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マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第2次マクロスシティ攻防戦 記録ファイル4

2017-12-07 23:23:24 | マクロス外伝参謀本部記録簿
戒厳令解除からしばらく経つと・・・・マクロスシティは比較的安定期に入り、人々は再び落着きを取り戻した。
警務官や警察官の数は少なくなったが、重要施設周辺では厳重な警備のままである。

そんな中・・・・・

矢吹一郎「不穏ゼントラーディ人が決起だと・・・」

小笠原洋一「部下からの情報では確かに・・・・警務隊も掴んでいるようです。」
新統合軍情報局.小笠原洋一.少佐

矢吹一郎「ぬぅ・・・・・・厄介な問題だな・・・・・」

情報局の幹部小笠原洋一.少佐から不穏ゼントラーディ人らが決起する話を聞いていた。
ゼントラーディ人たちに潜入していた情報員は正確に情報の入手ができず、正体がバレる前に離脱したため決行日と戦力の把握に失敗する・・・・・
もし決起されれば多大な犠牲者が出るどころか・・・・・・

矢吹一郎「決起すればマイクローン化を拒むゼントラーディ人は地球から追放されるな・・・」

小笠原洋一「その通りです、反ゼントラーディ感情のある団体や新統合軍内部の一部派閥に利用されます。」

矢吹一郎「擁護派もそうだが、反ゼントラ派も厄介だな・・・・・・擁護派は余計に連中を調子に乗らせるデモを行う・・・・・反ゼントラ派はこれを利用する・・・・くそっ・・・・・・・・・・」

反ゼントラーディ派を後押しする結果も・・・・

矢吹一郎「当分、地球圏は・・・・・・平和にはならんか・・・・・」

小笠原洋一「ですな・・・・・」

結局、地球圏は平和にならない・・・・・
矢吹は絶望めいた事を口にする・・・・・・・・・・・・

アリミア「戻りました。」

結城聡「おう。」

アリミアは基地へ戻っていた。
恋人ラッフェルが不穏ゼントラーディ人と行動を共にしていた・
それはアリミアにとって凄くショックな事であった。

もし本当であれば今後敵同士として戦う事になる・・・・
その事を考えると胸が痛くなる・・・・・・

自室に入るとベッドに倒れこむ、愛していた人と殺し合うのは堪える・・・・
それに涙が出る・・・・・なんでラッフェルは反統合運動に・・・・・・・
いくらゼントラーディ人が差別されているからって、武力で訴えるのはおかしい・・・・・・
アリミアは泣いた・・・・・・ラッフェルの行動に・・・・・

ゼマラリ「アリミア、いる?」
新統合空軍ブラック・ディンゴ中隊ゼマラリ・ジェナーダ.少尉

アリミア「ラック・ゼマラリ?」

ゼマラリ「いるじゃない、入っていい?」

アリミア「いいわよ。」

親友であり同じゼントラーディ人である同僚ゼマラリ・ジェナーダが入ってくる。
共に数々の任務につき相棒を務めた仲である。
信頼するゼマラリにラッフェルの事を話した。

ゼマラリ「なるほどラッフェル君ね・・・・」

アリミア「不穏ゼントラーディ人達と手を組んで何をしているのか・・・・・」

ゼマラリ「確かにつく気持ちは分からなくないけど、結局それって純粋な地球人やハーフ世代から見たらあたし達ゼントラーディ人の風当たりは強くなるだけなのよね。」

ゼマラリは怒りを込めながら呟いた。
結局同胞の差別解放だとしても、結局武力行為や暴力行為を行えば相手が強くなるだけである。
弱者を救うのもいいのだが、弱者と言う立場を利用して横暴な手段を取れば本末転倒。

差別が強まり、お互い憎しみ合い戦争に発展する・・・・
その歴史は今までの歴史の先人達がそれを伝えている・・・・

だがその歴史を上手く利用できない・・・・・・・それが人類・・・・生物学的にも幼い動物である。

怒りを感じるゼマラリ・・・・・そしてアリミアにある事を聞いた。

ゼマラリ「一つ聞くけど、いざって時にラッフェルを討つ事をできるの?」

アリミア「!!」

ゼマラリ「恋人よ・・・・・・・・もし敵として出てきたならば・・・・・・」

いざって時に撃つ事が出来るか・・・・・・・・・
それはアリミアにとって一番重大な事である。
果たしてアリミアはラッフェルを撃つのか・・・・・

アリミア「(私は正直・・・・・・・ラッフェルを討ちたくない・・・・だけど・・・・後ろには一般国民がいる・・・・どんなに強いられても・・・どんな国家でも忠を尽くす・・・・それが軍人としての矜持に反すのではないか・・・・・・・・」

アリミアは守るべき国民を考えるとラッフェルを討つしかない・・・・・
どんな事があろうとも・・・・・・一人の人間を討たないよりも国民を守る・・・・・・・
何処かで自分を許せない時が来るのかもしれない・・・・・・・・・

私の手でラッフェルを・・・・・・・殺す

そう決めたアリミアは・・・・・・・

アリミア「私はラッフェルを討つ・・・・・・・・どんなに愛した人でも己の主張のために理想のために・・・・多くの国民を殺す行為は許さない・・・・・」

ゼマラリにラッフェルを討つ決意を述べた。
それを聞いたゼマラリは・・・・

ゼマラリ「そうなんだ・・・・・・・ふぅアリミアらしいわね。」

アリミア「らしい?」

ゼマラリ「その正義漢は幼い頃と変わってない安心した。」

正義漢は昔から変わってないと言う。
なんたって幼い頃、純血の地球人の同級生にいじめられた時いつも助けてくれた。
相手を怪我させないように制圧し、いじめっ子を倒してくれた。

自分も強くなりたいと鍛えるようになり、アリミアと同じ新統合軍パイロットへの道へ進んだ。
そのアリミアの正義の心が変わってない事実はゼマラリからすれば安心する・・・・・

だけど非常な選択をしたんだろう・・・・・・愛する人を討つ・・・・・・・アリミアにとって辛い事・・・・
嬉しさ反面、何処かむなしさを感じる・・・・・何処か申し訳ないと・・・・・
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第43話 反統合組織グラビオンとイルミナシオン

2017-12-07 13:07:19 | マクロス外伝戦場の遺産
  【グラビオン.本拠地】
反統合組織グラビオンリーダーでゼントラーディ人のキル・ナドレルは、イルミナシオンの幹部クラーフ・マシュトレインと共にいた。
クラーフはこれからイルミナシオンの軍官と共にこの基地を去る。
契約は終わったからである、これも表向きな理由であり実際の理由は攻撃してくる新統合軍に反統合組織との関与を消すためである。

クラーフはベレー帽を取り、頭をかくなど・・・早くこの場を去りたい仕草をした。

キル「そろそろ出発ですな、今まで我らに軍事物資の提供や地球流の軍事指導をしてくださいまして感謝します。」
反統合組織グラビオンリーダー.キル・ナドレル

クラーフ「いえいえ滅相もありません。」
イルミナシオン.幹部クラーフ・マシュトレイン

キル「だがあなた方の支援で統合軍の連中を何度も撃退できました・・・このことは一生忘れません。」

クラーフ「そうですか・・・・では我々はこれで失礼します。」

キルらグラビオンの構成員はイルミナシオンに感謝する・・・が・・・・キルは反応は冷たく・・・
部下を引き連れながら静かに部屋から出る。

「同志・・・・そろそろ発進します。」

クラーフ「うむ、新統合軍の密偵が何処かにいるかもしれない・・・まぁ大丈夫が・・・念には念をだ・・・」

「ハッ」

新統合軍に攻撃される前にグラビオンの基地からクラーフらは去る。
その統合軍は・・・・

「グッフランドリーダーから各機へ、敵警戒網に入ったら対地ミサイルとナパーム弾投下せよ!」

『了解』

VA-3インベーダーで編成された攻撃部隊が飛行中。
指揮官が各機に攻撃準備の命令を出す。
かなりの被害が出るかもしれないが、作戦を成功させるため囮役としての行動・・・・

その本命は・・・・・・・・・

星村絵里「地下搬入路、こんな所があるとは・・・・」

ミリア「あぁ以外に抜け道は隠されているのではないか?」

絵里とミリアは偶然、地下通路の入り口を発見し潜入していた。
基地に繋がっているか心配だったが、グラビオンのジープが通っているので基地に繋がっていると判断した。

このまま密かに通路を辿って行き、基地の地下らしき場所に辿り着く・・・

ミリア「いいか小型設置爆弾を弾薬庫.レーダーサイト.発電室に設置するんだ・・・敵に見つかるなよ!」

星村絵里「エスケス・・・・合流場所は・・・・」

ミリア「この場所だ、設置完了したらすぐに離脱せよ・・・マックスと星村大尉と合流・・・いいな。」

小型設置爆弾を持ち護身用拳銃を片手に、基地内に潜入する。
中に入ると、警備兵はいるがそこまでいない・・・
監視カメラもある・・・・

絵里は近くにいた女性兵士を狙いを定め・・・・

                 グッ

星村絵里「悪いけど、あなたの服借りるわね。」

気絶させ、服を脱がせ両手を縛り奪った服を着る・・・
偶然、この女性兵士は自分と同じ型の遺伝子を持っている・・・・
女性兵士を引きずりだし、元いた場所に置く・・・・
当分、起きる事はないだろう・・・・

絵里はそう思い、基地内に入る・・・・・

星村絵里「ミリア・・・あいつ大丈夫かな・・・・上手く潜入しているといいけど、えぇとこの服の主は・・・・ナリア・ラーダ・・・・えぇぇと昔何処かで聞いた事あるけど・・・・まぁいいか・・・」

服の主はナリア・ラーダ・・・何処かで聞いた事あるけど、まぁいい。
とにかくこいつを利用し、任務遂行する・・・・

絵里はそのまま基地内を進む・・・・

                      【弾薬庫】
星村絵里「これでよし、次は発電室ね・・・・」

弾薬庫に到達した絵里は小型爆弾を設置に成功する。
この爆弾は遠距離で爆発できる爆弾であり、時限爆弾じゃないので時間は余裕は持てる・・・
爆発に成功すれば、基地は大爆発を起こし混乱が発生する・・・
そして遠い場所にある、レーダーサイトや格納庫を破壊すればいい・・・

だけど、弾薬庫は見つけられたはいいが格納庫やレーダーサイト.発電室の場所が分からない・・・

どこかで敵を尋問し吐かせて、行くしかない・・・・
絵里はそのまま進む・・・・・

星村絵里「!!いた・・・・」

進んでいると、都合のいい時に警備兵がいた。
2名いるが、一瞬で制圧すればなんとかなる・・・絵里はふっと笑い近づく・・・

                  グッ

「ムッ・・・・」

「なんだ・・・あっ・・・」

                  ゴッ

星村絵里「ごめんね・・・・必要なのは一人なの🎵」

                  グサッ

すぐさま行動した絵里は一人を気絶させ、一人を口を抑え喉をアサルトナイフで刺す。
絵里は刺殺した兵士を抱え、ロッカーに隠した・・・
若干血塗れたが、大した量ではないので手でトイレに入り水で洗い目立たないようにした。
警備兵の一人を背負い、狭い路地に入る。

ゴンッ

「うっ・・・・あっなんだ・・・お前・・・・」

星村絵里「さぁ発電室.格納庫の場所を吐いてもらおうか・・・・」

「なに・・・・・」

絵里は拳銃を構え警備兵を尋問する。
警備兵は絵里に尋問される事を良しとせず、拳銃を抜こうとするが・・・・

                               プスッ

「がぁぁぁぁ・・・・・・」

星村絵里「抵抗するな・・・・・・・・・・死期を早めるつもり?」

サプレッサーをつけた拳銃で足を撃たれ、苦しむ・・・・

星村絵里「さぁ答えろ・・・・発電室.格納庫は何処・・・・」

「む・・・むねのポケットに・・・・あ・・・る地図に・・・・」

星村絵里「そっ・・・・ありがとう・・・」

「やめろころさ・・・・」

星村絵里「捕虜として連行するのは、無理・・・・殺した方がいい・・・でしょ・・・」

                             プスッ バタン

絵里は必要な情報を聞き出した後、警備兵を射殺する。
捕虜にしたいが、先ほどの女性兵士ナリアがいる・・・・・余計な捕虜はいらない・・・・

正式に捕虜にならない以上、戦犯にはならない・・・・・・・・

明かにさっきまで自分を殺そうとした・・・・絵里は地図を受けとり、この場を後にする・・・
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