８月 ３日 （火）
朝7:20頃、電話が鳴りました。
とっさに母の顔がよぎりました。
嫌な予感は的中。
施設から、母の呼吸が乱れているから、すぐに来て下さいと。
7:30、私が駆けつけると、施設の職員さんたちが、母のベッドを囲んでうつむいていました。
「1〜2分前でした。」と。
「junさんが直ぐ来るから頑張って！」と言うと、
大きく目を見開いて、
「あ〜」とひと声発し、
大きな息を一つして…
「穏やかな最期でした。」と。
母の顔も手も温かいので
息をしていないのが信じられませんでした。
何度も「お母さん！」と呼び続け
何度も母の息や脈を確かめました。
…逝ってしまいました。
私は、まだ温かい母の手を握り、
「お母さん 頑張ったね。」
「お母さん ありがとう。」
を繰り返しました。
施設の皆さんが、一人一人母にお別れを言いに来てくれました。
顔をさすったり、手を握ったりして、
母のために涙して下さる姿を見て、
母と深く関わって下さった事が伝わってきました。
セレモニーホールへ向かう時も、
全員が外へ出て、見送って下さいました。
最期がこの施設で良かったと再認識しました。
兄と夫が葬儀の段取りをしてくれている間、
泣いて泣いて、泣き疲れた1日でした。
泣き過ぎて、夕方、頭が痛くなって泣けなくなりました。
退院した翌日に亡くなるという驚くべき展開でした。
コロナ禍ですから入院してからは、
全く面会できませんでした。
７月26日のタブレット面会で、母はゼリーを食べて（飲み込んで）いました。
30日、市立病院の担当医からの電話では
「いつ退院しても良い。」と。
それなのに、退院の翌日に逝くなんて。
でも、今思うと、
母はなんとしても施設へ戻り、
私と施設の皆さんにお別れしようと
頑張ったのだと思います。
胃瘻か経口補給できなければ、ターミナルケアのできる病院への転院となる予定でした。
母は、食道裂孔ヘルニアなので胃瘻は無理でした。
灯滅せんとして光を増す
退院した日、私は、久しぶりに母の顔や手をたくさんさすり、母と触れ合う事が出来ました。
母は、それを確認して旅立ったのだと思います。
母は、老木が朽ちるが如く、幹にシワを寄せ、葉を一枚一枚落として自然な最期を迎える事ができました。
「理想的な最期ですよ。」と、
母は、老木が朽ちるが如く、幹にシワを寄せ、葉を一枚一枚落として自然な最期を迎える事ができました。
「理想的な最期ですよ。」と、
施設長さんのお言葉でした。
施設の主治医の先生が書いた死亡診断書には、
「自然死」と、ありました。
又、母はこの８月１日に９１歳の誕生日を迎える事もできました。
相撲、野球、ゴルフなどスポーツ観戦が好きだった母は、「東京オリンピックまでは頑張りたい」と、口癖の様に話していました。
長寿を全うすることができました。
６日 （金）
19:00 通夜
７日 （土） 
のち
のち 11:00 葬儀
母の遺言通り、長女の成人式に撮った写真を遺影にしました。
母が好きだったピンクや赤色で祭壇を飾りました🌹
汕頭（スワトウ）刺繍の着物を棺に入れました。
これも着物好きな母の遺言でした。
また、トレードマークだった帽子とサングラスも入れました。
また、トレードマークだった帽子とサングラスも入れました。
ごくごく身内だけの家族葬で、母を送りました。
四十九日を迎えるまで、私の家に祭壇を飾り、母を供養しています。
朝晩の御膳を上げながら、母と話をしています。
部屋を掃除していると、
後ろから「ねぇ、jun」って声をかけられた様な気がして、
「なぁに？お母さん」と、答えると、
そこには笑顔の母がいます。
時の流れは早いもので、
今日は、もう初七日です。
母は、不動明王様に懺悔して、お許しを頂けたでしょうか。
私はなんだかポカンとしています。
🙏 
お母様 お星様に なられたんですね！
８月１日に９１歳の誕生日も迎えられ 東京2020も 迎えて 急性期病院から施設に戻られてだったんですね。
温かいうちに会えたのが幸いですね。
モンモン仕事で父の最後に間に合わず
無理なのに断ったのに 病院スタッフの方が心臓マッサージを60分も続行して頂き モンモンがついた時にも まだ温かい状態でした。
ほんと身内がいなくなると言うのは 淋しく 心臓を鷲掴みにされるくらい お辛いことと存じます。
お母様のご冥福をお祈りします。
私もお母様、jun さんと最期のお別れをするために
施設に戻ってこられたんだと思っていました。
通夜や葬儀は慌ただしく終わり
皆さんが帰られてから
四十九日まで
ゆっくりお母様とお話する時間ですね。
今月、91歳になられたんですね。。。
胸がいっぱいで何も書く事ができません。
あらためまして
お悔やみ申し上げます 合掌
お疲れさまでした。
退院からお別れまで突然過ぎで、気持ちが着いて行かない…
そんな状況だったと思いますが
安らかで、自然で、本当に理想的な最期だったということに
心救われますね。
華やかなお花とお気に入りに囲まれて旅立たれたお母さま
私もそんな最後を迎えたい…そう思いました。
折に触れ寂しさが募ると思いますが
きっといつも近くで見守っていてくれて、junさんだけに聞こえる声で
話しかけてくれますね。
お悔やみ申し上げます。
自然死と言われて 悲しい中にも胸をなでおろした気持ちだったのではと。
私も明け方の施設からの電話、、間に合いませんでした。
でも 施設は本当に良くしてくださったので施設からの見送りも皆さんが囲んで 思い出してもここで最期良かったと主人と言いました。
junさん〰お花も素敵ですね。
たくさんのこと思い出して お辛いかもしれませんけど お母さま 傍にいつもいてくれてます、私はいつもそう思っています。
リアクション 迷いましたが 全て押しました。
お母さまは、今はお世話になった方々に挨拶回りでしょうか。
お盆には懐かしい方々、ご両親や姉妹、お友達などがお迎えに来てくれるのでしょうか。
それとも私は四十九日が終わるまで、こっちにいるから、先に戻ってちょうだいと言うのでしょうか。
きっと寂しい想いはしてらっしゃらないと信じましょう。
だからジュンさんも、ゆっくり元の暮らしに戻って下さいね。
おっしゃる通り、施設に戻り、家族や施設の皆さんに囲まれて最期を迎えられて良かったです。病院で誰にも看取られず…なんて事にならずに。
モンモンさんも、お父さんと辛いお別れをしたのですね。臨終には間に合いませんでしたが、身体の温かみを感じながらサヨナラを言えて良かったと思います。母の魂はまだ残っている様で。
温かいお悔やみのコメント、ありがとうございます。
やはりpoohさんも、最期のお別れをするために施設に戻ってきたと思って頂けますか。嬉しいです。母は、退院したくて最期の力を振り絞って流動食を飲み込み頑張った…でも、退院して、私や施設の皆様の顔を見たり声を聞いたりしたら、安堵して力尽きた…。そんな風に思います。
母の祭壇をウチに飾ってよかったと思います。そこには認知症になる前の明るい笑顔の母がいます。認知症になって、いろいろゴタゴタはありましたが、それは水に流して、よく買い物、食事、旅行に行った頃の二人に戻っておしゃべりしています。
いつも温かいお悔やみのコメント感謝しています。
さ、今日は施設へ荷物の引き取りと、銀行の手続きに行かなくちゃ！
本当に入院から亡くなるまでのこの１か月は身体も心も忙しかったです。
私の一番の悩みは母の終末期をどの様に過ごすか…でした。
でも、母は誰にも迷惑をかけず、自分の力で退院し、お別れをして旅立っていきました。そんな母に感謝し、尊敬しています。
母の死を機に、娘たちに迷惑をかけない様に終活ノートを書こうと思いました。
母が生前、遺影や棺に入れる物を話してくれていていたので、おっしゃる通り、お気に入りに囲まれて送り出せて助かりました。
私は、山靴を入れてもらおうかな？笑。
祭壇には笑顔の母がいるので、日に何度も「お母さん」って呼びかけています。
四十九日を迎える頃には、私の気持ちの整理もできると思います。
たびたびの温かいお悔やみのコメント、感謝しています。
おっしゃる通り、自然死で最期を迎えられて胸を撫で下ろしました。私の望む最期でした。
けいこさんも同じ様に朝方の電話…間に合わなかったんですね。
私も施設の皆様には感謝しきれません。
一人一人、お別れの言葉を言って頬をさすってくれたり、全員でお見送りしてくれたり、お通夜に来てくれたり。ああ、本当に温かい施設で過ごせてよかったと感じました。
おっしゃる通り母はいつもそばにいます。
だから、叱られない様に、私もちゃんとしなきゃ、と思います。
リアクションにまでお気遣い頂きありがとうございます。はい、たしかに母の最期は「いいね！」でした。
温かいお悔やみのコメント、ありがとうございました。
母は、今、成仏出来る様に七日ごとに閻魔様の裁判を受けています。私はその応援にお膳とお経を上げています。
お盆に父や兄弟が帰ってきても、しばらく母は修行の身？仏教の習わしで言うと。でも、即身成仏という言葉もあるから、もう仏様になったかな？
私は深い信仰心がないのでよく分かりませんが、お上人さまのおっしゃる通りにしています苦笑。
もともと賑やかなのが好きで明るい母でしたから、父や兄弟を見つけて捕まえて、話しかけているでしょうね。
はい、おっしゃる通り、寂しい想いはしてないと思います。彷徨える母をお気遣い頂き嬉しいです。
温かいお悔やみのコメント、ありがとうございました。