水仙の向こう側に  (1)

2016年03月30日 | アンのワンダーランド
こんな箱があった。


中を開けると、そこには小さな鍵が。


すると馬が現れて


あっという間に白や黄色の水仙が咲き続く小道を通り抜け、


ある庭の扉の前に出た。しかし鍵がかかっている。


さっきの鍵を入れてみた。すると開いた。
どんどん入っていくと、そこにはお茶の用意があった。



椅子に座ろうとすると 


ボ~ンと大きな音が聞こえてきた。そのとたんに
パラパラパラ~とどこからかトランプが舞い散った


ちょうどその時、ピンポーンと現実のチャイムがなった。
出てみると、お隣さんが今そこで玄米と砂糖で作ってもらったとポン菓子をくれた。



さっきの大きな音はこれが出来た音だった。
これこそまさに、「びっくりぽん」であった。(笑)

・・・・・ゆめうつつのお話・・・またそのうちに・・・・つづく~。 


最初は押し競饅頭?!~小さな花の塔

2016年03月27日 | 日記

気づいたときには、もこもこっと現れてました。(3月3日)

よく見ると、葉が少し出たところで、茎も伸びてないのに、いきなり蕾です。
一つ一つの蕾の形をなんて表現したらいいか、こんな風に出るのかと
思わず何度も見てしまいました。



球根は去年同じ日(11月4日)に植えました。しかし育ち具合は違います。
赤っぽいのが一番伸びています。(3月8日)


さらに5日後、赤の先端の蕾が開き始めました。(3月13日)


拡大してみました。細かく折り畳まれていたものがゆるやかに開くのがわかります。


そして3月18日開花です。ご存じヒアシンスです。


決して珍しい花ではありませんが、久々に球根から育ててみてその育ち方に
意外な面白みをまるで発見したような気になりました。

3月21日 2番目に伸びた青い花(実際はもっと紫色)も開花しました。


あの横に平べったくこんもりしていた蕾はこうなりました。優しい薄桃色です。


最初、山形の蕾の塊を見たとき、それぞれの蕾の重なり具合がなんとも
変わった形に見えました。次第に茎も伸びるのですが、特に最後に開花した
薄桃色の花は、間隔が狭く最後までぎゅうぎゅう詰めで咲いていきました。


一番最初に開花してから6日後の濃赤紫の花を見ていると、丈も高くなり
(茎全体では25cm、花丈は15cm)花色も日増しに濃くなっています。
花数は小さくても20輪を超えています。
それを支えている茎を見ると、

幅広く、中に2本の茎があって一つになっているようです。

茎の先端です。片方が長くなっていました。


そして3月26日 咲き揃った花の姿です。小さなユリのような花が集まったような花の塔です。



(4月10日ヒアシンスの名前追記 青「ブルージャケット」赤「ウッドストック」薄桃「アプリコットパッション」)




追記 なんでもアン調べ↓

●日本には、「明治前園芸植物年表」によると幕末の慶応3年(1867年)に渡来したとあります。
出典は『新渡花葉図譜』ヒヤシンス(フシヤシントウ)国立国会図書館デジタルコレクションの
坤28.29ページにあります。


国立国会図書館デジタルコレクションには、ヒヤシント図というのもあります。
關根雲停, 服部雪齋 寫

●ヒヤシント・・・ヒアシンスではなくヒヤシントとかいてあるのは何故か
オランダ語のhyacintからではないかと?
英語では、hyacinth 発音はハイアシンス
ラテン語では、hyacinthus
中国語では、風信子。
日本語でも風信子や飛信子とも。

●花数の多いのは、オリエンタリス種で、ギリシャ・小アジア・バルカン諸国が原産地
1543年にイタリアのパドヴァに創設された最初の植物園オルト・ボタニコを経由して
園芸用としてイギリスに導入された。『花の西洋史事典』より。
この事典によると「フィリップ・ミラー(1691-1772)は1733年に、
オランダの栽培家たちはおよそ2000の変種を育てていると述べている。」とあります。
チューリップもヒアシンスもオランダで改良が進みました。







庭に灯る明かり

2016年03月13日 | 日記
3月13日

つるバラの芽ぶきです。


毎年この時期の芽ぶきは、まるでローソクの火を点灯したかのような姿に見えるのです。

並ぶ姿もきれいです。


そこここを明るくします。


去年の3月18日の日記を読み返してみると、今年は5日くらい早い芽ぶきです。


3月3日のクリスマスローズ。毎年夏越しのために蔭になる隣家との間に置いているのですが
日照不足のせいか、花芽が付いた2月終りに出してみると、丈がとても短かったので、良く
陽のあたる場所に移動しました。


5日後の8日の様子。茎が大分伸びてきました。


さらに5日後の今日。13日の様子。花も沢山咲きました。


3日の八重のクリスマスローズ。


咲きたての美しさです。蕊がきれいです。


ミニスイセン 丈は7cmほどです。
3月3日

3月13日


カシワバアジサイの若芽とハナニラ(?)の花。
 

芽や小さい花々が咲きだすと、庭に明かりが点々と灯っていくような気がします。


春を感じるもの プリムラ~鍵の花~

2016年03月08日 | 日記
3月の初めになると、小鳥のさえずりがあちらこちらからよく聞こえます。
しかも山の方からホーホケキョと聞こえたとき、あ~春が来た~と私の中に響きます。

2月の寒い日が終り、暖かい陽射しが差す昼間、ようやく庭にも目が行くように
なります。すると隅っこのほうで紫の花が咲いてます。プリムラ・ポリアンサです。


本来は、北半球の寒帯や山地にある花です。もう3年になりますが、夏の暑さに耐え
年越しをして小さいながらも咲き、嬉しくてより陽の当たるところへ出しました。

黄色のプリムラも5年以上あります。咲きたての花は美しく再会したような気分です。


プリムラとは、サクラソウ科サクラソウ属の総称です。

プリムラとはラテン語で最初を意味し、春いちばんに咲くこの花の習性にちなむ。
英名のprimroseは、プリムラprimulaからprimroleを経て成立した。

ドイツでは花序が鍵(かぎ)束に似ていることから、鍵の花Schsselblume
とよばれ、隠された財宝のドアをその花が開けるとする民話が伝わっている。・・・①

おやおやこんなところにもプリムラが・・・


この時期に飾る絵皿です。


そしてここにも・・・


部屋の中にも春の訪れです。





①ネット版『日本大百科全書』の解説より。