お知らせ~藤の花~万葉植物園にて

2015年04月29日 | 日記

4月28日に奈良の春日大社にある万葉植物園に 藤の花を見に出かけました。

その写真(18枚)を、ホームページの「アンのある一日」に載せましたので、
ご覧いただけたら幸いです。

写真をクリックすると次の写真が見られます。クリックした場所によって、
外側は大きい画像、内側は小さい画像が、見られますのでお試しいただけたらと思います。

ホームページへは、左のサイドメニューのブックマークのところをクリックすると、
見ることができます。

28日は咲きたてで、とても素晴らしい藤の姿が見られました。
このゴールデンウイーク中はますますその美しさが増すことでしょう。
ぜひお勧めです。

若緑の輝くまで~芽ぶきからの1か月 

2015年04月27日 | バラの手入れ
4月26日 快晴
20日すぎまで長く続いた雨天から、ようやく晴れやかで、
からっとした気持ちのいい、さわやかなの日々が続いています。
ここ一か月程で、バラは日に日に大きく育ちました。


3月17日
バラの芽と、葉が出るまでの様子。バラの芽自体は赤色です。
枝から葉が出た当初は赤い葉です。次第に筍のように
茎が伸び始め、葉が開き始めます。葉はまるで折り畳み傘の
ように畳まれていたものが出てきて、開きます。

 

ルイ14世の赤い葉。すでに蕾が見えています。 品種によって
すぐに黄緑色に変わっていく葉もあります。12月半ばに剪定し
葉をすっかり落していた枝から、すくすくと赤い葉が出始めたときは
庭のあちこちが明るく見えてきます。

 



3月31日、冬の彩りに植えていたオレンジのパンジーの上のアンブリッジローズの
若葉(左)と、つるばらピエール・ド・ロンサールの伸び始めた姿(右)

 

4月11日 曇りや雨が続く日々。2年前に地植えしたジェームズ・ギャルウエイ(左)と
枝が伸び、茂り始めたころ(右)
 


4月21日 今年の第一号 バラの開花 ルイ14世。ミニ葉牡丹の菜の花が満開に。


4月22日 マスカット色に輝くバラの葉に囲まれて、チューリップの晴れ舞台。
 

チューリップ「フレーミング パーロット」



4月26日 朝の光をうけて
アイスバーグ(左)とロココ(右)の蕾
 

セント・オルバンの蕾


若緑の輝く季節になりました。



〈この時期の手入れ〉

●長雨で、黒点病の出やすい品種は早くから出ていました。小さな黒点を見つけ次第
葉を取り去りました。

●また晴天が続くと今度は、いっきに虫が出始めてきたので、葉の裏を出来るだけ毎日見るよう
にしています。穴があいたり、食べられたりしたところの付近には虫が隠れていますので、よく
探して虫を取り去るようにしています。

蕾の首元や蕾自体に黒い点のようなものを見つけたらすぐに、採っています。
(待針の先で、そっと取り去ります。)
クロケシツブチョッキリという虫の卵が産みつけられていることが多いです。

夕方の早めの時間に、時折、ヒノキやヒバ、センダン由来の虫の嫌がる抽出液を薄めて、
枝や葉の裏に噴霧しています。なお、葉の緑色の薄いものは弱いように思えるので規定
量よりさらに薄めるか、下の方の葉で試すとか、出来るだけ枝にかけるとかしています。

また、出始めた小さな蕾や若い蕾には、かけないようにしています。

●植木鉢で育てている場合、土が乾ききらないうちに必ず、水をやるようにしています。
日当たりの時間と気温の高さで、バラが水分を吸い上げる状況は変わりますので、注意して
水切れしないようします。出来るだけ、夕方までに鉢を置いた地面が乾いているように
しています。


追記 ~開花中の植物~小花を楽しむ

フランネルフラワー 触ると、ネルのようにふわふわしています。オーストラリア原産で、
キク科ではなく、セリ科の植物です。過湿が苦手の植物なので、土がかなり乾いてきたら
水やりをします。

 

アークトチスは、この冬中、咲いてくれましたが、南アフリカ~熱帯アフリカ原産で、キク科。
高温多湿が苦手です。これもやり過ぎないように水やりに気をつけます。
  

今年3月末に 黄色い小さな花をいただきました。「花ほたる」という名です。
 

「花ほたる」というのは流通名で、南アフリカ原産のキク科の植物で、コツラ・バルバータ
という名前です。直径は大きいものは1cmほどで次々と花が上がってきます。高温多湿に
弱いので、軒下に置き、雨に当てないようにしています。

まるでフランネルフラワーや、アークトチスの花の中心部だけのようです。

次の花は、ヒルガオ科のコンボルブルス・クネオルムです。確かに花形は、ヒルガオの花ですが、
つる性ではなく、枝は木質で、葉は細いシルバーリーフです。花径は4cmで、丈は25cm
ほどです。

 


この5弁の花の塊は、オオデマリの苗の花です。スイカズラ科の植物で、こちらは
水切れを嫌うので鉢植えなので気を付けます。葉は、可愛い丸い形で、濃い抹茶の
ような色をしていて深い葉脈があります。このオオデマリは、日本原産の植物です。


 

パーロット咲きのチューリップ フレーミングパーロット 火焔のような羽根を広げた姿から
この名前がついたのでしょうか。華やかな姿で咲き続けました。
 


4月は、上旬は桜、中旬はシャクナゲ、八重桜、アメリカハナミズキ、下旬からは
ツツジやさつき、藤の花などの見ごろの花木をいっぱい目にしています。野の草花も
一斉に花をつけてます。山の木々も新緑で日々美しい季節を迎えた今日この頃です。






今年のチューリップが咲くまで (3) 発見~花形さん

2015年04月19日 | 日記
4月19日、朝から雨模様です。この4月は、雨や曇りの日が多いです。

これまでを振り返ると、一日中晴れた日は、4月2日と4月18日の
たった2日でした。他に晴れ間の出たのは、8日の3時以降と15日と
16日の午前中、17日の3時以降の4日間で、なんだかほぼ曇りや雨
が降っているような日が続いています。

チューリップは、一旦開花し始め、陽があたると花びらを開き、夕方に
なると花をすぼめます。それで、4~5日経って陽が当たり過ぎると
全開してしまうこともあるので、晴天が続くと花を長持ちさせたいために、
午後あまり陽のあたらないところに鉢を移動させたりしています。

また例年4月の桜が咲いている時期には、突然に嵐のような突風が吹くことは
何度も経験しているので、そんな日は玄関の中に取り込んでしまうようにして、
花に雨風を当てないようにしてきました。

それで2日の晴れの後、ほぼ毎日 曇りや雨だったので玄関に入れっぱなしで
ずっと花は閉じたまま玄関の中で咲いていました。

玄関の薄暗い中では、だんだん葉の色が少し褪せてきているのに気づいて、
陽にあてないといけないなと思っていました。

9日は朝から曇りでしたが、少しでも光に当てたいと出して、しばらくして見ると、
桃色の花の、最初に咲いた一輪の花びらが落ちてしまいました。

9日の様子。
  

そこで、桃色の鉢の残りの2輪は、家の中で楽しもうと切って窓辺に置くことにしました。


その午後のことです。西日が差す窓辺。きれいな~と思って一輪挿しを動かしているとき
ひょんなことから、あれ~


花の底に、こんな外側からは想像できない色と形の花形を見つけて、
びっくりしたのと同時に発見した喜びでいっぱいになっていました。
午前中に落下した花びらを見ていたので、花びらの付け根の色など
気にも留めていませんでしたが、光に透けるとこんな色をしていたのか~と。

初めは単色の花のイメージだけでした。そしてよく見ると花びらの筋まで見えていて
含まれている微妙な色合いや波打つフリルの形にも目がいきます。
 

しかし光に透けるとこんな花形が現れたのです。
 


下から見ると~
 

その後、ぼろっとまた花びらは落ちてしまい、花びらを集めて遊んでみました。


外では、すくっと立った姿に、水やりしたあとの水玉が葉先に残っていました。
玉のうてなです。
 

ちなみに、紫の花の方のそこには、黄色い花形が隠れていました。
外側からは紫だけとばかり思っていたので、これも鮮やかな黄色で
自然の配色の美しさに驚きます。大きい花は、高さ8cmありました。
  


この後、行く先々で見つけた庭先のチューリップの中をつい覗き込んで、どんな花形が
隠れているか、見てしまいました。

4月11日、最後のチューリップ「フレーミングパーロット」の蕾が膨らんできました。
 

そして今日4月19日開花しました。
 

遅咲きのチューリップで、花の縁にレース状の切れ込みが入るものをパーロット咲きと呼びます。
パーロットとは、鳥のオウムの意味です。

こうして今年のチューリップ3種類が咲きました。チューリップには、早生、中生、晩生と
咲きだす時期の異なる種類があり、それを探して買えば、長くチューリップの花を
楽しめると思います。選ぶ花色、咲き方、咲く時期、毎年の楽しみです。

まだまだ知らない何か新しい発見がいつもあります。


なお、チューリップの日記
2012年4月27日「ラーレ 枝咲きチューリップ」
2013年4月21日「お楽しみ開花 日いちにち 雨上がりの発見」
2014年4月22日「それぞれの形 ~お楽しみ開花 チューリップの日々」

合わせてご覧いただければ幸いです。



今年のチューリップが咲くまで (2) それから

2015年04月10日 | 日記
チューリップの芽に気が付いたのは、2015年2月14日のことでした。
一年でもっとも寒い大寒から立春を超えても、今年は寒い早春でした。

 


2週間後の2月28日。
 


3月17日 3球のチューリップは踊るような姿に思わず目を向けます。8球の方は、
丈が倍ほどにはなりましたが、葉の出方がゆっくりに思えました。

 


3月31日 逆転です。先に紫色の方が咲きだしました。
 

4月2日 桃色の花が2輪咲きました。強風を受けてしなってしまったので、
玄関前に移動しました。
 

紫の方も、陽の光を受けて 大きく開花しました。


この日を迎えるために待ち続けた4か月でした。何度も植えているチューリップですが、
毎回育ち方も違い、成長を見続ける毎日が楽しく、咲いた時の喜びは格別です。





今年のチューリップが咲くまで (1) 植えつけの頃(2014年12月)

2015年04月10日 | 日記
去年の11月の初めに球根を買いました。お店で、球根を選ぶとき、
開花した花の写真を見て選ぶこともありますが、写真がない場合は
花びらの色で選んだり、咲き方、たとえば、一重か、八重かとか、
ギザギザのフリンジ咲きとかで選んだり、球根自体の大きさで、
選ぶこともあります。

選んだのは3種類。
 

特大球の「桃色」三球、パーロット咲き「フレーミングパーロット」五球
超特大球の「紫色」8球

超特大とはどんな大きさ?測ってみると
 

高さ5cm×幅5.5cmありました。とてもしっかりしています。

今回も、用土は、植木鉢に残っていた、古い土にリサイクル材を混ぜて使い、
新しい土を足しました。他に百合2種を植え、ジャーマンアイリスの「バニティー」と
ガクアジサイの植え替えも同時に行いました。

すぐに植えつけしてもよかったのですが、寒くなる前に、そのうちにと思いながらも、
日延べしていました。球根は陽のあたらない暗い場所に保管していましたが、少し
黄色い芽が出ています。そこで急いで植えることにしました。2014年の12月3日のことです。

 

まず、土づくりです。今回は古いレジャーシートを使って、その上で混ぜました。
 

植える手順は、植木鉢に、鉢底石を入れ→土を入れ、肥料も混ぜこみ→球根を間を開けて植えます。
最後に土を球根に被せ、植えます。植木鉢の上部5cmは水やりの際に土が流れ出ないように
空間を開けています。終ったあとにたっぷり水やりしました。

    

植えつけ後は、鉢の中の土が乾ききってしまわないように、時折見て、
この冬中に1~2回 状態をみてやっていました。


毎年の球根選びは、花の終わった初冬に、来年の夢を描くころの、
庭の楽しみの一つです。(2へ続く)