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マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

南鳥島基地 

2019-03-10 04:12:38 | マクロス短編
【西暦2013年.1月4日.極東・太平洋軍管区.南鳥島.新統合軍基地】
旧日本国の小笠原諸島に属していた南鳥島。
第一次星間大戦では砲撃に飲まれず、戦災による被害は軽微であり・・・
戦前の面影を残す、貴重な島である。

現在は滑走路が延長し、可変戦闘機部隊を展開したり。
沖合に洋上プラントを作り・・・・・

南鳥島気象隊員や整備局員を含め423名が駐屯している。
陸軍も展開しており、基地には数機だがデストロイド部隊が展開している。

南鳥島ははっきり言って田舎の警察署のような感じがしており・・・・
特徴らしいものがないのが現状である・・・・・・

チェヨン「であるから、我々の任務は気象台の防衛が第一であり・・・少数の人数で防衛に徹しなければならない。」
新統合陸軍.キム・チェヨン軍曹

新統合陸軍の21歳になる若き女性軍人キム・チェヨン軍曹もその南鳥島を守る一人だ。
約半年後にはアグレッサー部隊に転属する予定だが、現時点では島を守る1兵士に過ぎない。

チェヨンはK-2を背中に抱えながら、朝礼の司会の当番をこなす。

結構この朝礼はいろいろと面倒であり・・・
自分の当番にならないように祈る事が多い・・・・

無論であるが、チェヨンもその一人であり・・・・

きちんと声を張って喋っているが、内心は心がたがたである。

とは言え朝礼は必須事項であり・・・・
中断するわけにもいかない・・・
無論軍隊なので拒否権なんてものは最初から存在していない・・・・・

チェヨン「なので~(緊張して噛みそうだよ)」

緊張しても噛んでしまいそうになっても・・・・・

拒否権がないので最後までやり通さなきゃいけない・・・・
それが新統合軍の軍人に課せられたチェヨンの役目である。

それからしばらくして・・・・・

「キム軍曹・・・ご苦労様です。」

チェヨン「正直、司会は願い下げです。」

「そう言わないでください、皆思っている事ですから。」

チェヨンによる本日の朝礼が終わる・・・・

司会が終わるとほっとする・・・・・肩の荷がごっと落ちるかのように・・・・

なんたって・・・・・日系.ラテン系.アフリカ系.ゼントラーディ系.アジア系などの様々な人種の男女の兵士の目線がまっすぐだから。
無論・・・・同じ韓国系の兵士もいるけど・・・・緊張するものには変わりはない・・・・・・・

「キム軍曹・・・・硫黄島基地経由の厚木基地の補給品の納入の護衛、室井軍曹と頼むよ。」

チェヨン「ハッ」

緊張解除されたのもつかの間、次の仕事がある。
それは補給品の納入である・・・・

自給するための設備は南鳥島や洋上プラントにあるが・・・・
足りない物資がある・・・

同じ極東・太平洋軍の厚木基地や、オセアニア軍から補給物資が届き・・・・・

納入したら補給物資の洋上倉庫へ運ぶ際の護衛をする。

補給物資が届いたら、トラックでLCACが待機している地点まで向かい・・・・・
そのままLCACに乗り組んで洋上プラントへ向かう。
到着したら収納格納庫に入り、物資を降ろす・・・・・

そんな作業の繰り返しである。

室井沙羅「疲れるわねこの警備業務、暇な業務とは言えいつ敵に襲われるか・・・・」
新統合陸軍.室井沙羅.軍曹

チェヨン「確かにそうですね、反統合同盟残党の潜水艦が最近活動しているらしいので・・・・」

室井沙羅「潜水艦は怖いわ~まるでハイエナみたい。」

警備しなんとなくLCACに乗り込み気楽そうな作業だが・・・そうではない・・・・
反統合同盟のアクラ級などが地下の潜水艦ドックにて前の第1次星間大戦を生き残っており・・・・・
定期的に輸送機を襲撃したり、小規模船舶にハラスメントアタックをするなど・・・・

いらいらしそうな攻撃を繰り返していた。

無論、LCACもその対象であり・・・・・
襲撃して物資を破壊したり奪い取るケースがある・・・・・・・・・

いくら警備行動が暇な業務でも気を抜いたら死に直結する・・・・
決して気を抜いたりできない・・・・

チェヨン「ずっと海を眺めながら銃を構えているけど・・・・怖いわ・・・・」

常にチェヨンら統合軍歩兵隊員の海を見る気持ちは中から化け物が出てくるような恐怖に包まれており・・・
数分後に敵に襲われるかもしれない可能性があるので安心できない・・・・・

そんな状況下の中でようやく物資の搬入作業完了・・・・

チェヨンらはそのままLCACにて南鳥島基地へ帰った。

【食堂】

食堂・・・・・兵士たちの娯楽を提供する場である。
兵士の娯楽は食事であり、美味い飯は外す事ができない・・・・

自給施設で作った食材や近くの海で取れた養殖施設の魚・・・・

そして各方面軍から取り入れた食材を使って料理している。

チェヨン「~♪」

この日はチェヨンの好きなタットリタンがメニューとしてあり・・・・・
チェヨンの機嫌はかなりいい。

他にもいろんな地域の料理がありかなり大盛である。

エレン「今日も大盛だね。」
新統合海軍.観測員.エレン・ラムゼイ.曹長

チェヨン「その分体力使うから妥当な量だと思うけど?」

シャーリー「確かに使うけど、女の子らしくもっとカロリー気にしたら?」
新統合宇宙軍シャーリー・・ロシュフィル少尉

結構体力を使う軍の仕事もあってか、ついつい量を大盛にする事もしばしば・・・・
チェヨンは自分の好きな量があれば、配食の兵士に大盛を注文する・・・・

大盛が全品に及んでしまう事があり・・・・
同僚たちはチェヨンの健康を考え心配してしまう・・・
このままで太りすぎてしまうと・・・・

と言っても結構この現場はカロリーを消費する・・・・・・

神経を尖らせなきゃいけないし、見えざる潜入工作員に対処しなくてはならない。

なので食べられる時は食べておこうがチェヨンの方針・・・・らしい・・・・

チェヨン「はぁ午後は一人で巡回か・・・・」

ヘルメットを被り、K-2を構えながら巡回に入るチェヨン。
巡回は重要な任務であり・・・・

工作員として潜入した敵に対する警戒し、もし異常があれば・・・・
出来る限り損害を低下させる作戦行動に入る。
無論、巡回で重要警戒施設を警備している兵士4名の指揮官に異常がないかを確認する事も・・・・

南鳥島を警備する上で重要な任務である。

チェヨン「お疲れ様です、弾薬庫周辺に異常はありませんか?」

「特に異常はありません。」

チェヨン「了解です。」

お互いのICカードを確認し本物かどうか確かめ、異常がないかを調べる。
稀に警備兵を殺害して工作員が入り込んでなりすますケースがあり・・・・・・
こうでもしないと、警備上に不安が出る。

ただICカードを確かめあうだけではなく、検査装置から相手の顔にレーザーが出て顔認証する事もする。

【離島定期便】

南鳥島などの離島には定期便がある。

それが先ほどのチェヨンが警備していた補給物資を運ぶ手段である。
厚木基地から離陸した新統合軍輸送部隊と百里基地や横田基地から出撃したVF-1編隊が合流し・・・・・
目的地に向けて移動する。

アクラ級改や旧反統合同盟残党地域からSv-51などが飛来し襲撃してくる。

新統合軍参謀本部は輸送機1機には2個小隊の護衛が派遣される事が義務付けをし・・・・
反統合同盟残党の飛行隊から身を守る体制を整えている。

「ようやく陸にたどりつけますね。」

「油断するなよ、安心しきった時が一番安全じゃないんだ!とりあえず、降りるぞ。」

統合軍の輸送機は南鳥島の飛行場へ着陸をする。
護衛の機体は輸送機が最後まで安全であるかを把握してから着陸する。

どんな時でも最後の安心による油断から危険を守るには最後まで警戒を解かない事である。

警戒を解いてしまえば、かなり厳しい代償を味わう結果になってしまう。

チェヨン「お疲れ様です、キム・チェヨン軍曹であります。補給品でありますか?」

「そうだ、領収のサインを求めるよ。」

チェヨン「はい分かりました。」

降りてしまえば、次は補給物資の護衛に当たる警備兵達に不安を分け与え・・・・
再び、自分が所属していた基地に帰る・・・・・・・

【南鳥島防空飛行隊】

南鳥島基地にはつい最近だが、防空飛行小隊が2個設置された。
基地の防衛をかなり強化させるには可変戦闘機の力が必要だと・・・・

南鳥島基地を管轄する日本列島にある極東・太平洋軍司令部が決めた方針であった。

硫黄島基地などの航空基地の設置できるだけの広さのある拠点には当たり前のように配備している。

基地飛行隊の目的とは、基地周辺地域の索敵など様々な要因が存在する。

別の目的であれば、極東・太平洋軍.環太平洋軍.オセアニア軍のを結ぶ中間地点である意味合いもあった。

「おっ定期便の到着か、今度はオセアニア地域なのか・・・・・」

スクランブル室ではパイロットが定期便がどこから来るのか確認していた。
日本からなのか、パラオなのからなのか、オセアニアからなのか・・・・・

なぜ飛行隊のパイロットがそんな事を話しているのかと言うと・・・・

食事関連であり・・・・

輸送機が来た方向によって・・・・
今日のご飯いやこの1週間の食事の料理内容が変わるからである。
緊急内容のない兵士からすればいい暇つぶしである。

イージス巡洋艦コンゴウ

【イージス巡洋艦コンゴウ】

第1次星間大戦を生き抜いた幸運艦コンゴウ。
この艦は現在、東京シティの横須賀軍港に停泊している。

まだまだ1線級に活躍しやすいとの事で・・・・
近代化改修を行い日本近海の防衛を担っているのであった。

「艦長、横須賀基地まであと少しです。」

「よし対潜警戒現にせよ!」

「ハッ了解しました。」

偵察が終わると別の艦へ交代する際に、母港へ帰る模様・・・・

後は修理を行い、問題箇所がないか点検される。
これは当たり前の事であり、当たり前な事・・・・・

ただ今回、戻るだけではなく・・・

新たに近代化改修も行う予定である。

近代化改修によって巡洋艦コンゴウを新たなステージへと昇格させるのである。

とはいえコンゴウだけ改修するのではない、前大戦を生き残った艦船たちも改修予定であり・・・・・
戦後再生産されたアドバンスド・アーレイ級に負けないような能力をつける予定である。

とは言え宇宙軍が優遇されているので、かなりの時間を要する事になるが・・・・

洋上艦隊の存在は惑星防衛に必須であり・・・・・
反統合同盟残党対峙には大きな抑止力になるのでかなり効果が高い。

「巡洋艦コンゴウ、第2号ドックに入り改修作業に入ります。」

「そこのタグボート退避しろ!!」

横須賀についた巡洋艦コンゴウは第2ドックに入り改修作業に入った。
これから新たなステージに昇進するため、コンゴウは当分の間眠りにつく・・・・・

コンゴウに追加されるのは、対潜能力の効果など様々な物を搭載する予定との事・・・・・
これからコンゴウがどのようにして進化していくのか?

その物語は後に別の機会にて語られるであろう。
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ガルドのとある悩み/カリーナ・バセット中尉

2019-03-10 00:29:49 | マクロス短編
ニューエドワーズ基地でスーパーノヴァ計画が進められている頃・・・・

ゼントラーディ系や旧反統合系の技術者が勤務するゼネラル・ギャラクシー本社では・・・・・
YF-21の輸送の準備に取り掛かっていた。

複数の様々なYF-21の試作機が送られる予定であり・・・・・
その中の優秀な反応のでる機体を中心に試験が行われる。
無論、今回は負けられない勝負・・・・

なんせ次期主力可変戦闘機開発・・・・
それに今回負けたら二連続ライバル企業新星インダストリー社に負ける結果になる。

ゼネラル・ギャラクシーの幹部らはそう思っていた。

ガルド「ほう中々いいOSだな。」
ゼネラル・ギャラクシー開発チーム主任.ガルド・ゴア・ボーマン

「今回、YF-21が次期主力可変戦闘機に決定された場合に使われるOSです。これさえあればどんなパイロットでも乗れやすくなりますよ。」

ガルド「ほうほう心がけはいいな、と言ってもまだ時期は早いのでは?」

「うっ・・・・・・・言われてみれば・・・・・・・確かに・・・・・・」

このYF-21の開発の最前線にいるのは・・・・
地球人とゼントラーディ人のハーフの男性であるガルド・ゴア・ボーマンである。
今回の試験に熱心に力を入れており・・・・

1号機から3号機まであるYF-21のうち・・・・・
2号機のテストパイロットに決定している。

ガルド「ふぅ仕事が終わったな。」

仕事が終わるとガルドは自分の自宅に帰る・・・・・
と言っても、このまま帰るのは忍びない・・・

少し本社の近くにあるバーに立ち寄るとしよう。

ガルドは帰る前に近くのバーに立ち寄った。
何かが物足りない気がして。

「いらっしゃいませ。」

ガルド「とりあえず、バーボンの水割りを・・・・」

「かしこまりました。」

いつもこのバーを訪れるとバーボンの水割りを頼む。
こうする事でゼントラーディ人の血による攻撃的衝動を抑える事ができる。

後は仕事のストレスも発散する事ができ・・・・

ガルドからすれば天国のような場所であった。

ここにいれば悪いことが皆吹き飛ぶような気がする。

ただ・・・・・

ガルド「しかし、なぜ誰も俺と一緒に酒を飲みに誘わないのだろうか?」

ゼネラル・ギャラクシーに入社して一度も誰もお酒に誘われた経験がない。
一体なんでだろうか?

それが気になってしょうがない。

一体なぜ酒に誘ってくれないのか?

ガルドは他の社員から食事に誘われる事はあるのだが・・・・
なぜお酒は誘われないのか・・・・・・・・・・

ガルド「まぁいい今は酒で仕事の疲れを癒す事に専念しよう。」

毎日そう思うが、常に酒で仕事の癒す事を最優先にし気にしないようにする。
と言っても毎日同じような事を思ってしまうのだが・・・・・・

それはあえて突っ込むだけ無駄である。

そんなある日・・・・

ガルド「皆で酒を飲むぞ、俺が奢ってやるついてこい!!いよいよ惑星エデン入りになる。」

ガルドがYF-21開発スタッフに惑星エデンへ向かう前の出陣式の宴の飲み会をしようと誘った。
今回、ガルドは皆と飲みたくてかなり張り切っている様子であり・・・・・
まるで少年の日の純粋な目をしていた。

今日はたくさん飲んで惑星エデン.ニューエドワーズ基地におけるスーパーノヴァ計画のコンペに勝とう・・・・
新星インダストリーに今度こそ勝利する。

その前に景気よく思う存分に飲もうとガルドは考えていた。

「普通の食事にしましょうよ。」

「酒にするといろいろとまずいですし。」

ガルド「ん!?」

一方の開発チームの面々は酒を飲む事に反対し食事のみにしましょうと訴える。
この時ガルドは何か違和感を覚える。

とてつもない違和感が・・・・・・

いや確実に違和感が今目の前、この時起きている。

ガルド「なぜ酒を外すんだ!!酒は食事を美味しくする絶好な調味料級の品だぞ!!」

ガルドは必死になって酒を飲む良さを訴える。

しかし

開発チームの面々は逆に不安そうな顔に見る。
この展開はますますやばいんじゃないのか?

ガルドもだんだんと不安になってくる。

そんな厳しい状況の中で開発チームの中で声を上げた。

「主任は酒が入ると暴れるのか不安なんですよ。」

「そうそう、プロジェクト前なのに暴れたらすべてYF-21開発が水の泡になりますよ。」

ガルド「なんだと!?」

ガルドと酒を飲まない理由・・・・
それはガルドが酒によって暴れるのではないかと言う不安・・・・・

その不安のせいでガルドが暴れ乱闘騒ぎから警察沙汰・・・・

警察沙汰になった事が公になり、プロジェクトスーパーノヴァが台無しになってしまう可能性が出てくる。

開発チームの面々はその可能性からガルドと一緒に酒を飲みたくないと思っていたようである。

ガルド「そんなバカな、俺は酒飲んでも暴れないしむしろその気を抑える。」

「例えそうでも少しでもリスクがあると不安になるんですよ、その事を考えてください。」

ガルドは誤解を解こうとするも逆効果でさらに拒否られる。
いろいろと説得した結果、最終的に酒は含まない事になり・・・・・
食事会の後、ガルドはいつものバーへ向かう事になった。

ガルド「どうして俺の人生はこうも報われるような事がないのか・・・・」

バーで思いっきり愚痴を吐いた。

だが・・・・・ガルドの悩みはまだそんなもんでは終わっていなかった。

更に掘り下げるとガルドの悩みはまだそんな程度では終わってなかった。

それはガルドが新入社員時代の事・・・・・・・

ガルド「このたびゼネラル・ギャラクシーの社員になりましたガルド・ゴア・ボーマンです」

ガルドは新入社員のあいさつでかなりの好印象を持つ自己紹介をした。
男性陣から人気があったが、女性陣からあんまりいい反応がされていない。

一体何があったのだろうか・・・・

不思議そうに女性社員の方を見る。

ガルド「やぁファリーナ先輩。」

「どうもガルド君。じゃっ・・・・」

ガルド「・・・・・」

なんでか・・・・ミリア・ファリーナと同姓のメルトランの先輩が急ぎ足で走る。
まるで避けられているかのように・・・・・・・・

振り返れば振り返るほど・・・・・・

ガルドの嫌な思い出を思い出した。

ガルド「くっ・・・・どうして俺の人生はそこまで幸せな結果にはならないのか・・・・」

この不遇続きにガルドは嘆く。

その後、ガルドはスーパーノヴァ計画に参加し・・・・・
かつての幼馴染イサムとミュンと再会する・・・・・

当初は対立するも、最終的に和解へ至るも・・・・・・・・

ゴーストX9の出現に伴う殿を務め壮絶な相打ちを遂げる・・・・・・

YF-21はコスト面と整備の難しさから失格になり・・・・
次期主力戦闘機の座を確保するのである・・・

【第2部カリーナ・バセット】
カリーナ・バセット。
地球人とゼントラーディ人女性メルトランのハーフである。

成人すると新統合宇宙軍に入隊しVF-1RA飛行隊やVF-11飛行隊などを経験し・・・
ロイ・フォッカー章とチタニウム章を獲得している。
そうした経験もあり、新たな兵器の開発試験の参加資格を有する事になる。

カリーナ「これがVF-22シュトゥルムフォーゲルⅡか、ドイツのメッサーシュミットMe262に連なるパペットネームか。」
新統合宇宙軍カリーナ・バセット中尉

「中々いい機体でしょ中尉。」

カリーナ「かなりいいわ、名機と言っていいほどよ。」

カリーナは初めてVF-22に触れる機会に恵まれた。
一般隊員向けの機体であるが、カリーナが満足するだけの要素がいろいろとあった。
操縦性、バトロイドによる機動性・・・・・

まるで母が乗っていたクァドラン・ローのような感覚がする。

事実、VF-22はクァドラン・ローの要素をふんだんに取り入れている。

カリーナ「でもこれが量産機にならないのは残念ね。」

「競合機であるVF-19エクスカリバーの方がコスト面に優れていますので、でも特殊部隊やエースパイロット用の機体としてはこのシュトゥルムフォーゲルⅡの方が優秀ですよ。」

カリーナと一緒にいるゼネラル・ギャラクシー社員はVF-22を自信満々に優秀な機体だと言う。
既に新統合宇宙軍総司令本部月面アポロ基地ではムーンシューターズと言う部隊が・・・・・
VF-17とVF-22と言う編成で編成されており、かなり優秀な成績を収めているらしい。

この事もあってか、ゼネラル・ギャラクシー社はかなり興奮状態に陥っていた。

それにマクロス7船団などのプレゼン訪問も決定している。

カリーナ「しかし、ミリア・ファリーナ・ジーナス予備役大佐がいるマクロス7船団にこのVF-22をプレゼンするとは・・・・・正直私のような平均的な女性士官がやっていいのか・・・恐縮しちゃうなぁ。」

「バセット中尉が優秀で品位のある女性であると軍司令部が認めている証拠ですよ、胸を張ってください。」

カリーナ「そう言われると更に恐縮しちゃうよ、困ったなぁ。」

カリーナ自身はVF-22を優秀な機体だと認めているが・・・・
憧れのミリア・ファリーナ・ジーナスがいるマクロス7船団にプレゼン訪問するのはかなりやっていいのか疑問に思う。

なんせエースのミリアはメルトランのエースで一番有名になった人物で・・・・・・

同じように並ぶ著名人の中では一番有名な人物だ。

そんな人物がいるような移民船団にプレゼン訪問するのはなんか申し訳ないような気がする・・・・・・

胸を張れと言われるも・・・・
恐縮しちゃうもんはしてしまう。

カリーナ「こんな時は食べるしかないわね。」

恐縮するカリーナはPXでいろんな食べ物を買って食べる。
カリーナは結構いろいろと大食いをする性格であるが、なぜか太るような事がなかった。

ゼントラーディ人が故か、カロリーの効率力消費されている影響もあるが・・・・

尋常でもない程食べる・・・・・・

それは置いて置いて・・・・・

カリーナ「にしてもVF-22のプレゼンでマクロス7船団に行くのだから、どうミリア予備役大佐に挨拶したらいいんだろう・・・・・緊張しちゃうなぁ。」

マクロス7船団行きとなればミリアに会える可能性がある。
その際はどんな対応すればいいのか、緊張して分からなくなる・・・・・

どう挨拶すれば・・・・・・・・・

カリーナは頭を抱えながら必死に考える・・・・・・

しかし

結局どう挨拶すればいいのか分からないままそのままマクロス7船団へ向かう事になる。

ちなみにだが、マクロス7船団へ行く際のVF-22がミリアのパーソナルカラーである・・・・
レッドカラーであった事に対し、カリーナは仰天したと言う。

ミリア本人の前で真っ赤なVF-22を披露する事になる・・・・
それはミリアを怒らせる事を意味し・・・・
無断に全身赤の機体を使うんじゃないわよと、言われる事を想像しおびえたようだ。


別の話になるが、ミリアに披露したが別に起こる案件で放ったようだ。

そのままマクロス7船団へ向かったカリーナだが・・・・・
のちに重大な歴史に関わるある勢力の一部と戦う羽目になってしまう・・・・・

この時誰もそうなる事を予測してなかった。
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