３つの意味を持つ “ｓｏ”

こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

天気図を見ると、前線が、日本列島の太平洋岸にどんと横たわっていますが、それが、明日、明後日と段々東に移動し、土曜日には日本がら少し離れて、全国的に晴れになるようです。しかし、日曜日には再び前線が現れぐずぐずした天気になりそうです。

都立高校入試対策として、英文読解の演習をしていますが、そのなかで頻繁に見かける２つの意味を持つ英単語の一つとして、先日、　“ａｂｏｕｔ”　を紹介しました。それに続いて、今回は３つの意味を持つ　“ｓｏ”　について取り上げます。

教科書を調べると、　中２で　“ｓｏ”　の３つの意味のすべてを勉強しています。それらの３つの意味は、
（１）「そんなに、こんなに、とても、ずいぶん」（副詞）
（２）「そのように、そう（前述のことばをさす）」（副詞）
（３）「だから」（接続詞）
です。

（１）の教科書に挙げてある例文は、
“Ｉ’ｍ　ｓｏ　ｇｌａｄ．”（とてもうれしい）
で、ウィズダム英和辞典では、副詞【程度】の項にあり、程度の段階がある語句の前に置かれるとあります。

（２）の例文は、
“Ｉ　ｔｈｉｎｋ　ｓｏ　ｔｏｏ．”（私もそう思う）
で、副詞【代用】の項にあり、先行する語・句・節の代用とあります。

そして語法解説には、　“ｓｏ”　を従えることのできる主な動詞が挙げてあり、そのなかから中学校レベルのものを抜き出すと、　“ｂｅｌｉｅｖｅ”（信じる）、　“ｈｅａｒ”（聞く）、“ｈｏｐｅ”（希望する）、　“ｓａｙ”（言う）、“ｔｈｉｎｋ”（考える）、　“ｕｎｄｅｒｓｔａｎｄ”（理解する）　があります。

さらに、「（人が）そうする」、「（物が）そうである」の用法として、それぞれ、
“Ｈｅ　ａｓｋｅｄ　ｍｅ　ｔｏ　ｃｈｅｃｋ　ｈｉｓ　ｃａｌｃｕｌａｔｉｏｎｓ　ａｎｄ　Ｉ　ｄｉｄ　ｓｏ．”（彼が私に計算のチェックをしてくれと頼んだので、私はそうした）

“Ｉ　ｈｅａｒ　ｙｏｕ’ｒｅ　ｇｏｉｎｇ　ｔｏ　ｌｅａｖｅ　ｕｓ．　Ｉｓ　ｔｈａｔ　ｓｏ？”（出て行くと聞いたけど、本当にそうなの）
とあります。

最後に（３）の例文は、
“Ｓｏ　ｗｅ　ｐｕｎｉｓｈｅｄ　ｏｕｒｓｅｌｖｅｓ．”（だから私たちは自分たちを罰しました）
です。

以上のように、高校入試問題で出てくる　“ｓｏ”　は、上に挙げた３つの意味を持つので、しっかり覚えておきましょう。