東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾 塾長白井精一郎のブログ

整数問題(27)

2019-09-13 11:17:06 | 数学・算数の話
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

今回は、整数問題です。

問題は、
「100!(=100×99×・・・×2×1)の各桁の数の和S1 をつくり、さらにS1 の各桁の数の和S2 をつくる。これを繰り返し、最後に1桁の数になったときの値を求めなさい。」
です。

下から1桁目の数がa0、2桁目の数がa1、・・・、n+1桁目の数がan の整数を

と変形しましょう。

ここで、右辺の2つ目の( )は左辺の整数の各桁の数の和で、もし左辺の整数が9の倍数であれば、右辺の2つ目の( )、つまり、左辺の整数の各桁の和は9の倍数になります。

そこで 100! を調べてみると、100!=100×(×11)×・・・×2×1と9の倍数なので、その各桁の和S1 は9の倍数になります。

するとS1 が9の倍数なので、S2 も9の倍数になり、さらに1桁の数になるまでこれを繰り返しいく途中で現れる各桁の数の和Sk もすべて9の倍数になります。

したがって、最後の1桁の数も9の倍数で、それは0または9になりますが、100!≠0なので、0ではありません。

以上から、最後の1桁の数は で、これが答えです。


9の倍数の判定法に関連した問題です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿