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東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾 塾長白井精一郎のブログ

形容詞 delicious のこと

2015-12-30 12:35:35 | 英語の話
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

このところ晴れの日が続いていて空気が乾燥しているようです。特に受験生の皆さんは、うがいをして風邪を引かないように気をつけてください。

さて、今回は形容詞 delicious を取り上げます。

delicious は、中2の教科書に、
 It’s delicious
という文で登場し、巻末の単語リストに、その意味として「おいしい」を当てています。

ところが、オックスフォード現代英英辞典には、 delicious の説明として、 “having a very pleasant taste or smell” (とても心地よい味またはにおいを持っている)とあり、ウィズダム英和辞典には、「<食べ物などが>実においしい、非常に美味な、香りがとてもよい」とあります。

つまり、delicious は、美味しいなかでもかなりの美味しいということ表し、これをさらに強調する場合は、 very や really では役不足で(くだけた表現では使われます)、 absolutely、 utterly、 incredibly などを用いるのが一般的なほどです。

例えば
 This ramen is delicious
は、「このラーメンはすごく美味しい」という意味で、
 This ramen is absolutely delicious
は、「このラーメン超うまっ」といった感じでしょうか。

また、現代英語語法辞典には、 delicious であるかどうかが疑問・否定の対象になっている文では用いない(ウィズダム英和辞典では、通例疑問文・否定文には用いないとあります)とあり、
× Is this ramen delicious?
ではなく、
○ Is this ramen good/good-tasting?
を用いるとあります。

さらに、ウィズダム英和辞典に delicious は味や香りなどが格別によいことをいうのが普通なので米などには通例用いないとあり
× This rice is delicious.

○ This rice tastes good.
とあります。(日本の米は delicious だろ、と思いますが・・・)


最初に挙げた
It’s delicious
の正体は砂糖で、和尚さまがつぼにに隠しておいた砂糖を小僧さんたちが食べてしまうという昔の話です。当時の小僧さんたちにとって 砂糖は absolutely delicious だったことでしょう。

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