マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

異空の遭遇戦 後編 過酷な戦場

2019-07-08 00:44:14 | マクロス短編
BGM


西暦2044年の世界情勢は緊迫化していた。

星間国家同士の紛争に新統合政府が巻き込まれたり、戦線布告してきたりと・・・・
世界各地で紛争が多発していた。

元々の脅威は反統合同盟勢力やゼントラーディ軍などであるが・・・
星間国家を発見すると統合政府と合わない国家があり、緊張状態か紛争に繋がるケースがあった。
無論すべての国家はそうではなく・・・・・
統合政府を中心にした統合連邦と言う枠組みに入る国家もある。

とは言え

人類は形は違えど統合政府が成立する前の地球の国際情勢に戻ってしまい・・・
終わりが見えない戦争へ踏み込み混んでいった。

シュバンシュバン

「よし敵陣地にダメージを与えたな!」

「大隊長・・・・シェルバン軍可変戦闘機接近!」

「何!?」

「見ろ!ヴァリアブル・ボマーまでいる!」

「シェルターへ待避だ!いや何処でもいい待避だ!!」

中でも第2次シェルバン大戦は泥沼かつ苛烈な戦いであった。
新統合政府とそれに与する星間国家とシェルバン共和国とそれに与する国家は・・・
領土問題で紛糾、度重なる不満が重なりついに戦争の火蓋を切る。

開戦から1年以上、戦いの終わりは見えない・・・

戦争が終わらない、終わってもまた戦争が起きる・・・・
人間こそが戦争の源なり・・・・・人間が生きている限り・・・・
戦争は永遠に終わる事はない・・・・

それに気がつかないまま人類は武器を取る。

己自身の正義のために・・・・・

【資料.歴史学者ウィルトニー・バートン】

OP(読む前に必聴)


苛烈な戦いが行われている頃。
マクロス7船団ではアロー号が惑星エデンに戻ろうとしていた。
エデンに戻り、いろんな新型に関する仕事をしなくてはならない。

準備を終えたアロー号はマックス達に盛大に見送られて惑星エデンへ向かった。

それからしばらく・・・艦長室にて・・・

マックス「彼らは無事だろうか?」

バートン「やけに心配してますね。」
新統合宇宙軍ジョージ・バートン大佐

マックス「心配するさ、今の情勢は不安定だからな。」

マックスはアロー号の心配をする。

護衛の駆逐艦がいるとは言え、艦載戦力は・・・・・
VF-17とVF-22のみ、明らかに戦力が不足している。

反統合勢力に襲われる危険性が高い・・・

それに・・・・

マックス「紛争以外に関する心配事は沢山ある、アブラハム・ド・バセロン大佐の件と最近マクロス5から6にて確認される・・・」

バートン「未確認飛行物体ですな。」

マックス「うむ・・・偵察飛行を行うVF-14に酷似した飛行物体、何か起こる可能性がありマクロス5とマクロス6そして我々マクロス7は警戒している。そして今、これが来た!」

バートン「承認書、早いですね。VF-19の時はこんなに早くないですし。」

マックス「上も脅威を認識しているのだろう、近いうちに何か災いでも起きるだろう・・・」

未確認飛行物体の脅威

最近、マクロス7などでは未確認飛行物体が確認されている。
その未確認飛行物体は偵察飛行をしているようであり・・・・
艦載機が近づけば、その場から去る事が多かった。

マックス「アロー号の艦長には知らせたが、正直不安だな。」

バートン「駆逐艦や空母を待機させますか?」

マックス「当然だ!大佐、手配してくれたまえ」

バートン「はっ」

何かの不安を感じたマックスはバートン大佐に・・・・
いつでも救援に行けるように空母を中心とした艦隊の編成を命令した。

念には念を・・・・・

マックスはそう考えながら、眼鏡を外しアロー号の安全を祈った。

【惑星マシューズから3光年先のアロー号】

アロー号は・・・・
サザーランド級護衛駆逐艦マドラスとモンテレーの2隻に守られながらエデンに向かっていた。
フォールド断層やメガロード10が入植した惑星マシューズがあるが・・・・
直帰でエデンに帰る事を目的としていた為、アロー号はそれを気にしないで進む。

アリーナ「シェルバンとの戦争激しいなぁ、地上戦が1999年以前のようだよ。」

カリーナ「まるでガルフ・ウォー(湾岸戦争)のようだよ、おじいちゃんやおばあちゃんが言ってた地獄みたいだ。」

アリーナ「それより酷いかも、1年以上も戦争よ。統合軍もかなり部隊出しているけど、膠着状態・・・前のシェルバン大戦と同じそれ以上の地獄よ。」

カリーナとアリーナはニュースを見ていた。
第2次シェルバン大戦の銃撃戦・・・・・・市街地戦であり・・・・
新統合軍とその同盟軍とシェルバン軍とその同盟軍の歩兵が撃ち合い・・・・

歩兵が戦う奥ではバトルロイド形態のVF-11サンダーボルトが・・・・・
バトルロイド形態のシェルバン軍のSVF-11エンキドゥに押し込まれ建物が崩落する。

二人は息を飲みながらニュースを映像を見る

アリーナ「お姉ちゃん、これが終わったら原隊復帰でしょ。まさか最前線に?」

カリーナ「まさか、私はマクロスオリンピア船団配属の内定決まってんの。」

アリーナ「あぁ良かった、最前線じゃなくて。」

ニュースを見たアリーナはカリーナにこの仕事が終わって最前線に行くかを聞くと・・・・
カリーナはマクロス・オリンピア船団に配属すると答える。

マクロス・オリンピア船団とは移民船団の一つであり・・・
オリンピア船団に創設されるVF-22編隊の隊長としてカリーナが内定していた。
その為か、カリーナは最前線に行く事はない。

それを聞いたアリーナは安堵し、姉カリーナの両手を握り喜ぶ。
カリーナもアリーナから心配してくれた事に喜び笑顔を浮かべるが・・・

直後、最悪な報告がアロー号に飛び込んでくる。

「艦長、ゴーストより謎の飛行物体確認との報告」

サイアム「なんだと?」
ゼネラル・ギャラクシー.サイアム・コーソン

「数は数十機います。」

サイアム「回避できるか?」

「コース回避しても、ぶつかります。」

アロー号から出撃したゴーストが謎の飛行編隊を確認したと言う報告文を出した。
数十機のVF-14バンパイアに酷似した機体であり・・・・IFFにも反応してない。

特殊部隊なのか?

サイアムは一瞬考えたが、特殊部隊にしては数が多すぎる。

既に護衛艦からVF-5000Aスターミラージュが展開し、不測の事態に備えているが・・・・
数は圧倒的に少なく不利である。

そこで・・・・・・

サイアム「オブザーバーとしてマクロス7船団に常駐しているグレゴリー・ハンソン少佐に代わりカリーナ・バセット中尉に出撃要請。」

「艦長、いいのですか?」

サイアム「いいもなにも、彼女は軍人だ!エースパイロットだ、今は議論している余裕はない。数が多いならYVF-22で出させろ!」

唯一アロー号にいる軍人であるカリーナに出撃を要請した。

グレゴリー・ハンソン少佐と言う予備役パイロットの軍人がおり・・・・・・・
非常時にカリーナと共に出撃し、部隊指揮官として活動する筈であったが・・・・・
マクロス7船団のVF-22導入の為のオブザーバーとして常駐しており今はいない。

他にも軍人はいるが、パイロットではなく・・・・・
カリーナより階級の低い人しかいない。

サイアムはカリーナにYVF-22を乗せて敵を迎撃する事を決める。

カリーナ「敵ね・・・・・・出来れば会いたくなかったけど・・・・」

アリーナ「弱気なんだね、お姉ちゃん。」

カリーナ「弱いじゃなくて本音、面倒事が起きない方が軍人や民間人にとって幸せなの。まぁ面倒事に備えるのが、軍人だけどさ。」

カリーナはYVF-22のコックピットに乗り込み、アリーナと会話する。
今回の未確認飛行物体の搭乗はカリーナからすれば面倒事であり、起きて欲しくなかった。

輸送艦の護衛なんて、そう簡単に出来るもんじゃない。

簡単じゃない護衛に敵がやってくるのは正直面倒事・・・・
予備役の軍人でゼネラル・ギャラクシー社員のアリーナには分からないが・・・・
実戦をなんども経験したカリーナに分かる。

護衛仕切れず、死傷者を出してしまう罪悪感を・・・・

カリーナ「出るわよ!」

出撃したカリーナは護衛艦から出撃したVF-5000スターミラージュと編隊を組み・・・・・
接近してくる未確認飛行編隊との接敵し、敵か味方かの確認をする。

IFFに反応しない未確認飛行物体・・・・・

何か違和感と未確認飛行物体からの威圧感がある。
嫌な予感する・・・・カリーナは考えるうちにある結論に至る。

カリーナ「まさか・・・・未確認(アンノン)ではなく未確認敵(アンノンエネミー)!?散開(ブレイク)!!」

未確認飛行物体は敵・・・・

カリーナは未確認飛行物体を敵と認識し戦闘態勢に入った。
直ぐ様編隊を崩し、散開・・・・

案の定・・・・・敵であり、ミサイルが飛んでくる。

カリーナ「懐に飛び込むわよ!気をつけて!」

「分かって・・・・あっ」

カリーナ「くっならば・・・・」

初弾で僚機1機が落とされてしまい・・・
カリーナは物凄く危機感を感じるが、常に戦いの戦術を考えており・・・
恐怖に飲み込まれていなかった。

ただ敵が来たのだと思えばいい・・・・

未確認飛行物体のミサイル攻撃に対し・・・・
ナンバリングを駆使し頭部レーザー砲と腕部レーザー砲を駆使して迎撃・・・・

艦隊に迫るミサイルには強風に翻弄される落ち葉のような動きで迎撃。
全ミサイルの迎撃成功させる。

カリーナ「ロングレンジ攻撃が無理だと分かり、詰めてきたな。」

今の迎撃を見て敵は詰めてきており、4機編成小隊が5つに分かれる。

詰めてきているので、カリーナらは未確認飛行物体の姿を視認する。
VF-14のシルエットで間違いないが、全くの別物。
そう確認したカリーナは操縦桿を強く握り、物凄いスピードを出す。

ファイターで編隊に急接近し、バトロイドに変形しガンポッドや頭部と腕部のレーザー砲を駆使し・・・
未確認飛行物体を5機編隊小隊中、4機を撃墜した。

カリーナの動きに驚いた未確認飛行物体は退避コースに乗るが・・・・
VF-5000編隊の攻撃を受け更に3機損失。
態勢を建て直すのか、編隊は撤退した。

この撤退に安堵する一同だが・・・・・
カリーナは・・・・

カリーナ「母艦がいる・・・・・大きいな。」

敵の母艦がいると、確信した。

母艦がいれば再度の攻撃がある。
そうなれば、相手は自分たちの物資と精神を磨り減らし殲滅するだろう。
カリーナは兵士として敵の考え方を洞察した。

その後、艦内へ戻り・・・・
マクロス7船団や近くにあるマシューズ自治軍への救援をするべきと進言した。
無論サイアムは既に行っており・・・・・
マクロス7から空母艦隊、マシューズ自治軍は10隻の軌道艦隊を向かわせたと言う。

しかし

辿り着くのにマクロス7船団40時間、マシューズ軍42時間と・・
そう簡単に来てくれるわけではなかった。

一方で・・・・

デイビット「凄いな君の姉さんは・・・・BCIシステムとマッチしている。」

アリーナ「はい、ありがとうございます。」

ロナルド「本当にそうだよ、バセット君。・しかし・・・BDIシステムがないとは言え、凄いなVF-22は・・・まるで異空の支配者かのような性能の持ち主だ!」
ゼネラル・ギャラクシー.ロナルド・フェラー

アリーナら技術陣達は興奮していた。
カリーナが本気の見せた戦いとBCIシステムのシンクロは技術陣が欲しいデータになった。

まるで異空の支配者・・・・・
自分達はとんでもないバルキリーを作った・・・
技術陣からすれば興奮しない方がおかしい状態になっていた。

一方のカリーナは・・・・

カリーナ「次に出撃したら、敵が諦めるまで戦闘は続くだろうし。プロペラントと弾の補給は艦外でやるしかないわ」

アリーナ「えっなんで?」

カリーナ「多分、連中、戦術を変える可能性が高いわ。ゆっくり休めるのが最後だと思うの・・・・」

この後の展開を予測し、補給作業を艦の外で行って欲しいと言った。

理由は敵が戦術を変更し、しつこく攻撃してくるから・・・・
補給作業中に艦内にいて、銃撃を食らったら確実にやられる。

カリーナはそう感じており・・・・
いつでも出れるように艦外で補給するようにアリーナに要請した。
アリーナは何の事か理解は出来なかったが、とりあえず了承した。

BGM

「ぐぎゃぁぁぁぁ」

カリーナ「くっ損害が増えている、連中・・・やはり戦術を・・・・」

次の戦いが始まった。

未確認飛行物体の編隊は陽動部隊と別働隊の二つに分け攻撃を仕掛けてきた。
カリーナはYVF-22の性能を生かしてカバーしたが・・・・・・

旧型のVF-5000で編成された護衛部隊の艦載機はことごとくやられた。

ズガァァァァン

「護衛艦モンテレー、ブリッジとエンジンが被弾。航行が不能です。」

サイアム「なんとしても耐えきれ!敵が撤退後、モンテレーの乗員を救助する。」

被害が出たのは艦載機だけではない艦隊に被害が出始め・・・・
護衛艦モンテレーが沈黙、撃沈は免れたが艦としての機能を損失。

次々と脱出する内火艇が出てくる。
それでも敵は攻撃を緩めない。

ファイター形態でどんどん迫り、アロー号を攻撃され被弾。
幸いにも損傷軽微で済んだ。

「艦長、マドラスより入電。我、アローの盾になる。なんとしてもプラネットエデンに向かわれたし。との事。」

サイアム「マドラスめ、何を・・・・」

護衛艦マドラスは敵が来る予測エリアに前進、被弾したアローをカバーした。
攻撃はマドラスに集中し、奮戦しつつ迎撃に成功するが・・・・
エンジン被弾、航行不能になり艦としての機能が半分損失・・・・

抵抗続けるが・・・・段々と抵抗の力を失い・・・・
艦が完全にダウンする前に内火艇で脱出する。

その後、カリーナとアロー号は孤立無援で奮戦するも・・・
マイクロミサイルとガンポッドを3時間で撃ち尽くす・・・
固定のレーザー砲やピンイントバリアによる格闘戦を行うが・・・・

疲労により集中力が欠けはじめ、正確な攻撃がしにくくなる。

カリーナ「何機だろう、何機・・・・・」

戦闘は過酷極まる結果になった。
何度も敵は撤退、そして攻撃を繰り返す・・・・・
カリーナは多分百機は撃墜した、大した相手ではないが・・・・
正直、数による攻撃はきつい・・・

それでも戦い続け・・・・・
そして時間は30時間が経過した・・・・時点で事件が起きる

「班長、バセット中尉が失神しかけてます。キャノピー強制解放します。」

アリーナ「やって!医療班も呼んで!」

カリーナが失神しかけ、自力でキャノピーを開けられなくなった。
なんせ寝ないで戦い続け、休憩は30時間のうち僅か1時間未満。
ブラック企業が可愛く見える程、過酷な戦闘を強いられている。

整備班などの他のクルーも疲弊しているが、交代がいる分まだいい。
カリーナには交代要員はいない。

孤立無援なのだ!

「敵が来るぞ!どうする?」

アリーナ「私が戦います。」

「なんだと?バセット班長、お姉さんと違って、正規兵では・・・・・」

アリーナ「私は予備役軍人の資格あります、なんとか・・・」

そんな状況下で・・・・・
アリーナは姉と同じタイプの予備のパイロットスーツに着替え
格納庫に待機中のVF-17に乗り込む。
整備班の面々は驚いてたが・・・・・
アリーナの表情は真剣で次第に納得するパイロットも増えてきた。

アリーナ「姉の分、しっかり働く覚悟しろ!下郎共!」

出撃したアリーナは強かった。
姉と同様母がかつて乗ってたクァドラン・ローのようにバトロイドで戦う。
鬼神のような働きに未確認飛行物体の編隊は驚き・・・・

アロー号を攻撃出来ないまま撤退した。

カリーナ「うっ・・・・アリーナは?」

「班長は出撃しました。大活躍で敵を撃退したしたよ!」

カリーナ「出撃・・・・・・くっ・・・・あの娘の手を血で染めてしまった。」

「中尉?」

なんとか意識を回復させたカリーナ・・・・
妹のアリーナの居場所を衛生士に確認するが・・・・

衛生士から出撃したと聞かされ、聞いた途端涙を流し妹を出撃させ・・・

相手の血を浴びさせてしまった事を後悔した。

民間企業に就職し、決して敵の血で己の手を汚す事はないと思っていた。
いや危険な目や妹の人生の経歴に汚点を残したくないと思っていた。

だが

汚してしまった。
カリーナは悔しさのあまりに涙を流し、己の無力さに怒りを・・・ぶつけるなど・・・・
自己嫌悪に陥った。

デイビット「バセット中尉の精神とYVF-22は限界だな。」

泣いているカリーナの姿を、YVFー22を見てきたデイビットが見ており・・・・
カリーナとYVF-22が限界だと悟った。

その場から去ったデイビットはある事を考え付き、ブリッジへ向かった。

ED

【惑星マシューズ.ニューシドニーシティー.マシューズ自治軍司令部】

BGM

新統合政府マシューズ自治軍司令部
直轄の宇宙基地QX2が受信したアロー号の救難信号を確認し・・・・・
ニューシドニーシティー軍港と宇宙基地から・・・・
ウィリス・キャラハン准将が座乗するウラガ級ヘレナを旗艦とし・・・・

僚艦
◆グァンタナモ級宇宙空母
モントピリア
デンバー
◆ノーザンプトン級ステルスフリゲート  
チャールズ・オースバーン
ダイソン
スタンリー
クラクストン
ナガナミ
ウミギリ
スペンス
サッチャー
コンヴァース
フート
アキシオ
ヤマサメ
で構成された救援艦隊を出撃・・・・
中間地点に・・・・

◆グァンタナモ級宇宙空母
ペンサコーラ
◆ノーザンプトン級ステルスフリゲート
ハヤサメ
ナツサメ
アンダーソン
ラッセル
オースチン
ヒューズ

が待機しており、衛星グラーダでは宇宙警備艦隊と・・・・
VF-12で編成された2個飛行隊32機を待機させる命令を出した。

「未確認飛行物体と艦隊、厄介ですね。」

「下手すれば、我が惑星にも災いが来るからな。未確認飛行物体の国家には我が軍の力を見せねば・・・・」

マシューズ司令部が大規模部隊を展開させたのは・・・・
未確認飛行物体とその母体の敵艦隊の来襲による警戒・・・・

惑星周辺でマクロス5やマクロス6・・・・・・マクロス7が未確認飛行物体が確認されている。
もしかすると我が惑星に来襲するかもしれない・・・・
自治政府大統領や司令官は危機感を感じていた。

「20光年先こ惑星マダットの部隊のなどに連絡しますか?」

「連絡しておけ、あそこは統合軍以外の軍隊も駐留している。下手に襲われ、被害受けたら国際問題だ!」

未確認飛行物体の襲来はマクロス7船団などの移民船団のみならず・・・・
近隣の惑星も警戒感を強めていた。

監察軍なのか?ゼントラーディ軍なのか?
未知なる星間国家なのか?別のなにかなのか?
正体の分からぬ敵に・・・・・・・

距離の近いマシューズ司令部の幕僚らは頭を悩ませていた。

ミューズ「未知なる敵ね・・・・・・・パパやママ、フレアが心配になってきた。」
新統合宇宙軍ミューズ・ジーナス中尉

マシューズ軍の一人のマックスとミリアの娘ミューズは・・・・
空母ヘレナ艦内で、司令官の演説を聞いて家族を心配した。

未知なる敵の存在・・・・一般兵士からすれば親戚を心配する者もいる。
そんな兵士達の悩みが可愛いくらい苦しんでいる方々がいる。
今はそんな事は誰も知らない・・・・

【次回】

護衛艦や護衛部隊もなく、過酷な戦いを強いられるカリーナらアロー号の面々。
絶対に手を血に染めさせたくなかった妹の出撃、その後悔がカリーナを襲う・・・
クルーらはカリーナは限界を感じていると悟り、そろそろ死ぬのではないかと心配する。

そんな中、デイビットはある秘策を思いつき提案する。

次回 異空の遭遇戦 ボドルオプション
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