生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

聞こえない音

2019-02-20 17:04:10 | 日々の暮らし

何かが訪れる時、 必ず音を伴うと いいます。 人が来るときは、 コツコツ革靴の足音 子供が帰ってくる音は 笑い声 私が帰ってくる時は リュックについてる 鈴の音 (愛犬トイプードルが玄関で出迎えてくれます) 恋の訪れは、 ときめく胸の高鳴り。 「おとずれ」の 「おと」は 「音」という。 昔は、気配やうわさ、 便りや返事を音信と言っていた。 昔の人は、自然の音に 敏感だったと思います。 春を告げる音では、 雪解けの水の音 ほととぎすの音 木々の葉ずれの音 春一番の風の音。 あなたは、どんな音に 敏感ですか 私は聞こえない音に 心が敏感です。        合掌

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小さな命

2019-02-20 00:53:47 | 日々の暮らし

目覚めて今日は一茶の句をしみじみ味わっています。 痩蛙(やせがえる) 負けるな一茶 これにあり。 雀(すずめ)の子 そこのけそこのけ お馬が通る。 我と来て 遊ぶや親の ない雀(すずめ)。 雪とけて 村いっぱいの 子どもかな。 一茶は幼い頃に親を亡くしている。 親が子を守り育て、強いものが弱いものをかばう。 また、この世に不幸は数あれど、子に先立たれるに勝る不幸はないといわれています。 一茶は56歳の時に、娘を授かった。 しかし、2歳になる長女里(さと)を天然痘で亡くしてしまう。 そんな思いを込めて 詠んだ句なのですね。 小さな命を 見る目が伝わって来ます。 また、江戸時代の俳人に加賀千代女がいます。 「朝顔につるべとられてもらいみず」 が有名ですが、彼女の1人息子が病死した時に詠んだとされる 「とんぼつり今日はどこまでいったやら」 とんぼを追いかけていないだけと自分を慰めている気持ちが伝わって来ます。 いつの世も悩みは尽きないのだなあと感じて涙がでます。 さあ今日も頑張って いきましょう。 合掌

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