冬萌（ふゆもえ）

４日振りに出勤しました。 ４日間何も食べなかった看取りのお年寄りがいました。 私が声掛したら完食したのです。 家族も施設長もナースも栄養士も驚いて見ていました。 口を開けないのが開けて食べたのです。 魔法使いですか？ と言われたので、そうです魔法の言葉をかけたら食べたのです。 と言いましたが、魔法ではないのです。 ただ私の声で安心したのだと思いますよ。 さて、枯れ木のように見える幹や枝にも、よく見るともう新芽が用意されていることに気づきます。 冬に草の芽や木の芽がわずかに萌え出していることを「冬萌（ふゆもえ）」と呼びます。 今年は雨も少なく、暖かいからでしょうか。 冬の寒さにじっと耐えている小さな芽。 今のあなたのようです。 こっそり相談される皆様の心に秘めた悩み事、ご家族の事、不安な事、いろんなご苦心があるのだと感じています。 そこで一つの暗示をおかけします。 コップにお水をそそいで下さい。 そして、いまの悩み事を念じて合掌し、一気に飲んで下さい。 聖なる力の水をあなたの体にそそぎます。 染み込んだ水で、あなたの心に冬萌が芽生え幸せの花が咲くでしょう。 　　　　　　祈願合掌