goo blog サービス終了のお知らせ 

東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾 塾長白井精一郎のブログ

学年末試験(中2 数学)で出題された難問

2014-03-23 10:11:58 | 勉強のやり方
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

今日も良い天気になり、暖かい日が続きます。週の中頃は20℃を超えるようで春らしくなってきました。

昨日は中2の塾生と数学の学年末試験のテスト見直しをしたのですが、そこに初等幾何の角度の問題(整角問題)で難問がありました。

図1にある平行四辺形で∠BAC(x)の角度を求める問題で、ヒントが付いていて、それは、「点AからBCに垂線AEを引くと、AE=AOとなる」というものです。実は、この問題の類題が、難問揃いの「幾何大王からの挑戦状」にある程で、中学の学年末試験で解くのは大変だったと思います。


▲図1.中2学年末試験の難問

さて、解答です。取り敢えず、ヒントに従って、点AからBCに垂線AEを引き、点Oと点Eを結びましょう。△OECはOE=OCの二等辺三角形で、また、平行四辺形の対角線は互いに2等分するので、OA=OCからOA=OEとなります。つまり、△OAEは二等辺三角形になり、その一つの底角∠OAEは60°なので、△OAEは正三角形になります。

つぎに、∠EOB=30°-15°=15°となるので、△EBOはEB=EOの二等辺三角形になります。さらに、EO=EAですからEA=EBとなり、△EABも二等辺三角形で、その底角∠EAB=45°なので、∠BAC=x=45°+60°=105°と正解に至ります。


▲図2.解答例

これくらいの難問をやっていれば、高校入試は楽でしょう。他の解法もあるので考えてみてください。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。