最近瀬戸内寂聴さんとドナルド・キーンさん96歳同士の対談新刊本 「日本の美徳」を読んでいました。 天皇陛下から軽井沢のホテルに滞在中朝食に招待されました。 その時日本のパンの話をしました。 桃山時代に来た宣教師が、「世界でもっとも美味しいパンは、江戸で焼かれたものだ」と記録に残していますと話すと殿下は、「それはヨーロッパにはない麦で焼いたから、美味しく感じられたのでしょうか」とおっしゃった。 予想外でした。なぜそのような、鋭い視点のお答えをなさることができるのか感服しましたと述べていました。 日本を愛し古代文学を世界に紹介してくれた功績に感謝しています。100歳まで日本に住みたいと願っていましたので残念です。 ご冥福をお祈り致します。 合掌