マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。最近の政治的問題や最近の出来事も更新します。

超時空要塞マクロス ムーン・ベース 登場兵器・用語 (監修 新統合軍地球本国軍広報)

2018-11-01 21:58:53 | マクロス短編
用語
新統合軍
地球統合軍残存部隊とゼントラーディ軍.ブリタイ.ラプラミズ艦隊の同盟軍と恭順したゼントラーディ軍を統合した新統合政府指揮下の正規軍である。

設立した当初は地球を始め、太陽系の統合軍施設の警備や治安維持を任務とされていたが・・・
2012年に移民活動が始まると、移民船団の護衛と植民惑星の防衛任務が追加された。

地球を始め太陽系に展開する統合軍は地球本国軍(地球統合軍)と言われ・・・・
移民船団の部隊は移民船団護衛軍と植民惑星は自治防衛軍と言われている。
統合軍は統合軍正規部隊のみならず、国交を結んだ非地球国家の軍も含まれており。

2060年と2067年に独立戦争を起こしたウィンダミア軍もその一つであった。
地球至上主義派・ラクテンスと、地方分権主義派・ビンディランスが激突した2050年の政変で・・・・
地球からの中央集権体制から、移民船団・植民惑星による自治政治が始まり・・・

独立行動を取る者が出始め、将来的に新統合政府と新統合軍は分裂すると言われている。

更に練度は辺境に行くほど劣化していき、PMCにどんどんいい人材が引き抜かれるなど・・・・
もはや頼りない存在になるが、地球本国軍は最新鋭装備に優秀な人材がいるので安心してくれ。

ストンウェル・ベルコム社
VF-1バルキリーなどを開発した企業。
堅実で安定した設計を行う、ストンウェル・ベルコム社は、統合軍参謀本部から信頼を寄せられている。
戦後も生き残っており、VF-4を開発を進める事になるが・・・・・
VF-4ロールアウトした2012年に新中州重工航空部門と合併。
新星インダストリー社として新たなスタートを切る。

月面方面軍
月面アポロ基地に司令部を置いた、統合宇宙軍部隊でありその中枢的存在。
陸海空軍と海兵隊と同じ場所に司令部を置くことに反発した宇宙軍は、月面アポロ基地に司令部を置き半独立的な行動を取り。
地球アラスカの総司令部からの指示を受けて動く事が多かった。

第1次星間大戦で地球の総攻撃から難を逃れ・・・・
月面がほぼ無傷であった事から統合軍内部で宇宙軍閥の発言力が拡大。
宇宙軍のブルーノ・J・グローバル准将が総司令官並びに新統合政府大統領になったため更に力を得る事になる。
2050年の政変でも傍観し、地方分権体制には自然の流れで従っている。

総司令部のあるアポロ基地にはメガロード級の建造施設があり、最終兵器グランド・キャノンが唯一可動している。

ルナリアン
月面に住む人々が自称した、新たな地球人。
人口の割合では日系人が多く、別名・ルナジャパンと言われている。
中には独立派と呼ばれる集団がおり、しばしば治安維持部隊と衝突している。

ゼントラーディ軍とゼントラーディ人
ゼントラーディ軍は基幹艦隊を主な所属部隊とした、10mサイズの巨人族である。
プロトカルチャーが開発した人型生物兵器であり、両陣営において運用されていたが・・・・
プロトデビルンに洗脳された個体とプロトカルチャーによる監察軍が出来て・・・・
両陣営同族と知らないまま永遠に殺しあった。

戦後判明した事だが、太陽系はゼントラーディ軍が優勢であり。
SDF-1マクロスは撤退する監察軍から脱落した者である事が判明されている。

男性はゼントラン、女性はメルトランと言われ・・・・
それぞれ決められた所属部隊に別れ行動している。

ゼントラーディ人は我々地球人サイズになるマイクローン化になる事ができ。
マイクローン装置は、戦後のゼントラーディ人の帰化に大きく貢献した。

ただ・・・・

ゼントラーディ人は前述のように、人型生物兵器であり・・・・
顔の特徴は固定化されており、ドッペルゲンガーの如く同じ人間が多数存在する。
その理由はクローン技術による製造とも言われており、それを裏付ける証拠はかなりある。

一部のゼントラーディ人は破壊的衝動に襲われ、薬に頼る人はかなりいる。

はぐれゼントラーディ
ボドル基幹艦隊崩壊後、別の基幹艦隊に合流できなかったゼントラーディ軍部隊。
新統合軍総司令部はこのようなゼントラーディ軍部隊を叛逆部隊に指名し討伐の対象とした。
はぐれゼントラーディ軍問題は、別の基幹艦隊襲来時に撃退しても数が増え・・・・

今後も悩まされる事は間違いないだろう。


登場メカニック
◆新統合軍
VF-1バルキリー
地球統合軍が正式な可変戦闘機で最初に量産し配備した、三段階に変形できる主力兵器。
先行量産試作機VF-0フェニックスのデータを元に、VF-X-1を経て。
2008年11月にロールアウトし、続々と量産化され。
1号機はロイ・フォッカー少佐(戦死昇進.大佐)が受領する。

しかし

生産コストは1機だけで陸軍機であるデストロイド一個部隊を編成出来る程であり。
統合戦争を生き抜いたドラゴンⅡなど最新鋭戦闘機やF-15などの旧型戦闘機があり。
そこから機種転換しようにも、三段階の変形機能に慣れないパイロットが多く。

SDF-1マクロスに配備するまでに、その他可変機含め数百機程度であり。
地球上や宇宙をカバーするには不足していた状態である。

正式に量産が進んだのが戦後であり・・・
数々のエースによる戦術や巨人であるゼントラーディ人に対しては有効。

超長距離の移民活動や宇宙戦争前提の戦闘により宇宙軍が増強され。
ゼントラーディの工業技術により、大幅にコストダウンに成功。

これによりVF-1バルキリーは統合軍の主力戦闘機の座を奪い取った。
汎用性が良く、長きに渡り活動し。

後に緊張緩和策としてEX型が開発され。
新統合軍やケイオスに配備される。

VF-X-4プロトサイレーン
VF-1バルキリーの後継機として開発された可変試作機。
VF-X-3と次期主力可変戦闘機の座を争っていたが・・・・
開発者であるクリス・J・タカトク大佐と共にゼントラーディ軍の攻撃を受け全滅。
独自にデータを受け取り、 メデューサの愛称で開発されたVF-3スター・クルセイダーがパイロットを失う事故になり中止。

殆ど被害の無かった本機が次期主力可変戦闘機の候補になる。

アポロ基地外縁部にあるアッベクレーター基地で開発が行われ。
メガロード01出港時までにVF-4ライトニングⅢとしてロールアウトしている。
初期型は可変機能がなく可変戦闘機と言う、実質戦闘機である。

ライトニングⅢの愛称はアローやサイレーンの愛称があり。

後に追加されたA型後期型などのバトロイド付きはアロー
可変機能前提でスッキリした体型のバトロイドを持つJ型はサイレーンとも呼ばれる。
が暗黙の了解なので、非公式である。

VA-3インベーダー
地球統合軍と新統合軍が運用した可変攻撃機で、攻撃機としては3種類目となる。
高度なFCSと豊富な弾薬量を持ち、VA-1とVA-2を上回る完成された可変攻撃機として評価されており。
ARMD級空母の艦載機部隊や、海軍にも配備要請が出るなど人気機体であり。
少数ではあるが、SDF-1マクロスに配備され裏方として活躍した。

低空や低速での安定感は強く、装甲の強度の高さから軍から信頼のある機体になり。
いろいろと後継機が開発されるが、2050年代までVB-171が実戦配備まで現役で活躍している。

一部がブラックマーケットに流れ密漁団に運用される事例が報告されている。

LDR-04マーベリック
遠距離攻撃型のデストロイドで、新統合軍と地球統合軍の陸軍.空軍.海兵隊.宇宙軍の4軍にて運用される。
安価な生産力と豊富な火力により、敵地制圧戦や対迎撃戦での運用ができるなど汎用性が高く。
地球各地のみならず、月面方面軍にかなりの数のマーベリックが配備される。

SDF-1マクロスに配備された機体はダイダロスに少数配備されていたのと、艦内で生産された物の両者が運用されている。
と言ってもモンスター.スパルタン.ディフェンダー.トマホーク.ファランクスなどの多数のデストロイドが配備されており。
生産ラインが少なく、歴史の影に隠れたと言う。

MBR-08マサムネ
地球統合軍・新統合軍の陸軍と宇宙軍で運用されたデストロイド。
デストロイドの中では完全な人型であり、バトロイドの技術を応用したバトルロイドに近い兵器と言われている。
バトルロイドよりも生産性が安価で、製造しやすく。
治安維持の任務や、基地防衛任務におけるゲート付近の歩哨。
と多岐に渡る任務に対応が可能である。

デストロイド・トマホークの上部ユニットと交換が可能である。

SF-3AランサーⅡ
地球統合軍・新統合軍の宇宙軍で運用された主力宇宙戦闘機、SF-1やSF-2の問題点を改善しながら開発された。
2連装ビーム砲とコックピットとエンジンを取り付けているシンプルな構造で安価な生産性もあって大量に配備されるが・・・・
友軍とはぐれて漂流する欠点があり、コールドスリープ機能が取り付けられている。

VFなどの可変機が本格的に配備されると、次第に姿を消していくことになる。

QF-3000ゴースト
地球統合軍・新統合軍の宇宙軍により運用された無人戦闘機。
当初はコストの高く人命コストのかかる可変戦闘機を露払いの兵器にし、ゴーストなどの無人機を主力機にしようとしていた。

だが

当初の期待されていたAIの性能が達していない事が判明し、主力機になるに値しない事が判明。
結局、可変機と立場は逆転し露払い専門兵器になることを強いられる事になり。
以後ゴーストシリーズは、永遠に露払いの兵器になる以外活躍することはなかった。

オーベルト級宇宙駆逐艦
地球統合軍・新統合軍の宇宙軍初期の主力艦艇。
SDF-1マクロスの熱核反応エンジンを搭載し、巡航用エンジンとロケットブースターを備え。
耐久性には優れてないが、機動力が高く生産もしやすい事もあり主力艦艇として大量生産される。
第1次星間大戦ではARMD-01と02の護衛を務め、ボドル基幹艦隊戦の時の防衛線を展開すると言った活躍するが・・・・
就役した艦の大部分を損失する被害を被る。

戦後、残存した艦と共に新たな統合宇宙艦隊を作るため大量生産され。
2030年代まで活躍する事になる。

生産した年代によって装備が異なる。

ARMD級宇宙空母
地球統合軍と新統合軍の宇宙軍初期の宇宙航宙母艦。
静止軌道に展開していた浮きドックであったが、宇宙艦隊を編成するために航宙母艦に改造され。
プロトタイプであるARMD-0ヴァリウスにより、実用性が実証されると・・・・
どんどん建造されるようになり、1番艦H・Jニーヴンと2番艦インヴィンシブルはマクロスに接続し航空設備にする計画される。
2隻は無事に建造され、3番艦エンタープライズから8番艦のミッドウェーまで建造が決定されマクロスの進宙式に合わせ・・・
接続ポイントに向かうべく、アポロ基地から出撃するが・・・第1次星間大戦が勃発し1番艦が撃沈され2番艦は大破する。

その後、ボドル基幹艦隊決戦までにミッドウェーまで就役し統合宇宙軍の戦力として配備され。
8番艦以降の同型艦も建造されるが、ボドル基幹艦隊決戦時でコンステレーションとミッドウェーそしてヴァリアスを除き壊滅する。

戦後の宇宙軍再編時に大量に建造され、宇宙艦隊に配備。
SDF-1マクロスの改修時に2隻が接続されシンボル的扱いになる。
余剰艦は多くの親統合政府国家にレンドリースされ、ウラガ級などの後継空母が出ると退役し予備艦かレンドリースかの余生を過ごし。
ジャンク屋の母艦として扱われる事になる。

基地防衛哨戒艇
地球統合軍・新統合軍の宇宙軍の基地周辺の警護を目的とされた小型艦。
〇〇級と言われる艦名はつけられておらず、哨戒艇〇〇号と呼ばれる。

ミサイルや機関砲が装備されているが、大した戦力ではなくいるだけの存在である。

◆ゼントラーディ軍
リガード
ゼントラーディ軍で主力兵器として運用されている戦闘ポッド。
工業衛星から絶え間なく生産され、最前線に途切れる事なく配備されている。
単純な構造であるが、故障発生による廃棄がなく可動性が高い。

しかし

操縦性が悪く、乗りたくないゼントラーディ兵が多く脱出装置もない事から悪評が目立つ。
特に大型ミサイル搭載型は止まっている的に近いため拒否するパイロットが大勢いるという。
第1次星間大戦ではSDF-1マクロスにおける戦闘の記録に置いて、出てこない方が珍しいほど投入され。
多くのマクロス所属のパイロット達が苦しめられ、戦後においてゼントラーディ人海兵部隊所属の機体として運用され・・・・
はぐれゼントランの所属機と激しく戦うが・・・

やはり人気がないらしく、マイクローン化すれば可変機などの地球製の兵器に触れられるので・・・・
2050年代までかなりの数の統合軍所属のリガードの運用率が低下した。

シュルケル・ガー
ゼントラーディ軍パワードスーツ。
ヌージャデル・ガーより性能が高く、火力も高く強力な機体であるが。
癖のある機体であり、ヌージャデル・ガーのパイロットの中でエースと呼ばれるゼントラーディ兵に受領され。
最前線でたまに見る程度に活躍する。

第1次星間大戦後も新統合軍のゼントラーディ兵海兵隊により少数が運用されており。
一部の機体は貴重性から博物館に展示されている。

ヌージャデル・ガー
歩兵に防弾性と機動性・運動性を求め開発されたバトルスーツ。
ヌージャデル・シリーズの中で最終作で、生産性や運用性からメジャーな機体であり。
一部ではメルトランにおける運用が確認されている。
疲労度もないことから、リガード運用の兵士から憧れの的である。

操縦桿を握るタイプと神経を直接つなぐタイプがあり、2031年公開の映画で後者が有名になる。

クァドラン・ロー
ゼントラーディ人女性メルトランの兵士により運用されたバトルスーツ。
かなりの機動性があり、耐G能力に優れたエースパイロットになった空士タイプのメルトランしか運用できず。
機動性の高さはAVFシリーズに匹敵すると言われ、マクロスとの戦闘で失った数は僅か5機程度である。
非常に高価な機体であり、1個部隊を編成するには30基程度であるが・・・・・
直衛艦隊におけるクァドラン部隊の数はごくわずかである。

戦後、新統合軍の海兵部隊により運用され。
男性でも運用できるθやノナが開発されている。

クァドラン・ノナ
空士以下のメルトランにより運用された、クァドランシリーズの簡易量産型。
生産数が多く、3級空士長1名でも4機のクァドラン・ノナを運用する事が出来る。
製造され1年間の間でエース級の成績を出せたら、クァドラン・ローの運用が出来ると言われ。
製造され間もない頃のミリア達もクァドラン・ノナに乗り戦っていた。

ジナール
ゼントラーディ軍の標準的な装備で、男女の部隊ともに配備されている空戦ポッド。
バルキリーと比べると大型機であるも、そこまで特別に強いわけではなく容易に撃墜は可能である。
リガードと並ぶ最弱兵器とも言われ、メルトランの部隊では最弱兵が乗る兵器と馬鹿にされている。

重攻撃機
ゼントラーディ軍の艦載機で、艦砲を搭載している機動兵器。
対艦戦闘を主な任務としており、耐久性が高く80mと巨大である。
かなり驚異的な戦闘力があり、現在においても一番警戒しなくてはならない兵器である。

スヴァール・サラン級
ゼントラーディ軍標準戦艦、大きさは2000mでありSDF-1マクロスより大型である。
蜂の巣にして、敵の逃げ場を奪う攻撃方法がメインであり。
大艦巨砲主義的なSDF-1マクロスと違い、細かい攻撃で連続して攻撃できるなど対照的である。

新統合軍でも残存艦や拿捕艦が運用されたり、工業衛星を利用し新規に運用しているが。
主に配備されているのが海兵隊部隊である。
コメント

超時空要塞マクロス ムーン・ベース 前編

2018-11-01 19:35:32 | マクロス短編


はこさんに星村和也とモーア描いてもらいました。
感激です♪

ありがとうございました。

【登場キャラクター】
新統合軍
一条輝:野島健児
『スカル中隊隊長.現在VF-X-4のテストパイロットとして月に出向した。』

マクシミリアン・ジーナス:速水奨
『一条輝の戦友、任務には復帰しており入院しているミリアのお見舞いに行っている。』

ミリア・ファリーナ・ジーナス:竹田えり
『マックスの妻、元エースのミリアと恐れられたメルトラン。現在入院中。』

モーア・カリダム:日高のり子
『新統合宇宙軍オセアニア方面軍可変戦闘機パイロットのメルトラン、元ミリアの部下。』

スタンリー・ヒューマン:豊永利行
『新統合海兵隊オセアニア方面軍可変戦闘機パイロット』

星村和也:増田俊樹
『新統合宇宙軍高官星村謙三提督の息子で、可変戦闘機パイロット』

カール・インメルマン:内田雄馬
『和也の部下でマックス・インメルマンの縁戚であるドイツ系エース、ハヤテの祖父。小隊の中では最年長』

葛西信之:内山昂輝
『和也の部下の一人、技術屋志望だったが可変戦闘機パイロット不足のため配属された。』

ダグラス・オックス:小野坂昌也
『スカル中隊所属の可変戦闘機パイロット、輝と共に月に上がる。』

来生元春:矢尾一樹
『開発実験部隊の一員、かつてボドルザー戦に参戦していた。』

ギャスバル・イゴール:有本欽隆
『新統合宇宙軍参謀長、新統合宇宙軍総司令官。』

星村謙三:乃村健次
『新統合宇宙軍幹部で次期宇宙軍司令官候補、和也の父親』

ルナ・ウェドナー:安野希世乃
『アッベクレーター基地管制室でVF-X-4開発計画のオペレートをする女性士官、アマリの先輩』

アマリ・ヒューマリン:鈴木みのり
『新統合宇宙軍アッベクレーター基地管制室でVF-X-4開発計画のオペレートをする女性士官。』

新統合軍ゼントラーディ海兵隊
ラウラ・ベルタリア:内田真礼
『新統合軍海兵隊に所属するメルトラン、元キヨラ隊のエース』

メフィリア・ラリアス:伊瀬茉莉也
『新統合軍海兵隊に所属するメルトラン、ゼントラーディ軍時代からのラウラの戦友』

アンジェミラ・ランケス:水瀬いのり
『新統合軍海兵隊に所属するメルトラン、ゼントラーディ軍時代からのラウラの戦友』

ゼントラーディ軍
ゲラン・シュッビリト:杉田智和
『第110分岐艦隊第3空間機甲師団師団長、残存部隊を率いている』

ザグレブ・ジールド:鈴木達央
『ゲランの副官を務める人物、主にゲランの暴走を諌める役割がある。』

ミューレ・アルミューラ:佐倉綾音
『ラルマミール直衛艦隊に所属していたメルトラン、各直衛艦隊残党のまとめ役』

本編
西暦2010年3月、初の星間戦争である第1次星間大戦が終わった。
地球は焼け野原となり、両軍は戦闘続行不可能と言う形で終わる。

それから少しして地球統合政府はゼントラーディ人を吸収し。
新統合政府と新統合軍を設立。
着実に復興への道を進み始めた。

だが

地球文化に馴染めないゼントラーディ人による暴走が発生。
ゼントラーディ人に反感を持つ地球人が対立する最悪な事態が発生。
そんな中のトラブルで、マクシミリアン・ジーナスの妻ミリアがビルの下敷きになり。
生死を彷徨う事件が起きた。

その事件から数日後・・・・・
一条輝がミリアが入院している軍病院を訪ねる所から物語が始まる。

                     【地球.北米大陸.アラスカ.マクロスシティ.統合軍軍病院】
ここは統合軍軍病院、まだ建造数は一つしかないが・・・・
戦争で負傷した兵士を大勢収容する事が出来る大きさであり、軍人のみならず大勢の民間人も通院していた。

一条輝「よっマックス、ミリア。」

マックス「中尉。」

ミリア「よく来たな。」

この日輝は山盛りのフルーツを持ってミリアの病室に入室した。
ケルカリアの撤去の失敗でミサイルが乱射し、ビルが破壊されてしまい。
ミリアは下敷きになってしまったが、見る限り大丈夫なようで輝は安堵した。

流石はゼントラーディ人、体は頑丈だと。

マックス「今回はただお見舞いにきただけではありませんね。」

一条輝「まぁな、今回月面アポロ基地に新型機の試験クルー並びに月面の連中にゼントラーディ人戦を教えに出向するから一目と。」

ミリア「新型機?なんだそれは?」

一条輝「新しい兵器の事だよ、ゼントラーディ人にとっては聞き慣れないか。」

ミリア「まぁな、にしても新しい兵器か。バルキリーには驚いたが、その新兵器も乗ってみたいな。」

マックス「とりあえず、怪我治してからと。お腹にいる子供が産まれてからね。」

今回、輝がミリアのお見舞いに来たのは月面基地出向前の挨拶のため。
ミンメイは地球横断ツアーがあって不在、未沙は臨時総司令部が忙しく会う機会がない。

そんな中で、残存した統合宇宙軍総司令部で新型機とゼントラーディ戦に慣れてない。
アポロ基地やクラビウス基地のバルキリーパイロットに教練しなくてはならない。
当分、地球から離れるからとマックスとミリアに一声かける事にした。

マックス「後で新型機の事詳しく教えてください。」

一条輝「機密情報以外な、お土産を買ってきてやるからな。」

ミリア「楽しみにしているぞ、新型機とやらの情報早く知りたい。」

一条輝「そんなに慌てなくても近いうちに教えるさ。」

輝はそう言った後、明日に備えて基地近くの官舎に戻る事にした。
出発は明日であり、しかも朝早く。
それに大気圏離脱、過酷だ。

一条輝「さぁて寝るか、明日は長いし疲れたとるぞ。」

今日は官舎に戻ってゆっくり休む。

そうじゃないと、過酷な大気圏離脱に耐えられない。

輝はバイクに乗り基地の方へ帰って行った。

その翌日。

「一条大尉、出発は8:00にて行います。しばらく時間があるので、少し休んでください。」

一条輝「ありがとう、お言葉に甘えるよ。ダグラスお前も休んでおけ。」

ダグラス「ハッ、了解しました。」

一条輝「ふぅ、にしてもオセアニアから補欠要員とはね。まぁいるだけいいか。」

輝は部下であるダグラス・オックスを連れ、バルキリー用マスドライバー施設に来ていた。
既に輝のVF-1SとダグラスのVF-1Aが装着されておりいつでも出撃しそうな状態である。

それだけではなく、オセアニアエリアから2機のバルキリーもマスドライバーに装着されている。
彼らの目的は輝達のバックアップ、補欠要員である。
聞いた話によれば一人はゼントラーディ人、一人は地球人だと。

正直、そこまで必要はないだろうと思っていた輝だったが。
もしもの場合に備えてそれもありかと、考え。

その人達と交流することになったら、積極的に話そうと思った。

「これが私が一度被弾させ、一度対峙した機体か。まさか相棒とは・・・・」

一条輝「誰だ?・・・・・ゼントラーディ人?」

そう思っている輝の前に緑色のボブカットの小柄な女性が呟く声が聞こえる。
その声に反応した輝は振り返り、緑色のボブカットの女性の方を見る。

緑色の髪は地球人上の人間にはいない、彼女はゼントラーディ人。
まさか、オセアニアから来た人なのだろうか?
それに一度被弾し対峙したとは・・・・・・・・・・・・・・

モーア「あっごめん、勝手に大尉の機体を見たりして。」

一条輝「いいよ、間近で見てないし。例え間近でも、気にしないから。それより・・・・・おたくは?」

モーア「私はモーア・カリダム、オセアニアから来たわ。よろしく。」

一条輝「よろしく。」

輝からの視線に気がついたのか緑色のボブカットのゼントラーディ人は振り返り。
勝手に大尉の機体を丁寧に謝った・・・・・・

第一印象は真面目で礼儀の正しい娘だと思った。
名前はモーア・カリダムといい、オセアニアから来た補欠要員だと。
まさか補欠要員のゼントラーディ人が女とは驚きだった。

一条輝「階級から見て少尉なんだね。」

モーア「はい、この前准尉から昇進しました。」

一条輝「はは、ミリアと同じ階級なんだね。」

モーア「ミリア!!」

一条輝「おわっ、なんだいきなり大声出して!!」

階級章を見てモーアの階級を少尉だと分かり、輝がミリアと同じ階級だと呟くと。
モーアがいきなり、大きな声でミリアの名前を呼び輝を驚かす。

-ミリアの知り合いなのか?

輝はそう思うがゼントラーディ人なら、エースのミリアを知って当然かと言う認識を持つ。
だが、この直後にモーアから輝も驚くような事実を言う。

モーア「ごめんなさい、私が元ミリア・ファリーナ1級空士長の部下だったもので。」

一条輝「おたくがミリアの部下だって!?・・・・・思い出した、孤立した基地に向かう救難隊を命令なしに援護したミリアの部下か?」

モーア「そうです、ティレノール閣下に散々しかられましたけど。」

ミリアの部下。
モーアはミリアの部下だった。

確かに雰囲気からしてミリアの部下と言う感じがする。
だけど、同じ女のゼントラーディ人とは言えモーアの方が明るく。
無邪気さを感じる。

一条輝「さっきから気になったけど、ミリアの部下なら先輩を攻撃し致命傷を負わせ、宇宙に上がった後に俺と対峙したのは?」

モーア「私になるね、それを聞いて私の事を憎くなった?」

一条輝「別に、おたくを憎んだ所で先輩が帰ってくるわけじゃないし。先輩だって、おたくの仲間を殺しているし戦争だからしかたがないよ。」

モーア「そう言ってくれるとありがたいわ.....最初は殺してやるとか言いそうで身を構えてたんだけど。優しいのね?」

一条輝「別にそんな事はないよ。」

輝はモーアがミリアの部下であることと、先程の言葉から。
先輩.ロイ・フォッカーを殺したのか?哨戒任務中に襲撃してきたのかと聞き。
モーアはそれを肯定する。

とは言え、それを聞いた所でモーアに憎しみを持つわけじゃない。
今更、あーだこーだと言ってロイは帰ってこないし。
一方のロイだってモーアの戦友を殺している。

言ってしまえばお互い様、それにこれから共に頑張る仲間だし。
この後、一緒に仕事をする。

嫌な気持ちで仕事はしたくない、輝はそう思いモーアに変な感情を持ってはいなかった。

『まもなくARMD-8ミッドウェーのランデブーの時間になる、マスドライバーを使うバルキリーファイターは各機に登場せよ!』

一条輝「もう時間だね、続きは艦の中で聞きたいなそれでいいかい?」

モーア「えぇ結構よ。」

もう発射の時間帯がやってきた。
この話に関しては、宇宙で出迎えている空母ミッドウェーの艦内にしようと提案し。
モーアはそれに了承した。

数分後、マスドライバーを利用し輝達は宇宙へ飛び出し。
衛星軌道上に展開しているARMD-8ミッドウェーに着艦した。

その艦内で輝達は月に着いてからのスケジュールを確認。
これからどのように行動すべきかを話し合った。

スタンリー「大尉、ARMDが動きます。」

一条輝「あぁ、最新型どんなものなんだろうな。」

輝達を乗せたミッドウェーは月への航路につき。
護衛艦のオーベルト級が先行する形で、月面アポロ基地を目指した。

そして......

それからしばらくの後

                          【月面アポロ基地・アポロクレーター】

「スカウトND-0017よりオーベルト級3 ARMD級1接近を確認したと報告、ミッドウェー艦隊が戻ります。」

星村謙三「艦隊にはエリア3の宇宙ドックに入港させろ!そこはがら空きだからな。」

「ハッ」

輝達を乗せたARMD級ミッドウェーはアポロ基地にたどり着く。
アポロクレーター全体を基地化したアポロ基地は、地球周辺の要衝であり。

アラスカにあるはずの地球統合宇宙軍総司令部が置かれ。
大量殺戮兵器グランドキャノンIVが配備されている。
数ヵ月前の大戦では、艦艇の殆どは出撃し打撃を被るが、直接攻撃はおろか。
間接的な攻撃は月面全体で行われず、15万人の住む月面圏は無傷で済んだ。

更にSDF-1マクロスのベースにした二番艦SDF-2メガロードも
資材は不足しつつも、建造が続行され。
更に続く同型艦も建造が始まっている。

ギャスバル「順調かね?星村君。」

星村謙三「提督、問題なく。」

ギャスバル「その言葉を聞けて安心だよ、流石は私の後継者だ。」

星村謙三「恐れ入ります。」

そんなアポロ基地の管制室で指揮を取っている渋い男は星村謙三。
軍人家系出身のエリート士官であり、新統合宇宙軍の幹部である。
隣に居合わせた宇宙軍総司令官ギャスバル・イゴール大将の後継者とされており。

次期には新統合宇宙軍総司令官になる予定が近いと言われている。

星村謙三「しかし、よくミッドウェーは無事に地球からの部隊を収容し戻ってこれましたね。」

ギャスバル「まぁARMD-6コンステレーションと並ぶ幸運艦で、あの大戦を生き延びたARMD級だからな。」

星村謙三「確かにそうでありましょうが・・・・・艦長の慎重な指揮のおかげとも言えます。私も艦長だったのでそう言えます。」

普段はアポロ基地の管制室の指揮を執っており。
基地周辺の艦艇や補給基地.レーダー基地などの外縁部施設の様子を監視している。

ゼントラーディ軍出現時は常に月面襲撃に備えて忙しかったが・・・・
戦争が終わった今となってはそれほど忙しくない。
だが・・・・・・・・・

星村謙三「提督話変わりますが、第二宇宙軍司令部のあるクラビウス基地周辺の補給基地ではぐれゼントラーディが襲われたようです。」

ギャスバル「報告は東久邇大佐やメルダース大佐から聞いている、中規模の戦力で襲撃し素早く物資を奪うそうだな。」

星村謙三「はい、敗残兵のようですが・・・・練度で補っているため防衛戦力のデストロイド・マサムネ部隊にかなりの被害が出てます。」

ギャスバル「まったく、めんどくさい敵だな。」

最近になって宇宙軍第2司令部のある月面クラビウス基地周辺の補給基地がゼントラーディ軍に襲撃されており、大戦時のような忙しさに戻ってしまった。
上のギャスバル提督達も地球とのコンタクトなど忙しいが、戦線はもっと忙しい。

早く戦力を整え、忙しさを排除し。
ギャスバル提督の後を継いで、統合軍宇宙艦隊の再編に勤めたい。
謙三はギャスバルが退室した後、制帽をとり頭をかいた。

モーア「これが月面都市!大きい!」

スタンリー「仮設住宅が多いオセアニアとは大違いだ!」

一条輝「これが月面・・・・・・」

輝達は月面アポロ基地に到着した。
司令官や幹部に挨拶はせずに、VF-X-4開発施設のあるアッベクレーター基地に向かわなくてはならない。

街へはよらず、そのままアッベクレーター基地に向かう。
その前に休憩のため、少し街に出かけて食事しようと思いパイロットスーツから制服に着替え基地から街へ飛び出して行った。

輝達は基地から飛び出した後、少し早め歩きしながら街を見物する。

モーア「凄い地球とは大きく違う・・・・これがマイクローンの本当の街なのか・・・・見知らぬ物がたくさんある。」

モーアはゼントラーディ人のためか物珍しいのか、歩きながら街を見渡している。
結構見物したら、腹が減ったので近くのステーキハウスによった。

モーア「んんんんん~美味しい」

ダグラス「凄いっすね、モーアさん。」

一条輝「これで三人分だ......何処まで食べるんだ?」

モーア「私が満足するまでかな?」

一条輝「自分が満足するまでだって?・・・・これじゃいつアッベクレーター基地に行けるのやら。」

ステーキハウスにより、四人は食事をとるが・・・・
モーアが大盛りのステーキを注文し、食べ終わったらまた注文してを繰り返し。
気がつけばもう既に三人前程食べていた。

モーア「凄く美味しい♪」

一条輝「すげぇ」

ゼントラーディ人の腹は一体どうなっているのやら・・・・・
輝達はモーアが食べ終わったのを見届けると、基地に戻る。

少し仮眠をとり、起きたら更衣室でパイロットスーツに着替え。
ミッドウェーから搬送された機体に乗り込んだ。

一条輝「テイクオフ!」

輝の掛け声が切っ掛けで、一斉にアポロ基地の格納カタパルトから射出し。
目的のアッベクレーター基地へと向かう。
途中、就役したてのオーベルト級や中型フリゲート艦にぶつかりそうになったが。

操縦の腕前もいいのか、易々と回避する。
そんなハプニングもありながら、10分するとアポロ基地の外れにある。
アッベクレーター基地防宙エリアに到着した。

モーア「一条大尉、前からお客さん」

一条輝「護衛部隊か。」

防空エリアに到着すると・・・・
お互いに銃を持ちヘルメットを被っているサソリが描かれたエンブレムをつけ。
赤と青で装飾されたVF-1バルキリーが飛行してくる。

輝達の編隊とすれ違うと、両翼側と正面に展開し。
輝達を囲むように飛行する。

星村和也「貴様らがお客さんか・・・・・・」

一条輝「ん?おたく達は?」

星村和也「俺はおたくでも君でもない、アッベクレーター基地所属第03警備飛行隊スコルピオン小隊隊長の星村和也中尉だ!」

一条輝「君が中尉だって?まさか星村中将の御子息?」

星村和也「よしてくれ、親の七光りだと言われているように感じるから。」

出迎えたのは星村和也中尉、宇宙軍幹部の星村謙三中将の子息である。
出発前に早瀬未沙から見せてもらった星村謙三に関する資料を見た時に・・・

軍に入隊した息子と娘がいる記述を読んでいる。
その息子がバルキリー乗りとは以外であった。

それに訓練学校ではかなり凄腕で未来のトップガン・・・・との・・・・・

モーア「あのパイロット・・・・・星村和也か・・・・」

モーアは和也の姿を見て、何かを思うようになる・・・・・
その何かとは後ほど分かる事で・・・・

その後・・・・・・

和也達に出迎えられてから数分後、格納庫に到着。
機体は着陸し、輝達は降りてヘルメットを取る。

星村和也「月面へようこそ、一条輝大尉殿。」

一条輝「どうも・・・・・」

輝と和也はお互いに握手する。
軍人家系のお坊っちゃまに見えない程真面目そうな雰囲気で・・・

まさにエースパイロットと言う感じがした。

そんな第一印象として和也の事を覚えた。

が・・・・・・・・・・

星村和也「一条大尉・・・・緑色のボブカットの女性は?」

一条輝「へっカリダム少尉ですか?」

星村和也「そう、カリダム少尉」

モーア「わ.私ぃ?」

星村和也「そう君、なんと言うか一目惚れしてね・・・俺の好みに出会えるとは幸運だよ。」

モーア「好み?私がなんでぇ?」

後ろに控えていたメルトランのモーアに一目惚れしたらしく声をかけている。
マックスと同じタイプなのか・・・・

輝は今の和也の行動を見てそう思った。
現にマックスはミリアを一目惚れし結婚している。
もしかしたら、和也も同じようにモーアと結婚するのではないかと思った。

カール「和也隊長、そろそろ休憩時間です。」

葛西信之「くたくたなので、休ましてくださいな。」

星村和也「おう、そうだったな。一条大尉、ストンウェル・ベルコムの新しい新型が基地の奥で控えてます。試験飛行はまだですが、出来る限り早めに見てください。」

一条輝「そうか、早めに見るよ。」

星村和也「カリダム少尉また・・・」

モーア「はい・・・・」

とは言えここでお別れだ・・・・・・
モーアの方は和也に声をかけられたのか、戸惑いの表情が出ている。
さっきのもやもやを含めると濃厚な程の戸惑いの色が・・・・・

何か心にときめく何かが・・・・・・・・・

そんなモーアの姿を見た輝を初めとする面々は、面倒な奴にひっかかったなと同情した。

暗礁宙域。
フルブス・バレンスが破壊されて以降、地球周辺には破片や残骸が散らばり。
一つの船団が航行しずらい地域が出来ていた。

大半は地球に落ちて、大気の摩擦熱で溶けるか海に落ちるが。
中には地表に落ちる事があった。
それだけではなく、別の基幹艦隊に合流出来ないゼントラーディ軍部隊がこの地に集まり。

来るべき時に備え潜伏した。

無論、統合軍は無視する事が出来ず再編中の新統合宇宙軍艦隊の代わりに。
アドクラス艦隊やラプラミズ艦隊の生き残りで編成しブリタイ・クリダニク率いるゼントラーディ軍海兵隊に、これらを鎮圧するため治安出動命令を出した。

ラウラ「敵はスヴァール・サラン級か、出てきたのはクァドランか随伴がジナール。」

メフィリア「とは言え、かのカラーリングは1級クラス。ヤバイんじゃないか?」

ラウラ「ヤバい敵ほど燃えるのが、私達ゼントラーディじゃない?」

アンジェミラ「確かにそうだけど・・・・」

ラウラ「1級クラスは私がやるから、援護任せたよ。後、本隊のメルトラス(ケアドウル・マグドミラ級)に連絡は忘れずにお願い。」

メフィリア「はいはい、しっかり頑張って頂戴。そう言うからにはきっちりやってくれ、腕前は私達の中じゃ一番だから。」

その海兵隊の一つであるクァドラン小隊を率いるラウラ・ベルタリア軍曹は哨戒任務中に、直衛艦隊所属のスヴァール・サラン級を発見。
遊撃戦で足止めしつつ、本隊のメルトラスの部隊に連絡し仕留めようとしていた。

スヴァール・サラン級は満身創痍であり、メルトラスが来れば確実に撃沈出来そうな感じであり。

ラウラは勝利を確信していた。

「展開しろ!」

ラウラ「!?」

突然、クァドラン・ローを中心にジナールが横一列に並んだ。
一体何を起こすのか、ラウラ達には分からず戸惑うも。
所詮は苦し紛れの戦術と判断し気にする事をやめる。

だが

ラウラ「ラッ(何)!?」

横一列に並んだジナールが3連装ビーム砲を真っ直ぐに発射。
ラウラ達の前方にあるゼントラーディ軍ピケット艦の残骸に命中する。

ビーム砲を喰らったピケット艦の残骸は爆発し
それに生じた爆風でラウラ達の視界を奪った。
ラウラらは必死に敵の居場所を探すべく、様々な箇所を見る。

ラウラ「そこか!」

敵の気配を感じたラウラは両腕を構え、レーザーパルスガンを撃った。

「やるな!流石はキヨラ隊のエースだ!」

ラウラ「私の攻撃が回避された!」

「今回はお前達と遊んでいる暇ではないんでな!」

ラウラ「こいつ、本気で戦う気がない......それにジナールもいない。」

後少しの所で回避された、そのまま適当に逃げる素振りを見せる。
クァドランの動きを見たラウラは、本気で戦う気持ちがないと言う事に気がつく。
それに僚機であるジナール編隊もいない。
これはもしかして・・・・・

確実に別の目的がある。

ラウラはそう認識し、対処しようとした。
対処するためには仲間との連携が必要であり・・・・
メフィリアとアンジェミラにハンドサインを出し、連携しようと試みる。

メフィリア「ラウラのご指名か。」

アンジェミラ「何か考えがあるのよお付き合いしますか。」

二人のクァドラン・ローは敵のクァドランを包囲するように左右に展開する。
正面にラウラのクァドラン・ローが突進し、敵のクァドランに迫る。

「やるな、流石はラプラミズ艦隊の兵士か。」

ラウラ「この当たれ!」

「流石にヤバいな。」

ラウラ達の連携は完璧であり、敵のクァドラン・ローは追い込まれる。
踊るように戦うラウラに、優れた連携で動くメフィリアとアンジェミラ。

三人ともエースであり、仲の良い戦友。
戦友と言う名のトライアングラーは絶対に破れない。
今までそうして生き抜いてきた最高の戦術であるから。

ジナールの姿を消して、単機で挑むエース級のクァドラン。
そろそろやる気のない敵を倒して、帰艦してやる。
ラウラは集中力を高め、メフィリアとアンジェミラと共に戦う。

「今だ!」

ラウラ「えっ、あっあんな所に!全機退避!」

敵のクァドランのパイロットの号令するや否や、一斉にジナール編隊が現れる。
この姿を見たラウラは謀られたと思い、メフィリアとアンジェミラに退避命令を出した。

退避命令が出され、メフィリアとアンジェミラと共にラウラは回避行動を取るが。
ジナールによるミサイル一斉攻撃が始まり。
ラウラ達の回りにある残骸を撃った。

残骸は弾薬庫の一部があり大爆発をお越しラウラ達は爆風に曝される。

ラウラ「無事?」

アンジェミラ「なんとかな。」

メフィリア「それより敵は?」

ラウラ「敵・・・・あっいない。」

なんとか爆風の影響から逃れる事が出来たラウラ達だが、肝心の敵は消えていた。
それに追跡していた対象のスヴァール・サラン級が何故か沈んでいる。

一体どういう事なんだ?

ラウラ達は疑問に思うも、直後に別の友軍部隊のクァドランやヌージャデル・ガーが到着。
現場検分の後、すぐさま帰艦した。
艦隊の判断は月面方面軍に任せるとの事・・・・

下っ端であるラウラ達が出来る事はもう何もない。
思わず何もできなかった事により、ラウラは自分の唇を噛みしめた。

一方、あのクァドラン達は・・・・

「ミューレ1級空士長、暗号通信にあった友軍です。」

ミューレ「衛星のクレーターの中に落ちた我が軍の戦艦に潜んでいたのか、あの様子では航行不能だな。とりあえず、合流するぞ。」

「エスケスタ」

脱出挺と共やジナール、クァドラン・ノナ.リガード、クァドラン・ローと共に月面に降り立ち友軍と合流しようとしていた。

落ちたたつ先にはスヴァール・サラン級やケアドウル・マグドミラ級。
そしてキルトラ・ケルエール級が航行不能な状態であり。
大破した状態でクレーターの中に散らばっており。
そこには数数のゼントラーディ軍部隊が展開していた。

ザグレブ「ゲラン隊長、例の友軍ですぜ。」

ゲラン「ほうミューレ・アルミューラの御到着か、まさかの暗号であんな大物が来るとはな・・・いいだろう。ザグレブ、出迎えの準備だ!」

ザグレブ「ハッ」

それを指揮していたゼントラーディ軍ゲラン・シュッビリト第110分岐艦隊第3空間機甲師団師団長は、部下に命じミューレ達を出迎える。
奴こそが、ゼントラーディ軍部隊を指揮し月面の統合軍基地を荒らした超本人であった。
この合流が後に輝達を苦しめる事になる。

カール「和也、モーアちゃんの何処が好きになったんだ?」

星村和也「なんだ?いきなり?」

月面アッベクレーター基地では、部下であるカール・インメルマンは・・
和也に輝達と有った時に一目惚れし、話しかけたモーアについて聞こうとしていた。

童顔そうだが、何処か大人な雰囲気があり。
カールもモーアの魅力に気がついて、和也の好きそうな女性だと確信した。
となればいじれる要素ありと・・・・・

カール「実際のところはどうなんですか?」

星村和也「確かに好きだ、あの大和撫子な顔つき清純さを持つ彼女は素晴らしい女性だしできらば付き合ってみたい。」

葛西信之「マジか!」

星村和也「うん」

実際に、和也は本気でモーアの事を好きになっていた。
和也は多くの同期の女性士官達からモテていたが・・・・納得いくような女性はいなかった。
カールや信之はこのまま結婚できないで一生独身じゃないかと言われるたび・・・

和也は激怒するのがお約束とも言うべき事であった。
と言っても和也が受け身であるはずがなかった。

星村和也「カール、お前こそどうなんだ?」

カール「どうなんだってなんだよ!!」

星村和也「新人で俺たちより下で、管制官として勤務しているアマリ・ヒューマリン少尉の事だよ。」

カール「アマリの事か・・・・」

葛西信之「お前、出来ているんだって?基地の連中が噂していたぞ。」

カール「ぎっ・・・・・・・・」

カールと女性士官アマリ・ヒューマリンの関係。
前々から基地内で噂になっており、和也や信之は知っていた。

その指摘に関して初めて知ったのか、カールの表情は一気に青ざめる事になる。

はっくしょん

来生元春「ヒューマリン少尉・・・風邪か?」

アマリ「いえ・・・・・なんでもありません。」

来生元春「そうか・・・・」

カールが青ざめている同時期にはアマリがくしゃみをする。

誰かが噂をすれば噂の対象はくしゃみをすると言うが、実際はどうだか・・・・
現にアマリがくしゃみをしている。

本当に実際はどうなんだか・・・・・

時は変わって翌日

一条輝「制帽とは入隊以来だね。」

ダグラス「制帽を被るのは艦内士官か警務官もしくはお偉いさんですからね。」

一条輝「でもこうもしっくり来ないんだよな。」

輝は部下ダグラスと共に、制服を着て制帽を被りながら廊下を歩いていた。
これから開発責任者である試験評価飛行隊隊長.来生元春に会いに行こうとしていた。

まだモーアとスタンリーは合流しておらず、今は二人だけである。

ダグラス「ミラードの奴羨ましがっていたな、テストパイロットになれるチャンスが今は自分が怪我・・・・泣いてました。」

一条輝「まぁいずれはなれるさ、VF-X-4のみならずいろんな試験機に出会えるだろうし。」

ダグラス「そうですね・・・・でもミラードの奴が待てるかどうか・・・・」

一条輝「さぁな。」

二人は地球に残したミラード・ジョンソンの事を話していた。
ミラードはこの前の戦闘で負傷し、入院している。
輝がミリアのお見舞いに行く前にお見舞いしており、近いうちに退院する予定である。

テストパイロット志望であり、いつかテストパイロットになりたいとミラードはいつも言っており。
月面で新型機のテストパイロットになる話を聞いたミラードは激しく落ち込む事になる。

後にミラードは晴れてテストパイロットになるが、事故で左足を失い空への道を絶たれるが・・・・
今の輝達の開発から30年後、スーパーノヴァ計画に関わるがそれは別の話。

モーア「一条大尉、おはようございます。」

スタンリー「ちょうどいい時間帯ですね。」

一条輝「ん・・・・そうだな・・・・丁度いい時間・・・・行こうか。」

モーアとスタンリーが制帽を被り、制服を着ながら別の方向からやってきた。
二人の制服の腕にはオセアニア軍管区所属であるミリタリーコアラのワッペンをつけていた。
月面の時にはつけてなかったが、今はついている・・・・

あれが彼らの正装なのか・・・・と輝はずっと見ていた。

モーア「最新鋭機ってどんな奴なんでしょうね。」

一条輝「カリダム少尉関心あるのか?」

モーア「もちろんです、私たちゼントラーディ人は最新兵器を開発するなんて・・・想像のできない領域ですから。」

最新鋭機がもうすぐ見れる事もあってか、モーアはかなり興奮していた。
ゼントラーディ人は決められた兵器しか運用する事が出来ず、何万年も同じような兵器をずっと維持してきた。

モーアが製造されてから一度も最新鋭の機体を拝んだ事がない。
今まで見た事がない上なのか、反動により最新鋭機を見たいと言う気持ちが高く。
まるで恋する乙女のような反応をしていた。

「お待ちしていました、中へ。」

ようやく目的の部屋に到達する事ができた。
部屋の前には制帽を被りMPと書かれた腕章をつけている警務官が2名立っており。
二人とも、皆の姿を見るやいなや敬礼した。

警務官の歓迎を受けると輝達は部屋に入った。

来生元春「貴様、一条じゃないか。久しぶりだな、ボドル基幹艦隊決戦以来だな。」

一条輝「驚きました、まさかここの部隊にいたとは・・・・」

来生元春「ストンウェル・ベルコムの連中の依頼でな、俺の部隊は最新鋭機のテストを任されてあるんだ。」

一条輝「そうですか、無事で何よりです。」

来生元春「貴様こそな。それとダグラス・オックス君にモーア・カリダム君そしてスタンリー・ヒューマン君」

『はい』

部屋に入ると輝達は、元春から熱烈な歓迎を受けた。

まるで懐かしい戦友に出会うかのように・・・・・

実は元春はボドル基幹艦隊決戦の時に、試験飛行隊を率いてマクロスとブリタイ連合艦隊に加勢していた。
かなりの戦死者を出したが、生き残った連合軍兵士と共に生還し月面へ戻っている。
月面に戻ると通常の試験飛行隊としての業務に就いている。

今では最新鋭機であるVF-X-4開発試験責任者に任命されていたのだった。

一条輝「そちらは?」

来生元春「あぁ・・・そうだったな・・・・・こちらが・・・・・」

ルナ「ルナ・ウェドナー中尉です、管制官です。」

アマリ「アマリ・ヒューマリン少尉です、管制官です。」

元春との馴れ合いの後、輝達をサポートする管制官の面々の自己紹介が始まった。
先ほどくしゃみをしていたアマリを始め、先輩のルナ・ウェドナーら13名のサポートチームがいた。
それだけではなく、ストンウェル・ベルコム社の方々がいた。

ある程度の顔を覚えた所で、管制クルーを残しお目当ての物であるVF-X-4のある格納庫へ向かった。

一条輝「これが最新鋭機・・・・」

来生元春「VF-X-4の1機、VF-X-4V1とVF-4A-0がある。」

一条輝「凄い・・・・」

来生元春「かなりの機体が試作され、段階を得る事に開発を進める予定だ。」

輝達の前に現れたVF-X-4の数々・・・・・
これから輝達が運用し試験する新しい翼である・・・・
VF-1バルキリーと違う姿にモーアなどが目から眼球が出るように驚き。
モーアはあまりの姿にメロメロになっている。

来生元春「完成は2011年で・・・・ロールアウトは2012年初頭に目指したいと考えており、当面はVF-1バルキリー編隊の小隊リーダーになる予定だ。一条大尉には基礎のため、後任が来るまで開発に加わってもらう・・・」

一条輝「はい・・・・ところで・・・・・全面的に配備する部隊は何処なんですか?」

来生元春「そうだな・・・・・・上からの決定じゃ、君の部隊に最優先に配備されるそうだ。」

一条輝「俺の部隊になんですか?」

来生元春「あぁかつて、ロイ・フォッカー大佐(戦死後二階級昇進)がテストパイロットし開発終了後。最優先にスカル中隊を中心とする宇宙軍海上半潜水空母プロメテウス飛行隊通称スカル大隊に最優先に配備している。テストパイロットをする指揮官への最高なご褒美さ。」

開発が完了するのは2011年で、ロールアウトは2012年。
開発終了後、VF-X-4はVF-4として最優先に輝率いるスカル中隊に配備される予定との事。

これはかつてVF-X-1のテストを行った輝の兄貴分ロイ・フォッカーにあやかっており。
軍上層部としては開発成功に導いたテストパイロットになった指揮官とその部下に対する最高なご褒美との事。
それを言われて、輝はなんか恥ずかしい気もしてきたが・・・・

頑張れば最優先に最新鋭機を受領できる。
マックスとミリアは嫉妬するだろうが、頑張るしかないと輝は密かに燃えた。

モーア「私たちは・・・・・」

来生元春「勿論、体験試乗できますよ。」

モーア「本当ですか!!」

護衛役兼補欠パイロットとして派遣されたモーアとスタンリーも輝達と同じようにVF-X-4に体験試乗する事ができる。
それを聞いたモーアはぴょんと嬉しく跳ねて喜んだ。
モーアが喜んだ理由は最優先で最新鋭機に乗るだけではなく、ミリアを含むミリア隊の中で・・・・
誰よりも最新鋭機に乗る事が出来る事が出来るからである。

他の皆よりも大きな一歩を踏む事が出来てモーアは人生で最大の幸福とも言える感動を覚えた。

一条輝「では休憩に入る・・・・いつ敵が現れるかもしれないから警戒して心がけるように解散。」

『ハッ』

VF-X-4の見学を終えると休憩に入る。
大戦終結から数か月しか経っていないためいつ戦闘状態に入るか分からないので・・・・
一同にいつでも出撃できるように警戒するように行って解散を指示する。

モーア「やったラッキー、最新鋭機に乗れるなんて最高・・・・・私は運が良すぎるわね。」

解散した後、モーアは元気よくカフェへ向かおうとした。
最新鋭機の試作機に乗れる事に関して気分をよくし、何か甘い物が食べたくなったためカフェへ急いだ。

モーア「ふぅ・・・美味しい・・・ケーキと紅茶が美味い。ん・・・・・・・・」

カフェでショートケーキと紅茶を食べて飲みながら今の幸せを満喫するが・・・・・。
幸せを満喫するが・・・・モーアは隣の席に違和感を感じる・・・・

何か違和感が・・・・そっと隣の席に振り向くと・・・・

モーア「あっ」

星村和也「えっ・・・・・・君は・・・・・」

そこにはモーアに一目ぼれをした和也がいた。
気になる人が今までずっと隣にいた・・・・・

二人はあまりにも衝撃な出来事だったが故か、しばらく動く事ができなかった。

                      【月面アッベクレーター基地周辺のジャンク・マウンテン】
大戦で流れついたゴミの山を集めたジャンクマウンテン。
ここには宇宙に漂う戦争のゴミがここに集められている・・・・・・

たまに宇宙清掃部隊がここにゴミを運んでくるが・・・・

ミューレ「あのマイクローンの基地を襲撃するのか?」

ゲラン「あぁ、あの基地はマイクローンの基地の中で俺たちの兵器や弾薬に関する集積場になっている。連中は既に俺たちの工業衛星や人員衛星を制圧し物資や人材を製造し戦力増強を図っている。」

ゲランとミューレ率いるゼントラーディ軍はアッベクレーター基地の様子を伺っていた。
今度ターゲットに選んだのは輝達のいるアッベクレーター基地で・・・これから自分たちが生きるために。
アッベクレーターに集積されている物資の奪取を目論んだ。

アッベクレーター基地は、ゼントラーディ海兵部隊用の物資が集積されており。
ゼントラーディ軍に必要な物資が必要な彼らにとっては絶好のターゲットになっている。

ミューレ「どうするんだ?基地には艦艇数隻・・・・マイクローンの兵器がうじゃうじゃいるぜ・・・・」

ゲラン「相手のレーダー能力を破壊及び通信施設を破壊し、俺たちの行動を見る事を封じ近隣基地との通信を遮断する・・・・。」

ザグレブ「しかし、どうするんですか?すぐに復旧し俺たちが袋の鼠になりますぜ。」

ミューレ「主導権はマイクローンと裏切り者の同胞達が握っている勝ち目はないぞ。」

ゲラン「短期間にやればいいんだよ、連中の戦力は十分に回復していない。まだ俺たちにも勝機はあるさ。ミサイル部隊がな・・・・」

ゲランはこれらのターゲットを自分たちが有利になるように、貴重な戦力である。
長距離攻撃リガードとジャミング・リガードを用いて強襲を行おうとしていた。

今まで自分たち独自で戦っていたミューレからすれば本当に上手く行くかどうかわからない。

ミューレ「ゲラン・・・・・お前は帰る宛もないのになぜここまで戦う?もう他の基幹艦隊へ合流する事ができないのだぞ。」

ゲラン「ふっゼントラーディの本能がまでさ。」

ミューレ「本能だと?」

ゲラン「戦闘で死ぬのが俺たちゼントランの本能であり、戦闘こそが俺たちの存在意義・・・・できる限りのマイクローンを殺して俺達は果てる・・・・・」

だが・・・・・

ゲラン達は作戦が成功しようがしまいが関係ない・・・・・
物資を確保し戦って、地球人をたくさん殺し最終的に武器尽きて死ねばいいと思っていた。

死ねば本能、殺せば本能・・・・・
ゼントラーディ人の目標は、死に関する事しか何もない・・・・・・
ただ本能のままに戦うゲランの姿を見て、ミューレは恐怖心を抱く・・・・・

こいつはまともじゃない・・・・・
まともじゃないが、故に恐ろしいと・・・・・

                                     【アッべクレーター基地.カフェテリア】

モーア「あなたは・・・・・星村和也中尉・・・・」

星村和也「君は・・・・モーア・カリダム少尉だよね・・・・」

モーア「はい・・・・なんでここに・・・・」

星村和也「何って休憩時間だから、コーヒーを楽しみに・・・・・君こそ・・・なんで・・・」

モーア「私は甘い物が食べたくなったからここにいるのよ。」

そんな恐ろしい事が起きようとしていた頃、モーアと和也は偶然カフェにて再開していた。
絶妙な間から回復し、お互いなんでいるのかを確認する。

なんとも偶然と言うのかなんとやら・・・・・・

星村和也「・・・・ん・・・・しかし奇遇だねここで会えるなんて・・・・」

モーア「はい・・・・奇遇ですね・・・・」

星村和也「びっくりすぎてなんて言えばいいのか分からなくなりますよ。」

モーア「はははは・・・はい」

二人は緊張してお互い、何をしゃべればいいのか分からない

しばらく・・・・絶妙な間が再び始まる・・・・・・
ただ・・・・普通の言葉を述べて・・・・
このままずっと続くか

と思いきや、その絶妙な間は和也のある言葉で終わりを告げる事になる。

星村和也「なぁ月面に転属しないか?」

モーア「えっ・・・・・」

星村和也「俺と同じ部隊に・・・・・宇宙での勤務はいろいろと手当つくし・・・・いい生活は出来ると思うんだ。」

月面に転属しないか・・・・・
和也はモーアを月面方面軍にスカウトしようとしていた。

モーアと同じ月面にいて、恋仲になった時にいつでも会えるようにしたいから・・・・

和也の提案にモーアは・・・・・・

モーア「確かに・・・・丁度、宇宙に帰りたくなってきた所です。オセアニアでいろいろと経験しましたが、やはり宇宙のほうがいいかと・・・・」

星村和也「じゃあ・・・・・」

モーア「一度、任務が終了し考えさせてもらいますね。今すぐは無理ですけど・・・・」

星村和也「あははははは・・・・そうだよね・・・そうなるよね。」

今すぐは無理、一度任務が終了しオセアニアにて考えさせてもらうと・・・・
その答えを聞いた和也は残念そうな表情し、落胆する・・・・

確かにそうだよね・・・会ったばかりの男の提案にすぐ乗らないよねと・・・・・
今のモーアの答えを肯定する考えを持つが、和也は何処か否定したいと思う・・・・
もうダメだ・・・・振られた・・・・・

モーアの答えに関しショックだったので、コーヒーカップを返そうと戻る。

モーア「待ってください・・・・・」

星村和也「はい・・・・・」

モーア「なぜか知りませんが、私はあなたの事が嫌いではありません・・・・・・もし宇宙に転属し同じ部隊になれたらよろしくお願いします。」

星村和也「本当か・・・・」

ショックで帰りそうになった和也に、モーアは自分の本音を少し言う。
和也の提案はモーア的にもかなり嬉しく、宇宙に帰るチャンスでもあるし・・・・

気になる和也をもっと知るチャンスだと思っていたようだ。

その言葉を聞いて・・・・・和也は希望の光を見る事になる・・・・

が・・・・・・

モーア「凄腕なので・・・・一度強さを見せてください。」

星村和也「えっ・・・・」

モーア「凄腕の新人と聞いて、私・・・・ドキドキするんですよね。凄腕のあなたの実力知りたいです♪」

星村和也「えっ(そっちか!!)」

モーアは和也の腕前に興味を持っていた。
確かに和也に特別な感情を抱いているが、彼女の本質は戦闘種族であり。

強い相手にはワクワクするゼントラーディ人である。
恋のような感情よりも、戦いに関する興味が少し勝っており・・・・・
モーアは思いっきり、今の気持ちをいう。

そんなモーアの言葉に、和也は少し涙を流す・・・・・・

                       【月面アッベクレーター基地.統合管制室】
アッベクレーター基地の管制の中枢を似合う統合管制室。
偵察衛星やレーダーサイトの情報を元に、この基地はもちろん。
月面アポロ基地に脅威を与える存在を監視し・・・・・

敵が襲来したら防衛部隊に指示を出す・・・・

「基地司令、レーダーに複数の反応が・・・・」

「複数の反応だと?」

「はい、レーダーサイトだけではなく近隣に展開するオーベルト級トロイやイオウの2隻や哨戒艇も確認しています。」

「噂のゼントラーディ軍かもしれん、すぐさまアポロ基地司令部に連絡しろ!」

「ハッ」

この時、レーダーサイトに未確認物体複数確認・・・・・
レーダーサイトだけではなく、近隣に展開していたオーベルト級宇宙駆逐艦や複数の哨戒艇も確認していた。

基地司令官はただ事ではないと思い、宇宙軍総司令部のある月面アポロ基地に連絡をしようとした・・・・

しかし

「うっ・・・・・・連絡できません、何者かが・・・ECM(電子攻撃・Electronic Counter Measures)を行っています。」

「なんだと!?サイレン鳴らせ!!」

連絡しようにも、ジャミングによる攻撃が行われできない。
基地司令官は友軍の支援は絶望的だと考え、すぐさま基地内に警報を鳴らすように指示・・・・

基地全域にサイレンが鳴り響く

星村和也「警報だ!!」

モーア「敵が来たのね・・・・行かなきゃ。」

星村和也「君も戦うのか?」」

モーア「私はゼントラーディ人よ、新人であるあなたに負けないわ・・・・」

カフェにいたモーアと和也も警報の音を聞いており、すぐさまパイロットスーツを着るべく更衣室へ向かう。
別々の更衣室だったため、二人はそれぞれ別の方向へ向かう。

スタンリー「カリダム少尉。」

モーア「分かっている、緊急出撃でしょ。早く向かわなければ・・・・・」

途中、同じオセアニアから来たスタンリーと合流し更衣室に向かう。
更衣室に分かれると、男女別に分かれ制服を脱ぎパイロットスーツに着替える。
着替え終わったら更衣室から出て自分の愛機のある格納庫へ向かった。

一条輝「ついてきているか?」

ダグラス「勿論です、スカル10以上なしです。」

一条輝「基地防空隊の数は少ない、俺達は少数で敵に対処するぞ。ここにはマックスとミリアはいない、気を引き締めていくぞ。」

ダグラス「ハッ・・・」

輝達は更衣室に一番近い場所にいたため、早めに格納庫に到達し出撃していた。
他にも基地防空隊が出ているが、数はあんまり少ない。

事実上、地表にいるデストロイド部隊が主力と言っていいほどに・・・・・

星村和也「一条大尉。」

一条輝「星村中尉・・・・おたくまで出ていたのか?」

星村和也「なんとか出撃できました。」

後方から和也率いるスコルピオン小隊が輝率いるスカル隊に合流。
スカル隊の前に出て、編隊を組んだ。

編隊を組み終えると、フォーメーション・Vの編隊を組みなおす。

星村和也「そう言えば、カリダム少尉達は?」

一条輝「まだ出撃してきていない、まだ滑走路にいると思う。」

フォーメーションを組んだのはいいのだが・・・・・
まだモーアとスタンリーが出てきていない。

二人はなぜまだ出撃していないのか・・・・・

それは・・・・・・・・・・

モーア「早くして早く復旧させて・・・・」

「分かっています、少しお待ちください。」

スタンリー「早くしないと一条大尉に置いてかれてしまうぜ。」

出撃しようとした所、整備不良が発覚。
異常な所の点検復旧作業が終わるまで、出撃する事ができない。
そのような事実に、モーアとスタンリーに焦りと不安が出て顔色を悪くする。

「敵(デブラン)が出ました。」

ゲラン「敵が出てきたぞ!!撃て!!」

『エスケスタ』

ゲランは輝達、統合軍部隊の姿を見て攻撃命令を出した。
攻撃命令が出させるとミサイル部隊は一斉にミサイルを発射、上空に向かって進んでいき。

そして反転して基地の方へと進んでいく。

「未確認飛行物体より多数の飛翔物を哨戒艇より暗号にて報告、飛翔物はミサイルです!!」

「なんだとミサイルだと!?」

基地司令部は周囲に展開していた哨戒艇の暗号通信による報告でミサイル接近の報を聞くと
一瞬何をしていいのか分からず・・・固まってしまう。

ミサイルはそのまま、基地へと向かっていき・・・・一斉に爆発を起こす。

モーア「何!?この爆発は?」

『基地管制室より、敵ミサイルの攻撃により発電施設大破。ドック並びに発進ゲートが使用不能、復旧まで出撃する事ができません。』

モーア「なんですって!?」

スタンリー「敵の攻撃だって、俺たちのゲートは開きっぱなしなのに・・・・流れ弾で死んでしまうぜ。」

モーア「でも・・・・・ここに攻撃がないだけマシよ、早く出撃できるようにしないと・・・・」

ミサイルの爆発は基地表面各所にて確認される。
このミサイル攻撃の際、基地の発電施設が破損しゲートの操作が困難になった。

モーア達のいるゲートは既に別の部隊が出撃しており、開きっぱで・・・・
異常の点検復旧作業が終わればいつでも出撃できるような状態であった。
それに爆発もすぐ近くであったが、自分たちに被害が出る程のもんじゃなかった。

カール「敵、ゼントラーディ軍・・・・野郎・・・・・3個大隊分の戦力いるぜ!!いやそれ以上か・・・・」

一条輝「敵はかなりの数がいるが・・・・通信が回復すれば近隣の増援部隊が来る。」

カール「マジかよ・・・・」

葛西信之「可変機は僅かで、ランサーⅡなどの頼りない奴が多いのに・・・・・勝ち目ないなぁ。」

一条輝「でも・・・・君達ならいける・・・・死ぬ気で行くんだ!!全機アタック!!

爆発が起きた直後、ゲラン達は動き出し輝ら統合軍部隊と激突する。
数はゼントラーディ軍が優勢であり、輝ら出撃した統合軍部隊を遥かに上回っている。

戦力図を見るならば・・・・・

◆新統合軍
・VF-1Sバルキリー×1
・VF-1Jバルキリー×1
・VF-1Aバルキリー×14
・VA-3Aインベーダー×4
・LDR-04マーベリック×10
・MBR-08マサムネ×20
・SF-3AランサーⅡ×30
・QF-3000Eゴースト×10
◆オーベルト級宇宙駆逐艦×2
◆基地防衛哨戒艇×10
◆ゼントラーディ軍
・シュルケル・ガー×3
・ヌージャデル・ガー×25
・クァドラン・ロー×7
・クァドラン・ノナ×12
・標準型リガード×33
・大型ミサイル搭載型リガード×11
・偵察型リガード×1
・ジャミングリガード×3
・ジナール×43
・重攻撃機×17

既にゼントラーディ軍は100機を超える大部隊であり、アッべクレーター基地所属機より遥かに戦力を上回っている。
それだけではなく、今の攻撃でマサムネとマーベリックは過半数撃破・・・・
出撃しようとしていたランサーⅡは17機撃破され・・・・現保有戦力的に統合軍の方が圧倒的劣勢である。

とは言え、通信が直れば近くに展開しているゼントラーディ海兵部隊やアポロ基地.クラビウス基地の友軍部隊の支援が来る・・・

だが・・・復旧時間は1時間・・・・・
定期連絡でアポロ基地が異常に気が付くのは、後3時間と・・・・大きなタイムロスが生じる・・・・・

「ぐあぁぁぁぁぁぁ」

カール「クソったれ!!」

ズゴォォン

カール「1機撃破!!って背後に敵・・・・」

厳しいタイムロスがある中で、輝達は孤立無援の戦いを強いられながら戦う。
和也率いるスコルピオン小隊はスカル隊と共に善戦するが、気が付けば背後に敵がいる状態が続いた。

でもそれはまだいい方であり・・・・・

既に4機のVF-1Aバルキリーが撃墜または、大破戦闘続行不能。
VA-3Aインベーダー4機中、3機が撃墜されている。

星村和也「カール、背後に敵機・・・・・援護するぞ・・!!」

カール「すまない・・・・和也・・・・」

スコルピオン小隊の連携は、小隊長和也の元維持されており。
カールや信之の危機があればすぐに駆け付け、背後についた敵を撃破していた。

こうした事もあってか和也の撃墜数は既に7機を超えており、初心者エース撃墜規定を越えていた。

ダグラス「流石にやりますね、自分たちより経験が薄いのに・・・・」

一条輝「新人だからってそう油断すんなよ、案外気楽そうな奴こそ妙な成績を出すんだ・・・・マックスのように・・・・」

ダグラス「確かに・・・・・」

一条輝「とは言え、新人に馬鹿にされるような実績は残すなよ。」

ダグラス「ハッ・・・・」

その姿に輝達は和也を高く評価する・・・・・
マックスより劣るかもしれないが、能力的にも今後に期待できるパイロット・・・・・
それだけではない、和也の部下であるカールもバトロイドを使った戦術もいいし。

信之のファイターによる、左右の転がるような回避をある程度連続して使った戦術も和也に劣らずもいい。
下手すれば自分の成績を超えるんじゃないかと思った。

ゲラム「相手してもらうぞ、マイクローン!!」

一条輝「敵の指揮官機か・・・・ダグラス・・・・こいつは危険だ・・・・お前は駆逐艦の直掩に回れ!!」

ダグラス「ハッ・・・・」

ゲラム「一対一か・・・・いいぜ、余計な雑魚相手がいれば面倒だからな。」

一条輝「こいつ・・・・ただものじゃないな・・・・」

戦場ではゆっくり考えている暇はない・・・・
突然、予期せぬ敵の襲撃がいくらでもある・・・・・

輝とダグラスはシュルケル・ウーを駆るゲラムの強襲を受ける・・・・
ゲラムはかなり強力なパイロットであり、それを感じた輝はダグラスの生存率をあげるため・・・
自ら囮になり駆逐艦の直掩に向かわせ、自身は一対一でゲラムと対峙する。

ゲラム「ミサイルの雨をくらいな!!」

一条輝「こなくそ!!」

二人の地球人とゼントラーディ人の一騎射ちが始まる・・・・・
ミサイルの雨を交わしながら、輝はゲラムに向け発砲・・・・

発砲した銃弾を軽々しく回避し、両肩にあるキャノン砲で砲撃し輝を牽制・・・・
隙ができたところを突進し、白兵戦を展開・・・・・
輝をどんどん追い込んでいった。

戦闘エリアはどんどんモーア達のいる防空飛行隊のゲート付近に近づいてきた。

モーア「出撃できる?」

「少尉のバルキリーの整備は今終わりました、いつでも出撃可能です。」

モーア「よし!!」

外で戦闘している中・・・・ようやくモーアのバルキリーの整備が完了、いつでも出撃できるような状態になった。
モーアは自分のVF-1Aバルキリーのコックピットに座り、出撃の合図を待つ。

信号だけは生きており、モーアに対し出撃OKの青信号が光る・・・・・

モーア「よっしゃ行くぜ!!」

戦闘種族の血が滾るのか、モーアは興奮しながら機体のレバーを動かし勢いよく愛機を戦場へ向かわせた。
既に戦闘は乱戦状態であり、見るからにゼントラーディ人が興奮する図になっており・・・

モーアのワクワクが止まらず、バトロイド形態に変形し敵を撃破した。

ミューレ「あの動き、ラプラミズ艦隊所属の兵士の動き・・・・・面白い相手になるか・・・・」

一条輝「あれはカリダム少尉なのか?」

モーアの出現から始まる、モーアスタイルの戦いぶりに驚く輝とミューレ。
ミューレはモーアの戦いぶりから、ラプラミズ艦隊所属の兵士だと見抜き・・・・

僚機2機従わせながらモーアに迫る。

モーア「へぇクァドランか・・・・懐かしいな・・・・」

自分自身に迫ってくるミューレのクァドランの姿を見たモーアはふっと微笑む。
面白い敵が自分からやってくるとは・・・・

相当自分自身の腕前に自信があるのか、馬鹿のどちらかと・・・・・・・

そう考えながら、ミューレの誘いに乗った。

スタンリー「早くしてくれ!!」

「分かっている・・・・もうすぐだから待て・・・・」

モーアが外で戦闘している中でもスタンレーのバルキリーは離陸できないような状態であった。
スタンリー自身は早く出撃できない状態の中で、焦りと怒りを募らしていき。

表情からかなり怒りを募らせたかのような表情を見せるようになってきた。

このまま出撃ないまま終わるのか、流れ弾に当たり死ぬのか・・・・・
どちらの道に進んでもスタンリーからすれば屈辱でしかない・・・・

「もう出撃できます、早く搭乗を・・・・」

スタンリー「よし来た!!」

ようやく自分の出番が到来した。

出番の到来に、スタンリーは笑いながら自分の愛機VF-1Aに向かって歩き出していく。
出撃してモーアにいい所を見せて、あっと言わしてやる。

そんな事を考えながらこの後の事を想像するが・・・・
まさか・・・この直後、悲劇が起きようとはスタンリー本人はこの時知らなかった。

「ぎゃぁぁぁぁ」

ミューレ「2機目・・・・中々の強者のようだな。」

モーア「流石は直衛艦隊兵士・・・・でも・・・背後が・・・・・」

ミューレの僚機2機撃破し、一対一の戦闘を繰り広げるモーア。
楽しみながら戦っているが・・・・・
自分が出てきたゲート付近だと気が付きスタンリーの事を心配し流れ弾が入ってこないように注意していた。

ミューレ「くたばれ!!」

モーア「やられるかそんな攻撃!!」

ミューレはモーアに向けて、ミサイルを複数発射した。
この程度のミサイル攻撃を予測していたのか、ガンポッドを駆使してミサイルを撃ち落とす。

こんなのは簡単と言わんばかりにモーアは次々とミサイルを撃墜していた。

モーア「あっ・・・・・・」

ミサイルを撃ち落としていた事と戦闘に夢中になっていて、自分の斜め背後にゲートがある事に気が付いた。
しかも、一基ミサイルを撃ち漏らしておりそのままゲートの中に入っていった。

ゲートの中にミサイルが入っていく姿を見てモーアは戦慄を覚える・・・・

スタンリー「よし発進・・・・」

「うわぁぁぁぁミサイルだ・・・・・」

スタンリー「ミサイル・・・・!?・・・・・馬鹿な・・・・・ここで死ぬの・・・・」

モーアが覚えた戦慄・・・・ゲートの中にミサイルが入り込んでしまった事・・・・・

その結果・・・・・・・・

スタンリーのいた格納庫はミサイルの流れ弾が入りこみ爆発・・・・
この場にいたスタンリーを含む人々は体が跡形もなく、散り可変戦闘機やランサーⅡの爆発により格納庫内のみならず・・・・
基地の一部のブロックが機能不能になる被害を被った。

モーア「スタンリー、嘘でしょ・・・・・なんで・・・・」

ミューレ「遅いんだよ!!」

モーア「くっ・・・・」

スタンリーの死ぬ所をモーアは見てしまい、ショックからか戦意を失ってしまう。
異性とは言え、共に苦楽を共にした同僚であり、なおかつさっきまで会話していた。

仲間の死を悲しんだのはいつ以来だろうか・・・・・去年の戦いで、大事な戦友を戦死した時以来だろうか・・・・

そう感じるモーアだが、ミューレの攻撃は止まるわけではない。
モーアに隙ができた事により猛攻を喰らわしていった。

ミューレ「もらった!!」

モーア「ここまでか・・・・・」

猛攻の結果・・・・・・・・

ミューレのクァドラン・ローがモーアのバルキリーに向けて腕による殴打による攻撃を仕掛けようとした。
いくらエースパイロットのモーアでも、この攻撃を回避する事ができない。
回避できない事は・・・・死・・・・・モーアの頭の中が真っ白になる・・・・・・・

この先、自分自身の死がやってくる・・・・
ここで死ぬのが宿命なら死ぬのも悪くない。
ゼントラーディ人の血の宿命ならば・・・死を受け入れるとしよう・・・・・

モーアは自分に向けて殴打してこようとするミューレの腕を見て、自分の運命を受け入れる事に決め・・・・・
ゼントラーディ人として誇り高く死ねる事を喜び・・・・・・穏やかな表情を浮かべるのであった。
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