部隊ですか?」

白川提督「当たり前だ、移民船団や機動艦隊の部隊に研修出す事はない」

桐原少佐「なるほど、ただ・・・・実働部隊となると戦闘が起きる可能性があります。それに関しては・・・・」

白川提督「どの道、やる運命だ。研修でもきっちりやってもらう」

実戦部隊の研修における戦闘の懸念・・・・・

つまりまだ卒業してない候補生を最前線に出す事を意味する研修では・・・
戦死したり、よくて負傷する可能性があった。

茂人的にも正直、乗り気ではない危なすぎる・・・・・
もし戦死するような事態があれば、折角ここまで育てた意味がない・・・
と考えていた・・・・・

そんな茂人の気持ちを余所に白川提督はどの道やってもらう事だと言った。

卒業すれば実戦部隊に配属され、戦死傷はありえる話・・・
新兵だろうと機種転換の候補生だろうと無差別にやってもらう

と白川提督は考えていた・・・・・

桐原少佐「本気ですか?」

白川提督「私は本気だよ、彼ら彼女らにも軍人としての覚悟はあるだろうし。桐原くん、賛同してくれるね?」

桐原少佐「センター長はこの件を承知しているのですか?」

白川提督「ギンヌメールくん」

メロディ「既に先刻、センター長の了承を得ました。各教官は今日の夜、候補生一同には明日告示される予定です」

茂人は白川提督の考えに反発したが・・・・
白川提督は軍人としての覚悟と茂人に言い・・・・
渋々、納得せざる終えなかった・・・・

更に白川提督は機種転換センターのセンター長にも根回しをしており
今日の夜に茂人やカゴメ以外の教官、明日にはラウラたち訓練生に告示される予定・・

カゴメ「流石は提督根回しは早いですね。」

白川提督「候補生には立派な可変戦闘機パイロットになってもらう、私が手配したラウラ・ベルタリア曹長は特にな。」

桐原少佐「なるほど、まったく相変わらず無茶苦茶な提督だな」

今回の研修でラウラを一気に可変戦闘機パイロットとして使えるようにし・・・・
茂人率いるアンサーズ中隊に配属できる即戦力になってもらう。
そうした理由で白川提督は機種転換センターの候補生の実働部隊研修を考案した

白川提督の考えを知った茂人は無茶苦茶だと、呆れてしまうが・・・
ラウラに現場の味を知ってもらうべく、実働部隊研修に賛同した

そして翌日
実働部隊研修告示の時がやってきた

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