テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

昭和33年の ダットサン 210/220型 用カーラジオ、松下 A-518

2017-03-22 11:39:57 | Weblog

今日お預かりしたのは昭和33年のダットサンに使われていると伺ったプラス・アースの真空管式
カーラジオ松下 A-518 です。  この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらの ホーム
ページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

20年程前にレストアされたそうで内部にその時のものと想われるメモが在った。 バイブレータを
7ピンの物に換えたので配線を変更し、またトランス及びチョークを作成したとのことだった。

お話では以前煙が出てその後使えなくなったとのことだったので電源トランスが危ぶまれたが想像
通り可也発熱した様だった。 多分バイブレータの接点が溶着して仕舞い過電流が流れたのだろう。

バイブレータは同期式の物と想われるが12S-1B (7pin) の資料が無くピンアサインは不明。 以
前このメーカーのバイブレータの資料はコピーを取ったのだがどこに仕舞い込んだか?

念の為バイブレータの内部を診てみた。 先ず振動を発生させる為の接点が全く導通していなかった。

トランスを巻き直しの為に外し、次いでバイブレータを半導体式に交換する作業に取り掛かった。

機械式のバイブレータはどうしても接点が劣化して仕舞い消耗品となるが半導体式は心配無い。

バイブレータ電源の代わりに別の高圧電源を用意し動作をみてみたが良好に機能していた。

3月28日 トランスの巻き直しが終わって戻って来た。

早速組み込んだ。 今回使う半導体式のバイブレータは非同期の物なのでシリコンダイオード2個
を整流用に加えた。

若干リップルが多かったので平滑用のケミコンを加えた。

改造を終え2時間以上ランニングしてみたが良好だった。 (後年の半導体式に比べるとリップルが
多いがこの頃の真空管式ではいたし方無い) 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« SONY, ICF-6800 + ICF-6800A | トップ | Blaupunkt, Frankfurt (5台) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事