goo blog サービス終了のお知らせ 

東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾 塾長白井精一郎のブログ

wrong のはなし

2018-05-22 11:53:42 | 英語の話
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

中3英語教科書に
What’s wrong
(どうかしましたか)
という文が出てきます。

この wrong は「間違った」や「どこか具合が悪い」などを意味する 形容詞 ですが、このほかに「間違って」を意味する 副詞 でもあり、さらに、ほぼ同じ意味の wrongly(間違って) という 副詞 もあります。

これに関して、 オックスフォード実例現代英語用法辞典 に、「同じ形態を持つ形容詞と副詞:2つの形態を持つ副詞」と題する説明があり、そこには、2つの形態を持つ副詞は、1つは形容詞に似た形態を、もう1つは-ly という形態を持ち、これらの場合、意味と用法に違いがあるのが普通と記しています。

そこで ウィズダム英和辞典wrong を引いてみたところ、 wrongwrongly の違いの説明があり、そこには、
wrongwrongly はほぼ同じ意味を表すが、 wrong は特に《くだけて》で好まれる。また、 wrong は修飾する動詞やその目的語の後に、 wrongly は修飾する動詞句の前後、分詞や that 節の前に置かれる」
とあり、例文として、
He was wrongly[×wrong] accused of being a racist.
(彼は不当にも人種差別主義者として非難された)
を挙げています。

さらに、様態を表す際は wrongly のみ可能で、
connect the cable wrongly[×wrong
(ケーブルを不適切につなぐ)
となります。

なお、wronggo、do、get、have などの動詞と共に成句を作る場合は wrongly と交換できません。


頭に入れておくと役に立つかもしれません。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿