戒厳令解除からしばらく経つと・・・・マクロスシティは比較的安定期に入り、人々は再び落着きを取り戻した。
警務官や警察官の数は少なくなったが、重要施設周辺では厳重な警備のままである。
そんな中・・・・・
矢吹一郎「不穏ゼントラーディ人が決起だと・・・」
小笠原洋一「部下からの情報では確かに・・・・警務隊も掴んでいるようです。」
新統合軍情報局.小笠原洋一.少佐
矢吹一郎「ぬぅ・・・・・・厄介な問題だな・・・・・」
情報局の幹部小笠原洋一.少佐から不穏ゼントラーディ人らが決起する話を聞いていた。
ゼントラーディ人たちに潜入していた情報員は正確に情報の入手ができず、正体がバレる前に離脱したため決行日と戦力の把握に失敗する・・・・・
もし決起されれば多大な犠牲者が出るどころか・・・・・・
矢吹一郎「決起すればマイクローン化を拒むゼントラーディ人は地球から追放されるな・・・」
小笠原洋一「その通りです、反ゼントラーディ感情のある団体や新統合軍内部の一部派閥に利用されます。」
矢吹一郎「擁護派もそうだが、反ゼントラ派も厄介だな・・・・・・擁護派は余計に連中を調子に乗らせるデモを行う・・・・・反ゼントラ派はこれを利用する・・・・くそっ・・・・・・・・・・」
反ゼントラーディ派を後押しする結果も・・・・
矢吹一郎「当分、地球圏は・・・・・・平和にはならんか・・・・・」
小笠原洋一「ですな・・・・・」
結局、地球圏は平和にならない・・・・・
矢吹は絶望めいた事を口にする・・・・・・・・・・・・
アリミア「戻りました。」
結城聡「おう。」
アリミアは基地へ戻っていた。
恋人ラッフェルが不穏ゼントラーディ人と行動を共にしていた・
それはアリミアにとって凄くショックな事であった。
もし本当であれば今後敵同士として戦う事になる・・・・
その事を考えると胸が痛くなる・・・・・・
自室に入るとベッドに倒れこむ、愛していた人と殺し合うのは堪える・・・・
それに涙が出る・・・・・なんでラッフェルは反統合運動に・・・・・・・
いくらゼントラーディ人が差別されているからって、武力で訴えるのはおかしい・・・・・・
アリミアは泣いた・・・・・・ラッフェルの行動に・・・・・
ゼマラリ「アリミア、いる?」
新統合空軍ブラック・ディンゴ中隊ゼマラリ・ジェナーダ.少尉
アリミア「ラック・ゼマラリ?」
ゼマラリ「いるじゃない、入っていい?」
アリミア「いいわよ。」
親友であり同じゼントラーディ人である同僚ゼマラリ・ジェナーダが入ってくる。
共に数々の任務につき相棒を務めた仲である。
信頼するゼマラリにラッフェルの事を話した。
ゼマラリ「なるほどラッフェル君ね・・・・」
アリミア「不穏ゼントラーディ人達と手を組んで何をしているのか・・・・・」
ゼマラリ「確かにつく気持ちは分からなくないけど、結局それって純粋な地球人やハーフ世代から見たらあたし達ゼントラーディ人の風当たりは強くなるだけなのよね。」
ゼマラリは怒りを込めながら呟いた。
結局同胞の差別解放だとしても、結局武力行為や暴力行為を行えば相手が強くなるだけである。
弱者を救うのもいいのだが、弱者と言う立場を利用して横暴な手段を取れば本末転倒。
差別が強まり、お互い憎しみ合い戦争に発展する・・・・
その歴史は今までの歴史の先人達がそれを伝えている・・・・
だがその歴史を上手く利用できない・・・・・・・それが人類・・・・生物学的にも幼い動物である。
怒りを感じるゼマラリ・・・・・そしてアリミアにある事を聞いた。
ゼマラリ「一つ聞くけど、いざって時にラッフェルを討つ事をできるの?」
アリミア「!!」
ゼマラリ「恋人よ・・・・・・・・もし敵として出てきたならば・・・・・・」
いざって時に撃つ事が出来るか・・・・・・・・・
それはアリミアにとって一番重大な事である。
果たしてアリミアはラッフェルを撃つのか・・・・・
アリミア「(私は正直・・・・・・・ラッフェルを討ちたくない・・・・だけど・・・・後ろには一般国民がいる・・・・どんなに強いられても・・・どんな国家でも忠を尽くす・・・・それが軍人としての矜持に反すのではないか・・・・・・・・」
アリミアは守るべき国民を考えるとラッフェルを討つしかない・・・・・
どんな事があろうとも・・・・・・一人の人間を討たないよりも国民を守る・・・・・・・
何処かで自分を許せない時が来るのかもしれない・・・・・・・・・
私の手でラッフェルを・・・・・・・殺す
そう決めたアリミアは・・・・・・・
アリミア「私はラッフェルを討つ・・・・・・・・どんなに愛した人でも己の主張のために理想のために・・・・多くの国民を殺す行為は許さない・・・・・」
ゼマラリにラッフェルを討つ決意を述べた。
それを聞いたゼマラリは・・・・
ゼマラリ「そうなんだ・・・・・・・ふぅアリミアらしいわね。」
アリミア「らしい?」
ゼマラリ「その正義漢は幼い頃と変わってない安心した。」
正義漢は昔から変わってないと言う。
なんたって幼い頃、純血の地球人の同級生にいじめられた時いつも助けてくれた。
相手を怪我させないように制圧し、いじめっ子を倒してくれた。
自分も強くなりたいと鍛えるようになり、アリミアと同じ新統合軍パイロットへの道へ進んだ。
そのアリミアの正義の心が変わってない事実はゼマラリからすれば安心する・・・・・
だけど非常な選択をしたんだろう・・・・・・愛する人を討つ・・・・・・・アリミアにとって辛い事・・・・
嬉しさ反面、何処かむなしさを感じる・・・・・何処か申し訳ないと・・・・・
警務官や警察官の数は少なくなったが、重要施設周辺では厳重な警備のままである。
そんな中・・・・・
矢吹一郎「不穏ゼントラーディ人が決起だと・・・」
小笠原洋一「部下からの情報では確かに・・・・警務隊も掴んでいるようです。」
新統合軍情報局.小笠原洋一.少佐
矢吹一郎「ぬぅ・・・・・・厄介な問題だな・・・・・」
情報局の幹部小笠原洋一.少佐から不穏ゼントラーディ人らが決起する話を聞いていた。
ゼントラーディ人たちに潜入していた情報員は正確に情報の入手ができず、正体がバレる前に離脱したため決行日と戦力の把握に失敗する・・・・・
もし決起されれば多大な犠牲者が出るどころか・・・・・・
矢吹一郎「決起すればマイクローン化を拒むゼントラーディ人は地球から追放されるな・・・」
小笠原洋一「その通りです、反ゼントラーディ感情のある団体や新統合軍内部の一部派閥に利用されます。」
矢吹一郎「擁護派もそうだが、反ゼントラ派も厄介だな・・・・・・擁護派は余計に連中を調子に乗らせるデモを行う・・・・・反ゼントラ派はこれを利用する・・・・くそっ・・・・・・・・・・」
反ゼントラーディ派を後押しする結果も・・・・
矢吹一郎「当分、地球圏は・・・・・・平和にはならんか・・・・・」
小笠原洋一「ですな・・・・・」
結局、地球圏は平和にならない・・・・・
矢吹は絶望めいた事を口にする・・・・・・・・・・・・
アリミア「戻りました。」
結城聡「おう。」
アリミアは基地へ戻っていた。
恋人ラッフェルが不穏ゼントラーディ人と行動を共にしていた・
それはアリミアにとって凄くショックな事であった。
もし本当であれば今後敵同士として戦う事になる・・・・
その事を考えると胸が痛くなる・・・・・・
自室に入るとベッドに倒れこむ、愛していた人と殺し合うのは堪える・・・・
それに涙が出る・・・・・なんでラッフェルは反統合運動に・・・・・・・
いくらゼントラーディ人が差別されているからって、武力で訴えるのはおかしい・・・・・・
アリミアは泣いた・・・・・・ラッフェルの行動に・・・・・
ゼマラリ「アリミア、いる?」
新統合空軍ブラック・ディンゴ中隊ゼマラリ・ジェナーダ.少尉
アリミア「ラック・ゼマラリ?」
ゼマラリ「いるじゃない、入っていい?」
アリミア「いいわよ。」
親友であり同じゼントラーディ人である同僚ゼマラリ・ジェナーダが入ってくる。
共に数々の任務につき相棒を務めた仲である。
信頼するゼマラリにラッフェルの事を話した。
ゼマラリ「なるほどラッフェル君ね・・・・」
アリミア「不穏ゼントラーディ人達と手を組んで何をしているのか・・・・・」
ゼマラリ「確かにつく気持ちは分からなくないけど、結局それって純粋な地球人やハーフ世代から見たらあたし達ゼントラーディ人の風当たりは強くなるだけなのよね。」
ゼマラリは怒りを込めながら呟いた。
結局同胞の差別解放だとしても、結局武力行為や暴力行為を行えば相手が強くなるだけである。
弱者を救うのもいいのだが、弱者と言う立場を利用して横暴な手段を取れば本末転倒。
差別が強まり、お互い憎しみ合い戦争に発展する・・・・
その歴史は今までの歴史の先人達がそれを伝えている・・・・
だがその歴史を上手く利用できない・・・・・・・それが人類・・・・生物学的にも幼い動物である。
怒りを感じるゼマラリ・・・・・そしてアリミアにある事を聞いた。
ゼマラリ「一つ聞くけど、いざって時にラッフェルを討つ事をできるの?」
アリミア「!!」
ゼマラリ「恋人よ・・・・・・・・もし敵として出てきたならば・・・・・・」
いざって時に撃つ事が出来るか・・・・・・・・・
それはアリミアにとって一番重大な事である。
果たしてアリミアはラッフェルを撃つのか・・・・・
アリミア「(私は正直・・・・・・・ラッフェルを討ちたくない・・・・だけど・・・・後ろには一般国民がいる・・・・どんなに強いられても・・・どんな国家でも忠を尽くす・・・・それが軍人としての矜持に反すのではないか・・・・・・・・」
アリミアは守るべき国民を考えるとラッフェルを討つしかない・・・・・
どんな事があろうとも・・・・・・一人の人間を討たないよりも国民を守る・・・・・・・
何処かで自分を許せない時が来るのかもしれない・・・・・・・・・
私の手でラッフェルを・・・・・・・殺す
そう決めたアリミアは・・・・・・・
アリミア「私はラッフェルを討つ・・・・・・・・どんなに愛した人でも己の主張のために理想のために・・・・多くの国民を殺す行為は許さない・・・・・」
ゼマラリにラッフェルを討つ決意を述べた。
それを聞いたゼマラリは・・・・
ゼマラリ「そうなんだ・・・・・・・ふぅアリミアらしいわね。」
アリミア「らしい?」
ゼマラリ「その正義漢は幼い頃と変わってない安心した。」
正義漢は昔から変わってないと言う。
なんたって幼い頃、純血の地球人の同級生にいじめられた時いつも助けてくれた。
相手を怪我させないように制圧し、いじめっ子を倒してくれた。
自分も強くなりたいと鍛えるようになり、アリミアと同じ新統合軍パイロットへの道へ進んだ。
そのアリミアの正義の心が変わってない事実はゼマラリからすれば安心する・・・・・
だけど非常な選択をしたんだろう・・・・・・愛する人を討つ・・・・・・・アリミアにとって辛い事・・・・
嬉しさ反面、何処かむなしさを感じる・・・・・何処か申し訳ないと・・・・・