こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。
少し前は、朝晩は涼しくてよかったのですが、このところ暑さがぶり返してきたようで、今日も朝から蒸し暑くなりました。週末まで30°超の残暑厳しい日が続きます。体調に気をつけて過ごしましょう。
さて、今回は2016年日本数学オリンピック予選に出題された整数問題を取り上げます。
問題は、
「1以上2016以下の整数のうち、20で割った余りが16で割った余りより小さいものはいくつあるか。」
です。
早速、取り掛かりましょう。
1から2016までの整数を小さい順に20で割っていくと、その余りは、1、2、・・・、19、0、1、2、・・・・、19、0、1、2、・・・になり、0、1、2、・・・19を繰り返します。(一番最初は、1、2、・・・19です)
一方、16で割った余りは、1、2、・・・、15、0、1、2、・・・、15、0、1、2、・・・になり、0、1、2、・・・15を繰り返します。
したがって、これらの2つの余りの組み合わせは、20と16の最小公倍数80を周期に繰り返すことになり、1以上80以下の整数のうち、20で割った余りが16で割った余りよりも小さくなるものの個数を勘定すれば、答えにたどり着けそうです。
そこで、1以上80以下の整数を20と16で割った余りを下表に示しました。
▲表.1以上80以下の整数を20と16で割った余りです
↑
クリックすると大きくなります
この表で赤字にしたものが、20で割った余りが16で割った余りよりも小さくなるもので、それは24個あります。
一方、2016÷80=25・・・16なので、1以上2000以下の整数のうち条件を満たすものは、24×25=600個です。
さらに、2001以上2015以下の整数では20で割った余りと16で割った余りは等しく、2016では20で割った余り(=16)は16で割った余り(=0)より大きくなります。
以上から、1以上2016以下の整数のうち、20で割った余りが16で割った余りよりも小さいものは600個で、これが答えです。
20と16で割った余りの組み合わせが、80を周期として繰り返すことに気が付けば簡単な問題です。
少し前は、朝晩は涼しくてよかったのですが、このところ暑さがぶり返してきたようで、今日も朝から蒸し暑くなりました。週末まで30°超の残暑厳しい日が続きます。体調に気をつけて過ごしましょう。
さて、今回は2016年日本数学オリンピック予選に出題された整数問題を取り上げます。
問題は、
「1以上2016以下の整数のうち、20で割った余りが16で割った余りより小さいものはいくつあるか。」
です。
早速、取り掛かりましょう。
1から2016までの整数を小さい順に20で割っていくと、その余りは、1、2、・・・、19、0、1、2、・・・・、19、0、1、2、・・・になり、0、1、2、・・・19を繰り返します。(一番最初は、1、2、・・・19です)
一方、16で割った余りは、1、2、・・・、15、0、1、2、・・・、15、0、1、2、・・・になり、0、1、2、・・・15を繰り返します。
したがって、これらの2つの余りの組み合わせは、20と16の最小公倍数80を周期に繰り返すことになり、1以上80以下の整数のうち、20で割った余りが16で割った余りよりも小さくなるものの個数を勘定すれば、答えにたどり着けそうです。
そこで、1以上80以下の整数を20と16で割った余りを下表に示しました。
▲表.1以上80以下の整数を20と16で割った余りです
↑
クリックすると大きくなります
この表で赤字にしたものが、20で割った余りが16で割った余りよりも小さくなるもので、それは24個あります。
一方、2016÷80=25・・・16なので、1以上2000以下の整数のうち条件を満たすものは、24×25=600個です。
さらに、2001以上2015以下の整数では20で割った余りと16で割った余りは等しく、2016では20で割った余り(=16)は16で割った余り(=0)より大きくなります。
以上から、1以上2016以下の整数のうち、20で割った余りが16で割った余りよりも小さいものは600個で、これが答えです。
20と16で割った余りの組み合わせが、80を周期として繰り返すことに気が付けば簡単な問題です。