マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第42話 破壊工作戦

2017-12-06 23:34:32 | マクロス外伝戦場の遺産
サドワラとアルゲニクスの2隻の巡洋艦は、惑星ラダートの反統合組織グラビオンの基地の周辺の情報収集していた。
一般部隊が囮として攻撃する時間までに自分たちが潜入し攻撃しやすい地点を探している。
偵察歩兵部隊が進出し、潜入地点を誘う・・・・

一人の偵察兵が・・・・・

「ジーナス大尉.星村大尉、ここは潜入班を潜り込ませ内部破壊工作をすべきです。」

と進言した。

内部からの破壊工作・・・・これも有効な手かもしれない・・・
和也とマックスは偵察兵の進言を受けて、破壊工作を視野とした作戦を考える。
潜入する班を編成しいつでも出撃できるような態勢は既に取っている。

マックス「星村大尉、どう攻めますか?」

星村和也「レーダーサイト.発電施設.弾薬庫を爆破だな、そうすれば容易に攻める事が可能になる。」

マックス「いい案ですね、それにしましょう。准尉・・・絵里にプランDを・・・」

ミアン「ハッ」

レーダーサイト.発電施設.弾薬庫を破壊。
更に格納庫を破壊すれば戦力的に大幅低下するし、一般部隊の損害は大幅に低下する。
もしかしたらいける・・・和也とマックスは思った。

だが・・・・

星村和也「今まで何故上はこのような案を出さなかったんだ・・・・・」

なんで新統合軍総司令本部は何故この破壊工作を視野に入れた作戦に出なかったのか?
自分達以外でも情報局や噂のザースロン機関の工作員で破壊工作をしなかったのか・・・・
和也は顎に指で振れながら考える

するとマックスが・・・・・・

マックス「まさか・・・」

星村和也「ジーナス大尉何か知っているのか?」

マックス「ミリアが言っていたんですが・・・・・」

星村和也「?」

ミリアが何かを知っていると答えた。
和也は一体何を知っているんだとマックスを見る・・・・
だが・・・・それは・・・・・・・・

ミアン「報告します、隊長よりプランD発令です。」

星村絵里「エスケスタ」

プランD・・・・潜入工作を意味する。
絵里はそれを理解し、ミアンが言う和也の命令を承諾する・・・・

星村絵里「はぁ・・・・千代がいればだな・・・・」

ミリア「千代・・・・」

星村絵里「望月千代・・・・以前私が興味を持って助けたり終戦の時に共に戦った友人よ。」

ミリア「あぁ巨乳で椎茸が嫌いなあのジト目・・・」

星村絵里「・・・・ミリア・・・・・」

千代がいればなんとかなる・・・・
絵里はそう呟いた。

ミリア「だが彼女はいないだろう、やるならばお前と私だけだな。」

星村絵里「そうかもしれないわね・・・・」

ミリア「でも成功するのは分からんが・・・・」

星村絵里「大丈夫じゃないんですかね、以前の監察軍自動工業衛星襲撃だって成功してますし。」

ミリア「そうだな。」

成功するか分からないミリアは呟くが絵里は笑顔で大丈夫・・・成功すると言う。
聞いたミリアは安心する、こんな駄目娘だが・・・・
根はしっかりした元ゼントラーディ軍軍人で現母親兼新統合軍軍人・・・・・・・・

ミリア「だがイルミナシオン相手だがやれるか?」

星村絵里「いや相手はいないでしょう・・・・」

ミリア「ラック?」

星村絵里「反政府組織と関与しているとあれば一般国民や他企業に不信感は愚か、新統合軍全軍を敵に回します・・・・連中は馬鹿じゃない・・・半分の確立ですがそうするでしょう。」

ミリア「・・・・・」

イルミナシオンが出てくると思われるが、絵里は否定する。
もっとも軍需複合体であり新統合軍上位組織.国防省と取引しており、もし新統合軍ご自慢の特殊精鋭部隊VF-Xと交戦するとなれば賊軍・・・・

企業的にも大打撃を被る事になる・・・・
だから絵里はイルミナシオンはグラビオンの基地にいないと確信する・・・

だけど完全ではないので50%確立であるが・・・・・・・・・

ミリア「以前のお前は上官を敬わない.独断専行.戦友以外とは協調性がないと、信頼性がなかったが・・・・・いいだろう・・・・お前は私の次に強い兵士だ・・・・やるか・・・・」

星村絵里「任せてください、デワントンとメールがいなくてもできます。」

ミリア「大した自信だな・・・・・」

星村絵里「えぇぇ今の私は星村絵里だけではなく、ゼントラーディ軍軍人モーア・カリダムとしていますから・・・」

ミリア「気にいった・・・それでこそ私の部下だ・・・・・」

絵里は自身を傷付けたイルミナシオンを嫌悪し、闘志に燃えるが・・・
それに囚われれば、冷静かつ臨機応変の判断ができなくなる・・・・

まずはルミナスグループが関与している連中を叩くと・・・・・

ミリア「そろそろ行くか・・・・モーア・カリダム3級空士長」

星村絵里「エスケス・・ミリア1級空士長・・・」

絵里とミリアは愛機に乗りこみ、出撃する。

星村和也「絵里が出撃しただと?」

ミアン「はい・・・・時限爆弾が入ったコンテナ一つ持っていって・・・それとジーナス中尉まで・・・・」

星村和也「プランDは選抜潜入部隊の護衛任務なのに・・・・絵里はぁ・・・・・」

絵里が出撃した事に和也は頭を抱える。
だけど・・・・・・・・・

マックス「いいじゃないですか、僕のミリア共々元気あって・・・」

星村和也「ジーナス大尉・・・・」

マックス「むしろ彼女らならばできますよ、なんたって元ゼントラーディ軍の兵士であり上官部下関係でしたし・・・」

マックスはむしろそれを歓迎していた・・・・
何かを掴み取れるかもしれないと・・・

星村和也「相手はイルミナシオンが関与しているんだぞ、以前あいつらはガイアパックで絵里を重傷を負わせた・・・絵里は・・・・」

マックス「その心配はありません・・・・」

星村和也「えっ・・・・・」

マックス「だって彼女はあなたの妻であり僕の妻ミリアの部下です・・・きっと大丈夫です・・・・」

和也は以前の事があってか絵里を心配するが、マックスは大丈夫と言う。
なんたってお互い信頼して横、時には背を任せる大事なパートナー。

そんなパートナーが、同じ任務についている別のチームのパートナーと組む・・・・
それを行う事で、そのチームとの連携を強くすると・・・・

マックス「妻同士ならばこっちは夫同士で組みましょう、そして・・・」

星村和也「作戦を成功させると言うわけか・・・・ふっいいな・・・・分かった。」

マックスの言葉を聞いて和也は絵里を心配する事をやめた。
むしろ、無事に笑顔で帰ってくると・・・そう言う安心感がでる・・・・・

必ず作戦を成功させる・・・・お互い別々のチームになるが、愛した人間の目標は別の形で果たす・・・・

絵里と和也・・・・イルミナシオンとルミナスグループ打倒に動く


【その頃の千代さん】
望月千代はインド洋海洋基地で教官として、教え子を育てている。
ミルは無事に月面クラビウスの士官学校へ行ったが、千代の仕事は終わったわけじゃない。
変わったのは、イルミナシオン関連の事件と紅葉の情報局の仕事が暇になり教え子を育てるのみとなっていた。

望月千代「うぅ・・・・」

久しぶりに絵里と会うが・・・・なんか様子が違っていた・・・・

チェヨン「どうしたの千代・・・・」

大井紅葉「顔色が・・・・・変ですよ。」

チェヨンと紅葉に顔色が変だと心配される・・・・
その理由は・・・・・

望月千代「そろそろ身を固めたい・・・・」

大井紅葉「それって・・・・・」

望月千代「そろそろ彼氏が欲しい!!」

彼氏が欲しいと言う事である。
文化レベルも違っており、恋人のうんぬんや結婚のうんぬんが分かっていないモーア(絵里)が結婚している。
それに比べて・・・・・・・

チェヨン「千代って・・・・」

大井紅葉「可愛いのに・・・・」

『彼氏いないよね・・・・・』

望月千代「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ」

彼氏がいない、一目ぼれした相手がいるがまともに会話する事なく・・・・・第1次星間大戦で火星サラ基地で戦死している。
彼氏の出来ない千代であるが、チェヨンと紅葉は・・・・・・

チェヨン「そろそろ彼氏いたほうがいいよ、私はこの前できたけど。」

大井紅葉「私も・・・・」

望月千代「チェヨンも紅葉も言うの?・・・・初芽だってできているし、義綱兄さんは既婚者だし・・・・」

彼氏はいる・・・その事実に千代は絶句する・・・・・・・・受け入れがたい事実である・・・・・
果たして千代は運命の人と出会う事ができるのか・・・・それはまだ分からない
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする