晩秋の植物園 ~2014年11月~

2014年11月10日 | 植物園
2014年11月8日 京都府立植物園 

北山門を入ると、美しい菊がありました。
近づくと、とても良い菊の香りがします。


次の菊は、クリーム色に薄い黄色やピンクがかった
玉のような丸い小花がびっしり咲いています。


鉢にこんもり丸く育てられた「ドーム菊」と呼ばれる仕立て方の菊です。



「こちらからご覧ください」とあります。この上に登ってみて見るということですね。
それがこちら↓



さてさて、これはなにを表す模様でしょうか↓


~流水文様と千鳥文様~ 花の種類は、千鳥は白・波は黄色と青のビオラで、模られています。

琳派とは、

桃山時代後期に興り近代まで活躍した、同傾向の表現手法を用いる造形芸術上の流派、または美術家・工芸家らやその作品を指す名称である。
本阿弥光悦と俵屋宗達が創始し、尾形光琳・乾山兄弟によって発展、酒井抱一・鈴木其一が江戸に定着させた。(wikipedia参照)

本阿弥光悦(1558-1637) 書家、陶芸家、芸術家。書は寛永の三筆の一人と称され、その書流は光悦流の祖と仰がれる。
俵屋宗達(生没年不詳) 江戸初期に活動。画家、茶人。

尾形光琳(1658-1716)呉服屋に生まれ、画家、工芸家。
尾形乾山(1663-1743)陶工の野々村仁清に学ぶ。陶工で絵師。

酒井抱一(1761-1829)姫路藩主の4男。江戸後期の絵師、俳人、権大僧都。1815年に光琳百回忌を行う。江戸琳派の祖。
鈴木其一(1796-1858)酒井抱一の弟子。事実上の後継者。江戸後期の絵師。

光悦・宗達・光琳・乾山は、京都生まれ。本阿弥光悦が徳川家康から鷹峯の地を拝領した1615年を基に
「琳派400年記念祭」が2015年京都で行われます。


コスモスが満開です。


サルビア・レウカンタ(左)サルビア・ボンファイヤー(右)


見たことのない花が木に絡まっています。名札を見ると「キンギョアサガオ」メキシコ原産でヒルガオ科とのこと。
 

東端の植物展示場では、菊やマツなどが飾られていました。


多くの秋バラは終わり、なごりの花を撮りました。
   



大芝生地では、菊花展(10月20日ー11月15日)が行われています。

こんなところに、未来の王子様が乗った馬車が~


前にまわると、立派な2頭の馬がいました。
 

福助仕立て
 

沢山の福助さん。


古典菊 嵯峨菊
 

江戸菊・肥後菊
 

大菊3本仕立て 元は1本です。花の大きさにも圧倒されます。


盆栽になった菊。どちらも元は1本の枝で、龍のように仕立てられたものと、枝垂れ菊になったもの。
素晴らしい技です。


他にも沢山の美しい花々があり、丹精こめて作られた1鉢1鉢。どれも素晴らしいものでした。
また来年もみたいものです。