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東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾 塾長白井精一郎のブログ

所有格とapostrophe(’) のはなし

2019-09-02 11:35:00 | 英語の話
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

中2の英語教科書に、
These rules protect the islands plants and animals.
(これらの規則は(小笠原)諸島の動植物を守っています)
という文があります。

この islands は、「」を意味する island の複数形の 所有格 を表しますが、このような apostrophe(アポストロフィー)(’) を使った 所有格綴り字 について、 オックスフォード実例現代英語用法辞典 に、

単数形の名詞+’s   
  my father’s car (父の車)

複数形の名詞+    
  my parents house (私の両親の家)

不規則変化の複数形名詞+’s
  the children’s room (子供たちの部屋)
  men’s clothes (紳士服)
  women’s rights (女性の権利)
  an old people’s home (老人ホーム)

と説明しています。

さらに、語尾が -s で終わる単数形の名詞では、 Dickens’s novel(ディケンズの小説)や Mr Lewis’s dog(ルイスさんの犬)のように ’s を付けるほうが一般的であるものの、特に文学・古典上の名前には、 Socrates ideas(ソクラテスの考え)のように、単に を付けることもあると記しています。

ちなみに、「英語の歴史から考える英文法の「なぜ」」(朝尾幸次郎著)によると、 アポストロフィー という言葉をはじめて使ったのは シェイクスピア で、『恋の骨折り損』(Love’s Labour’s Lost) にある
You find not the apostraphas, and so miss the accent.
(あなたはアポストロフィーを見落とすので言葉にめりはりがないのです) 
を紹介しています。


英語の歴史から考える英文法の「なぜ」」 は、とても面白く役に立つ本です。興味のある方は、手に取ってみてください。

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