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新たな心の時代へ〜禅に観る 地水火風

2019年03月29日 | 

329日京都 東山 建仁寺

1202年(建仁2年)に開創された臨済宗の寺院です。

開山は栄西 (寺伝では読み仮名は「ようさい」

二度の入宋。中国から茶種を持ち帰り、『喫茶養生記』を記しました。

大書院の部屋の中から。

小書院に続く廊下。
この庭の名は、潮音庭(ちょうおんてい)。

潮音庭には、中央に三尊石 その東に座禅石。周りにもみじ。四方正面の禅庭です。

 ◯△の庭、禅宗の四大思想(地水火風)

地は、水は◯、火は△を象徴。宇宙の根源的な形態。

法堂の天井には、平成14年に創建800年を記念して描かれた双龍がありました。小泉淳作画伯筆

方丈の枯山水の前庭

 海北友松の雲龍図(高精細デジタル複製)

 俵屋宗達 風神雷神図屏風(高精細デジタル複製)

 

建仁寺のパンフレットに栄西禅師 興禅護国論の序の言葉が書かれていました。

大哉心乎 (大いなる哉 心(しん)や)

人のこころは本来自由で大らかである

八百年の時を超え、その教えが息づくこの場所で自らのこころをみつめなおす とも書かれていました。

 

写経を終えると記念の御朱印が頂けました。

学びというものは、求め続けていたら、ある日 ハッと気付く、分かる瞬間がやってきたり、以心伝心で伝わるものがあると、この拈華堂の謂れから思いました。

そうか!だから法堂なのか〜

ええっ⁇⁇

ボーと生きてんじゃねーよーって、またまた永遠の5歳に怒鳴られそうです😅

 

花見小路を歩いて、四条河原町へ。

河原町交差点の東北側に満開に咲く桜がありました🌸
たぶん、、陽光桜だど思います。嬉しい再会です🌸
また木屋町を流れる白川沿いのソメイヨシノや白いオオシマザクラも咲き出していました🌸
サクラサク✨🌸✨
新しい元号 新しい御代 新しい風が吹き
平成の御代に深く感謝し、続く御代に、安寧と平和を願う今日この頃です

 

追記

拈華堂は、建仁寺の法堂(法を説くお堂)の別称です。

「拈華微笑」(ねんげみしょう)という禅語に由来しています。

 

 

 

 

 


再会の桜 ~聖なる願いの桜 「陽光」桜~

2018年04月09日 | 
3月24日に冷泉通りで初めて見たこの桜


とてもきれい~と見とれたのが第一印象でした。


ひと重の美しい花色で、中心部が濃い赤色。今までに見たことない桜。


なんという名前の桜なのでしょうか? すぐに調べてみましたが名前はわかりませんでした。


27日同じ場所。連日の暖かさで随分花びらは散りかけていました。その花の軸は真っ赤でとても強い印象を受けました。



その数日後、思いがけず訪ねさせていただいた先で、今度は咲いたばかりの同じ桜の花に出会ったのです。




木の下に札があり、ありがたいことにその桜の名が陽光桜だとわかりました。


陽光桜を調べてみると、

◎ 里桜のアマギヨシノ(天城吉野)と、カンヒサクラ(台湾緋桜・寒緋桜)を交配して作られた品種であること。

愛媛県の元教師 故高岡正明氏が、桜の下で会おうと戦地に送り出した生徒が沢山の帰らぬ人となったことから、
自責の念にかられ、北方や南方で亡くなった教え子のためにも、どんな気候の国でも花が咲く新しい品種をめざして、
30年にわたる歳月と莫大な費用をかけて桜を作りつづけ、誕生したのがこの陽光桜であることがわかりました。

又、2015年に映画「YOKO THE CHERRY BLOSSOM ―陽光桜―」が作られていたのも知りました。

そこで、この映画監督でもある高橋玄氏の『陽光桜』という題名の本を手に入れました。

そこに正明氏の息子さんの言葉として

 正明が、桜の品種改良に没頭したのは、商売目的の思いつきではなく、道楽でもなかった。
 それは、鎮魂と戦争廃絶という強い願いをこめた、平和のシンボルを開花させようとする
 父の孤独な試みだった。 p54

とありました。

驚くのは、陽光桜の品種登録もそこそこに日本国内だけでなく、世界各国に無償贈呈し続けられたこと。
数えきれないほどの人々、ローマ法王や各国の首脳に平和を訴える書簡を送られました。文中には「聖願」という
表現が多用されていたそうです。

桜が完成した数年後には栽培を契約農家に委託し、委託業者から買い取って発送されていたというから驚きです。

桜だけでなく、栗の改良、戦地から帰国した生徒の仕事のあっせんから、事業の立ち上げなど身近な願いの実現
とともに世界の平和を切に願い続けられた高岡氏。

品種名「陽光」には、

「天地に恵みを与え、世界を平和にする太陽の光」という意味が込められていた。 p116

とありました。

「陽光」桜を贈り続け、

「地球を花園にし、戦争をこの世からなくそう」

と、世界中に呼びかける父の壮大な願いを実現させるべく、応えて耐えて支え続けられた家族の絆の強さも感動です。


 


桜との再会。その聖なる願いに応えて暮らしていきたい私です。








お知らせ~紅八重枝垂れとチューリップ

2018年04月02日 | 
4月1日 晴れのち曇り 紅枝垂れ桜が満開です。


可愛らしい小ぶりの八重の花・花・花




ここは北大路橋を北に入った鴨川の東側の堤防、半木(なからぎ)の道です。


見上げると


色の薄い花もあります。


紅八重枝垂れ桜が次の北山大橋まで70本以上続きます。



植物園でも桜は満開です。そして2月の終わりにはまだ芽がでたばかりのチューリップが~満開です。


北山門に近い通路でも満開です。




珍しい花を集めたコーナーにあった八重の桜 八重山古志


キクモモ


アーモンドの花


一本に白と桃色花が咲く源平桃


スモモの花


一斉にいろいろな花木の花が咲き、時折、満開のソメイヨシノの花びらが風に吹かれて舞いはじめています。

半木の道の紅八重枝垂れと植物園のチューリップ、満開のお知らせでした。







咲くやこの花々(完)~淀川河川公園 背割堤地区の桜~

2018年03月30日 | 

3月29日 快晴 

目の前には満開の桜・桜・桜~


一度行ってみたかったこの桜。ここは木津川と宇治川を分ける背割堤(せわりてい)の桜です。



堤の両側に桜が植えられ、花の回廊になっています。





太い枝が土手のほうに張り出しています。見えるのは宇治川。




咲きたての花です。








1970年代までは松が堤防に植えられていたのが虫害のためにソメイヨシノに植え替えられたとか。


時折、エノキの木が植えられています。これも大木です。



約250本のソメイヨシノが1・4kmに渡って植えられています。




最終端まできました。




折り返して陽の当たる木津川沿いを戻ります。


往復一時間。周りは、川と対岸の天王山と男山が見えて何もさえぎるものがなく、
満開の桜並木をゆっくり堪能できてとても素晴らしい日になりました。









咲くやこの花々(5)~冷泉通り ふたたび~

2018年03月28日 | 

3月28日水曜日 土曜日にはまだ蕾だったところをもう一度歩きました。

鴨川 朝9時過ぎの様子


お昼にまた通りました。桜の下はどこもお花見の人々


冷泉通りの桜もきれいです。


この前の濃い花色の桜。軸がとても赤いです。




疎水のエメラルドグリーンと桜


関西電力 夷川発電所(えびすがわ) 疎水を利用した発電所です。大正3年(1914年)に建設されました。




ロームシアター京都の西側。土曜日にはまったくなかったのに桜の回廊になっていました。


桜の花びらをついばんでいるように見えました。


ゆっくり日向ぼっこです。


ほのぼのした春の風景です。


ここで大きくカーブします。


そして赤い橋のほうへ


平安神宮の鳥居の前へ


近代美術館側(西側)


東山を望む(東側)


改装中の京都市美術館の南側


さらに歩いて地下鉄蹴上駅へ



こちらは関西電力 蹴上発電所 明治24年(1895年)日本最初の水力発電所とのことです。




よく歩くこの通りですが、桜のある風景は格別です。