生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

別れの時

2018-01-18 21:00:55 | 日々の暮らし
今日は朝から18時30分

までケアマネ研修に行って来ました。


二科目のテストも難解で苦労しました。

何とか合格点をとりました。



全国のケアマネ更新研修に苦労していると思います。

60点以下は追試に回されるから、皆プレッシャーがあります。


それとその日の講義に

発表もあります。


今日は最後の発表は

死んでいく人の

ケアマネの役割についての発表です。

私は手をあげました。

司会から100人の最後の発表のトリになりますが

大丈夫ですか?


と言われた。


私は嬉しい!

感謝しています。


と言ったら笑われた。

私は物語にして


発表しますといったら


女性講師が驚いていた。



日本の神父さんが

アメリカに渡り

看取りに立ち会って


何もできなくて


情けなかったと司教に


謝った話をしました。



司教はそれで


いいのですよ。


あなたが何も


しなくてもいるだけで

安心して亡くなった

のですよ。

家族からも

感謝の電話がありました。


と言われた。


ケアマネは介護もできない、

医療もできない

神父と同じ立ち位置でいいのです。

と話したら

感動やら拍手やらで


講師から私の影が薄く

なったと言われた。


グループからあなたは

ケアマネでなく講師を

したらいいのにといわれた。


最後の講師助手の主任ケアマネから

勇気を貰って職場に帰れますと言われた。


それほどの話を


してないのにな。



感動の話と


とぼけたスピーチに



感動と笑いの中で



終わりました。


僕らしいかな




合掌
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永訣の朝

2018-01-18 05:14:39 | 日々の暮らし
宮沢賢治の事を書いた作家が今回直木賞を授賞しました。

私は昔から宮沢賢治とゴッホが大好きなのです。


宮沢賢治はたくさんの物語を作りました。

自主出版したのですが


売れなかったといいます。


ゴッホもたくさんの絵を描きましたが、

売れたのは一枚だけでした。

ぶどう畑の絵を貴婦人が買ってくれました。


コッペパン一個の値段でした。

亡くなって百年も

経たないと良さが


分からなかったのです。

仲間や知人から言われました。

僕は先に行きすぎていると。

何をしても、その時期には大衆は分からない
何十年後に理解されると。


それで、宮沢賢治とゴッホの気持ちが痛いほど分かるのです。







私は宮沢賢治の作品の中で一番好きなのは、

「永訣(えいけつ)の朝」

です。

何度読んでも感銘し涙するのです。

病気の妹の事を書いた作品です。

妹と二人暮らしの

今日が永遠の別れとなるのを感じていました。

すると妹があめゆき(みぞれ)が欲しいと
いいます。

兄は外に出て、降りしきる雪を二つのお椀に
入れました。

お前がたべるこの
ふたわんのゆきに
わたくしはいま

こころからいのる。

どうかこれが天上の

アイスクリームに


なってと。


この作品に込められた
宮沢賢治のメッセージに心打たれるのです。


何故2つのお椀なのか?

いつも一緒にいた妹の
思いが詰まっているからふたわんと表現した。


妹は死に際に何故

あめゆきを持ってこいと頼んだのか?

熱があるから、のどが渇いたから、アイスクリームが食べたかったからではなかった。

兄に人の為に尽くすという生き方を伝える
ためだったからです。


それから、宮沢賢治が

この作品から伝えたかったメッセージは


妹の遺志を受け継ぎ、


自己を犠牲にして、


人々の幸福を祈る思い


を伝えているのです。



それを理解すると


貧しい二人の生活でも



素晴らしい人生を



生きていたのだと



涙を感じてしまいます。


お椀の雪を



是非味わってみて



ください。



合掌









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未来しかない

2018-01-18 01:48:22 | 日々の暮らし
『今日とは

過去の始まり

僕達には

未来しかない

未来は

失敗していない

希望は

未来にある

哀しいことも

楽しいことも

心に刻み

明日にかけよう

僕達には

未来しかない


多少傷ついた


体になってはいるが



大地に立っている


大地吹く



未来の風を


浴びながら


強く生きよう




僕達には



未来しか


ないのだから』



合掌
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