生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

古びていく良さ

2019-02-21 14:52:17 | 日々の暮らし

アンチエイジングというお肌の加齢を防ぐ方法が話題になっています。 しかし、エイジング(加齢)は歴史を重ねた、とても魅力のものと思っています。 庭師が庭石に選ぶ石は 苔が生えやすい石を選び古びたイメージを出しています。 建築もそうです。 五重の塔 やお寺、民家、駅舎や町並みも 年代物を見る度に落ち着きを覚えます。 人も同じです。 死を身近に感じると、 生が輝いて見えます。 心のしわが 人の魅力になります。 心の苔が 古びていく 美しさを表現するからです。 エイジングとは 『古びる良さ』と 訳したい。 神社仏閣のような 味わいのある人に なりますように。 合掌

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ひとりごと

2019-02-21 14:52:17 | 日々の暮らし

人にあまり言えない事なのですがつぶやきたい時もありますよね。 神様につかえる人や信者や神社仏閣や森や参道や休憩所や賑わう遊園地や大量の電気を使っている店や電車やバスのホーム等にさ迷う霊がついたりしているのを見ます。 この世に未練がある人がこれほど多いのか、またはあの世にいく行き方がわからないで悩んでいるのでしょうか? 迷いを相談するために霊感の強い人を探して寄ってくるのかもしれません。 そのような魂を導くのも使命と感じています。 遠くのボランティアに行くために朝5時に自転車で出掛けました。 近道を通るために山道を行きました。 真っ暗闇です。 その中を歩いている人達がいました。 木々や畑にも人陰がいます。 最近目の白内障の手術をしてレンズを埋め込んだからでしょうか? よく見えます。 体がぞくぞく鳥肌を感じます。 私なりの淨霊をしながら山道を行きました。 これも使命なのでしょうか? 怖くも嫌でもない。 暗闇の道もあることを 知るために必要なことだから。 ひとり言を聞いて頂きありがとうございました。         合掌

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悩んで生きる人になれ

2019-02-21 01:39:57 | 日々の暮らし

堀ちえみさんが舌癌を公表しました。 大変悩み苦しんでいたのでしょうね。 私の父や兄達も末期ガンで苦しみましたからよく分かります。 回復をお祈りしたいと思います。 さて、今日はこんな話を思い出しました。 毎年良く咲く古い桜の木の根っこに、大きな石が乗っかっていました。 村人達はさぞ長い間、桜の木は辛い思いをしていただろうと、石を取り除きました。 すると桜の木は枯れてしまったのです。 人も木も皆それぞれ、重荷を背負って生きるもの。 あるがままの生き方が良かったのです。 石の重みが生きる力になっていたのかも知れません。 一病息災ということもあります。 だから、気を張り生きる力になっていたのだと思います。 宗教を学んでいると気づくことがあります。 宗教の多くは 「自分は人としてダメだな」 「私は人としてまだまだ未熟者だな」という 自覚が必要だといいます。 今の自分を一度否定し「自分はまだまだ」と自覚するところからスタートする。 これを、般若心経では 「無無明(むむみょう)」といいます。 私は永遠に修行です。 また仏教に 「如実知自心(にょじつちじしん)」という言葉があります。 実の如く自分の心を知るという意味です。 この事について武者小路実篤は 「自分の馬鹿なことを知るものは救われる。 自分の馬鹿に気がつかず、他人の馬鹿だけに気がつくのは本当の馬鹿である」 と表現しています。 悩みをなくそうと 努力する人は多いのですが、ある人が 『悩んでいけるようになりました』 という人がいました。 何か不思議な言葉だと心に残りました。 悩むって必要なことなのです。 桜の木の石のように。 頑張れ! 堀ちえみさん。         合掌

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聞こえない音

2019-02-20 17:04:10 | 日々の暮らし

何かが訪れる時、 必ず音を伴うと いいます。 人が来るときは、 コツコツ革靴の足音 子供が帰ってくる音は 笑い声 私が帰ってくる時は リュックについてる 鈴の音 (愛犬トイプードルが玄関で出迎えてくれます) 恋の訪れは、 ときめく胸の高鳴り。 「おとずれ」の 「おと」は 「音」という。 昔は、気配やうわさ、 便りや返事を音信と言っていた。 昔の人は、自然の音に 敏感だったと思います。 春を告げる音では、 雪解けの水の音 ほととぎすの音 木々の葉ずれの音 春一番の風の音。 あなたは、どんな音に 敏感ですか 私は聞こえない音に 心が敏感です。        合掌

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小さな命

2019-02-20 00:53:47 | 日々の暮らし

目覚めて今日は一茶の句をしみじみ味わっています。 痩蛙(やせがえる) 負けるな一茶 これにあり。 雀(すずめ)の子 そこのけそこのけ お馬が通る。 我と来て 遊ぶや親の ない雀(すずめ)。 雪とけて 村いっぱいの 子どもかな。 一茶は幼い頃に親を亡くしている。 親が子を守り育て、強いものが弱いものをかばう。 また、この世に不幸は数あれど、子に先立たれるに勝る不幸はないといわれています。 一茶は56歳の時に、娘を授かった。 しかし、2歳になる長女里(さと)を天然痘で亡くしてしまう。 そんな思いを込めて 詠んだ句なのですね。 小さな命を 見る目が伝わって来ます。 また、江戸時代の俳人に加賀千代女がいます。 「朝顔につるべとられてもらいみず」 が有名ですが、彼女の1人息子が病死した時に詠んだとされる 「とんぼつり今日はどこまでいったやら」 とんぼを追いかけていないだけと自分を慰めている気持ちが伝わって来ます。 いつの世も悩みは尽きないのだなあと感じて涙がでます。 さあ今日も頑張って いきましょう。 合掌

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