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マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第82話 怒りの戦士フェアリ

2017-06-24 00:18:30 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
一方桐原がマクロスに置いていかれた頃。
単機で戦闘を行っていた友軍も見つからない・・・・・
見つかってもやられる・・・・・・・・
デワントンはどれが味方なのか判断できないでいた・・・・・
その時・・・・・・・・・・・・

                   シュバババババババーン

デワントン「何?」

デワントンはとっさの攻撃を回避する、目の前にはクァドラン・ローが存在していた。
このクァドラン・ローは、デワントンに対しハラスメントアタック(嫌がらせ攻撃)するかのように攻撃する。
腕のパルスレーザーでデワントンのクァドラン・ローを当てないように攻撃する。
当然デワントンはその攻撃を回避するが・・・・・・・・

フェアリ「あんまりかつての味方を殺すのはあんまり気分が良くない。だが目の前のパイロットは誰だ?」
ゼントラーディ軍フェアリ・チェリアス3級空士長

デワントン「通信?あのパイロットから.......」

そのクァドラン・ローのパイロットはフェアリ・チェリアス。
かなり名の知れたエースパイロットであり上官からも信頼され。
ラプラミズ艦隊ともかなり作戦を行動を共にする事の多い精鋭兵である。
そんなフェアリは目の前にいるクァドラン・ローのパイロットが知りたかった。
ゼントラーディ軍のチャンネルを使いデワントンに通信を入れる。

                         プォン

デワントン「お前は........」

フェアリ「お前は......」

デワントン「まさかだけど・・・・・・・・」

フェアリ「お前はデワントン・フィアロ!」

デワントン「フェアリ・チェリアス!」

通信を入れモニターに映した途端、お互いに驚く。
なんたって顔見知りであるから。
デワントンとフェアリは共に戦線を戦った事のある仲であった。
モニターでデワントンの顔を見たフェアリは驚いていた表情をしていたが次第に怒りの表情に変わる。

フェアリ「まさか貴様までブリタイやマイクローンに付くとはなぁ。エースのミリアの名副官と尊敬してたけど、がっかりだよ!」

デワントン「すべては上からの命令だ!好きでマイクローンに協力しているわけじゃない!」

フェアリ「黙れ!裏切り者!!」

             シュバババババババーン シュバババババババーン
             ビュビュビュビュビュビュビュビュビュビューン

デワントン「待って!」

フェアリ「そんな動きで勝てるでも、言っておくが腕は私の方が上だ!」

裏切りを激怒しているらしくデワントンの話を聞かないままミサイルを撃ちながらパルスレーザーを放つ。
デワントンは死んでたまるかと必死に回避行動を取る。
フェアリの突然の攻撃にデワントンは唇を噛み締めながら.....

デワントン「上だとしても、私はあの時助けたマイクローンのパイロットに会うまで死ねない!」

フェアリ「えっ.......」

デワントン「だから死んでたまるか!」

と自分の正直な気持ちをフェアリに伝える。
それを聞いたフェアリは動揺を起こしてしまう。
だが表情を変えて..................

フェアリ「だったらその答えを私に証明して見せろ!」

デワントン「みせろって.....」

フェアリ「戦って私を殺してだ!もしくは生き残る事を!!」

デワントンのクァドラン・ローとフェアリのクァドラン・ローはなお激しく戦う。
追い込まれるがなんとか回避する。
なでここまで戦えるのか?それはデワントンの桐原に会いたい欲からである。

デワントン「くっ・・・・・・・・」

フェアリ「裏切り者は許さない・・・・・・・・・同胞を殺す気にはならないが・・・・・じっくり殺してやるよ!大人しく死ね!!」

デワントン「死んでたまるか!!」

             シュバババババババーン シュバババババババーン

デワントンだってただ回避しているだけでは終わらない。
彼(桐原)に会うまでは死ねないから、もしフェアリがそれを邪魔するならば.....................................
殺してしまうしかない、殺して彼(桐原)に会うんだ!そんな思いがデワントンの力に変わる。

フェアリ「フンやるな!!」

             ビュビュビュビュビュビュビュビュビュビューン

攻撃は当たらない、ミサイルはすべてフェアリに撃破されてしまう。
やはりフェアリは強い、優秀なメルトランであると。
私には勝つ事はできないのか?このまま戦死してしまうのか?
デワントンはフェアリに対して若干恐怖を抱く。

フェアリ「どう理由があるか分からないが・・・・我が軍を裏切る行為は重罪!」

デワントン「黙れ!どのみち私達を消去刑にするつもりだったくせに!」

フェアリ「フンそれがどうした!消されるならば反抗せずにゼントラーディ軍の矜持を持って死ねばいいモノを!!」

デワントン「ただ何もしないで死ぬ?そんな事はできるわけないでしょ!抗う事を許されずにただ死んで行く事を!私は私はゼントラーディ軍第1直衛艦隊ミリア隊の副官デワントン・フィアロです!!」

フェアリのゼントラーディ軍から裏切らずそのままの死ねの発言に対しデワントンは反発する。
戦わないで黙って殺されるのを待つだけの事を.......
戦闘種族ゼントラーディ人であるデワントンからしたら屈辱的な事である。
屈辱を受けたまま死んで行くのは、デワントンからしたら死んでも死んでも死に切れない行為。

そんな事は許されるはずもないのだ。

フェアリ「そう言ってくれるか!ますます面白くなってきたではないか?」

デワントン「面白くないこれは生き残るための私の権利だ!」

フェアリ「権利......か言うわね。」

デワントンがフェアリに抗うのは生き残るための権利であるから。
生き残るためならば向かってくる害悪フェアリを殺しても構わない。
今までの戦闘でデワントンは知ってしまった。

そう知ってしまった。

第81話 ティモシー・ダルダントン再び

2017-06-23 23:14:22 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
桐原達はSDF-1マクロスに合流すべく前進する。
既にマクロスは桐原達よりも前に進んでいる。
なんとしても合流を目指そうとするが合流は難しそうである。
なんせヌージャデル・ガーやクァドラン・ロー.リガードなどが前方の進路をふさいでいるから・・・・・・・

ウォルター「敵の数多すぎはしねぇか?」

イェル「確かに多いけど、そんな事を言っても敵の数が減るとは限らないわよ。」

ウォルター「そんな事を言ってもよ・・・・・・・」

圧倒的な数を誇るゼントラーディ軍の前にウォルターが弱気を吐き・・・・・イェルが叱咤する。
確かにイェルの言う通り文句言って敵の数が減るわけではない・・・・・
しかし・・・・・・ウォルターの様子から見るように480万隻の数えきれぬ艦載機群には誰もが絶望を覚える。
むしろどちらも正論であるが・・・・・・・どちらにしろ絶望である。

桐原中尉「馬鹿野郎!!」

ウォルター「隊長・・・・・・・・」

桐原中尉「弱気を吐いていたら直ぐにヴァルハラへ召される事になるぞ、きちんと気を保つんだ!」

ウォルター「す.すいません・・・・・・・・・・・」

桐原中尉「弱気を吐いて死んだらどうする・・・・俺の部下ならば死ぬな・・・・いいな。」

『はい』

だが・・・・・・・・・弱気になると死亡率と言うのは高まる。
それに敵前逃亡の危険性が出てしまい一気に部隊が崩壊してしまう。
そうなる前に桐原はウォルターをイェルより厳しく叱咤しウォルターを落ち着かせる。
生き残らねば地球文明の復興は不可能・・・・・・・なんとしても包囲網を突破しマクロスに向かわねば・・・・・・

マックス「中尉背後ミサイル!!」

桐原中尉「何!?」

桐原の背後にミサイルが追尾する。
既に気がついた時には・・・・回避は不可能であった。

桐原中尉「くっ・・・・・・・」

回避は不可能と悟りつつも迎撃のためガンポッドをミサイルに向けるが・・・・・・・・・

                            ビュゥゥン
                          ズゴォォォォォォン

桐原中尉「なんだ・・・・・・・・・・・」

「そう簡単に死なれてはこまるんだよ・・・・・・・・・お前・・・・・」

桐原中尉「お前は・・・・・・・小惑星の時に襲った・・・・・・・・・・敵か!?」

追尾していたミサイルは何者かに撃墜される。
爆発から横切るようにシュルケル・ウーが現れる。
桐原はこのシュルケル・ウーを見た事がある。
以前・・・・・・小惑星で資源を回収していた時に襲ってきた奴だと・・・・・・・
それに動きもまったく同じ・・・・・・・・・・
その桐原の問いに・・・・・・

ティモシー「・・・・・あの時のマイクローンか・・・・・・・」

桐原中尉「お前の名前は・・・・・・・・」

ミリア「ティモシー・ダルダントン・・・・・」

桐原はティモシーに名前を聞こうとすると・・・・・・先にミリアが答えてしまう。
ミリアもティモシーの事は知っている・・・・・・・
ティモシーは男性兵士の中いやアドクラス艦隊の中ではかなり名の知れたエースパイロットであるから・・・・・・

ティモシー「ミリア・ファリーナ1級空士長・・・・・まさかマイクローンの機体に乗るとはね・・・・・・・いやあの時もそうなのか?」

ミリア「ティモシー・・・・・・今の私はミリア・ファリーナ・ジーナス准尉・・・・・・・・もうエースのミリアではない・・・・・・・」

ティモシー「そうかい・・・・・・・・・・で・・・・・・・そこのお前は・・・・・」

桐原中尉「地球統合宇宙軍中尉桐原茂人だ・・・・・・・」

ティモシー「そうかい・・・・・・・・・・・そうかい・・・・・・・・・」

ティモシーはそうかいそうかいと答えながらミリアの今の立場と桐原の事を理解する。
他のゼントラーディ人と違って賢い性格なティモシーは直ぐに記憶に覚えてしまう・・・・・・・・

ティモシー「まぁいい・・・・・・・・本来は先に桐原茂人を殺したかったが・・・・・・・・」

桐原中尉「何!?」

ティモシー「気が変わった・・・・・・・・・君達のおもちゃに乗ってみたいものだな・・・・・・・・・」

ミリア「ハッ!?」

ティモシーはミリアがバルキリーを操っている姿を見て自分もバルキリーに乗ってみたいと思った・・・・・・
桐原とミリアはハッと思ったが・・・・・・・・・・
バルキリ-に乗りたいティモシーの気持ちはなんか分かると思ってしまう・・・・・・・・・

マックス「ティモシー・ダルダントン・・・・・・・・まずはここにいる敵を撃破しないとそうはいかないんだよなぁ。」

ティモシー「それもそうでしたね・・・・・・・あなたは・・・・・・・」

マックス「マクシミリアン・ジーナスだ!」

ティモシー「マクシミリアン・ジーナスか・・・・・・・いい名だ・・・・・・だったらそうさせてもらう・・・・・各機雑魚を排除しろ!」

「サ・エスケス」

マックスの言葉を真に受けたティモシーは自分の部下に命じて周りの艦載機群の排除に乗り出す。
ティモシーの部下たちが駆るシュルケル・ウーは損失機無しに次々と敵部隊を排除する。
流石のマックスもかなり唖然とするようにその光景を見守る・・・・・・

ティモシー「マクシミリアン・ジーナスいかがかな?」

マックス「君の実力は中々だね・・・・・・・・」

ティモシー「光栄です。」

ティモシーの問いに対し・・・・・・マックスは実力を認める。
その言葉を聞くと・・・・ティモシーはモニター越しでニコリと笑う・・・・・・

メフィア「あぁぁぁぁぁマクロスどんどん前に行っていますよ!」

エリアーノ「合流できるできない~」

桐原中尉「あ”~馬鹿野郎!!」

そんな事をやっていたせいで桐原達はマクロスに置いていかれるのであった・・・・・・・・
桐原を置いていったマクロスとその艦隊はそのままボドルザー旗艦フルブス・バレンスに向かうのであった。

第80話 バルキリースクライド

2017-06-23 21:48:15 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
ボドルザー基幹艦隊はある重大な致命的な被害を受けた・・・・・・
艦隊全体ではなく、基幹を守る防衛網が崩れてしまった事である。
ここに目を付けた連合艦隊はそこを一直線に総攻撃を開始する。
敵に集中攻撃を受ける危険性はあったが、ミンメイの歌の効果によるカルチャーショックにより混乱。
同士討ちが生じたり、一部隊が連合艦隊に寝返るなどと予想以上に反撃を受ける事はなかった。

桐原中尉「全機.敵旗艦に反応弾をブチ込むまで使うんじゃないぞ。」

『了解』

桐原率いるノンバリケン小隊も敵を排除しつつ小規模艦隊の旗艦目がけて進撃していた。
友軍のゼントラーディ軍兵士の支援の元、敵艦隊旗艦らしきケアドウル・マグドミラ級を発見する。
桐原・イェル・ウォルターはバトロイドに変形する。

桐原中尉「反応弾・・・・・・・・・発射(ファイア)」

変形した途端、ブリッジや艦体に向けて反応弾の半数を使用する。
反応弾はそのままケアドウル・マグドミラに進んでいき命中、一気に艦体を崩壊させる。

メフィア「凄い・・・・・・・・」

エリアーノ「敵だと脅威なのに・・・・・・味方だと頼もしい・・・・・・・・マイクローンの力か・・・・・・・・」

メフィアとエリアーノはノンバリケン小隊と行動を共にし、反応弾の威力を目の当たりにする。
モーアとミツルと行動していたのだが・・・・・・・・途中何処かへ行ってしまった・・・・・・
もっともあの二人の事だから死ぬ事はないだろうが・・・・・・・・・・

メフィア「えぇと・・・・・・・桐原中尉でしたっけ?」

桐原中尉「お前は・・・・・・・・・」

メフィア「ゼントラーディ軍第1直衛艦隊所属メフィア・メルダーン3級空士長です・・・・・・・一つ質問が?」

桐原中尉「なんだ?」

メフィアは戦闘の最中に質問をしてくる。
こんな糞忙しい時に質問してくるとは・・・・・・・・ゼントラーディ人はなんて非常識なと思った。
戦いながら・・・・・・・聞くだけ聞いてみよう・・・・・・・
桐原はメフィアの話に傾ける。

メフィア「ミリア1級空士長は何処にいるのでしょうか?」

桐原中尉「ミリア?ミリア准尉の事か?」

メフィア「准尉?」

ミリアの事。
桐原はメフィアの問いに答える。
だけど、ゼントラーディ軍の軍人であるメフィアは桐原の言う准尉と言う意味が分からない。
地球統合軍の階級なんてゼントラーディ軍であるメフィアが知っているはずがない。
そこで多少のずれが生じる。

桐原中尉「あれならば・・・・・・・・・・・」

桐原はある方向に機を向ける。
それはマックスとミリアのVF-1Jバルキリーが無数の相手に奮戦している姿であった。
なんせ桐原達とマックス・ミリアのコンビが戦っている戦場は案外近いから・・・・・・・

メフィア「ミリア1級空士長・・・・・・・・」

エリアーノ「マイクローンと上手く戦っている・・・・・・・・」

マックスとミリアの見事なコンビネーションに見とれている部分もあるが・・・・・・
やはり・・・・・マイクローンであるマックスと見事なコンビネーションを見せている所に驚いているのだろう・・・・・

イェル「ちなみにミリア准尉はマックス中尉の物ですよ。」

エリアーノ「えっ!?」

メフィア「それって・・・・・・・・・・」

ミリア「それは私とマックスに敗れたからな・・・・・・・」

おわっ!?

当然会話にミリアが紛れ込んでくる。
それに戦いながら・・・・・・・・・・・・・・

ミリア「お前達・・・・・・何を話している。」

メフィア「ミリア1級空士長・・・・・・・」

エリアーノ「その・・・・・・・・」

ミリア「話は生き残ってからにしろ、マクロスをフルブス・バレンスまで行かせろ!」

メフィア「サ・エスケスタ。」

エリアーノ「エスケスタ。」

ミリア「いい返事だ・・・・・・」

ミリアは突然現れた事により驚いて動揺している。
その隙をついてミリアは直ぐ様メフィアとエリアーノの指揮権を確保する。
そして一声を入れると・・・・・素直に従うようになった。

マックス「ミリアの部下か・・・・・・中々美人揃いだね。」

ミリア「それはどう言う意味か?」

マックス「別になんでもないよ、僕が一筋なのはミリアだけ

マックスはミリアの部下であるメフィアとエリアーノを美人と評するがミリアに睨まれる。
こんな戦場の中で恋愛的いちゃいちゃをやらないでくれとここにいる一同は思った。

                   ズドドドドドドドドドドドドドドドド
                       ズドォォォォォン

桐原中尉「とにかく攻撃目標はフルブス・バレンスだな・・・・・・・」

マックス「そうです。そこさえ叩けば終わりです。」

桐原中尉「でついてくるのは・・・・・イェル・ウォルターとミリアとその部下2名と一般ゼントラーディ兵5名か・・・・・」

マックス「数は少ないですが、それらで敵中を突破しマクロスに合流します。」

桐原中尉「そうか・・・・・・・・じゃあ行きますか・・・・全機突撃!!」

イェル「隊長我が中隊本隊とは?・・・・・・・・」

桐原中尉「合流はできんだろう・・・・・・今は最重要目標はマクロスだ最優先で支援する。」

桐原らは本隊合流を諦めマックス・ミリアそしてその他のゼントラーディの面々と共に敵の包囲網を突破しマクロスへ合流する事を決めた。
イェルが合流は?と言ったSVF-64本隊は善戦していたが・・・・・・・・既に半壊・・・・・・・
中隊長は既に戦死しているとの事・・・・・・・・・・・

長期戦になってしまえば数に劣るマクロスの方が不利である。
なんとしてもフルブス・バレンを撃沈しなければならない・・・・・・・・
さもないと死ぬのはこちらの方である・・・・・・・・・・

第79話 メルトランアタック

2017-06-22 23:24:58 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
パープル小隊は敵を片付けた後、武装を再装填する。
全てのバルキリー部隊が結集し・・・・アドクラス・ラプラミズ艦隊も艦載機全機発進させる。
砲撃時本隊に合流できず遅れてきたARMD級練習空母(正規同型艦に数えない)数隻や複数隻のオーベルト級駆逐艦が参戦した。
これらは記録に残らず航空部隊だけが記録に残る幽霊部隊・・・・・・・・
ギャスバルが送った義勇部隊であり、マクロスにとっては頼もしい援軍であった。

デワントン「我が隊配置完了。」

メール「メール隊配置完了」

ティレノール『よしマイクローンの軍の司令官グローバルの演説だ。しっかり聞いてはおけ!』

デワントン「エスケスタ。」

デワントンはメールと共に自分の部隊を纏める。
これから死地に赴く・・・・・昨日まで敵であったマイクローンと共に・・・・・・

デワントン「あっ・・・・・・・・」

デワントンが目にしたのは桐原率いるノンバリケン小隊である。
赤いノンバリケンのエンブレムを掲げた・・・・・何度も戦い・・・・・・そして・・・・・・
一番会いたかった・・・・・・・・マイクローン・・・・・・

デワントンは桐原のバルキリーに向けて敬礼する。

桐原中尉「あいつ・・・・・・敬礼するのか・・・・・・」

イェル「どうします?」

桐原中尉「返してやれ・・・・・敬礼を・・・・・・」

イェル「ハッ」

ウォルター「了解」

気がついた桐原はデワントンのクァドラン・ローに向けて敬礼する。
デワントンは小さなコックピットの窓から敬礼している姿を見ると感動してしまう。
昨日まで敵であった私に敬礼を・・・・・・・いや・・・・・・助けたんだから当然か・・・・・・
でもありがとうと・・・・・・・・・

そして・・・・・・・・・

グローバル『マクロスならびにブリタイ・アドクラス艦隊全戦闘員に告げる。我々はこれよりグランド・キャノンのあけた空域をとおって侵攻する。リン・ミンメイの歌が中継発信されている艦、および戦闘機以外はすべて敵だ! 諸君らの検討に期待する。』

グローバル艦長は演説を行い兵士の士気をあげる。
そして演説が終わると・・・・・ミンメイの歌『私の彼はパイロットが歌いだされる』

桐原中尉「全機突撃!」

滝田英史「生き残ってギャンブルしようぜ!中尉!」

桐原中尉「あぁぁ」

マックス「行くよミリア。」

ミリア「マックスの背後は私に任せてくれ!」

マックス「そう言うならば僕もミリアの前を守るよ。」

各指揮官の号令の元全バルキリー・ヴァリアブルアタッカー・ゴースト・ゴーストⅡ・ランサ-Ⅰ・ランサーⅡが突撃する。
それに負けじと各ゼントラーディ軍艦載機部隊も突撃していく。

                      ビュゥゥゥゥゥゥゥゥン

デワントン「ぐっヤック・デ・カルチャー、強烈な音だ。」

ゼントラーディ軍の兵士であるデワントンはどうも歌と言うのには慣れていないらしく。
かなり苦痛をあげる・・・・・・・しかしどんどん慣れていき次第に普通に戦闘が行えるようになった。

                     ビュビビビビビビビビビビ

デワントン「うっ・・・・・・」


ヌージャデル・ガー編隊がデワントンを攻撃する。
デワントンは回避行動を取り数機撃墜するが後続機が続き・・・・・撃墜されそうになるが......

                        ビュビビビビビビビビビビ

モーア「ヤッホー一気に3機、撃破!デワントン二級空士長、お先に!」

ミツル「また会いましょう!」

                    ドビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

部下であるモーアとメフィア・エリアーノ・ミツルが敵を物凄い早さで素早く撃破し、前へ飛び出して行ってしまった。
他の3人はともかくモーアは戦場を楽しんでいる・・・・・大人しくはなったが・・・・・・
やはりゼントラーディの闘争の血に逆らえないのか・・・・・いや素直に従っているのか・・・・・・
デワントンはモーアの行動について改めて考えるようになった。

                     ズドォォォォォォォォォォォン
                 ガコン ボウ ズドォォォォォォォォォォォン

VA-3インベーダーが敵の弾に命中して火だるまになる。
そして横切るように敵側のクァドラン・ローが前を通り過ぎる。
大激戦だ・・・・・・

これほどの劣勢下の中で戦った事はあるのであろうか・・・・・・・
今いる戦場は・・・・・・・・奇怪だ・・・・・・・・

デワントン「くっ数が多い、奇妙な音。それに不快だ.......」

デワントンはミンメイの歌に慣れたとは言えミンメイの歌はやはり苦手だ・・・・・・
凄く苦手だ・・・・・・・・戦いづらいし味方の把握がしにくい・・・・・・
それに・・・・・メールやシャロ・アマテラなどの友軍は何処に行ったのだろうか?

                      ドビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

ラウラ「あなたはミリア隊のデワントン・フィアロ!」

デワントン「あなたは.....ラウラ?」

デワントンの前に現れたのはラウラ・べルタリア。
ミリアを敵視しモーアと仲が悪い、キヨラ隊の問題児。
しかし、デワントンの前では礼儀の正しい普通の女性兵士である。
こんな所でも戦っていたんだ・・・・・・・・しかも単機で・・・・

ラウラ「そうです、ラウラ・ベルタリア三等空士長です。マイクローンと接触する前のベルメサル戦役でお世話になりました。まぁいつも会話してますね。」

デワントン「ベルメサル戦役懐かしいわね、まぁ戦場で共に戦うのは久しぶりね。」

ラウラ「ハッ では自分はこれで.....」

                      ドビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

ラウラはそう言い終えるとそのまま前へ行ってしまう。
なんたって今いる場所は戦場であるから・・・・・しょうがない。
今の会話の後、10年間会う事はなかった・・・・・・・・・・
その後、デワントンは乱戦の中突き進む。
友軍部隊とはぐれ一体何処の友軍がいるのか分からなかった。

迫りくるリガードやグラージ.ヌージャデル・ガーを続々と撃破するが・・・・・
まだ見つからない・・・・・・・・・・
その直後・・・・・・・・・・

デワントン「あぁぁ。」

モニターから映し出されたのはミンメイとカイフンの口づけのシーン。
キスという事は言葉を知らないメルトランのデワントンは強い衝撃を受けた。
例えるならばハンマーで頭を叩かれたかのように・・・・・・・・・

デワントン「.......男と女.....まさか.......はっ!?」

青いバルキリーと赤いバルキリーがデワントンの前を通り過ぎる。
後に初の星間結婚、初の星間混成児であるコミリアの出産などの功績で歴史に名を残すマックスとミリアのバルキリーであった。
デワントンはこの時赤い機体がミリアだと言う事は後に知る事になる。

デワントン「あの機体は違う、しかしあの動きは見覚えが.....」

まぁこの時デワントンはミリアの動きと似ていると見抜き事実を知った時はそれほど驚く事はなかった。
だが・・・・・・・・・・そんな事に気がついたデワントンに刺客が迫る・・・・・・・・


本大戦最大の決戦はまだ始まったばかり・・・・・・・・・・・

第78話 旧時代と地球文明の終わり 逆襲のグランドキャノン

2017-06-22 21:37:54 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
ゼントラーディ軍第118基幹艦隊通称ボドル基幹艦隊全隻が地球を包囲する。
ボドルザーは地球文化とマクロス.造反したゼントラーディ軍艦隊を消すために準備を開始する。

「総司令、艦隊全配置完了しました。」

ボドル・ザー「よろしい。まず敵本星をたたく。全艦砲撃準備!」

「エスケスタ」

ゼントラーディ軍480万隻の艦隊は所定位置に配置完了。
いつでも砲撃を開始できる状態になった。
それに気がついた空母4・駆逐艦125隻は必死に抵抗を開始する。」

「司令、敵本星付近に敵艦隊展開中。」

ボドル・ザー「構うな所詮はマイクローンの艦隊だ、恐れる必要はない!」

「砲撃準備完了しました。」

ボドル・ザー「プロトカルチャーの文化を根絶やしにしろ!ガドラス!」

                        ズドォォォォォォォォォォォン

「艦長、敵.衛星軌道上から砲撃・・・・数千いや計測反応限界を超えています。」

「そんな馬鹿・・・・・」

ゼントラーディ艦隊による地球砲撃が開始、地球は火星みたいに赤い惑星に変貌する。
ゼントラーディ軍艦隊の砲撃によりARMDー03エンタープライズ.ARMDー05アカギなどの4隻のARMD級と1125などの統合宇宙軍艦隊99%が一瞬で全滅。
数百万の悪魔の光は地球へ進んで行った。

デワントン「あれが主力艦隊・・・・・・・・・・・・」

メール「あれを見ろ!」

アドクラス・ラプラミズ艦隊の兵士は畏怖の目で地球が赤く燃える姿を見る。
これがボドルザー基幹艦隊の本気だと・・・・・・・・・
恐ろしさのだと・・・・・・それはゼントラーディの兵士だけではない・・・・・・・・
多くのマクロス軍将兵も同様であった・・・・・・・・・

                       ズドォォォォォォォォォォォン

                        ボガーン ボコーン ボコーン

「提督・・・・・・地球が太陽より輝いています。」

ギャスバル提督「ぬぅ・・・・・・・・・」

当時のアポロ基地の記録書月面方面軍第1期記録書によると、地球が太陽よりも輝いたと残されている。
地球統合軍が全部壊滅したわけではない・・・・・・・
各地の方面軍司令部は地下に所在するため地下施設は多少被害を受けるも生き残っており・・・・・・
奇跡的に残った軍事施設はかなりあった・・・・・・・・・
南極は光を見ただけで何も被害はなかった・・・・・・・・・・・

                         【ミッドウェー島停泊中イージス駆逐艦コンゴウ】
「なんだあの光は?」

太平洋上ミッドウェー島。
イージス駆逐艦コンゴウ・キリシマ・ミョウコウ・チョウカイ・アタゴ・アシガラ・サンプソン7隻と強襲揚陸艦ペリリューは太平洋上に展開すべく先遣隊として横須賀基地から出港しミッドウェー島に停泊していた。
ボドルザー艦隊の砲撃がミッドウェー島が奇跡的にそれてしまい目撃する事になる・・・・・・・・・

「報告します。地球の90割以上全滅・・・・・・・近海を展開していた空母ジョン・C・ステニス以下太平洋艦隊通信途絶・・・・・・横須賀基地・・・・・市ヶ谷基地・・・・ハワイ太平洋艦隊司令部通信無し・・・・・・・・」

「馬鹿な・・・・・・・・」

「佐世保基地・・・・呉基地・・・・舞鶴・・・・・千歳・・・沖縄・・・・・・・・応答なし・・・・・・・・極東支部の識別信号あるも・・・・・無線のみ・・・・・・・」

「フィリピン基地・・・・・・も・・・・・・・ダッチハーバー基地応答なし・・・・・・・・」

『こちら硫黄島航空基地・・・・・・・応答せよ・・・・・・・誰か聞こえたら・・・・・・・』

「こちら太平洋艦隊所属コンゴウ・・・・・・硫黄島航空基地・・・・・・」

イージス駆逐艦コンゴウは砲撃による波に耐えながらも・・・・・・・・・・ヘリでミッドウェー島職員と各方面司令部や各基地に連絡をつける・・・・・・・
各地の生き残った統合軍部隊も必死に民間人の安否や友軍の安否を確認していた・・・・・・

「殿下・・・・御無事でしたか・・・・・陛下も・・・・・・」

「現在地上は危ないです・・・・・・・今はシェルターで・・・・・・・・」

                        【地球統合軍南米方面軍司令部】
地球統合軍南米方面軍司令部。
この基地も砲撃の被害を受けたが地上施設が損失したり、アマゾン熱帯林の半分が燃えただけに過ぎなかった。
地下施設では各地の統合軍同様地上施設や民間居住区の治安維持のための活動を開始する。

桐原茂政「状況は?」
南米方面軍大佐.桐原茂政

「ハッ・・・・・・・・現在分かっているだけで3万人の南米方面軍の将兵と5万人の民間人の生存が確認されました。」

桐原茂政「そうか・・・・・・・あんなにいたのに・・・・・・・僅か8万程度か・・・」

「大佐・・・・・・地球統合軍総司令部よりグランドキャノンが発射・・・・・・・・・敵艦隊の一部が消失・・・・・しかし・・・・・・反撃により完全に沈黙。事前に残存部隊は近隣のエルメンドルフ基地に退避・・・・・・と・・・・」

桐原茂政「・・・・・・・・早瀬・・・・・・・お前は妻の元へ逝ったのだな・・・・・・・・」

「大佐・・・・・・・・奥様は存命です・・・・・・」

桐原茂政「生きていたか・・・・・・・・・・まずはあいつらが生き残っていたら嬉しいし・・・・再会できれば・・・・」

地球統合軍総司令部は最後の手段グランドキャノンを使用。
ゼントラーディ軍の一部を消滅させるが・・・・・・・集中して反撃完全に沈黙する。
他の基地には攻撃しようとしたが・・・・・・・・・・宇宙に上がる能力がないとして戦闘を終了し・・・・
マクロス相当に移り変わる・・・・・・・・・

デワントン「マイクローンの母星が........」

ティレノール「これがボドルザー閣下の力か、ブリタイめ司令まで巻飲んで......いやカムジンも止められない司令だ仕方が無い。それに地球人も怖い・・・・・・・」

グランドキャノンの発射の光を見たデワントン達は畏怖を覚える。
そして直ぐ反撃に移るボドルザー総司令も・・・・・
ティレノールはラプラミズを批難するが・・・・・・カムジンの言葉を聞いたモーアは・・・・・・・

モーア「そのカムジンは敵前逃亡したんだって話を護衛のメルサから聞いたわ。」

ティレノール「ふん・・・・・・・・聞いていたのか・・・・・・・・」

モーア「まぁ・・・・・・あのクズを止められずこのような事態を招いたラプラミズ司令は終わりかね・・・・・・・」

ティレノール「上官侮辱・・・・・・・・」

モーア「でも今の状況では記録参謀閣下・・・・・・・ラプラミズ司令を見捨てている・・・・・・・・」

ティレノール「!?・・・・・・私はブリッジに戻る・・・・・」

ティレノールは事実だと認めるようにその場から去ってしまう。
モーアは指をパチーンと鳴らし口笛を吹く。
デワントンはモーアがもっと恐ろしいと言う目でモーアを見る。

モーア「さぁてひと暴れひと暴れ・・・・ミツル・メフィア・エリアーノ・・・・・・暴れるぞ。」

『おう!』

ラウラ「いよいよ終わりかな、よし死ぬ前に暴れてやろう。」

モーア「立派に死ぬか奇跡的に勝って、文化を手にいれよう!」

デワントン「うるさい!そこの2人!」

メール「やれやれ・・・・・・・・・・」

デワントンは副官らしくきちんとモーアとラウラを注意する。
キヨラとその部下らはくすくす笑い・・・・・・・・・他のミリア隊はあきれ顔・・・・・
戦闘前に緊張感が欠けている・・・・・・・デワントンはこれでいいのかと心配した。

第77話 総員戦闘配備! 総員戦闘配備!

2017-06-21 23:15:18 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
地球統合軍が防衛網を構築しマクロスとアドクラス艦隊の和平交渉をしている頃。
ブリタイはカムジン・ラプラミズに今後どうするかを聞いてみた。
ラプラミズはランドルの予想通りつくが・・・・・・カムジンの方もやはりつかなかった・・・・・・・

ブリタイはとりあえずラプラミズを味方につける事に成功する。
それだけでも貴重な戦力として有りがたい存在であった。

「第2攻撃部隊一応準備。」

「ゼントラーディ軍の大艦隊かよ?」

「俺達アタッカー部隊も待機しないとな・・・・・・・」

ボドルザー率いる第118分岐艦隊の襲来する報を聞いているマクロスは地球統合軍の他の部隊同様に戦闘準備をしていた。
既にバルキリー部隊には温存してあったスーパーパックやアーマードパックを装備し。
温存してある反応弾を惜しみなく搭載していた。

千葉軍曹「茂坊・・・・・・いつでも出撃の準備ができるぞ。」

桐原中尉「凄い・・・・・・・・完全装備です・・・・」

千葉軍曹「最後の決戦になるかもしれないからな・・・・・・出来る限りの装備を装着するつもりだ・・・・・・」

桐原中尉「ありがとうございます。」

千葉軍曹「礼はいいよ・・・・・・・これが整備班の仕事だからな・・・・・・景気づけにノンバリケンのエンブレム全機新調させて書きなおしたぞ。」

当然ながら桐原のVF-1バルキリーにも完全装備が施される。
ついでにノンバリケンのエンブレムも新調されていた。
必ず勝ってこいとのメッセージと景気づけの意味合いで新調されたとの事・・・・・
480万隻いようが・・・・・・・・・千葉軍曹は気にする気はない・・・・・・

なんたって今まで圧倒的な不利な戦いで生き残ってきたから・・・・・・・・
今更480万隻と言う大艦隊と聞いて慌てる方がおかしい・・・・・
だったらいつものように勝って戦争を終わらせればいい・・・・・生き残って・・・・・・・・

そう千葉軍曹とのやりとりで桐原は力強い・・・・・・・だから安心する・・・・・・と評した。
このような強い信念の持ち主が後方にいるから安心できる・・・・・・・
千葉軍曹がいなければ・・・・・・・・上手く戦えない・・・・・・・感謝すべき一番の相手だと思った。

しかし・・・・・・・・・・

ティレノール「では・・・・・・・・」

「ティレノール記録参謀・・・・・・・・」

ティレノール「どうした?」

「第118分岐艦隊デフォールド・・・・・・・本隊来襲。」

デワントン「えっ!?」

地球周辺にゼントラーディ軍第118分岐艦隊.通称ボドル基幹艦隊が襲来する。
480万隻の大艦隊が地球を覆い尽くすように展開する。
まるで地球が見えなくなってしまうのではないかと言わんばかりに・・・・・・・・・・

「提督、ゼントラーディ軍数の計測不能。」

ギャスバル提督「大至急ヴァリウスを帰還させろ・・・・・・・・ゼントラーディ軍これほどとはな・・・・・・・・」

「マクロスは勝てるでしょうか?」

ギャスバル提督「勝ってもらわねば困る・・・・・・・・星村君義勇部隊は?」

星村謙三「全可変攻撃部隊.可変戦闘部隊.ランサーⅡ部隊.ゴースト隊発進完了。SVF-50スピッツオブソード隊の来生大尉以下100機出します。」

ギャスバル提督「うむ・・・・・・・できる事はする・・・・・・・反応弾を全部持たせろ!・・・・・・・後は神に祈るのみぞ・・・・・・・・・」

「ハッ」

星村謙三「部隊出撃態勢命令があるまで待機。」

ギャスバル提督がいる月面方面軍では義勇戦闘機隊を編成・・・・・・・・・
いつでもマクロス救援のために出撃できる態勢を整えた。

エマ『こちらガンサイト2敵の一部が接近、敵の姿はスカウト部隊です。パープル小隊、我々の作戦が悟られないように敵を排除してください。』

ジョニー「こちらパープルリーダー レディ。」

エディ「パープル2 A レディ」

ブルース「パープル3 B レディ」

パープル小隊はアドクラス・ラプラミズ混成部隊と共に接近してくる敵の排除に入る。
全ての作戦を成功させるためには接近してくるゼントラーディ軍を排除しなければならなかった。
今回は先ほどまで敵であったアドクラス・ラプラミズの部隊と行動を共にする。
抵抗はあるが無理はない・・・・・・・・・・・

ジョニー「あんたらが指揮官か?」

ブルッサ「ブルッサ・ゲルマだ。」
ゼントラーディ軍アドクラス艦隊機甲第897小隊長ブルッサ・ゲルマ

エルム「エルムだ・・・・・・・突然共闘とか意味は分からないがよろしくな・・・・・・」
ゼントラーディ軍ラプラミズ艦隊エルム隊エルム・エスタロース1級空士長

ジョニー「よろしく。」

抵抗があってもこれから味方になる連中仲良くならんとな・・・・・・・・・
ジョニーはそう思いつつ確執を忘れた。

ジョニー「ミンメイアタックをさせるにも俺たちの活躍にかかっている。」

エディ「急いで終わらせて他の仲間と合流しましょう。」

ブルース「死んでもやるだけやったら満足です。」

確執を忘れたジョニーはエディとブルースに激を入れる。
敵に作戦の詳細を教えるわけにはいかない・・・・・
報告される前に徹底的に全滅させ、本装備を得なくてはならない・・・・・・・・

ジョニー「同意見だな、だが俺はいろいろミスしなければ有名人だっのに.......」

エマ「もしかしてミリアとくっつけられなかったからですか?まぁ運が悪いというか、親戚に取られるのは......」

ジョニー「それをいうな傷口が広がる。」

ジョニーはマックスにミリアを取られた事を悔しがる。
もし自分と戦っていたら自分の嫁さんになっていて歴史に名を残していたかもしれないからだ・・・・・・・・
エマは不満そうに指摘しジョニーの傷心の傷口を広げる。

それでも彼ら・・・・・・・・

ブルース「まぁとにかく早くやろうぜ。」

ジョニー「あぁ・・・・・・・・・・絶対にな・・・・・・」

エマ「とにかく帰って来てね、状況次第では戦勝会でもしましょうね。」

ブルース「楽しみにしてます。」

エディ「ミンメイちゃんの生ライブも期待します。」

エマ「ほら!無駄口は終わりよ!敵の数は30機応戦して!」

                     ズドドドドドドドドドドドドド

パープル小隊もこの戦いに勝つことを信じ戦場に挑む。
ボドルザー基幹艦隊に勝ち・・・・・・・・・戦後を生きる事を祈って・・・・・・・・・

第76話 月面方面防衛事情

2017-06-20 23:06:17 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
                                     【月面アポロ基地】
マクロスからゼントラーディ軍艦隊襲来の連絡を受けた地球統合軍総司令部は地球各方面軍司令部に戦闘態勢命令を出した。
無論国民にも避難指示を出す。
しかし、襲来までに間に合うかどうか心配された・・・・・・・・

「統合軍第12駆逐戦隊 衛星軌道上へ展開、ARMD級エンタープライズを旗艦に防衛陣形シークエンス開始。」

「防衛衛星群、月面軌道上へ展開。各部隊配置完了。」

「ARMD-0改ヴァリウスへ、至急アポロへ帰還して直衛に回れ!」

「第1ランサー防空隊格納庫で待機せよ・・・・・・・第2ランサー防空隊はミンスクにでも張り付いておけ!」

ゼントラーディ軍第118分岐艦隊の襲来に備えるため主力艦隊を出港させた後基地防衛のために戦力を結集を開始する。
L5にはARMD-06コンステレーションが展開、アポロ基地にはARMD-08ミッドウェーが展開していた。
月面やL5に展開していた部隊は・・・・・・・

●ARMD級空母
ARMD-00改ヴァリウス/クラビウス基地直衛
ARMD-06コンステレーション/L5直衛
ARMD-08ミッドウェー/アポロ基地直衛
●オーベルト級駆逐艦
オーベルト級駆逐艦ゴダード/クラビウス基地防衛
オーベルト級駆逐艦デイダミア
オーベルト級駆逐艦デズデモーナ/クラビウス基地防衛
オーベルト級駆逐艦ツィオルコフスキー/アポロ基地防衛
オーベルト級駆逐艦デズデモーナ/アポロ基地防衛
オーベルト級駆逐艦ディードー/アポロ基地防衛
オーベルト級駆逐艦ヘルミオネー/アポロ基地防衛
●ネバダ級宇宙戦艦
ネバダ級宇宙戦艦ネバダ/アポロ基地
ネバダ級宇宙戦艦ムサシ/クラビウス基地
ネバダ級宇宙戦艦キリシマ/L5
ネバダ級宇宙戦艦パレストロ/L5
ネバダ級宇宙戦艦ヤマシロ/L5
●モガミ級宇宙巡洋艦
モガミ級宇宙巡洋艦モガミ/アポロ基地
モガミ級宇宙巡洋艦ソウル/L5
モガミ級宇宙巡洋艦キタカミ/クラビウス基地
モガミ級宇宙巡洋艦クマノ/アポロ基地
モガミ級宇宙巡洋艦ミクマ/クラビウス基地
モガミ級宇宙巡洋艦スズヤ/クラビウス基地
モガミ級宇宙巡洋艦トネ/アポロ基地
モガミ級宇宙巡洋艦ラクヨウ/アポロ基地
モガミ級宇宙巡洋艦チクマ/アポロ基地
●練習駆逐艦
オーベルト級練習駆逐艦ルビー/クラビウス基地
オーベルト級練習駆逐艦ハガネ/クラビウス基地
オーベルト級練習駆逐艦オリオン/アポロ基地
オーベルト級練習駆逐艦ユキカゼ/アポロ基地
オーベルト級練習駆逐艦ワカバ/アポロ基地
オーベルト級練習駆逐艦ローブ/アポロ基地
●警護艦
ハミルトン級警護艦ハミルトン/クラビウス基地防衛
ハミルトン級警護艦マンロー/クラビウス基地防衛
ハミルトン級警護艦チェイス/アポロ基地防衛
ハミルトン級警護艦メロン/L5
ハミルトン級警護艦ラッシュ/L5
ハミルトン級警護艦アオバ/L5
●情報収集艦
リバティー級情報収集艦リバティー/クラビウス基地
リバティー級情報収集艦プエブロ/アポロ基地
●工作艦
メデューサ級工作艦メデューサ/アポロ基地
メデューサ級工作艦ブリッジポート/コロノフ基地
メデューサ級工作艦プロメテウス/コロノフ基地
メデューサ級工作艦ヴェスタル/L5
●輸送艦
ベルリン級輸送艦ベルリン/アポロ基地
ベルリン級輸送艦スペリオール/アポロ基地
●緊急配備
ARMD-09ミンスク/アポロ基地
ARMD-10ハルナ/クラビウス基地
ネバダ級宇宙戦艦ヤマト/アポロ基地
ネバダ級宇宙戦艦サザーランド/アポロ基地
モガミ級宇宙巡洋艦ネバーランド/L5
モガミ級宇宙巡洋艦モモイ/アポロ基地
モガミ級宇宙巡洋艦ミズーリ/クラビウス基地
モガミ級宇宙巡洋艦シズオカ/コロノフ基地
オーベルト級駆逐艦サッポロ/L5
オーベルト級駆逐艦オキナワ/L5
オーベルト級駆逐艦スンガリ/L5
オーベルト級駆逐艦プサン/L5
オーベルト級駆逐艦マウント・フジ/L5
オーベルト級駆逐艦アリヨール/アポロ基地
オーベルト級駆逐艦ツシマ/アポロ基地
オーベルト級駆逐艦ポビエダ/クラビウス基地
オーベルト級駆逐艦ノーヴィク/クラビウス基地
オーベルト級駆逐艦マンジュリア/クラビウス基地
オーベルト級駆逐艦ブルックス/クラビウス基地
オーベルト級駆逐艦ユキナミ/クラビウス基地
オーベルト級駆逐艦スラバヤ/クラビウス基地
オーベルト級駆逐艦レイテ/アポロ基地
オーベルト級駆逐艦ピルスバリー/アポロ基地
オーベルト級駆逐艦ナガサキ/アポロ基地
オーベルト級駆逐艦ロンドン/アポロ基地
オーベルト級駆逐艦クレムソン/アポロ基地
オーベルト級駆逐艦ダラス/コロノフ基地
オーベルト級駆逐艦トレーシー/コロノフ基地
オーベルト級駆逐艦ハルカゼ/コロノフ基地

と就役寸前の艦を緊急配備し手薄になった防衛網を再構築し月面の防備を固めていた。
地球アラスカの総司令部から就役したばかりの戦艦や巡洋艦を出せと言ったが・・・・・・・・
クラビウス基地やアポロ基地などの月面の全部隊は拒否をする・・・・・・・
結局出ていったのは駆逐艦125隻と空母4隻のみである。

ギャスバル提督「我々はU.N.SPACY.SCAP(地球統合宇宙軍総司令部)・・・・・アラスカ地球統合軍総司令部の命令は聞くが・・・・・・・・・月面防衛とL5防衛には戦力がいる・・・・・・・今の戦力が限界だ・・・・早瀬君」

早瀬隆司『貴様・・・・・・・・地球を・・・・・・・・・・・』

ギャスバル提督「我々は月面人(ルナリアン)です・・・・・・・・・既に月面を故郷と決めた物がいる・・・・・・残念ながら・・・・・・・・戦力は駆逐艦125隻・空母4隻・・・・・・それが不満でも?」

早瀬隆司『くっ・・・・・・・・・白川・・・・・・・星村・・・・お前は私の同期だろ?なんとか言ってくれ・・・・・・」

星村謙三「私はギャスバル提督の部下だ・・・・・・・上には従うよ・・・・・」

早瀬隆司『星村・・・・・・・白川・・・・・・・・・・』

白川秀康『星村と同じだ・・・・・こちらはヴァリウスを使って連中を調査した、恨むならばこの時点になるまで対策しなかった己自身と地球統合政府の馬鹿議員達を恨むのだな・・・・・・早瀬・・・・・お前らが過信するグランドキャノンに頼るのだな・・・・・・・・』

早瀬隆司『星村・・・・・白川・・・・・・』

星村謙三「早瀬・・・・未沙君の話を真剣に聞かなかったつけだな・・・・・・・・・・あんたは父親失格だよ・・・・・」

早瀬隆司『・・分かった諦めよう・・・・・・・・・・・』

早瀬提督はギャスバル提督に何度も戦艦や巡洋艦など月面に配備されている戦力を地球周辺に配備するように言うが・・・・
拒否され・・・・・・・・・同期で友人である星村や白川も皆ギャスバル提督につく・・・・・・・・
作り理由は二人とも宇宙軍の軍人であり、親マクロス派であるから・・・・・・・・・
娘未沙の話を真剣に聞かずに無策でゼントラーディ軍の来襲の危機に陥ってしまった事を責める・・・・・・・
これを聞いた早瀬提督は大人しく引き下がる・・・・・・・
それを確認すると・・・・・・・・・・・

ギャスバル提督「星村君・白川君・・・・・・一応各飛行隊にマクロス支援の部隊を志願してくれ・・・・・・」

『了解しました。』

直ぐ様マクロスを支援するため各月面基地から義勇特別飛行隊を結成するため志願パイロットの募集を開始した。
月面方面軍も地球統合宇宙軍総司令部もマクロスや地球を見捨てるわけにはいかない・・・・・・・・
一部とは言えゼントラーディ軍と講和する事が出来たんだ・・・・・・・・・
僅かな可能性とは言え・・・・・・・マクロスに地球の命運を託すしかいない・・・・・・・

ギャスバル提督「出来る限り数多くの地球人を救わないとな・・・・・・・・・そして我々の同胞になるかもしれないゼントラーディも・・・・・・・・・・もうそろそろ星村君に宇宙軍提督の地位を譲れそうだな・・・・・・・日本人は平和国家の腐れ野郎かと思ったが・・・・・・・・・中々やるよ・・・・・・・・それに数多くの若い男も・・・・・」

ギャスバルは託しているのは今後の月面の将来に立つ二人の日系人.星村謙三と白川秀康・・・・・・・・
よく仕事はやるさ・・・・・・・・
いつでも後を託せると・・・・・・・・・・・
                              【月面アポロ基地ドック内】
月面防衛に備えて数多くの艦船が停泊していた。
隣の大きなドックにはSDF-02メガロードと新規建造中のSDF-03メガゾーンが建造しているドックの隣であり。
かなりの艦艇が出撃に備えていた。
その中にここを防衛する正空母ARMD-08ミッドウェーもその日一つであった。
この艦には・・・・・ある人物の妹が所属していた。

桐原愛理「艦長、我が艦は出港しないんですか?」
ARMD-08.ミッドウェー.オペレーター桐原愛理少尉

ラウル「ここの直掩だ・・・・・・・地球まで行って防衛するわけではない・・・・・」
ARMD-08.ミッドウェー.ラウル・ドーラン大佐

ミル少尉「そうよ愛理、既に4隻のARMD級が出ているし態々地球まで行くつもりはないわよ。」
ARMD-08.ミル・スカルガード.少尉 

ミジン「それに地球が壊滅しても月面が機能していれば、連中が去った時に復興活動の最前線になるわ。」
ARMD-08.リ・ミジン.少尉

アンナ「一応戦力が残っていればお得なのよ。」
ARMD-08.アンナ・フィッシャー.中尉

田村愛奈「まぁ大艦隊を相手するよりもマシでしょ、あ・い・り♪」
ARMD-08.田村愛奈.少尉

桐原愛理「あっそうか・・・・・・・・」

ラウル「もっともだが・・・・こちらも襲撃されないとは保証されるわけではないが・・・・・・・・・」

彼女の名前は桐原愛理。
桐原4人兄弟の末っ子で2女、新人ではあるが少尉と地球統合軍短期士官学校に進んだエリート士官である。
宇宙軍に進み、月面基地で勤務しておりARMD-08ミッドウェーの管制官になった。
桐原兄弟がマクロスにいる中、愛理だけ月に取り残される事になり・・・・・・
安否を確認したりとかなり苦労した様子だったらしい・・・・・・
彼女もまた歴史の動きに翻弄されようとしていた・・・・・・・・・・・

そしてボドルザー率いるゼントラーディ軍第118分岐艦隊は地球周辺に到着しようとしていた・・・・・・・

第75話 ボドルザー基幹艦隊襲来

2017-06-19 23:24:08 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
ラプラミズはボドルザー艦隊司令にブリタイ・アドクラス艦隊の和睦の件を報告した。
ボドルザーは官僚を集めマイクローンをプロトカルチャーと断定直様殲滅すべきと決めた。
無論報告したラプラミズ艦隊も含めてである今までマクロスと交戦したゼントラーディ軍将兵も含めて。
それがボドルザーが出した結論である。
ラプラミズはボドルザーにマイクローンと講和した事を報告した事実をブリタイに伝えるが。

ブリタイから口から処分されるだろうと告られラプラミズは窮地に立たされてしまう。
つまりブリタイが言いたい事はマイクローンと戦った経験のある部隊は全て処分すると・・・・・・・・

ブリタイ「ランドル副司令いるか?」

ランドル『これはブリタイ司令どうされました?』

ブリタイ「エキセドルがマクロスに行ったのだが・・・・・・・・一応貴官にも意見をな・・・・・・ラプラミズとカムジンはつくと思うか?」

ランドル『カムジンは分かりませんが・・・・・・ラプラミズはこちらにつくでしょう・・・・・・・』

ブリタイ「つく?本当か?」

ランドル『ラプラミズの性格ですし・・・・・・・・・閣下を信頼している部分もあります必ずや・・・・・』

ブリタイは信頼する名将ランドルにカムジンとラプラミズが我が陣営につくかどうか意見を求めると・・・・・
ランドルはカムジンは反抗的であるのでつく可能性は低いがラプラミズは親ブリタイ派と言うべき人なので必ずつくと見込んでいた・・・・・・
もしそうじゃないとしても・・・・・・・・・・・・・・・・・・どうせつくさ・・・・・・・

ランドルはそう確信する・・・・・・その理由は・・・・・・・

ティレノール「全員集合。」

ティレノールが大きな広場に多くの兵士を集める。
デワントンやメールの副官はもちろん・・・・・・キヨラ隊や空戦ポッド部隊の兵士もいる・・・・・
そしてその場にいた艦内兵士も・・・・・・・

ティレノール「諸君我が艦隊はブリタイ・アドクラス艦隊と共にマイクローンと共闘する事を決めた。」

デワントン「なんですって!?我々がマイクローンと共闘?」

ティレノール「ラプラミズ司令はそう決められた。我々は文化に汚染されたと、ボドルザー閣下は判断されたそうだ。」

ティレノールはマイクローンと共闘する事を皆に発表する。
デワントンは驚きのあまり大勢いる場で声をあげて驚いてしまう。
キヨラはふっと笑い・・・・・・・・ラウラは頭を抱え・・・・・・・・・
モーア達も・・・・・・・ちょっと驚いてしまう・・・・・・・

ティレノールもそれを気にせず冷静に事の詳細を答える・・・・・
すると・・・・・・・

モーア「480万隻への喧嘩ねぇ、まぁ勝てばマイクローンへ共存。私は賛成だな~、未知の世界憧れちゃう。」

エリアーノ「おいその発言は消去刑消されたいのか?」

モーア「別にいいじゃん、どうせ帰る場所はないんだし。」

エリアーノ「死んでしまう.....」

モーアは以前の性格に若干戻り・・・・・笑顔になって戦う気満々である。
それを聞いたメフィアやエリアーノ.ミツルは不安そうな顔をする・・・・・
480万隻と何億の艦載機・・・・・・を相手にする事は死ぬ可能性がかなりあると言う事・・・・・・・・
勝てるわけがない・・・・・・

デワントン「二人とも私語をやめなさい。」

モーア「ハッ申しわけございません。」

エリアーノ「以後気をつけるであります。」

若干騒がしくなったモーアとエリアーノをデワントンは注意する。
注意された二人は反省し大人しくなる・・・・・
ラウラは若干不機嫌そうな顔を・・・・・・・・ミツルもそうだよねの顔・・・・・・・エリアーノはしょうがないとそれぞれ反応を示す・・・・・・・・・・・

デワントン「(正直私も怖いよ・・・・・・・・声を出さないだけで・・・・・・・・・あの人に会えるのか・・・・・ミリア1級空士長は戻ってくるのか・・・・・・・もう・・・・・・・大丈夫なわけがない・・・・・・・・)」

デワントンはモーアとエリアーノを注意した傍らゼントラーディ軍第118分岐艦隊480万隻と戦う事に不安を覚える。
表面的に怖くない事を装っても正直戦うのは怖い・・・・・・・・・
数は1200隻程度・・・・・・・・自分が生きて帰ってくる保証もない・・・・・・・・・

ラウラ「ったく・・・・・・・・・ボドルザー総司令がその気ならば・・・・・・・・叩き潰そうか・・・・・・・」

キヨラ「ラウラ・べルタリア3級空士長・・・・・・いい自信だな・・・・・・・・・・」

ラウラ「私達の敵になるならばどんな手段使っても勝ちましょうよ、マイクローンと手を組んでさ・・・・・・・」

キヨラ隊のラウラは怖いものなしばかりに語る・・・・・・・・・
怖い物がないのか?・・・・・・・デワントンは今のラウラを見て思った・・・・・・・
480万隻の数と聞いて恐れない人間はいない・・・・・・・・
恐怖の対象である、なぜ・・・・・・・こうも恐れる事をせずようようと戦う決意ができるのだろうか・・・・・・

ラウラ「まぁミリア隊の馬鹿共よりは活躍しますけどね・・・・・・・・うん?」

モーア「ラウラ・べルタリア!お前私達を馬鹿にするのか?」

アマテラ「許さんぞ!」

アンジェミラ「ミリア隊こそうるさい!」

メフィリア「ミリア1級空士長は敵のつがいになるしどう言う神経しているんだ!!」

シャロ「なんだと!!」

あぁ・・・・・・・・・・撤回・・・・・・・・・・・いやこのノリならば・・・・・・・
恐れる物がないのが当然か・・・・・・・
デワントンはそう完結するように思った・・・・・・・・じゃない・・・・・・・・・

デワントン「お前ら静かにしろ!」

ティレノール「貴様ら戦いで生き残った時に覚えていろ!監禁してやる!!」

まずは・・・・・・戦う前にモーア達を止めないとな・・・・・・・・
とこんな感じになる中・・・・・・・・・ボドルザー基幹艦隊は地球にそろそろ到達しようとしていた・・・・・・

第74話 和睦

2017-06-18 23:51:25 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
突然の和睦。
それはゼントラーディ軍アドクラス艦隊司令ブリタイからの申し出であった。
艦内で和睦派が続出し既に内乱状態になっていたため、収集するための苦肉の策であった。

ブリタイが乗るノプティ・バガニスは単艦でマクロスに停止し記録参謀エキセドルをリガードに乗せて使節としてマクロスに送った。
SVF-1スカルズはスカル小隊.バーミリオン小隊.パープル小隊を引き連れエキセドルを迎えた。

桐原中尉「停戦使節ね・・・・・・・」

ウォルター「文化を持ちこんで内乱と・・・・・・・出来過ぎてますね。」

桐原中尉「マックスとミリアの件もあるし、連中もいろいろとあるんだろうよ。」

イェル「そうですね。」

パイロット待機室で桐原はイェルとウォルターと談笑する。
それはノンバリケン小隊だけではなく多くのパイロット達も同じ事である。
1年近く戦っているゼントラーディ軍と和睦する。
そんな事は想像もできなかった。

イェル「隊長、例のミリアがいたラプラミズ艦隊とも和睦できるといいですね。」

桐原中尉「そうだといいな。」

今回和睦するのはゼントラーディ軍全軍ではない。(と言ってもゼントラーディ軍ボドル基幹艦隊が全軍ではない)
アドクラス艦隊だけど和睦するだけである。
グローバル艦長はここからボドル基幹艦隊全軍と和睦するつもりらしい。
ミリアは今回の和睦が成功すればマックスと共にラプラミズ艦隊に軍使として赴くらしい。

まぁ使う機体は予備機として保管してあったVF-1バルキリーJ型を使うらしいが・・・・・
でそのミリアは重要人物として軍施設の会議室に召集されているらしいが・・・・・
和平交渉の会議に出るとは・・・・・・・それほどなんだな・・・・・・・と思う。(ついでにマックスもだけど)

桐原中尉「で・・・・・監察軍が襲来した時はお前が軍使としていけよな・・・・・・・一応監察軍元兵士だし。」

イェル「嫌ですよあんな私を見捨てた糞軍隊なんか・・・・・・・・第一ゼントラーディ軍に敗退続きですので殆どの場合地球に襲来する事はまずありえませんよ。」

桐原中尉「そうなのか?」

イェル「そうです。」

監察軍がもし襲来した場合イェルを軍使として派遣する事も桐原は頭に浮かんでイェルに言うが・・・・・・
イェルは凄く嫌な顔をして拒否した。
なんたってイェルは監察軍に見捨てられ既に地球人として生きる決意をしている。
むしろ心は地球人である・・・・・・

桐原中尉「まぁその時はその気だな・・・・・・・」

三浦佐枝子「茂人君。」

桐原中尉「どうした佐枝子?」

三浦佐枝子「会議会場周辺は荒れていたわよ、ゼントラーディに恨みを持つ一派の一部がデモを起こして警官隊や警務隊に排除されたようよ。」

桐原中尉「まったくこんな時にデモを起こすとは何を考えているのやら・・・・・・和睦できそうなのによぉ・・・・・」

ゼントラーディ軍に恨みを持つ市民がデモを起こした。
グローバル艦長は穏便に和睦したいので警官隊や警務隊を動員。
デモ隊が接近してきたら直ぐ様に排除した。
武力行使である・・・・・・・・

和平を成功させうためにはデモ隊を早期的に排除しなくてはならいのである。
会議の最中に行われており、数は減ってきているが・・・・・・・・・・逮捕者は続出していた。
桐原は今頃デモをして馬鹿だなぁと思う・・・・・・・・・そう現実を直視できない馬鹿と・・・・・・

その頃・・・・・・・
ラプラミズ艦隊ではある報告が行われていた。

ティレノール「アドクラス艦隊はマイクローンと和睦しました。」

『分かった、ボドルザー総司令閣下に報告する。ラプラミズ艦隊はアドクラス艦隊と一応第7空間機甲師団を監視しろ!とラプラミズに伝えておけ!』

ティレノール「サ・エスケス」

ラプラミズはブリタイが命令無しに勝手に亡命した事に腹を立てボドルザーにティレノールを通じて報告された。
報告を聞いたボドルザーは閣僚を招集マイクローンとブリタイ・カムジン艦隊と・・・・・
今まで同伴していたラプラミズ艦隊について協議を開始した。

それは地球人類の最大の悲劇の序章の始まりでもあった・・・・・・・・
当然処分は処分、報告したラプラミズ艦隊も同様に・・・・・・・・

ラプラミズ「ティレノール、和睦する事をボドルザー司令に報告したか?」

ティレノール「報告しました、後は・・・・・・・・」

ラプラミズ「後は・・・・・・・・ブリタイに伝えるだけだな・・・・・・・」

ティレノールはそんな事を知らずにボドルザーに和睦した件をラプラミズに伝える。
ラプラミズは満足そうな顔をしながらブリタイに伝える準備をする・・・・・・

フィーナ「フィーナ・ナグリン1級空士長、呼ばれたので来ました。」
フィーナ隊フィーナ・ナグリン1級空士長

ラプラミズ「フィーナか・・・・・・・・お前の艦に戻っていい。」

フィーナ「ハッ?・・・・・・・・・」

ラプラミズ「下がれ・・・・・・」

フィーナ「サ・エスケスタ」

呼んでいたはずのフィーナ・ナグリンをお役目ごめんする。
フィーナはバツの悪そうな顔をしながらその場を後にした・・・・・・・

デワントン「フィーナ1級空士長・・・・・・」

フィーナ「デワントンとメールか・・・・・久しぶりだね・・・・・・・・・」

デワントン「なんか機嫌が悪いのでどうされたんでしょうか?」

フィーナ「なんか呼ばれたのに・・・・・・・お役目ごめんだよ。和睦なんたらとか・・・・・・・」

デワントン「和睦?」

フィーナ「そう聞こえたわよ、アドクラス艦隊。マイクローンと和睦したそうよ。」

メール「ブリタイ司令が和睦・・・・・」

デワントン「和睦となると・・・・・・・・」

フィーナ「私は自分の母艦に帰るじゃあね。」

フィーナはデワントンとメールに会うと不機嫌になった理由を全て話しその場を後にする。
和睦.......デワントンは頭にトンカチで打ち付けられたかのような衝撃を受けた。
まさかあのパイロットと会う機会がある。
それにミリア1級空士長(アマテラの報告は聞いてない)が戻ってくる。

それを期待してしまう。

デワントン「和睦か......それもいいかもしれない。」

メール「デワントン?」

デワントン「ううんなんでもないわ。」

デワントンはメールに指摘され誤魔化す。
いよいよ合うことができるのか、あのパイロット 命の恩人かつライバルに。
そう思うとデワントンの心は再びドキドキしだす。

第73話 ミリア結婚受信

2017-06-18 15:17:44 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
マックスとミリアが結婚式をあげている頃。
ラプラミズ艦隊がいる位置ではマクロスからの電波が届かないためアマテラが出撃し情報収集に入る事になった。
当然バックアイの護衛と言う名目であるが・・・・・・・・・

アマテラ「こちらアマテラ、準備完了。バックアイの護衛に入る。」

『エスケス、アマテラ3級空士長任務を開始。バックアイを護衛しつつマイクローンに関する情報を収集せよ。』

アマテラ「サ・エスケスタ。」

アマテラはバックアイを護衛しつつ情報を収集開始する。
マクロスの防空圏内には入っていな・・・・・・・
ここからだと情報を入手するのは十分である。

「アマテラ3級空士長。」

アマテラ「どうした?」

「準備完了しました、情報収集をお願いします。」

アマテラ「エスケスタ・・・・・・・」

準備が完了し情報を収集する。
岩陰に隠れながらマクロスの様子を見る。
アマテラの目に映ったのは・・・・・プロメテウスから大量に発艦するバルキリーとインベーダー。
発進したかと思えば人型に変形し並び始める。

アマテラ「連中は何を始めるつもりなんだ?一斉に並び始めて?そちらはなんか分かったか?」

「ハッ・・・なんでもケッコンとか訳の分からないものを言っています。」

アマテラ「ケッコンなんだそれは?」

「分かりません・・・・・申しにくいのですが・・・・・・・・」

アマテラ「申しにくい?何が申しにくいと言うのだ?」

「ケッコンすると言っている名前にミリア1級空士長の名前が・・・・・・・・・・」

アマテラ「ミリア1級空士長?まさか・・・・・・・・連中に見つかったのか?」

「分かりません・・・・・・・ケッコンとは・・・・・・・処刑では?」

アマテラ「おのれ・・・・・・・マイクローンめミリア1級空士長を処刑する気だな・・・・・・・」

「どうします?」

アマテラ「・・・・・・様子を見る勘違いかもしれない・・・・・・・連中がもしミリア1級空士長を処刑した素振りをすれば・・・・・・私は強襲をしかける。」

「エスケス・・・・・・・・・では様子を見ます。」

バックアイがマクロスからの通信を傍受。
ケッコンと言うゼントラーディでは聞きなれない内容を効く。
そこにミリアの名前がありケッコンをマイクローンの言葉で処刑と認識した。
それを認識したアマテラは激怒するが・・・・・・・感違いかもしれないとして一応様子を見る・・・・・

「3級空士長・・・・・・・・・敵に動きあり、何やら光を出し1機を出迎えているようです。」

アマテラ「出迎え?ミリア1級空士長か?」

「分かりません・・・・・・・」

アマテラ「むぅ連中め一体何をする気なんだ?」

突如空母プロメテウスから光が出てその光に従いバルキリーがプロメテウスに着艦する。
これらの行動にアマテラやバックアイの乗員たちの思考回路が焼き尽くされる程意味が分からなかった。
そしてそのままバルキリーがプロメテウス艦内に収容される。

アマテラ「くっ・・・・・・・おい映像に切り替えろ・・・・・・」

「ハッ・・・・・・送りますか?」

アマテラ「送ってくれ・・・・・・・・このまま動揺している場合じゃない・・・・・・・最後まで見届けてやる。」

と強きに言うアマテラでったが・・・・・・・・
実際に映像が流れてくると・・・・・・・・・動揺が逆に強くなってしまう。
男と女が一緒にくっつく・・・・・・・それにミリア1級空士長が・・・・・・・・

「ミリア1級空士長が着ているのはなんだあろう?」

「なんか素敵ですね・・・・・・・・・私も着てみたい。」

アマテラ「おい・・・・・・お前ら・・・・・・」

バックアイの乗員達はミリアが着ている服装に憧れを抱くようになる・・・・・・
アマテラはジト目で乗員たちをモニター越しで見るのだが・・・・・・・
ミリア1級空士長が着ている服装は珍しい・・・・・・・・・
ゼントラーディ軍でもあのような軍服(ウェディングドレス)は見た事がない。

それに綺麗と言ってもいい・・・・・・・・・
私も着てみたいと・・・・・・・・

アマテラ「いかん・・・・・・・将校である私がこんなようでは・・・・・・・まだしばらく様子を見る。」

その後、グローバル艦長の演説やミンメイの歌を聴いた。
亡命者がいるようであるのが分かったが・・・・・・・・・ミンメイと言うメルトラン(女)のミーゾーン(歌)はいい。
なんだか心が休まる・・・・・・
歌が終わると・・・・・・・・・

「アマテラ3級空士長、本隊より連絡。アドクラス艦隊ブリタイ直属艦隊が動きだしました。退避が命じられています。」

アマテラ「ブリタイ司令が?・・・・・・・・・・いや私達は様子を見る・・・・・・・・当分ここで待機し戦闘の行く末を見守る。」

「エスケス・・・・・・・私達は先に戻ります。」

アマテラ「あぁ気をつけろよ。」

「3級空士長こそ・・・・・・・・では・・・・・・」

バックアイはそういい帰っていく。
アマテラは敬礼しずっと岩陰に残留した。
戦闘は互角みたいだが、突然マイクローンの軍が完全に破壊せずに攻撃しはじめる・・・・・・・
このような指揮をとるのは・・・・・・・・・

アマテラ「ミリア1級空士長・・・・・・・あなたの戦術ですか・・・・・・・・ムエリク戦役で別の部隊に戦果をあげさせるために手加減する戦法・・・・・・・あなたは・・・・・・・・・・・だったら・・・・・・・・」

アマテラはブリタイ本隊支援に行こうとした・・・・・・・・
無論ミリアがマイクローンに亡命して裏切った事を確認し・・・・・・
支援に向かおうとしたが・・・・・・・

アマテラ「くっ・・・・・・・・できるわけがない・・・・・・・・・・ミリア1級空士長は・・・・・・私の上官・・・・・・亡命したとは言え上官殺しはできない・・・・・・」

ミリアが上官であるため信頼していた指揮官であるため自然に動けなくなり。
その場に留まった。
それはアマテラがミリアを信頼し敬愛しているためが故の行動だった・・・・・・

と思っていた矢先に衝撃的な通信が入る。

『アマテラ3級空士長・・・・・・・』

アマテラ「アマテラですが・・・・・・・どうしました?」

『ブリタイ艦隊がマイクローンと和睦するらしい・・・・・・至急戻れ!』

アマテラ「ま.マイクローンと和睦?」

それはブリタイ艦隊がマイクローンと和睦すると言う通信であった。
なんでも艦隊内で内乱が起きたのが原因らしい・・・・・・・・・
通信を聴いたアマテラは直ぐ様ラプラミズ艦隊に帰還する。

__________________【おまけ フィーナ・ナグリン】______________________

フィーナ「私の名前はフィーナ・ナグリン3級空士長・・・・・・・出番が消されましたけど・・・・・・・」

長田義家「別の部隊に行ってね。」

フィーナ「酷い・・・・・・・」

フィーナ・ナグリンはきちんと出ます。

第72話 マックスの優しさ

2017-06-18 00:16:05 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
とうとう来てしまった・・・・・・・・
人類の結婚の歴史では見られなかった地球人と非地球人による星間結婚。
マックスとミリアは結婚式にふさわしい服装をし準備をする。

佐枝子はミリアと友達になった縁もあり、護衛官として式までの護衛をする。
ちなみに本来は警務隊の任務であるが、上官から指揮城警備の責任者として任せられている桐原茂義が・・・・・・・・
元々いた仲間がゼントラーディ軍にいるし友人関係になった紅花と共に護衛してもらおうかと・・・・・・・・
言う事で佐枝子も臨時警務官として護衛官としての任を果たしていた。

劉紅花「ミリア准尉美しいですね。」

ミリア「そうか?」

三浦佐枝子「抜群な美しさよ、元がいいから何を着てもいいわ。」

ミリア「あ.ありがとう・・・・・・・・・」

マックス「そろそろ行くよミリア。」

三浦佐枝子「マックス少尉.ミリア准尉良い結婚生活を〜」

劉紅花「違う違うまだここで言う台詞じゃないでしょ佐枝子さん。もう日本人(リーベンレン)ったら〜」

三浦佐枝子「すまんすまん。」

マックスとミリアは結婚式のために用意されたVF-1Dに乗りこみバージンロードを渡る準備をする。
バージンロード地点には多くのバルキリーが儀礼兵のように銃を持ちながら整列していた。
その中には桐原らノンバリケン小隊も含まれていた。

イェル「ミリア・ファリーナか・・・・・・・・・・」

桐原中尉「イェルどうした?なんかふくれっ面がモニター越しで見えるが?」

イェル「あっ隊長・・・・・・・なんかさぁ・・・・・私の本来の敵が・・・・・結婚する姿を見て嫉妬心(ジェラシー)を感じてねぇ・・・・・・」

桐原中尉「おっイェルにも恋か?案外興味なさそうだったが?」

イェル「私も女です、恋には興味がありますから。それに相手はいるのでしょうかね?隊長、軍人家系なばらいい男を紹介してください。」

桐原中尉「はいはい戦争が終わったらだな。(監察軍軍人であるイェルが恋ね・・・・・・・同じ戦闘種族としても育った環境が違うのか考え方もまるで違う・・・・・・・)」

桐原は元々元祖敵軍人であるミリアの結婚式に対して嫉妬心を抱くイェルに微笑むように見る。
そしてイェルに質問をすると誰かいい男が紹介しろとか恋に興味がありますよとかいろいろと言う。
監察軍の軍人であるイェルであるが、地球暮らしと見捨てられ養父母を得て地球人らしい生活を送っていたため。
恋に関する価値観はかなり違っていた。

ウォルター「イェルちゃん、なんなら俺がつきやってやってもいいんだぜ

イェル「うるせぇどぅわか、ウォルターなんて眼中にないわ。」

ウォルター「そ.そんな馬鹿な・・・・・・・・」

桐原中尉「やれやれウォルターもイェルに嫌われているな・・・・・・・」

ウォルター「隊長・・・・・俺はイェルの事が好きなんですけどね・・・・・・・・」

イェル「眼中にない眼中にない眼中にない・・・・・・・」

ウォルター「うわ~やめてくれ~」

ウォルターは実はイェルの事が好きであり何度もアタックしている頃はノンバリケン小隊結成時からあったのだが・・・・・・
ことごとく敗退続きである。
イェル曰くウォルターは好みの男性ではないと言う事・・・・・・・・

滝田英史「そろそろマックスとミリアが来る頃だぞ。総員捧げ銃の姿勢。」

ボリス「了解。」

「よし我が中隊も捧げ銃の姿勢。」

桐原中尉「了解。」

そろそろマックスとミリアが来る。
彼らはこれから歴史に一ページ刻み込む、その光景を桐原達は目撃する事になる。
当然地球統合軍総司令部などの各方面軍司令部やゼントラーディ軍にも。

マックス「ミリア 緊張しているのかい?」

ミリア「あぁ緊張している.....なぁマックス。」

マックス「なんだいミリア?」

ミリア「マックスは私と結ばれて幸せなのか?満足なのか?」

マックス「ミリア......」

ミリア「私は不安で不安で........それにこれから...」

ミリアは自信に満ちた表情ではなく小動物のように怯えた表情をしながらマックスに質問をする。
本当に自分と結ばれて幸せなのか満足だったのかと。
なんだか泣くのを我慢しているような感じな表情になる。

マックスは操縦しているので後ろを振り向く事はできないが。
ふっと笑顔になって。

マックス「僕は幸せだよ、敵の軍人であろうがなんだろうが僕はミリアが好きだ。満足であり幸せだよ。」

ミリア「マックス........」

マックス「これから多くの苦難があるかもしれないけど、一緒に乗り越えよう。まぁその前にミリアの部下と和睦できるように戦争を終わらせよう。」

ミリア「....あ.......りがとうマックス.......」

マックスの言葉にミリアの心は曇りから快晴のように晴れる。
ごく普通の言葉であるがミリアにとっては救われる一言であった。

桐原中尉「そろそろ来るな。」

イェル「迎えてあげましょう、これからの歴史のアダムとイヴに.....ちなみに追放はされません。」

ウォルター「おいおいブラックジョークはよせよ、イェル。」

儀礼隊に模した桐原達が待っているバージンロードは祝砲が撃たれ七色の光がプロメテウスから発する。
いよいよマックスとミリアの結婚式が始まるのである。

しかし、この出来事は中継を聞いていたゼントラーディ軍兵士達に....いやミリアの兵士達の心に致命的な衝撃を与え。
一気に歴史が動き出す事になる。
この時誰もその動きに気づく者は現時点ではいない。

____________________【佐枝子とミリアの友情 後編】______________________
ミリアは結婚式が近いと言うのに航空女性兵の紫の制服を着て女性寮エリアに向かう。
しかし・・・・・・・・・ここにいる女性兵士は元々、ミリアの敵であった方々。
正直怖い・・・・・・・・理由を言うならば・・・・・・・・圧力が・・・・・・・・

今のミリアにあるのは圧倒的な腕と自信ではない・・・・・・・・
仲間が後ろでバックアップしてくれたからこそ自分の腕を思う存分生かしていたし、エースの称号を得た。
だがマクロスに来てようやく分かった事は自分がうまく活躍していたのはデワントン以下の頼もしい部下・・・・・
いや仲間がいたからこそである。

「あいつが・・・・・・・・・敵の・・・・・・・・」

「ゼントラーディって8mぐらいの巨人でしょ・・・・・・・なんであの化け物がここに?」

「ジーナス少尉をよりによって取るなんてねぇ・・・・・・・・・・・・敵のくせに・・・・・・大勢の仲間を殺した癖にずうずうしい・・・・・・・・・・」

部屋のドアの間からミリアを攻撃する声が聞こえる。
女性兵士にもゼントラーディ軍との戦闘で恋人や友人を亡くした者がいる・・・・・・・・・
ミリアはこれは当然だ・・・・・・・・・・・私じゃなくても同胞がお前達の仲間を殺した・・・・・・・
言われても当然である・・・・・・・・・

と気にしないで歩いた・・・・・・・
だが・・・・・・・・・・

ミリア「三浦少尉は私を受け入れてくれるのだろうか?」

それは佐枝子に嫌われないかどうかである。
行く道中自分に対しての恨み言や悪口何度も聞いてきた。
もし佐枝子に嫌われでもしたら、道中までの恨み言悪口より辛い。

ミリア「ここか.....」

ミリアは佐枝子の部屋に辿り着く。
正直怖さが一杯であった。
だが怖くても入らなくてはならない、ミリアはインターフォンで佐枝子を呼ぶ。
呼んだら直様佐枝子が答え入っていいよと答える。
それを聞いたミリアは失礼しますといい部屋に入り。

ミリア「ミリア・ファリーナ准尉、入りました。」

三浦佐枝子「そんなに畏まらなくてもいいのに、友達でしょ。」

ミリア「しかし上官で......」

三浦佐枝子「上官とは言え私からしたら友達だよ、ねぇ紅花。」

劉紅花「うんうん、ミリアかな?私は警務官の劉紅花、紅花と読んでね。朋友」

ミリア「よろしく、えぇとぽん...」

劉紅花「友達 中国語で朋友なんだ。」

案外すんなり受け入れてくれた。
ミリアはかつての敵軍軍人である佐枝子と紅花と仲良くなれた。
後にミリア.佐枝子.紅花の友達関係は仲間を増やしつつ今後も続いて行く
半世紀経っても。

第71話 ミリア・ファリーナに対する質問

2017-06-15 22:08:53 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
一方ゼントラーディガールズがぎゃあぎゃあ騒いでいる頃から若干時間を戻す。
マクロスに大きな動きがあった・・・・

桐原中尉「これは・・・・・・おったまげたな・・・・・」

滝田英史「あのマックスが結婚だってよ、それに敵の女性兵士と。」

桐原は滝田から聞いた話に驚く。
それも驚愕するのではなくむしろ楽しそうに・・・・・・・・・
いったい何が起きたのだろうか・・・・・・・・・・

桐原が驚いた理由・・・・・・・それは・・・・・・マックスとミリアの遭遇と・・・・・・結婚である。

ゲームセンターでいつものように生活費を稼いでいたミリアにマックスが勝負を挑み敗北。
その時ミリアはマックスは自身を任した凄腕と判断、夜公園で及ばれした際にナイフで殺害しようとしたが敗北。
完全に身も心も堕ちてしまったミリアは、マックスのプロポーズをわけの分からないまま受け入れてしまう。

その後輝に事を話し、なんだかんだで結婚式をあげる事にした。
それも軍のプロパガンダと言うおまけつきで・・・・・・・

この結婚は初の星間結婚もあり和平の糸口にでもと言う思惑がありブリタイ・ラプラミズ・カムジン艦隊に向けて発信する予定である。
まだ時間はあるが・・・・・・・・ある程度、敵であるミリアと顔を合わせてみたい・・・・・・・・・
と思い部下二人とその他いろいろと共に会いに行く。

三浦佐枝子「どんな人だろうねゼントラーディ人の女性の方。」

桐原中尉「佐枝子・・・・・・お前もついていくのね・・・・・・・・」

ディー曹長「中尉、私が招待したんですよ。」

マリア「複数名の女性兵士も招待しましたから。」

その他の面々は佐枝子やディーやマリアらを含めた女性兵士も混じっている。
なんとも豪勢な面々やら・・・・・・
まるで・・・・・・・・珍しい動物を見に行くような雰囲気だ。
マックスには迷惑かと思ったが・・・・・・・・・・

マックス「皆さん・・・・・たくさんきましたね。」

桐原中尉「すまんな・・・・・・どうしてもと・・・・・・・」

マックス「別に構いませんよ、大勢いた方が賑やかでいいですから。」

むしろ好意的に歓迎してくれたようである。
一同はミリアを見たさに群がっている・・・・・・

カール「こいつは・・・・・・驚いたね~」

マルコス「敵から来た女性兵士がこれほどまでに美人だとは・・・・・・・例えるならば妖精のような神秘的な美人だ。」

ボリス「惚れたら妻や亡き娘には顔向けできんな。」

男達はミリアの美しさにメロメロになってしまう。
それを見ていた女性兵士達は嫉妬心からかなんか険しい目をしている。
無論・・・・・・・・・・・

三浦佐枝子「なんであなたまで惚れているのよ?」

桐原中尉「いや・・・・・・・綺麗な人だからつい・・・・・・」

三浦佐枝子「つい・・・・・・・・って・・・・・・・・」

桐原もミリアの美しさに惹かれてしまう。
ミリアの容姿はかなり美しく、これが戦闘員かと言う印象が地球人からの視点でそう思わせる。
女には普通に接する桐原もミリアを目にするとマックスが羨ましい程の気持ちを抱いてしまう。

ミリア「そこのお前・・・・・・・・そこのメルトラン・・・・・・」

マックス「ミリア・・・・・・メルトランじゃなくて・・・・・・・女だよ、三浦少尉・・・・・・」

三浦佐枝子「はい・・・・・・・どうしましたかミリア・ファリーナ准尉(ミリアは軍籍に入れられており准尉と言う階級を与えられている)?」

ミリア「お前はその男をどう思っているんだ?愛なのか?それとも・・・・・・」

三浦佐枝子「まさか・・・・・・そんなわけないですよ。」

ミリアが佐枝子が桐原を嫉妬する素振りを見て愛しているのかについて質問をする。
佐枝子は慌てて返答するが・・・・・ミリアは本当かと言う顔をする・・・・・
すると桐原は・・・・・・・・

桐原中尉「デワントン・フィアロと言う女兵士を知っているか?」

ミリア「デワントン?デワントン・フィアロ2級空士長か?なぜお前が知っている?」

桐原中尉「亡命者から聞いたんだよ。」

ミリア「亡命者?・・・・・・・・まさか・・・・・・・・・あいつらではないか?ワレラ・ロリー・コンダ・・・・・・・一瞬戸惑ったが一番疑うのはマイクローンスパイになったあいつらだ。そいつから私の副官を知ったのか?」

桐原中尉「あぁぁそうだ。教えてくれデワントン・フィアロってどんな人なんだ?」

ミリア「デワントンか・・・・・・・・」

ミリアにデワントンについて質問をする。
質問を聞いた佐枝子はまたしてもいつぞやの嫉妬心のある顔をする。
なんで別の女なんかに・・・・・・・・・・・と・・・・・・・・・
桐原の質問を聞いたデワントンは・・・・・・・・・

ミリア「よく出来た私の信頼する良き副官だよ・・・・・・・・・そう私が一番部下の中で信を置く優秀な副官。」

桐原中尉「副官?」

ミリア「メールも優秀だが・・・・・・・・・デワントンは指揮能力も腕も悪くない・・・・・全てが備わった優秀な部下だ。」

桐原中尉「優秀な部下?」

ミリア「あぁ優秀な・・・・・・・」

桐原中尉「優秀・・・・・・・・・・」

ミリアから話す内容は薄いもんだが・・・・・・・・・
桐原にとってはデワントンの事を知る事に十分な内容であった。
優秀な・・・・・・・・兵士であると言う事を・・・・・・・・・・

マックス「優秀な部下か・・・・・・・桐原中尉・・・・ぜひ会ってみたいですね

反応したのは桐原だけではなくマックスもどうようである。
これから結婚しようと言うのに・・・・・・これはまずい・・・・・・・
当然の反応であるが・・・・・・・・

ミリア「マックス・・・・・うっふん・・・・・・さっそくだが・・・・・・・佐枝子・・・・」

三浦佐枝子「はい・・・・・・」

ミリア「マックスが他の女をアイスル事をなんと言うか?」

三浦佐枝子「浮気です、男女問わず嫌う行為です・・・・・・・・」

ミリア「浮気か・・・・・・・・・マックス・・・・・・」

マックス「なに?」

ミリア「浮気したら殺す。背後には常に警戒するんだな。」

マックス「はい・・・・・・・・」

ミリアは浮気の事を佐枝子に聞く。
佐枝子はあっさり浮気と答え意味を伝えると・・・・・・ミリアはにたぁと笑いマックスに警告を出す。
警告を聞いたマックスは弱気になってミリアの警告を受け入れる。

これを聞いていた一同は「メルトランと付き合う時は浮気はするな」と後世に語り継がれる事になる。

____________________【おまけ 佐枝子とミリアの友情 前編】____________________

ミリアはここに来てからずっと一人であった。
ラプラミズ艦隊にいた時には大勢の部下がいたが・・・・・・今ではいない・・・・・・・・・
だって置いてきてから・・・・・・・・・・・・
潜入してからずっと一人であり、ようやく先日マックスと言うこれからのパートナーを得る事が出来た。

しかし・・・・・・・・・・・

それでも交流関係を持つ人はあんまりいない・・・・・・・
いや殆どいない・・・・・・・・・・

ミリアにはいつしか孤独感を抱くようになる・・・・
同性の仲のいい人がいないと寂しい・・・・・・・・・同性の仲のいい人物が欲しい。
結婚式の前にそう思うようになる・・・・・・・・・

ミリア「そうだ・・・・・・・・・彼女はどうだろうか?」

さっそく考えているミリアはある人物を思い浮かぶ。
それは桐原と言ういつぞやにデワントンの質問をして来た時に嫉妬していた顔をしていた女性兵士。
あと浮気の意味を伝えた......

ミリア「三浦佐枝子少尉 私より階級が上の......私と仲良くなってくれるだろうか?」

ミリアは佐枝子が自分と仲良くなってくれるか心配する。
なんせミリアはゼントラーディ人、地球人の女性とは違う。
マイクローン化しているとはいえ元々は巨人。

受け入れてくれるのだろうか?
ミリアはそれに悩んだ。

第70話 マイクローンとの接触で生まれる変化

2017-06-15 21:58:47 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
モーアのマイクローン側につくと言う死刑されても文句ない発言はメフィアとエリアーノを驚かす。
メフィアとエリアーノはモーアとは戦友であると言うより親友と言う事からなんとか隠そうとするが......
偶然通りかかったミツルに聞かれてしまう。

なんとかして隠そうとくるがモーアが喋ってしまいミツルに知られる事になってしまった。
メフィアとエリアーノはしまったと思ったがミツルは逆に興味を持ってしまう。
これでこれで良しだが、やはり報告されるのではないかと思う。

だが・・・・・・

ミツル「私はモーアがつくならば私もついて行こうと思うな〜」

と間抜けながらも答える。
メフィアとエリアーノはその答えならば安堵感があると思った。
むしろ~上官にチクるたちの奴じゃないと・・・・・・・

!?

メフィア「でも大声で言わないで!!」

エリアーノ「そうよミツル!!」

ミツル「顔がちか~い・・・・ぎっ!?」

メフィア「大声で言わないで~

ミツル「顔が近すぎる頭をこねるように・・・・痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛」

よく考えたら大声でつくとかなんとか言ったら困る。
特にティレノールに聞かれたら即終わりになってしまう。
あの人は真面目な性格故のゼントラーディ軍の軍規には厳しい・・・・・・
もし聞かれたら・・・・・・・・・・・・

消去刑(死刑)

と死への道まっしぐら。
そうなれば・・・・・・・・私達はモーアとミツルを殺さなくてはいけないのか?
いや・・・・・・・・ミツルはともかくモーアが一番危険だ。
絶対にただでやられるつもりのない戦闘員。
死人でるぞ~まっさきに犠牲になるのは・・・・・・・・・・・・・・・

私達・・・・・・・・・

モーア「深刻そうな顔してどうしたんだ?」

メフィア「なんでもない・・」

エリアーノ「なんでもありませんよ・・・・・ねぇ。」

メフィア「ねぇ(汗)」

モーア「なんで慌てた顔をしているの?」

エリアーノ「慌てている?ま.まっさか~」

モーアに慌てている事を指摘されるとメフィアとエリアーノは慌てながら言い訳をする・・・・・・・
なんたって衝突する事により大事な戦友と戦いそして・・・・・・・殺されてしまうから・・・・
保身を守るのはゼントラーディ人にとって・・・・・・・・不名誉だが・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・ガタッ

エリアーノ「モーア、いっその事・・・・・・・・・マイクローンに行こうかな・・・・・・・」

メフィア「・・・・・・・・・エリアーノまで・・・・・・」

とうとうモーアからの精神的圧迫によりエリアーノはマイクローンへつこう側に回る。
メフィアはカエサルのような気持ちになってしまう・・・・・
ブルータスお前もか!!のような・・・・・・・・・・・

ミツル「メフィアもマイクローンへつこうよ。」

メフィア「待て待てこうまでして私を引きこまないで~それにあぁ~」

メフィアはモーア.ミツル.エリアーノの3人に追い込まれる。
精神的にどんどん圧迫する・・・・・・凄く怖い・・・・・・・凄く怖い・・・・・・・・・・

デワントン「モーア・・・・・モーア・カリダム3級空士長いるか?」

メフィア「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

デワントン「ラック?どうした?」

突然後ろからデワントンが出てくる。
まさか話に聞かれてしまったのか?・・・・・・・・・・更に追い込まれるメフィア・・・・・・・・・
おそるおそる・・・・・・・・

メフィア「今の話を聞いていましたか?」

デワントン「何の話だ?」

メフィア「そうですか・・・・・・・・はいはい・・・・」

デワントン「どうしたんだ?」

デワントンは話を聞いていなかったようである。
メフィアは凄く安堵感がする・・・・・・最大限に・・・・・・・・・
しかし・・・・・デワントンがここに来たのは・・・・・・・

デワントン「モーア・カリダム3級空士長・・・・・・・・・お前にマイクローン艦周辺に哨戒任務に出てもうらう。いいか?」

モーア「サ・エスケス」

デワントン「中距離通信が伝わるのが難しいので帰還命令は私が直接に出す。以上。」

モーアに哨戒任務を伝える事である。
ごく普通の任務である。
伝え終わるとデワントンは何処かへ行ってしまう・・・・・

モーア「さぁてと策敵哨戒任務でも行きますか・・・・・・・・・・・」

メフィア「脱走する気じゃ・・・・・・・・・」

モーア「今のところは脱走しないよ・・・・・・・・・腐ってもゼントラーディ軍の誇り高き兵士だから。」

ミツル「誇り高き戦士か・・・・・・・・・マイクローンはどんな気持ちがあるのかな?」

モーアは偵察に出撃するため更衣室に向かいクァドラン・ローに乗りこむ。

そして・・・・・モーアは単機でマクロスの偵察を行う。
そこで輝率いる部隊と遭遇交戦状態に入るが・・・・・・デワントンの制止で戦闘を中断。
直ぐ様撤退する事になった。

デワントン「モーア・・・・・御苦労さま・・・・・」

モーア「ありがとうございます、デワントン2級空士長・・・・・・」

モーアは艦に帰還するとヘルメットを取りデワントンから労いの言葉をかけられる。
それに対しモーアはお礼の言葉を言う・・・・・・
マイクローンと戦っていくうちに何かしらの変化がでている・・・・・・

デワントンはモーアの表情を見て感じとる。
まるでマイクローン側の方に行きたがっているかのように・・・・・・・・

デワントン「・・・・・・・・・マイクローンか・・・・・・・私の命を助けたマイクローンのパイロットは今はどうしているだろうか?」

マイクローン側に行きたがっているモーアの姿を見たデワントンは、自身のマイクローンに対する気持ちを再燃する・・・・
そうデワントンを助けた桐原の事を・・・・・・・・
実際の自分の気持ちはどうなんだろうか?本当はマイクローン側に行きたがっているのではないか?
一体......自分はどっちの考えなのだろうか?

デワントンは再び悩み始める。
マイクローンの事を考えると余計に悩む。

第69話 ミリアのマイクローン生活

2017-06-14 23:05:54 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
ミリアがマイクローンとしてマクロスに潜入してからどのくらいが経ったのだろうか?
徐々に生活環境も慣れていきゲームセンターで生活費を稼ぐようになった。
それほど悪くはないし、むしろいい感じ。
マイクローンスパイとして生活しているミリアはここが心地いい感じになっていた。

ゼントラーディ軍時代と比べ食事もいいし。
いろんな娯楽もあれば、マイクローンの女性はいろいろと優しい部分がある・・・・
ミリアはそれがいいと感じている・・・・・

ミリア「あいつらは今頃どうしているのだろうか?」

生活に慣れたとは言え部下達を一回たりとも忘れた事のない。
5人死んだが残りの面々はいい奴ばかりだ。(モーアが一番心配だが)
あれから戦闘を引き起こし戦死した奴はいないだろうか?

ミリアはその事に関して凄く気がかりであり一番の心配の元である。
それにライバル部隊との間で大きなトラブルが発生していないか。
特に血の気の激しいモーアとキヨラ隊の同じく血の気の激しいラウラとの間で抗争がないか。

ラウラと言う女兵士はミリア隊に激しい嫉妬心を持っている事で知られており。
一番やっかいな相手であると認識していた。

ミリア隊のモーアと同じく血の気の激しく実力はかなり高い。
違うと頃は信頼性がありキヨラからかなり可愛がられている。
むしろ我が隊にも欲しいと思うほどに。

ミリア「まぁなんとかなるだろう信頼性の高いデワントンとメールが残っている事だ。抑えてくれているだろう。」

頼りになる副官.デワントンとメールの二人がいる。
血気盛んなモーアや補充隊員を上手く纏めてくれるだろう。
ミリアはなんとなく思った、なんせ信頼しているから。

と自分がいなくなってもなんとかなるだろう、帰ることはなくてもどちらかが部隊を編成して指揮をすればいいと。

ミリア「さて食事に行くか、マイクローンの食事も楽しみたいからな。」

ライダースーツを着てカプセルホテルから出ると近くの食事処に行く。
徒歩で食事処に行くと普通のレストランで食事をする・・・・・

ミリア「はぁ・・・・・・・・もう食えんだろうな・・・・・・・・我が軍の食事は・・・・・・」

ミリアは食事に出た唐揚げを箸で掴んで食べると呟く。
地球の食事とゼントラーディの戦闘食の味は天と地と言う程の差がある。
あまり食えたもんじゃないと言ってもいい、今まで普通に食べてきたのも・・・・・地球の食べ物の味を知らなかっただから。

食事をミリアはある程度の身を清めるためにシャンプーやボディソープを買う。
ゼントラーディ人も臭いを気にする方である。
きちんとシャワーを浴びて身を清める事はする。
こうして通貨を使用しこれらを買う。

ミリア「ぬっ!?」

イェル「ハッ!?」

買い物をしている時にミリアとイェルが偶然に遭遇する。
ゼントラーディ人と監察軍の軍人・・・・・・お互い敵同士。
まさかこんな所で遭遇するとは・・・・・

イェル「(このまま銃を取り出すか・・・・・・・・)」

ミリア「(相手して殺すか・・・・・・)」

お互いに睨みあいをするが・・・・・・・・・

イェル「(ここで銃を取り出すのはやりすぎ・・・・・・)」

ミリア「(下手に動けば私がスパイである事が発覚する・・・・・・・機体を奪って逃げる道しか残らなくなる・・・・・・ここは抑えるか・・・・・・・・)」

とお互いに衝突する事を避ける道を選ぶ。
面倒な事を起こしてしまえば、お互い自分の立場を危うくしかねない・・・・・・・
ここは大人しくしておこうと・・・・・・・・・

ミリア「なぜ監察軍がマクロスにいるんだ?なぜ・・・・・・・・・」

ミリアは監察軍がマクロスに潜入している事に驚く。
だがイェルは統合国籍や統合軍籍を持つ書類上は地球人。
潜入しているのではなく、他の地球人と同じ地球人である。
もっとも最初は地球に潜入している監察官であるが・・・・・・・

ミリア「まぁいいあいつは無視だ・・・・・・・お互い気にしないでおこう・・・あいつは地球人なんだ・・・・・・」

ミリアはイェルが監察軍の軍人である事を忘れる事を徹底する。
この事が理由でイェルが最後まで監察軍の軍人である事がバレずに済む事になる。

一方・・・・・・・・・・

モーア「なんか・・・・・・・・さぁ・・・・・・・今の戦いが面白くないよね・・・・・・・・ゼントラーディ軍の戦い方が単純と言うのか・・・・・」

メフィア「はっ!?」

エリアーノ「性格がまともになったと思ったら・・・・・・・・」

モーア「と言うか・・・・・・・5人もマイクローンと戦って死んでいるし・・・・・・・・いっその事・・・・・・・・やめようかな・・・・・・・ゼントラーディ軍・・・・・・そしてマイクローン側につく。」

『えぇぇぇぇぇぇぇ』

モーアがマイクローン側につくと言うとんでもない発言をする。
まさかのまさか・・・・・・・・・とメフィアとエリアーノは驚く顔をする・・・・・・・・

ミツル「モー・・・・・・・」

メフィア「ちょっと今は駄目!!」

エリアーノ「そう今は駄目!!」

ミツル「どうしたんですか?」

モーア「マイクローン側に・・・・・・・・」

メフィア「言わないで~」

と逆に混乱が広まる一方である。
ミツルは特に分かっていないだろうが・・・・・・・・・・・メフィアとエリアーノが必死に隠そうとしているのは・・・
モーアのマイクローン側につくことである・・・・・・
隠そうとするが・・・・・・・・・・

モーア「つきたいんだけど・・・・・・・・」

ミツル「マイクローン側につく?」

『”あ~』

結局隠しきれずに結局知られてしまう・・・・・・
上官に知られたら消去刑だよ~・・・・・・と
メフィアとエリアーノ

ミツル「マイクローンにつくって消去刑・・・・・・」

モーア「そうでしょうね。」

ミツル「ふ~ん・・・・・・・興味あるな~」

モーアがマイクローンにつくと言う事を・・・・・・・・ミツルは興味があるような表情をする。
それを聞いたメフィアとエリアーノはえっと言う顔をする・・・・・・・・

第68話 イェルの本音

2017-06-13 23:22:04 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
監察軍の監察官であったイェル。
亡命ゼントラーディ人によって正体が桐原や佐枝子そして話を聞いたウォルターに知られる事になる。
監察軍が襲来した場合イェルは裏切るかと思ったが・・・・
イェルは監察軍に見捨てられ裏切らない・・・・・・むしろ監察軍人としての私は死んだと言う。

理由は文化に汚染されたから・・・・・・・・
全ての事を話した

イェル「隊長、私を警務隊に引き渡すのですか?引き渡して当然ですよね、私は隊長をずっとだまし続けた女・・・・それにゼントラーディ軍の敵であり、このSDFー1マクロスの元々の持ち主監察軍の軍人・・・・・・・・・隊長・・・・あなたは・・・・・・」

桐原中尉「引き渡す気はない・・・・・これでも共に戦ってきた仲間だからな。」

イェル「えっ・・・・・・・・」

ウォルター「俺も同じだ誰がお前を警務隊に引き渡すかよ。」

桐原中尉「この事は他言無用とする・・・・いいな。」

イェル「隊長・・・・・ウォルター・・・・・・・」

桐原とウォルターは警務隊に引き渡さないと最初から決めている。
今まで共に生死を共にしてきた仲間をそうそう引き渡す気はしない・・・・・・
例えイェルが地球人であろうが監察軍の人間であろうがイェルはイェルだからである。
それを聞いたイェルは涙を浮かべ喜ぶ。

だが・・・・・・佐枝子は腕を組んでいる。
イェルはもしかして引き渡すのではないかと思ったが・・・・・・・・・・

三浦佐枝子「でも上が嗅ぎつけたらどうする?」

イェル「それは・・・・・」

桐原中尉「上か・・・・・・・・」

三浦佐枝子「特に亡命ゼントラーディ人が危険だわ・・・・・・・・今は味方だけど・・・・・・・・イェル・・・・・あなたの本来の敵でしょ。」

佐枝子は引き渡すとかどうかではなく亡命ゼントラーディ人に関してである。
イェルは青風の黒髪であり地球人と殆ど変らない容姿をしているがゼントラーディ人からバレる可能性がある。
それが原因となって上にばれてしまい連行されてしまった時の場合は・・・・・・・・

ブルグド「やはりお前らここにいたのか・・・・・・」

イェル「ゼントラーディ人・・・・・・・・」

ブルグド「うん?イェルと言うのか・・・・・いい面構えをした兵士だ・・・・・・・・」

桐原中尉「・・・・・ブルグド・・・・・亡命は?」

ブルグド「済んだ・・・・・一定区間しか歩けんがなんとかな・・・・・・・・」

グローバル艦長の一時的な亡命許可が出て、一部の施設を歩く事ができるようになったブルグドが現れる。
監察軍の人間であるイェルはゼントラーディ人であるブルグドに対し事を構える。

ブルグド「安心しろ俺はここで監察軍と戦う気はないよ、むしろ俺達はカールチューンに惹かれてきたからな。」

イェル「・・・・・・・・本当か?」

ブルグド「本当だ・・・・・・・・だが・・・・・・監察軍の兵士をこの目で見るのは・・・・・初めてだな・・・・・・人生とは分からない物ばかり・・・・」

イェル「私もだよ。」

二人だけで話を進めているが・・・・・・・
初めてみると言うのは桐原達も俺達も同じだからと心の中で突っ込みを入れる。
まさかここで3種類の人種がここで集まるとは・・・・・・・・・

三浦佐枝子「ブルグドさん、彼女は上に言いますか?」

ブルグド「まさか・・・・・・ここに来た目的が違くなる・・・・・・それにここでは殺し合いをする気はないさ。」

佐枝子はブルグドにイェルが監察軍だから上に報告をするかを聞くが・・・・
ブルグドは目的が違うからと言ってイェルを監察軍の人間である事を上に言う事を否定する。
それを聞いた佐枝子はホッとするし、イェル本人も気が休まる。

桐原中尉「しかし・・・・・イェル・・・・・」

イェル「はい・・・・・・・・・・」

桐原中尉「よく軍籍と統合国籍を得ることができたな?」

イェル「はぁ私は統合戦争中に拾われた身ですので今は無き養父母に拾われて国籍を得て軍に入りました。」

桐原中尉「これは本名じゃないと?」

イェル「はい・・・・・・・・」

イェルと言う名前は実は本名ではない、監察軍に捨てられ統合戦争の戦火の中拾ってくれた養父母につけられた名前である。
国籍をこうして得ることができ、軍に入るため学校に進み軍籍を得て統合軍に入隊した。
こうしてイェルの過去を知ると・・・・・・最後に・・・・・・・・

イェル「私の本名はガーネッタ・スピリティ.監察軍階級2級空戦士尉です・・・・・・・・隊長、私は地球人ではありませんが・・・・・・・どうか今後もよろしくお願いします。」

と自分の本名を明かし桐原に今後も部隊員として活動していく事をお願いする。
直々と深くお辞儀しての願い事である。

三浦佐枝子「どうする?」

桐原中尉「いや答えは一つだ・・・・・・・・お願いしなくてももとよりそのつもりだと・・・・・・・」

三浦佐枝子「言うと思った。」

ウォルター「イェルが何事であろうと俺のライバルだしな。」

桐原達はお願い事をしなくても最初からイェルの面倒を見る気である。
地球人であろうともゼントラーディ人であろうとも監察軍の人間だろうと・・・・・・・・
イェルはイェルだから・・・・・・・・・・


その頃


未沙は地球統合軍総司令部に地球人とゼントラーディ人が血液型や遺伝子構造が同じであり和平の可能性があると言う事で。
総司令部に行くとグローバル艦長に申し上げる。
グローバル艦長はこの申し出を許可し、シャトル1隻を用意する。

そして・・・・・・・

ミリア「結局・・・・・・・・凄腕の生身の姿を見ていない・・・・・・・・・あいつはこの艦の何処にいるのだろうか・・・・・」

                               ガタ

ミリア「さて今日もゲームとやらで生活費を稼ぐとするか・・・・・・今後も同じような生活をするかもしれないからな。」

マクロスに潜入しているミリアはゲームセンターで生活費を稼ぐ日々を過ごしている。
そろそろ運命の歯車は加速する・・・・・・・・・