グローバル・ナビ by 杉山哲夫

海外資産運用コンサルタントのつぶやき

週間動向 11-15日 主要市場の1年間と今週 決算発表に米市場入る

2016年04月17日 | 筆者のひとりごと



アジア地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
NIKKEI 225 16,848.03 -63.02 -0.37% 0.74% -14.27% 4/15/2016
TOPIX 1,361.40 -9.95 -0.73% 1.22% -14.31% 4/15/2016
HANG SENG 21,316.47 -21.34 -0.10% 3.12% -22.91% 4/15/2016
CSI 300 3,272.21 -3.63 -0.11% 3.16% -28.81% 4/15/2016

欧州地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
FTSE 100 6,343.75 -21.35 -0.34% 2.49% -9.31% 4/15/2016
DAX 10,051.57 -42.08 -0.42% 1.01% -14.01% 4/15/2016
CAC 40 4,495.17 -16.34 -0.36% 0.73% -12.60% 4/15/2016

アメリカ地区
指標 数値 増減 変化 1ヶ月 1年間
DJIA 17,897.46 -28.97 -0.16% 1.68% 0.40% 4/15/2016
S&P 500 2,080.73 -2.05 -0.10% 1.52% -0.02% 4/15/2016
NASDAQ 4,938.22 -7.67 -0.16% 2.97% 0.13% 4/15/2016


週間 11-15日 動向


Index Started Week Ended Week Change % Change YTD %

DJIA 17576.95 17897.25 320.29 +1.8% +2.7%
NASD 4850.69 4938.22 87.53 +1.8% -1.4%
S&P500 2047.60 2060.63 33.03 +1.6% +1.8%
R2000 1094.00 1128.20 34.20 +3.1% -0.7%

米国の経済指数は比較的クールなものでした、3月の小売り数値は0.3%のマイナス、《予測は+0.1%)、3月のコアPPI -0.1%、 《予測 +0.2%、 3月のコアCPI 0.1% 予測は0¥+0.2%と発表されセンチメントはFRBの政策金利ひきあげはさらに先送りをせざるをえないとなりました:ここで興味のあるデータとしてアトランタ連銀のGDPの予測を予測値を4月8日 0.1%から0.3%に引き上げたことです: 例年と同じくALCOAの決算発表から今年の第一四半期が始まり、まず大手金融機関 BAC,WFC,Cと収益がー8.0%、11.1%、-3.7%と発表しています、しかし米株式市場は水曜日から上昇を始め上記のように週間動向としては上出来です、問題はアジア、欧州地区の過去1年間の数値が依然として悪い状態であることです: 通貨市場では日本円が107円の水準を抜けきらず108.後半、ユーロは1.13寸前で足踏みです、政策金利の引き上げ観測がセンチメントとして市場に出始めれば日本円、ユーロは対ドルレートは下降を、始めるでしょう、日本円の場合再び発生した巨大熊本地震を世界市場はどのように観測し、日本経済に対する影響をどのように分析するか注目する必要があります:  債券市場では大きな変動が観測されませんが10年債券のイールドが1.7-1.8の間で推移しています、この先を観測するのであればS&P500no銘柄の決算発表が終了する5月初旬までの動向でしょう: 現在のところでは低い産業関連の経済指数、特に消費指数の低さが底辺にあります: 商品市場の展開は注目に値します、週末の原油産出国の会議の動向次第です、WTIは40ドル、ブレント原油は43ドルと5-6月の先物市場では値を上げています、ドルの強弱により比較的素直に連動する金の価格は過日オンス当たり1250ドルの高値に来ましたが、今週末には1230ドル半ばまで下げています《利益確定の売り)、もし商品市場の動向から観測できることはエネルギは株式の動向、金市場は為替市場の動向でしょう: ここで基本的に頭の中にインプツトしておくことは金の投資は価格の上昇以外には利益は計上されず、ドル資産で購入することから購入原資の為替の変動のリスクもあることを考慮すべきです:債券は金利を生みます: 債券を資産として持つ場合金関連資産をヘツジとして組み入れる投資家もいます: