こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。
暗記するのが苦手という塾生のためにマインドマップやメモリーツリーなどと呼ばれる暗記方法を試したところ、「よく覚えられた」と結構好評でした。以前から知られている方法なので目新しいことはないのですが、それを機会に記憶について勉強しようと考え、池谷祐二氏の「記憶力をつよくする」(講談社)を読みました。塾生に説明したことを何回かに渡ってupしていきますので、参考にしてください。
記憶には階層があります。原始的なほうから順番に(1)手続き記憶、(2)プライミング記憶、(3)意味記憶、(4)短期記憶、および(5)エピソード記憶です。(1)から(3)は潜在記憶で自己とは関係ない抽象的な記憶です。(4)と(5)は自分の経験が付随して思い出す記憶です。これらの五つの記憶のうち、勉強に関係しているのは、(3)の意味記憶と(5)のエピソード記憶になります。年少期は、(3)の意味記憶が優勢で10歳以降は(5)のエピソード記憶が優勢になります。つまり年齢によって記憶方法を変えていくことが効果的だということです。例えば、九九などの自分の体験と関連付けにくいものは10歳以前に覚えてしまうほうが良いのです。次回は、「記憶される場所」についてお話します。
▲記憶の階層
暗記するのが苦手という塾生のためにマインドマップやメモリーツリーなどと呼ばれる暗記方法を試したところ、「よく覚えられた」と結構好評でした。以前から知られている方法なので目新しいことはないのですが、それを機会に記憶について勉強しようと考え、池谷祐二氏の「記憶力をつよくする」(講談社)を読みました。塾生に説明したことを何回かに渡ってupしていきますので、参考にしてください。
記憶には階層があります。原始的なほうから順番に(1)手続き記憶、(2)プライミング記憶、(3)意味記憶、(4)短期記憶、および(5)エピソード記憶です。(1)から(3)は潜在記憶で自己とは関係ない抽象的な記憶です。(4)と(5)は自分の経験が付随して思い出す記憶です。これらの五つの記憶のうち、勉強に関係しているのは、(3)の意味記憶と(5)のエピソード記憶になります。年少期は、(3)の意味記憶が優勢で10歳以降は(5)のエピソード記憶が優勢になります。つまり年齢によって記憶方法を変えていくことが効果的だということです。例えば、九九などの自分の体験と関連付けにくいものは10歳以前に覚えてしまうほうが良いのです。次回は、「記憶される場所」についてお話します。
▲記憶の階層