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へんないきもの日記

今日も等身大で…生きてます😁

ワン・ドリンクBAR

2008-08-14 09:54:38 | 飲むこと・食べること
 どうも昨日撮った熊本城の写真はカッコ良くない。実は二の丸公園から撮影するのが最もいいアングルである。(今度、撮りに行こう。)

 さて、先日の熊本地方の天気予報は曇り・雨。だが、午後になっても太陽のパワーは衰えず、そのパワーを貰うべく炎天下の中、1時間かけて歩いてスポーツクラブに行った。(どうも太陽の恵みの少ない北海道で生まれ育った私は、ギラギラする真夏の太陽に憧憬というか崇拝がある。はたから見れば、この炎天下にバカじゃないか、と思われるかもしれないが、そんな事、カンケイない。私に最もパワーをもたらしてくれる存在、それが真夏の太陽なのだ!)

 スポーツクラブの帰り道、寄り道して先月オープンしたばかりのワン・ドリンクBARへ。要するに立ち飲みや。「カクウチ」である。盆休みに入り、サラリーマン諸氏も少ないだろうと思って中に入ると女性一人の先客がいた。

 コの字のカウンターは6人も入れば満員になりそうだ。午後5時まではカメラ屋さん。(酒屋じゃなくて、なぜかカメラ屋)「ワン・ドリンク」だから2杯目以降は100円増し、じゃないでしょうね。なんていいながら、すかさず2杯目のジョッキをおかわり。アサヒの生が350円。今やジョイフルの生ビールも便乗値上げで通常価格が1杯350円は珍しい。

 正面に大型のテレビがあり、ちょうど競泳をやっていた。冷たい生ビールと枝豆で贅沢なオリンピック観戦・・・長居をしない(それが立ち飲みやの掟)つもりが
(実際、そんなに長居はしていない。)1時間半の間にジョッキ3杯、冷酒1本、枝豆2人分、スナック豆菓子を平らげてしまった・・・それにしても、心地良い空間であった。あまりに気持ちよくて家に帰ってまだ7時半であったが、そのまま寝てしまったら今朝2時半に目が覚めたので一旦起きて二度寝した。

本丸御殿とシャガール展、そして細川邸・・・

2008-08-14 09:37:03 | 日々雑感
(加藤清正が築城した熊本城は、いつ見てもカッコイイ。日本各地の城を見てきたが、姿かたちは世界に誇る名城だと思う。)

 お盆休みは北海道に帰省するのは取りやめ、連日35度の熊本の夏を満喫している。昨日は、熊本城本丸御殿を見に行った。ありがたいことに来年3月まで熊本市民は通常500円の入場料が無料である。

 4月の公開以降連日多くの見学者が訪れる本丸御殿。(韓国からの旅行客が多い。)さぞかし・・・と思って期待していたが、豪華絢爛なふすま絵は撮影禁止、何だか拍子抜けして近くのシャガール展へ。彼の作品は別に好きではないのだが、ついでに足を運ぶ。おもしろいことに彼は2つの世界大戦を経験し、薄命が多い画家の中では97歳まで生き(89歳の時に来日している。)大往生を遂げた。晩年はフランスのニースで3番目の妻と暮らし、ハッピーエンドな人生だったと思う。

 実際、彼の作品を見ていると初期の頃は帝政ロシアの暗い影が作品のあちこちに見られるが、後期は南仏特有の陽光を思わせる明るい色彩に満ちあふれている。「色彩の詩人」などと言われるゆえんは南仏時代の作風を見ればわかる。ニースを含むコートダジュール一帯は小さな美術館が点在し、一度は訪れてみたいところだ。

 あまり好きではなかったシャガールだが、南仏滞在時代の明るい作品や晩年に手がけたタペストリーは圧巻で気に入った。

 そのまま足の向くまま気の向くままで「旧細川刑部邸」にたどり着いた。随分と広いお屋敷だ。あたりは静寂に包まれ、蝉の羽音だけが響く。客は私のほかにいない。中はひんやりとした空気が漂い、昔の家はこんなにも涼しかったのかと思わせた。静寂の中にも凛とした空気が漂う中、しばし心の洗濯・・・人が多くて暑苦しい本丸御殿に比べれば、こちらの方がずっといい。

 とことん熊本を満喫した1日・・・