用があって東京を訪れていた。今朝の東京は、晴れていて、きっと千鳥ヶ淵の桜も満開だろう?そう思って、もう少しゆっくり滞在していたかったけど、日本縦断まで2週間を切った今、やるコトが山のようにあり、一日一日、成果を出していかないといけない。
今の私に、精神的なゆとりは無かった。
だから、朝10時過ぎの便にしたのだが、あれほど嫌いな人混みに、そう、通勤ラッシュに当たってしまった。山手線の駅を降りた時、ホームへ上がる階段の入り口でごった返す人混みに、一瞬、人身事故でも起きたのか?と思ったが、そうではなかった。コレが、東京の朝の日常的な風景なのだ、と理解した時、とても嫌な思いが込み上げてきた。
私は、もう2度と「組織」のお世話になるコトは無いだろう。このように、朝の通勤ラッシュで
揉みくちゃにされることも無い。
でも、それは、ある意味、不安定要素を含んでいた。組織のお世話にならない...自分の力で生きていく...というコトは、なんと不確かで不安定なコトだろう。
我々には、選択の自由がある。なのに、多くの日本人が、今朝の通勤ラッシュのような生き方を選んでしまうのは、不確かで不安定なコトに足を踏み入れるのが怖いからだ。
機内で、先月から読み始めた村上春樹の「騎士団長殺し」を読む。不思議な風景や不思議な人物の出てくる第一部は夢中になって読んだけど、第二部は、何かを示唆するような語り口でまとめられていた。
そして、福岡に着く少し前...読み終えた。
それは私に、「世の中には絶対というものは無い。世の中は、不確かで不安定で、不安にさせるモノで満ちている。しかし、どんなに不確かで不安定でも、そこに信じるものがあれば、前に進んで行くことができる。」そう教えてくれた。
「信じるのだ。自分自身を...」
どこかで騎士団長の声がした。
とても長く感じられたこの冬も、桜の開花で終わりを告げ、新たな季節が始まった。これからは、一気に気温も上がり、間もなく初夏を迎えるコトであろう。私の最も好きな初夏を。
私の初版本「シンクロニシティ・ジャーニー」の主人公、中谷恵理の横を通り過ぎて行った初夏の風が、私を待っている。
そして、10日余りのちに、私は、間違いなく、沖縄でそれに出くわすコトになる。
長かった冬は完全に終わりを遂げた。私は、大好きな季節に向け、さらに歩みを加速させないといけない。
#welovegoo
#村上春樹「騎士団長殺し」
今の私に、精神的なゆとりは無かった。
だから、朝10時過ぎの便にしたのだが、あれほど嫌いな人混みに、そう、通勤ラッシュに当たってしまった。山手線の駅を降りた時、ホームへ上がる階段の入り口でごった返す人混みに、一瞬、人身事故でも起きたのか?と思ったが、そうではなかった。コレが、東京の朝の日常的な風景なのだ、と理解した時、とても嫌な思いが込み上げてきた。
私は、もう2度と「組織」のお世話になるコトは無いだろう。このように、朝の通勤ラッシュで
揉みくちゃにされることも無い。
でも、それは、ある意味、不安定要素を含んでいた。組織のお世話にならない...自分の力で生きていく...というコトは、なんと不確かで不安定なコトだろう。
我々には、選択の自由がある。なのに、多くの日本人が、今朝の通勤ラッシュのような生き方を選んでしまうのは、不確かで不安定なコトに足を踏み入れるのが怖いからだ。
機内で、先月から読み始めた村上春樹の「騎士団長殺し」を読む。不思議な風景や不思議な人物の出てくる第一部は夢中になって読んだけど、第二部は、何かを示唆するような語り口でまとめられていた。
そして、福岡に着く少し前...読み終えた。
それは私に、「世の中には絶対というものは無い。世の中は、不確かで不安定で、不安にさせるモノで満ちている。しかし、どんなに不確かで不安定でも、そこに信じるものがあれば、前に進んで行くことができる。」そう教えてくれた。
「信じるのだ。自分自身を...」
どこかで騎士団長の声がした。
とても長く感じられたこの冬も、桜の開花で終わりを告げ、新たな季節が始まった。これからは、一気に気温も上がり、間もなく初夏を迎えるコトであろう。私の最も好きな初夏を。
私の初版本「シンクロニシティ・ジャーニー」の主人公、中谷恵理の横を通り過ぎて行った初夏の風が、私を待っている。
そして、10日余りのちに、私は、間違いなく、沖縄でそれに出くわすコトになる。
長かった冬は完全に終わりを遂げた。私は、大好きな季節に向け、さらに歩みを加速させないといけない。
#welovegoo
#村上春樹「騎士団長殺し」