お知らせ☆~アンのローズサポートメニュー開設~☆

2013年12月25日 | ローズサポート

バラを育てていて、とても嬉しいことは、日々の成長を一緒に楽しめることです。
バラを育てることを通して得た喜びを胸に、バラ育てのお役に立ちたいと始めた
のがローズサポートです。

ローズサポートとは、アンによるバラ育てのお手伝いです。


例えば
☆1本からでも、初めてバラを育ててみたいけど、難しそう~何から始めていいかわからないという方

☆どんなバラを選ぶか、またどんなバラの種類があるか?知りたい方

☆バラは育てているけれど、剪定の仕方がわからなくて、伸び放題になっている方、肥料はいつやるか?
 わからない方

バラの選び方や、育て方などをお伝えしたり、それぞれの方のニーズに合わせたサポートをさせていただきます。

お問い合わせは、画面左のブックマークのページから「ローズサポートメニュー」をご覧下さい。


左から「クラウン・プリンセス・マルガリータ」「コンテス・ド・セギュール」「ピエール・ド・ロンサール」「キャラメル・アンティーク」



左から「ラ・レーヌ・ヴィクトリア」「ザ・シェパーデス」「ジェームズ・ギャルウエイ」「コント・ド・シャンボール」
  

(全て鉢植え、2013年5月開花より) 

行く苗 来る苗 ~バラの手入れ(2)~初めての地植えも~

2013年12月23日 | バラの手入れ
毎年、12月の半ばになると、アンの庭でも冬の剪定や植え込みを行っています。

今年も4本の新しい苗がやってきました。冬にやってくる、根っこがむき出しの苗を「裸苗」
といいます。到着したらすぐにバケツに水を入れて根を浸けます。そして一晩、水に浸けて
吸水させてから植えつけています。

鉢に植える場合、苗の大きさにあった植木鉢を用意します。最低でも8号くらいの大きさの
ものを用意しています。。さらに根が太く、長いものは10号位の鉢を用意します。軽くて
扱いやすいので、長年プラスチック性のものを使っています。


鉢底石を敷いて、その上に園芸用土を全体の3分の1ほど入れます。そこにバラの肥料を
混ぜ込みます。その上に中高になるように土を少し被せて根を広げるように入れ、そこに
土を入れて植えこみます。
  

鉢の上部の5cm位下にある線を目安に土を入れます。ウォータースペースといって、
水やりをした時に土がこぼれてしまわないように、空けておきます。又、苗の継ぎ目が
土より上に出るように植えています。最後にしっかり土を抑えます。水を鉢底から流れ
出るくらいやって完了です。あとで気づいたのですが、真ん中の苗で枝の先が黒く変色
しているのがありましたので、そこはカットしました。

  

ここからは、育てている鉢バラの剪定です。

ハイブリットティーの最初の品種「ラ・フランス」です。花の枝をカットして、直立性なので
2分の1ほどに剪定しました。
 

イングリッシュローズの「アンブリッジローズ」です。これも直立性なのですが樹高が低いので
2分の1よりは長いめに剪定しています。普段はきってしまうのですが、固い花の蕾があったので、
この時点ではまだ残していました。
 


イングリッシュローズの「コーヴェデール」です。鉢でも大きく育っています。上から全体の
3分の1を剪定しました。
 


これもイングリッシュローズの「ジェームズ・ギャルウエイ」です。とても大きくなっていますので
上部の3分の1を剪定しました。
 

このように、育ち方によって剪定する箇所を変えています。直立性のものは、2分の1の強剪定しますが、
イングリッシュローズの半つる性のものは、上部の3分の1剪定にしたりして、性質もありますが、育ち
具合によって、切り方を変えています。、大きくしたいものは、最初の年度はあまり切らずにしたりもしています。
つるバラは、太い幹を大切にし、夏から秋にかけて伸び放題にし、先端だけを少し切って、誘引しています。

壁面に這わせている「ロココ」も枝をできるだけ、地面に対して平行になるように止め、先端を下げています。
右の写真のように、ほとんどの鉢の剪定を済ませました。
 

このようにして剪定を終えた直後の12月7日の様子です。


また今年は、育てていたバラのうちで、地植えにしたいものがあって、広いお庭に植えるのを
引き受けて下さる方があり、3本のバラがお引越ししました。

12月12日植え込みにお伺いした時の様子です。大きな穴を掘っていただきました。苗の間隔は
50cmほど離しました。バラの肥料と腐葉土を混ぜ込みます。その上に土を被せて、直接肥料に
根があたらないようにして植えつけました。

 

 

地植えでも 苗の継ぎ目は土より上にして植えこみました。最後に水をたっぷりやって完了です。
 

 

お家の方にも、お友達にも手伝ってもらって、記念植樹になりました。


さて今年の冬は、アンの庭でツツジが長年植わっていたスペースに、バラを地植えすることにしました。
ツツジは、バラ3本とともに、広いお庭に植えていただくことができて、とても感謝しています。

地植えしたバラ。前から
「アンブリッジローズ」、「ア・シュロプシャー・ラド」、「ジェームズ・ギャルウエイ」
です。

12月23日 今朝の様子です。
  


新しく来た苗、貰われて行った苗、元気に冬越しをして、来春それぞれの場所で笑顔を見せて
咲いてくれることを願い、今年を振り返り、来年を想う冬至過ぎです。











12月の庭 バラの手入れ(1)

2013年12月23日 | バラの手入れ

今年の冬は、例年よりも早く寒くなっているように感じます。
いつもは、15日過ぎから剪定などの手入れを始めるのですが、
今年は早めに行いました。

秋の花が咲いた後の枝は、花柄を摘んだだけになっていたものや
5月に一回だけ花が咲く一季咲きのつる性のバラは、伸び放題に
していました。

まだ緑の葉が沢山残っていますが、そろそろ触ったり風が吹けば
落ちる状態になっています。

  

毎回、剪定で気をつけていることは、バラ自体の持つ樹形を見て、
それにあった切り方をするように心がけています。

バラの樹形を分けると 3タイプに分けられます。

●ブッシュ(木立性)・・・・枝が直立して育つタイプ。品種として
 ハイブリットティー系統・フロリバンダ系統・ミニチュア系統のバラ

●シュラブ(半つる性)・・・枝がしなだれるタイプ。
オールドローズ・イングリッシュローズの大部分・モダンローズの一部。

●クライマー(つる性)・・・枝が長く伸び、寄りかかって、這って成長するもの。

                
その切る場所は、バラの育ち具合によっても変わりますが、おおよその目安として
前年の開花枝を2から3節残して切る。
太い枝、堅い枝は浅く、細い枝、柔らかい枝は深く切る。

ブッシュタイプは、ハイブリッドティーは、大きい花を咲かせるために 樹高の2分に1のあたり。
例、120cmに伸びたものなら60cm~
          
フロリバンダは、沢山咲かせるために やや浅いめに上から3分の1のあたり。

ミニチュアは、樹高の2分の1、樹高が1mになるようなポリアンサなどは上から3分の1程度にします。

シュラブタイプは、2分の1ぐらいを目安にします。

クライマータイプは、フェンスや、アーチ、ポール、トレリス、パーゴラ、オベリスク ベッド仕立てなど
いろいろな仕立てかたがあります。

冬には、これまで誘引していた枝をすべて取り外し、最初から仕立て直します。根元から出た新しい枝(ベーサルシュート)や若い年数の枝で這わせるのに必要な本数を確保できたら、古い幹を元から取り除きます。

足らないときは古い幹から出ているサイドシュートを這わせて使います。
古い枝を使うときは、その年咲いた開花枝を2~3芽残して切り詰めます。

以上は、『バラを美しく咲かせるとっておきの栽培テクニック』(NHK出版)や、ローズ・ガーデン講座から
学んだことを基に書かせていただきました。




ローズサポート~同じ1年で~・・・(お庭C)

2013年12月19日 | ローズサポート
12月12日 ローズサポート(お庭C・ブログ初登場)に出かけました。

1回目、2013年3月上旬。

このお庭には、3本のバラがあり、1本は地植え、あとの2本は鉢植えでした。
芽も大分できていましたので、軽い剪定をしました。穴を掘り、施肥もしました。
植え鉢のものは、一本は地植えに、もう一本は、一回り大きな鉢に施肥をして
植え替えました。


2回目、2013年5月26日 再訪。

一回り大きな植木鉢に植え替えたバラ。名前がわからないとのことでしたが、
咲いた花の特徴濃い桃色にストライプ模様があることから「フェルディナン・ピシャール」
と思われます。
 

今年、地植えにしたバラも沢山の枝が伸び始めて、薄いピンク色の花も咲いていました。
名前はわかりません。
 

地植えのバラは、スプレー咲きで、ミニバラが大きくなったようなバラです。
オレンジ色に半剣弁咲き、直立性でアメリカの「プライド・イン・ジョイ」に似ています。
  


3回目、2013年12月12日 再訪。

今回の目的は、剪定と、施肥。庭のレイアウトを変更されるとのことで、前回、植えたバラの仮移植も
したいとの依頼。

まずは、オレンジのバラから。まだ花は咲いていましたが、剪定することにしました。花のついた枝は、
花をつけて15cmほどの長さで切り、小さな花入れに入れてもらうことにしました。枝を切る時は、
必ず枝に対して、直角にはさみを入れます。枝の切り口が斜めにならないようにします。断面を最低限
に抑え、切り口は、すっきりと切り、菌の侵入抑えたいためです。

  

  

今年は、大変早く気温が下がっていますので、同時に施肥もすることにしました。
枝の中心より15~20cmくらいの地面を、半円を描くように15cm位掘りました。
そこへ、腐葉土とバラの肥料を適量(ここでは4か所にそれぞれ肥料を軽く一握り)を入れ
もとの土と混ぜ込み戻しました。そして水やりをして完了です。
  

植木鉢のバラは、枝は細いけれど数多く、大変良く伸びていました。すでに葉を落としていました。
横張に伸びるようですので、フェンスに這わせるようにするため、あまり切らずに枝先を少しだけ
切り、枯れた枝は根元から、また爪楊枝のような細い枝だけを切りました。そして植木鉢から抜いて、
新しい土を多く入れ、肥料も一掴み混ぜ込み、また土を被せて、その上に苗を戻して新しい土を入れ
て植え替えました。水やりをたっぷりして完了です。
 

更にこの後、差し込み式の新しいフェンスを立てて、出来るだけ枝を横にして、扇状に留めました。

(12月24日再訪時に撮影・26日追加添付)


地植えにしていたバラは、かなり長く枝が伸びていました。庭の土を入れ替え、新しく整備される
とのことで、一旦、軽い剪定をして、根を切らないように大きく掘って別の場所に仮植えして終了
しました。(写真は掘り上げる前の、良く伸びた地植えにしたバラの様子。)



今日のポイントは、最後に、植え替えや移植をした後は、必ずたっぷり水をやるのを忘れないことです。
特に冬場の植え替えで冷えてくると忘れがちになりやすいので気をつけています。

毎回この庭を訪れて気づくことは、庭主さんがバラや植物にいっぱい声掛けをしておられることです。
花一つ切るにも、感謝を告げながら切られています。愛情いっぱい育った3本のバラはとても元気に
大きく育っていました。

そして最後に、切ったバラと庭のハーブたちも入れて、素敵なアレンジメントを即興で作って下さいました。
とても嬉しいサプライズで、今日も元気に玄関で咲いています。ありがとうございました~♪
    






ローズサポート その後~1年目の冬~(お庭B)

2013年12月10日 | ローズサポート

12月5日、ローズサポート(お庭B)にお伺いしました。 
この日の目的は、剪定と土壌改良です。



去年12月にお伺いした時より、枝が伸び、照り葉が美しく揃っています。
ロイヤルサンセットは、つるバラなので出来るだけ枝を切らないようにし
先端を少しだけ切ります。

また葉を全部取り除きます。葉を取り除くときは、枝の下に方向に向かって、
葉を軽く引っ張るようにして引くと取りやすいです。

枝を折らないように気を付けながら、枝を出来るだけ地面に平行になるように
トレリスに誘引します。麻紐で、枝を止めます。この時、枝と止めつける側に
ワンクッションになるように紐をねじっておきます。8の字になるといった感じです。

短い枝は真横に、少し長いものは、Cの字を書くように止めつけました。


次は、樹高が1m80近くあるハイブリットティーの剪定です。すでに赤い芽ができ
始めています。

古い枯れた枝は根元から取り除き、高さを思い切って2分の1程度に切り戻しました。
だた奥の1本は長めに残しています。
  

花壇のバラですが、去年よりは枝が出て伸びました。しかしつるバラは、もう少し
伸びてほしいところです。そこで、枝はほとんど切らずに、葉と花柄を取り去り、
ピエール・ド・ロンサールの伸びた枝を後ろのフェンスに留めました。

  
 

 



植木鉢のバラは順調に生育していました。高さを2分の1程度にカットしました。
よく伸びたミニバラも思い切って短く剪定しました。

 

 
 
去年、初めて訪れたとき、花壇にはドクダミがかなり生えていて、栄養状態が悪いのか
生育が遅いように思いました。それで、ドクダミや雑草を取り去り、腐葉土、肥料を施
してもらいました。

今年の6月には、蕾が付き、花が咲き、その後も四季咲きのものは順調に繰り返し咲いた
とのことです。 

この冬に訪れて、やはり気になったのは、枝の生育が太さと長さにおいてやはり遅いよう
に思われます。鉢のバラは順調に生育しているのに、日照時間も同じで花壇のバラが細く
て伸びにくいのは、もしかしたら、土壌が酸性に傾いていて成長が緩慢なのかもしれない
と思い、今年の冬は地盤改良のために、苦土石灰を巻いていただくことにしました。
さらに、スコップで漉きこんでいます。

(苦土石灰を撒いたあとは、最低でも10日以上日を空けてから、肥料を施すようにします。
 化学反応させないためです。)



今回訪問してわかったことは、ドクダミや雑草がほとんどなかったこと。土が黒々として
ふかふかだったことです。

ここから、日頃から気づいたらドクダミや雑草を取るようにされていたことがわかります。
そして、腐葉土や肥料を適宜施されたことによるものだと思います。それは、庭主さんの
バラを一輪でも多く咲かせたい、大きくしたいという思いだ伝わってきて、バラや草花を
大事に思う、同じ愛好家としてとても共感し、嬉しい出来事でした。来年もますます伺う
のが楽しみです。

(尚、右上の、ローズサポートというカテゴリーをクリックし、そのまま読み進んでいくと
 ローズサポートだけのページが続いて表示されます。以前の分を検索せずに見ることができます。)