goo blog サービス終了のお知らせ 

東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾 塾長白井精一郎のブログ

都立高校推薦入試 作文の書き方

2014-01-24 12:29:08 | 高校受験
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

今日は暖かいですが、明日はもっと暖かくなるようです。都立高校の推薦入試が間近になりました。作文・小論文、面接の最終チェックに頑張ってください。

作文と小論文の違いは、形式的には、小論文では課題文を基に自分の意見を展開する場合がありますが、作文の場合は課題文を与えられるということはありません。

書く内容については、作文では、自分の考え-その理由や具体例-まとめ、という構成でOKです。それに対して、一般的に小論文では、自分の考えと対立する意見、それに対する反論と自分の意見の優位性、を論じる必要があります。しかし、高校入試の場合は、課題が時事問題のものを小論文と呼ぶことも多いので、作文と同じ場合もあります。

必要知識に関しては、作文は課題テーマに沿っていれば、好きなことを書いてよいですし、本当のことを書かなくても構わないので、自分が持っている知識の範囲で書けます。それに対して、小論文では、課題テーマについての知識がないと論述することが難しくなるので、一般常識や話題の時事問題などの知識が必要です。

ここから、作文が苦手な人へのアドバイスです。

多くの都立高校の推薦入試では、600字程度の作文が課されます。作文を書き慣れていない生徒は、600字を埋めるのに四苦八苦して、同じ文を繰り返してしまったり、話の筋が途中で変わってしまったりすることがままあります。

このような人の失敗パターンは、第一段落で、自分の考えや意見を書いた後、第二段落で、その理由を書き始めるのですが、その途中で、「このままでは300字で終わっちゃう。とても600字埋まらない」と焦り始めます。そして、できるだけ文を長くしようとして、支離滅裂な作文に仕上がってしまいます。

そこで、第二段落を書き始める前に(普通は書き始める前です)、一休みして次のことをしましょう。まず、具体例を考えてください。自分自身の経験でもよいですし、想像でも構いません。少なくとも2つ、できたら3つ創作するのです。それができたら順番を決めて書き進めます。そして、残り100文字程度になったら、まとめに移ります。まとめは、書くことがなければ、第一段落の繰り返しでもOKです。

まとめると、
(1)自分の意見を書く(その理由を同時に思い描く)、50~100字
(2)具体例を2つ、できたら3つ創作する(本当のことでなくてもOK)
(3)理由を書く、50~200字
(4)具体例を書く順番を決める
(5)具体例1を書く、100~200字(思っているより文字数が多くなることが多いです)
(6)具体例2を書く、100~200字(ここで残り100字程度になります)
(7)(足りなかったら)具体例3を書く
(8)まとめ
といった具合になります。

もし、具体例が一つしか思い浮かばなかったら、具体例のなかの状況や文言の説明を書きましょう。同じ文を繰り返したり、話が支離滅裂になるより余程ましです。

その他にも、作文ルールを守る、文字を丁寧に書く、文字を濃く書く(字が薄い人は、Bとか2Bを使うこと)、あやふやな漢字は避ける(避けがたいときはひらがなで書く)などに留意してください。

芥川賞、直木賞を獲ろうというのではないので緊張せずリラックスして書きましょう。
健闘を祈ります。

受験の心構え

2014-01-15 10:48:24 | 高校受験
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

一段と寒い日になりました。朝の天気予報で南房総の降雪を放映していました。昨日買った雪かきスコップの出番がないと良いのですが。


▲雪かきスコップ

雪といえば、もうすぐソチ冬季オリンピックです。今朝、武田鉄矢氏がパーソナリティを務めるラジオ番組で話していたのですが、「メダルを獲る」と宣言したオリンピック出場選手の9割が本当にメダルを獲っていて、一方、そのような宣言をしなかった選手はほとんどメダルを獲っていないそうです(真偽のほどは分かりませんが)。まあ、全くメダルに届きそうもない選手が、「メダルを獲る」というのも気恥ずかしいでしょうから、それもこの結果に反映しているのでしょうが。

受験でも同様で自信を持つことが大切で、試験問題を見て「解けるかな、どうかな」などと心配するのではなく、「解けてあたりまえ」という強い気持ちで臨むのが良いでしょう。さらに、「もう合格しちゃった」と勘違いするくらいがちょうど良いです。これから試験日までに勉強するのはトップ合格するためというくらいに自信を持ちましょう。都立高校一般入試まで、あと1ヶ月少しです。体調に気をつけてトップ合格目指して頑張ってください。

点から平面への垂線の下ろしかた

2014-01-14 12:17:26 | 高校受験
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

朝は雲が多かったのですが昼前から明るくなりました。明日は雪がふるかもしれないということで雪かき用シャベルを買いました。

都立高校入試の数学では見当たらないのですが、模擬試験に「ある点からある面までの距離を求めよ」という問題がありました。この「点から平面までの距離」は中1の空間図形にでてくるのですが、その説明は、「1つの点Aから平面Pに下ろした垂線と、Pとの交点をHとするとき、線分AHの長さを点Aと平面Pとの距離という」とあります。

ここで「1つの点Aから平面Pに下ろした垂線」をどのように引くかを説明します。

まず、簡単に平面図形で「点Aから直線Lに下ろした垂線」を考えます。これは作図問題でお馴染みの図形で、点Aにコンパスの針を置いて、点Aから同じ長さの2点BとCを直線L上に求めます。次に上と同様の操作で点BとCから同じ長さの点Cを求めて、点Aと点Cを結んだ直線Mが直線Lの垂線になります。

では元に戻って、空間図形の「点Aから平面Pに下ろした垂線」ですが、上記の「点Aから直線Lに垂線を下ろす」操作を2回繰り返すだけです。

つまり、点Aを含み平面Pと交わる平面Qを考えます。平面Pと平面Qが交わった図形は直線になるので、その直線に点Aから垂線を下ろし(平面Q上に垂線が描かれます)、その交点をB(垂線の足と言います)とします。

次に点Aと点Bを含み、平面Pと交わり、かつ平面Qではない、平面Rを考えます。平面Pと平面Rが交わった図形も直線になるので、その直線に点Aから垂線を下ろし(平面R上に垂線が描かれます)、その交点をC(垂線の足)とすると、その点Cが点Aから平面Pに下ろした垂線との交点Hになります。


▲点Aから平面Pに下」ろした垂線

最後に、実際の「点と平面との距離」を求める問題ですが、平面上に底面があり、点を頂点とする錐体を考えた場合、「点と平面の距離」は、その錐体の高さとなることを利用して求めることができます。また、対称面を持つ図形の場合、その対称面と底面との交線上に垂線の足があるので、対称面を抜き出して三平方の定理など利用して求めることも可能です。

推薦入試の面接練習

2014-01-12 11:59:18 | 高校受験
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

陽射しが強くて日向は暖かいです。「はなみずき広場」で和太鼓の演奏と獅子舞がありました。ゆるキャラの「ふれあちゃん」と「やまちゃん」も参加です。


▲獅子舞


▲やまちゃん、ふれあちゃん

中3生は模擬試験なので補講はお休みですが、試験が終わった後、夕方から面接練習です。

面接で大切なことは、「面接を受けてやる」ではなく「面接を受けさせてもらっている」という心構えを持つことです。例えば、大きい声ではっきり話すことを心掛けましょう。小さい声や不明瞭な話し方では面接官が聞いてくれません。声が小さい人が多いので、自分自身が思っているより少し大きめにすると良いでしょう。

また、中学生らしい態度を心掛け、面接官に悪印象を持たれないようにしましょう。悪い印象を与えると、意地悪な質問をされるかもしれません。

質問内容は簡単ですから、志望動機や高校でやりたいことなどを将来の希望に向けた一つのストーリーでまとめておけば大丈夫です。

また、「習うより慣れろ」ですから、いろいろな機会を利用してできるだけ多く予行練習しましょう。

当日は緊張してドキドキするでしょうが、ドキドキしたら心臓が脳にたくさん栄養を運んでいるということを思い出して落ち着きましょう。

受験パニック

2013-12-30 11:56:00 | 高校受験
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

昨日までより寒さも和らいだようで過ごしやすい日になりました。

以前も紹介しましたが、毎月学研から送ってくる小冊子に、TVでお馴染みの「Dr.吉田」先生の記事があるのですが、今回は「受験パニック」の話です。

「受験パニック」というのは、試験中に頭が真っ白になって実力が発揮できなかったという現象です。この「受験パニック」を起こした生徒は、例外なく胸がドキドキしたそうです。これは、緊張感により心拍数が上昇したためですが、心拍数の上昇自体は悪いことではなく、もしろ大量の血液、つまり栄養が脳に送られるため脳の機能は高まり良いことです。

それに対して、「受験パニック」を起こす生徒は、ドキドキした感覚を否定的に受け止めてしまうことが原因です。いままでドキドキしたあと、結果が良かった経験も悪かった経験もあるのですが、わざわざ悪かった経験を思い出し、これが「受験パニック」に繋がります。

対策としては、上のメカニズムを知っているだけで予防できるそうで、ドキドキしたら、「心臓が脳にたくさんの血液(栄養)を送ってくれているんだよ」と教えることで、「受験パニック」を起こす頻度が大幅に低下するそうです。

受験生や受験生をもつ保護者の方は「受験パニック」の予防法を試してください。

後鳥羽天皇

2013-12-29 09:32:41 | 高校受験
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

冷え込んでいますが風もなく穏やかな天気になりました。

中学歴史教科書には多くの天皇が登場します。中世以前では、推古、天智、天武、持統、聖武、桓武、後三条、後白河、後鳥羽および後醍醐天皇です。これらの天皇の政治や業績を整理しておくと良いでしょう。

今回は、後鳥羽天皇を紹介します。後鳥羽天皇は、平安時代末期から鎌倉時代初期に在位しました。自らも中世屈指の歌人であり、新古今和歌集の編纂を命じるなど、空前の文化隆盛をもたらします。しかし、政治では承久の乱によって隠岐に流されてしまいます。

当時の時代背景は、平清盛の娘徳子を母にもつ安徳天皇が即位した年に、後鳥羽天皇は高倉天皇の第四皇子(四宮)として誕生します。権勢を誇っていた平家も、以仁王や源頼朝の挙兵により翳りが見え始め、1183年には安徳天皇を伴って西国に移ります。第二皇子(後の後高倉院)は、平家と行動をともにしましたが、四宮は都に留まり、その翌日、新帝候補として後白河院から呼ばれます。他に、三宮(惟明親王)も呼ばれたのですが、三宮は後白河院を見て泣いてしまったのに対して、四宮は院の膝に乗ってきてなついたので、院は四宮を新帝に定めたと「平家物語」や「愚管抄」にあります。

このようにして後鳥羽天皇が誕生するのですが、都と西国に二帝が並び立ち、さらに三種の神器なくしての即位でした。その後、1185年に平家が壇ノ浦で滅亡することで、後鳥羽天皇は唯一の天皇となります。その在位期間は、天皇として15年、上皇として23年と長期に渡り君臨しますが、本格的な武家政権である鎌倉幕府の存在により、それまでの天皇とは権力のありかたが違ってきたことが、承久の乱に繋がったのだとと思います。

日本の中世キリスト教史

2013-12-24 11:22:54 | 高校受験
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

晴れで風もなく昨日より格段に暖かく過ごしやすい日になりました。

今日はクリスマス・イブなので、日本の中世におけるキリスト教の歴史をまとめます。先日、中3の受験生が解いていた模擬試験に関連した事柄があったので整理しました。

15世紀半ばから17世紀半ばまで大航海時代が続きます。ヨーロッパ諸国がインド、アジア、アメリカに進出します。1492年のコロンブスによるアメリカ大陸発見は代表例です。

1549年にフランシスコ・ザビエルが鹿児島に来たのもヨーロッパ人の海外進出の一つです。当時の権力者、織田信長、豊臣秀吉はキリスト教の布教を許しました。

しかし、1587年に秀吉はバテレン追放令を発します。このバテレン追放令は、強制的なキリスト教への改宗を禁止したもので、自主的な改宗については規制していません。

1612年、徳川幕府がキリスト教を禁止し、京都の教会を取り壊します。

1622年、長崎で元和の大殉教

1623年、江戸の大殉教

1626年、長崎奉行水野守信が踏絵を創始

1628年、長崎でキリスト教徒処刑

1635年、鎖国令

1637年、島原の乱

1640年、宗門改役を置き、寺請・宗旨人別帳をつくり、ここに徳川幕府のキリスト教禁教政策が完成します。

1873年、明治政府によるキリスト教禁教の高札撤廃

このようにザビエルが来日してから約60年でキリスト教が禁止され、100年経たない間にキリスト教関連の出来事は表舞台から姿を消しました。

都立高校受験生は、年号を覚える必要はないですが、キリスト教保護から弾圧の流れと、ザビエル来日、秀吉のバテレン追放令、徳川幕府キリスト教禁止、踏絵、鎖国、島原の乱、宗門改めの順番を覚えておきましょう。

以上、クリスマス・イブに因んでキリスト教の歴史でした。

都立高校入試 社会でまくれ!

2013-12-18 12:33:46 | 高校受験
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

朝から曇りで昼から雨、そして夕方から雪かもしれないと言うことです。

都立高校受験生は、理科・社会の勉強に軸足を写している人も多いかと思います。どちらも覚えることが多い教科でうんざりという人もいると思いますが、覚えてしまえば得点できるので頑張って覚えましょう。

社会のなかで歴史については、まず、政治史の大きな流れを覚えてしまいましょう。つまり、【律令制度―貴族政治―摂関政治―院政ー武士の勃興―平氏政権―鎌倉幕府―執権政治―建武の新政―室町幕府―戦国時代―織豊体制―江戸幕府―藩閥政治―立憲政治―大正デモクラシー―軍国主義―戦後民主主義】、の流れです。これらの各々の政治体制の中心人物と政治体制が変化したきっかけを覚えることが大切です。但し、年号を暗記する必要はありません。

この政治史を縦串として、テーマ別に、文化(文学、絵画、建築)外交、貿易、産業などについてまとめ、それらを覚えれば立派な歴史通です。

地理は、地図帳を片手に地域・地名を覚えて、地域ごとの特徴を覚えましょう。雨温図や統計についても確認しておくことが大切です。

公民は、日本社会の仕組みと基本的人権の歴史と構造を覚えましょう。経済については聞き慣れた用語が多いと思いますが、一度整理をしておくと良いでしょう。

都立高校一般入試まで67日で、そのうち休みの日が32日間あります。休日に10時間、休日以外に5時間勉強すると、合計495時間になります。ここでの踏ん張りが合否を決めるかもしれないので諦めずに頑張ってください。

ちょっと難しい作図問題

2013-12-13 12:41:41 | 高校受験
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

今日も良い天気です。明日から一段と寒くなるようです。暖かくして勉強しましょう。

都立高校入試数学の大問1の問9は、作図問題です。作図テクニックとして、角の2等分線と線分の垂直2等分線の作図を知っていればOKですが、問題が要求することが何かを見抜くためには演習が必要です。

今回は都立の問題より少し難しい問題を紹介します。出展はTerence Taoカルフォルニア大学教授の “solving mathematical problems” です。Terence Tao教授は、2006年にフィールズ賞を受賞し、史上最年少で国際数学オリンピックで金メダルを獲得した才能豊かな数学者です。

2つの問題を挙げました。図1は、3本の平行線上にそれぞれ頂点が位置するように正三角形ABCを作図する問題、図2は、2つの円が2点PとQで交わっているとき、Pを通って2つの円に交わる直線BCをPB=PCとなるように作図する問題です。

著者は図1の問題について、“At first glance this question looks simple and straightforward(good problems usually do)” と言っています。確かにsimpleな問題で覚えやすいので、風呂に入りながらでも考えてください。

▲作図問題

仮内申点が出始めました。

2013-12-05 13:54:05 | 高校受験
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

少し暖かい日になりました。明日は今日より暖かくなるようですが、週末から寒くなるようです。

中3生の仮内申点が出始めました。これを基に志望校を決めていくことになります。志望校が決まったら、試験でおよそ何点取れば良いかを計算し、その目標点を達成するための計画を立てて効率的に勉強しましょう。特に、数学、理科および社会は、問題毎に出題される単元が決まっているので、単元毎の優先順位や投下時間の計画が重要になります。

今までの実力テストや模擬試験の結果が目標より低くても、これからの2ヶ月余りで挽回することも可能です。特に、理科・社会は大幅な得点UPが期待できるので、最後まで諦めずに頑張ってください。

都立高校入試 まとめ

2013-11-09 11:47:12 | 高校受験
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

朝は陽が射していましたが、今はどんよりと曇り空です。明日は曇りから雨になるようです。

暫くの間、都立高校入試問題の出題傾向を見てきましたが、さすがに大都市の公立高校入試ということで良く作ってあるという印象です。平均点に関しては、国語は60点台、その他の教科は、多少の変動はありますが、50点台にコントロールされていてます。

問題も細かすぎることもなく、授業をしっかり受けていれば平均点以上を取ることは難しくありません。但し、出題形式に特徴があるので、特に理科と社会は過去問を調べておく必要があります。

入学試験まであと3ヶ月余りになりました。受験生の皆さんは体調に気をつけて勉強してください。

都立高校入試 数学(大問2)

2013-11-08 12:13:31 | 高校受験
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

雲ひとつ無い快晴で気持ちの良い日ですが、来週から冷え込むようです。受験生は風邪などひかぬよう気をつけてください。

昼前に教室に着くと、商店会長さんの店でドラマのロケをやっていました。カメラや棒の先に取り付けられたマイクなどを持った大勢のスタッフや役者さんがいて驚きました。放送局やタイトルは分かりませんが調べようと思います。

都立高校入試数学の大問2は2つの小問から成り、配点はそれぞれ5点と7点で合計12点です。また、出題形式がユニークで、その基本パターンは「Sさんが作った問題」に続いて、それをもとにして「先生が作った問題」が出題されるというものです。小問2は記述式問題で20年度以外は証明問題です。

扱われている題材は、数(文字式含む)、体積、面積です。25年度から遡ると、体積、数、数、体積、数、数、数、面積となっていて、数に関する問題が頻出です。剰余の関係、数を表す仕組みなど確認することをお勧めします。

証明問題については、前提条件と結論をしっかり把握して、何を示せば証明したことになるのかを理解する必要があります。前提条件の式または立式したものから計算規則に従って結論の式を導き出せばOKなのですが、例えば、結論が数式ではなく、「3の倍数である」といった場合、「3n」を導けば良いということを知らなければなりません。過去問や模擬試験など利用して確認しておきましょう。

都立高校入試 数学(大問3)

2013-11-07 13:58:39 | 高校受験
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

雨が降っていましたが、昼には止んで曇りになりました。夕方からは陽も射すようです。

都立高校入試数学の大問3は、関数とグラフに関する問題です。問題数は3問で、配点は各5点、合計15点です。この大問3は解法パターンが限定的なので、余り時間を掛けずに得点を狙えます。関数については、1次関数と2次関数がほとんど交互に出題されますが、20年度と21年度は2次関数が続きました。

小問1と2は非常に基本的問題で、直線の式、座標、線分比、変域を求める問題に限られていて、特に、変域は2次関数を題材にした場合、必ず出題されます。

小問3は1と2に比べて少し複雑になりますが、解法パターンは限られているので難しくはありません。問題に記述してある条件を使って解を求めますが、その条件と解のパターンを (条件→解)で表すと、今までに出題されたものは、(面積→座標)、(面積比→座標)、(面積→線分の長さ)、(線分の長さ→面積比)、(座標→線分の長さの比)、(面積→面積)、(線分の長さ→線分の長さの比)となります。

つまり、座標、線分の長さ、面積の3つについて、数式での表し方のテクニックをマスターしておけばOKということです。例えば、三角形の面積であれば、x軸、y軸の方向に底辺と高さが合うように分割すると簡単に計算できるといっものです。当然、これらのテクニックも限られているので、この大問3は効率良く得点できる問題です。頑張ってください。

都立高校入試 数学(大問1)

2013-11-06 13:13:53 | 高校受験
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

昨日に引き続き良い天気で過ごしやすい一日になりそうです。

都立高校入試数学の大問1は、基本的な問題なので満点を取りたいところです。それは、9つの小問からなり、小問1~8の配点が各5点、小問9は作図問題で配点6点で、合計46点になります。

小問1は計算問題、小問2は文字式の計算、小問3は平方根のある式の計算、小問4は1次方程式、小問5は連立方程式、小問6は2次方程式です。これらは毎年変わらず出題されます。基本的な計算問題なので過去問を試してみて誤答するようでしたら、早急に教科書やワークを復習しましょう。

小問7と8では、25年度は確率の替わりに資料の整理が出題されましたが、18~24年度は確率が続いていたので、確率をしっかり抑えておく必要があるでしょう。もう1問は、図形と2次関数のどちらかですが、過去8年で図形が6回、2次関数が2回出題されました。

確率は、カード、玉、サイコロを題材にしたものですが、樹形図を描いて解ける問題です。

図形は、以前は平行四辺形の問題も出題されましたが、21年以降は円の問題です。中3でこれから履修する円周角をしっかり勉強しておきましょう。

2次関数の問題は、24年度と19年度に出題されています。どちらも「変化の割合」を問う問題でした。これは中3の2学期初めに勉強するので忘れてしまった人は教科書やワークを復習しましょう。

小問9は、作図問題です。作図のルール、角の二等分線や垂直二等分線の作図法をマスターするのは当然ですが、それらと問いの趣旨に合った図との関連を理解する必要があります。過去問などで確認しましょう。

数学が苦手な人も大問1を攻略すれば、それなりに得点できます。試験までの時間が少なくなってきたので、的を絞って勉強するのも1つの戦略です。健闘を祈ります。

都立高校入試 数学(大問4と5)

2013-11-05 12:43:59 | 高校受験
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

晴れて気持ちの良い天気です。週末までこのような天気が続くようです。

都立高校入試の数学の大問4と5は、それぞれ平面図形と立体図形の問題で、問題数はそれぞれ3問と2問、配点はそれぞれ17点と10点です。大問4では証明問題が出題されます。

大問4と5に対しては、中3で秋から勉強する、相似、中点連結定理と三平方の定理の知識が必要です。つまり、今までの模擬試験では学校で履修していないこれらの単元は出題されていないので、入試問題の大問4と5は、いままでの模擬試験のものとは違ってきます。これまで模擬試験で平面図形や立体図形が良くできたからといって油断せず、授業でしっかり習得することが大切です。

平面図形の大問4では、相似や三平方の定理を利用する問題が頻出です。相似または合同の証明問題は必出で、18年度は相似、19~21年度は合同、22年度から25年度までは、相似、合同、相似、合同と順番に出題されています。22年度以降の順番では次は相似となりますが、合同が出題される割合は相似よりも大きいので難しいところです。

立体図形の大問5では、三平方の定理や中点連結定理を利用する問題が頻出です。相似を利用する問題も出題されています。

どちらに対しても問題慣れするために、過去問や必要であれば模擬試験の過去問も調べておくことをお勧めします。