テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

マツダ ポーター用カーラジオ、 三洋 F-5105

2020-09-27 16:47:23 | 

今日の3台目はこれまでにも何度か取り組んだ 三洋 F-5105 だが症状に付いては伺って無かった。
この種のカーラジオの修理のご依頼はこちらの HP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ にお願い致
します。

上は AFRS (810KHz) 受信時、下はニッポン放送 (1,242KHz) 受信時。 指示は可成りズレている。

動作を診てみたがパイロット・ランプは切れており一部の局(ニッポン放送と AFRS)のみ高感度で
(歪が多かったが)受信した。 AVCが機能していないのか?

9月28日 切れていたランプを交換し、怪しかった AVC 用の電解コンデンサを交換した。

トラッキングが大きくズレていたので調整し、感度はドラスティックに増加した。 上は810KHz受信時

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

R-390/URR

2020-09-27 11:44:16 | 通信機

今日 JA7 コールの OM からお預かりしたのは 43年前に購入した R-390A と伺っていたがやけに重く
感じた。 作業台に載せる時に側面から 6082 (2本) が見え R-390 と分かった。 先日20Kg以上の物
は原則お預かりしないことに決めたのだが中々思う様には行かない。    この種の受信機の修理のご
依頼はこちらの ホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ にお願い致します。

通電すると Carrier Level (メーター) が振り切れて仕舞うと伺った。

Stand By 状態のメーターの振れ。

AGC に切り替えるとお話の通り振り切れた。

Carr-Meter Adj で振れは0に持って行けるが、このポテンショメータには可成りガリが診られた。

JOLF (1,242KHz) 受信時、約7KHz高い方にズレていた。 一応受信はしたが感度は可成り低い。
サテこれまでに経験したことの無い症状だが何処から手を付けるか?

帰路添えて頂いた取説に目を通した、結果 Carrier Level Meter 回路は 6th IF (V506, 6AK6) と AGC
Time Constante Tube (V511, 1/2 12AU7) で構成されるブリッジなので先ずはこれらの真空管周りか
ら調べを進めてみよう。

9月28日 V506 と V511 周りから調べを進め様としたところ V511 にクラックが入っていて頭部が白
くなっていた。 これではブリッジは機能しない。 早速 V511 (12AU7) を交換し動作を診てみたが
Carrier Level が振り切れることは無くなった。

折角なので略全ての真空管の gm をチェックをすることにした。 

結果殆どの物に問題は診られなかったが 6th IF (V506, 6AK6) が 23/53 と Mini.Val. を可成り下回って
いたので V603 の 6AK6 (86/53) と交換し、gm の低かった物は V604 (不使用の Line Out) に使った。

建物一階のベランダにビニール線を数mダラリとぶら下げただけだが北京放送は強い。

こちらはラジオ日経。

9月28日 ご依頼主の Y さんが今日も奥様同伴で引き取りにいらした。 二人で台車に載せ車まで
運んだが、車に積み込むのを手伝おうとしていたが代わりに奥様がサット手伝ってくれた。
Y さんは自分よりは少し若いと想うがお話の中に 杉本 哲 さんが出てきて懐かしかった。  自分が
主催しているラジオ・クラブには以前 内田秀夫 さんもメンバーの一人としていらしたがこのお二人
からは色々なことを学ばして頂いたことを久し振りに思い出した。  しかし Y さんはハムが趣味でこ
のところは 77 GHz 等のミリ波に挑んでいらっしゃるとのお話も頂いた。 (凄い!)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Beltek, C5780 + Unknown IRK-602 A/F + IRK-604 A/F

2020-09-27 11:38:44 | 

今日お預かりしたのは8トラ付きの AM/FM ラジオ3台で Beltek の物は先日煙が出たとのお話だ
った。 この種のカーラジオの修理のご依頼はこちらの HP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ に
お願い致します。

ご本人からも上の画像の様にリード線が焦げていたとのご連絡を頂いた。

焦げていたリード線を交換し通電してみたが殆どショートと状態だった。

内部を診てみたが相当の電流が流れた様で多くの部品やリード線が熱で焦げたり溶けたりだった。

出力段のトランジスタの一部のプラスチック絶縁ワッシャも溶けて仕舞っていた。 多分電源回路
にはヒューズが入って無かったと想像するがヒューズが入っていれば軽症で済んだかも知れない。

その後ご依頼主がヒューズを確認してくれ2Aの物が使われていたとの報告を受けたが、もし2Aで電
流制限が掛かったなら今回の様な惨状にはならないハズだが。  また2Aのヒューズは飛んで無いが
ヒューズ・ホルダーは溶けていたとのことだった。  (2A程度ではヒューズ・ホルダーば溶けない)

9月28日 ご依頼主が再度確認したところ2Aと想っていたヒューズは実際は20Aの物だったとの連絡
を頂いた。 想像通りだった。

 

IRK-602 A/F の周波数表示が可成り上にズレていたので補正し、高周波の調整も行った結果
若干感度も上がった。 (810KHz受信時の表示)

周波数表示補正後(810KHz)。 バランスは取れず可成り右の音量が少なかった。

8トラの動作は良好だった。

 

デッドストックと伺った IRK-604 A/F は周波数表示が低い方にズレていたので補正した。

周波数表示は完全には補正出来なかった。

左右のバランスに問題は診られなかった。 8トラの動作も良好。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Becker, Mexico Cassette

2020-09-24 13:42:30 | 

今日お預かりしたのは Becker, Mexico Cassette でカセットが10分程で停止して仕舞うとのお話だった。
この種のカーラジオの修理のご依頼はこちらの ホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ にお
願い致します。

実際に動かしてみたが特に問題は診られなかった。 明日以降再度動作を診てみよう。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サンヨー TA-901 (23Ch, CBトランシーバー)

2020-09-23 10:44:45 | 通信機

今日西宮の方からお預かりしたのは輸出用の CB トランシーバー、三洋 TA-901で1970年代の物だろ
うとのお話だった。  この種の機器の修理のご依頼はこちらの HP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/
にお願い致します。

お話では受信は一応機能しているが送信出来ないとのことだった。

使われている水晶の数で回路構成がある程度類推できるが、使われていたのは14個だった。

水晶の全ての周波数を診てみたが可成り巧妙な組み合わせだった。 しかし送受切換えのリレーが無
くダイオードスイッチが多用されている様だが回路図無しでことに当たるのは可成り時間を要する。

先ずは受信感度を診てみたが 1-4Chは良好、5-8Chは可成り感度が低く、9-12Chは少し良くなった。
13-23Chは良好だった。 多分送受共通の水晶 38.315 と 38.365MHzのアクティビティーが低い様。

Sメーターの動きはもっと問題が有るのかと想っていたが左程問題とは想えなかった。

送信は伺った様全く出力が無かった。 次いで各水晶発振回路の動作を診てみた。

上は 4Ch 受信用の 11.715MHzの発振波形。 下は 4Chの送受共通の 38.265MHz発振波形。

上は 4Chの送信(合成)波形で周波数 27.005MHz。

ドライバ用のトランジスタが怪しかったので外してみたが特に問題は診られなかった。

ドライバ (2SC1017) のベースでの信号。 ここまでは問題は無かったが送信ボタンを押すとドライバ
段と終段のコレクタ電圧が無くなった (受信時は電源電圧の+12Vが加わっているのだが?)。

  送受切り替えにはスイッチング用のトランジスタも無く果たしてどの様な回路を使っているのか?
当初ドライバ段と終段には常に電圧を加えておき信号が無い時はカットオフにしているのかと想像し
ていたが残念ながらそうでは無かった。  ここで一度諦めたが何とも残念でならず再度取り組んだ。

ドライバ段と終段には変調トランス通過後の電圧が加わっているハズなので変調回路を当たった。
気になったのが上の画像に見られるダイオードでここをジャンパーした結果出力(約2.3W)が出た。

DS-16E を調べてみたがスペックが分からなかったので一般的な 1N4007 に換えてみた。 (DS-16E
もテスターで診た限りでは問題は無さそうだったのだが?)   我が家で引き続きこのダイオードの仕
様を探してみた。  結果 NTE 116 (一般的な整流用、600V/1A) と同等のことが分かった。

ダイオードの Vf の問題か? 若干出力は低下したが 12.6V で約 2W の出力が得られた。

9月24日 昨日は送信出力を確認したところで時間切れとなって仕舞ったので朝一で変調、送信ラン
プ、チャンネル間の出力の差等を診てみた。 結果変調、送信(T-MIT) ランプ等を確認出来たが受
信と同様 9-12Chの送信出力が無かった。 これも 38.315MHzの水晶に起因していると想われる。

余談だが送信 (T-MIT) ランプの回路は送信出力を 8pF を経由して前面の赤いLED に直接加えていた。

この記事に対して 電波法違反の片棒まで担いでいるのか? とのメッセージが届いた、自分の名前
を名乗らず大きなお世話だが今回修理を依頼された方は古いCB無線機の収集をしている方で送信
はダミーロードを繋ぎ楽しんでいるとのお話だった。 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

B&O, Ouverture

2020-09-20 13:17:50 | オーディオ

今日福岡の方からお預かりしたのは B&O, Ouverture で CD が機能せず、カセット・ドライブもモー
ターの回転音は聴こえるが動作しないとのお話だった。 この種の機器の修理のご依頼はこちらの
ホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ にお願い致します。

早速動作を診てみたが CD は全く回転せず、望みは余り無い気配が漂った。 カセット・ドライブか
らは伺った通りモーターの回転音はしていた。

早速分解に取り掛かったが以前修理を担当された方が余りネジの締め付けに配慮しなかった様で
多くのネジ(ボス)に破損が診られた。

ここまで分解して前期の、ピックアップの交換が考えられて無いタイプと分かった。

自分が持っている同じタイプの CD ドライブに交換してみたがやはり CD は回転しなかった。

念の為別のタイプの物に換えてみたが数秒 CD は回転する様にはなったが矢張り駄目だった。

CD が回転したのでこれで上手く行くかと一瞬期待したが数秒で停止して仕舞った。

次いでカセット・ドライブを診てみたがどうも裏面から外さねばならない様で多くの部分を外さねば
ならず、却って壊して仕舞う可能性が有り中断した。

内部からはこれまでに壊れて仕舞ったプラスチック部品(破片)が多く出て来た。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SONY, FRQ-80 (Frequency Converter) の使用法早とちり

2020-09-19 15:39:38 | ラジオ

今日手掛けたのは SONY, ICF-PRO80 と共に使用する周波数コンバーターFRQ-80 で以前修理を
お請けしたことは有ったが ICF-PRO80 に使うのは初めてとなった。  この種の機器の修理のご依
頼はこちらの ホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ にお願い致します。

何時もAir Band の感度確認に使っている羽田のATIS 128.8MHz を受信してみた。 (この時点ではバ
ッテリーコンパートメントの所に在る Frequency Display を Shift 側にするだけで良いと考えていた)。
ところが手元の簡易発振器(ディップメータ)で128.8MHz近辺の信号を加えてみたが受信せず、受信
周波数を周波数カウンターで実測してみたが約 140.47MHz だった。

ヒョットして使われている水晶の周波数がズレたのかと確認してみたが本来の 115 MHzだった。

ディップメータの発振周波数を 128.8MHz にして ICF-PRO 80 の受信周波数を 13.8 MHzにしてみた
ところ予想通り良好に受信していた。 (Frequency Display は Normal にセット)

ヒョットしてマイクロ・プロセッサが可笑しな動作をしているのかとも疑ったが、帰路マニュアルに目を
通して単に Shift に切り替えるだけではキチントは機能せず、シフト量を別途設定しなければならな
いことを知った。 何時も取説には目を通さず多くの物を扱って来たが大きな間違いだった。

9月20日 取説に従って入力し無事周波数シフトの問題は解決したが、シフトの量は常に 115MHz
なのでわざわざこの値を入力しなければならない意味が良く分からない。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コンスタント (Minute Man) 6T-170

2020-09-18 15:20:54 | ラジオ

ネットオークションに出品していた同型機が落札されたので補充した。 この種のラジオの修理の
ご依頼はこちらの ホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ にお願い致します。

前面下部にはアルマイト製(金色)のバーが在ったハズだが欠落していた。

革ケースには Bought 6-1-58 for $69.95 の記述が有り想像より高額だった。

可成り実装密度は高く使われているポリ・バリコンとボリュームが大きく感じる。

この個体も何もせず略良好に動作した。

若干プラスチック・キャビネットにはクラック等が見られる。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Bell Set No.1 (UK, GPO 1928)

2020-09-18 11:53:09 | 電話機

今日お預かりした電話機は以前こちらで修理したとのお話だったが全く記憶に無い。 この種の電話
機の修理のご依頼はこちらの ホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ にお願い致します。

お話では受話器を取り上げると電源が切れるとのことだった。

受話器を何度か落としたのでコードに問題が有るのかもとのお話も頂いた。

内部の回路は比較的近年の物に交換されていた。

回路図に依ると元々は自動式では無かった(ダイアルは付いていなかった)ことが分かる。

受話器の黒い耳当て(上の画像の左)にはネジが切られておらず、持つ部分にはネジが切られていた。

受話器その物には問題は診られなかったがコードの一部に切れ掛かっている部分が有りそう。

もし同様の袋打コードが手に入るなら交換して仕舞えば良いのだがそうは行かずどうするか?

仕方なく奥の手を使わせて頂き接続したが動作は良好だった。

型番で検索した結果 2016/8/26 に確かに修理していた。 その際はリンガーの音量が少なくなっ
て仕舞ったとのことだったが軸受の問題だった。 4年前のことをスッカリ忘れている!

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Minute Man (Constant), 6T-170

2020-09-18 10:01:46 | ラジオ

ネットオークションに出品していた Minute Man の 6T-170 が落札されたので発送前の動作試験を
行った。  多分国内より輸出の方が多く売れたのでは無いかと想像するが昭和33年の物としては小
型と云える。 この種のラジオの修理のご依頼はこちらのHP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/
にお願い致します。

内部は可成り実装密度が高いが、ボリュームが可成り大きく感じる。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナショナル T14-R7A (昭和34年10月)

2020-09-17 14:54:09 | テレビ

 【3丁目の夕日】の第一話(その頃その様には呼ばれて無かったが)か、その後の【怪人二十面相伝】
の撮影で東宝の撮影所に時々行っていたが、ある日美術のTさんが撮影所内に在る別の美術の事務
所に案内してくれその時に頂いたのが今回の T14-R7A で、多分その際既に前面のエスカッションの
一部やツマミ類、ブラウン管、裏蓋等は無かったのだろうと想うが記憶は定かで無い。  ズット前面部
分を外したままだったのでメインのキャビネットは可成り変形していた。   この種のテレビの修理のご
依頼はこちらの ホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ にお願い致します。

一部の真空管が抜けていたが販売店向けのサービス・マニュアルは持っているので調べてみよう。

サテ欠品が多くレストアするのは得策では無さそうだがどうするか?

調べた結果欠落していたのは高周波増幅の 7DJ8、同期分離/増幅の 6AB8、AFC/水平発振の 9A8
だった。 他に回路図上は 12AT7 となっていた局発/混合には 9AQ8 が使われていた。 またファイン
チューニングは機械的に容量を変えるタイプでは無くバリキャップが使われていた。

9月22日 レストアするかどうか迷っていたが真空管が揃ったならやってみるかと考えていた。

偶々本棚の上に在ったブラウン管が気になり下ろしてみた。 松下の AW36-80 でこの機種の本来の
14AHP4A と同一か確認はしていないが、試験を行ったのが2006年11月12日で怪人二十面相伝の時
期と一致していたので多分今回の機種から外し他の物のテストに使った物の様だった。 レベルは3-
と記されていたので輝度は可成り低かったことが想像出来る。 ところで【三丁目の夕日】の公開日を
確かめようとして2005年公開のことを知ったが、ドラマの舞台は夕日町3丁目と今になって知った!

一応欠落していた 12AT7, 6AB8, 9A8 を探し出し、7DJ8 の代わりに 9AQ8 を使った。

徐々に1次側の電圧を上げて行ったが 100V で約 1.4A が流れた。

ところが回路図に謳われていた局発/混合用の 12AT7 のヒーターが煌々と点灯し慌てて電源を切っ
た。  回路図でこの機種のチューナーは NR-244 と謳われていたが型番は確認していないが他には
無い FM 用の4P ソケットも付いており間違い無さそうだったがどうもヒーター回路の接続が違ってい
る様だった。 (12AT7では4-5番ピン間に12.6V、0.15Aを流す)

局発/混合用にはこの機種に刺さっていた 9AQ8 に換え、高周波増幅の 7DJ8 を探した結果欧州球
を入れてあるところで PCC88/7DJ8 を見付けることが出来た。 (もう少しで購入するところだった)

暫くランニングを続けてみたが一応高圧は低いながらも出ており、音声は機能したがラスターが出る
ところまでには至らなかった。 多分半世紀振り位に電源が入った訳で無理も無いが。

何度かパチパチと云う音が聴こえていたが近々電源回路を診てみよう。

チューナーの端に 242F のスタンプが在ったがこれが型番か?(この型番の物は見付からなかった)

9月24日 電源のセレンにシリコン・ダイオードを加え、電源入力の電解コンデンサを交換した。

一応ラスターが出たが予想通り垂直振幅が小さく、水平偏向は同期していなかった。

一応画像が出るまでやってみるか?

9月25日 垂直/水平偏向と同期分離関連のペーパー・コンデンサを交換した。

垂直振幅は大きくなったが水平同期が取れない。

水平の発振周波数を診てみたが最大で 14.75KHz 程度までしか上がらなかった。

先ず水平の発振と AFC を担っている 9A8 を未使用の物に換えてみたが発振が止まって仕舞った。

9月26日 水平発振のスチコン 400pF を交換したことは無かったが念の為 330pF に交換してみた。

発振周波数は 15.23KHz まで上がる様にはなったが未だ低く可笑しい! そうこうする内に破裂音
がして電源のヒューズ (2A) が飛んで仕舞った。 帰路久し振りにテレビジョン技術教科書を引っ張
り出し目を通したが、AFC 側に問題が有るのかも知れない?

9月29日 基本に立ち返って AFC/水平発振の 9A8 の gm を確認した。 何とこれまで使っていた
一番左の物の5極管部は全く動作していなかった。 ここを音声IF/低周波増幅に使われていた 9A8
に交換した結果、水平の発振周波数は一挙に25KHz程に上がった。 コアを調整しても18KHz程度
にしか下げられなかった。

一応 18KHzに下がったが上の波形の様にピークの高さが一つ置きに異なっていた。

更に 9A8 を未使用の物に換えた結果周波数は約16KHzまで下がり周波数も安定していた。 ならば
と先日交換した発振回路の 330pF を元々の 400pF に戻した結果水平同期も取れる様になった。 

ただ安定度に欠けていたので次は映像回路と AGC 回路のコンデンサ類を交換してみよう。

9月30日 AGC と電子同調関連のペーパー・コンデンサと電解コンデンサを交換した。 結果動作
は可成り安定してきた。 (今日は快晴で窓際でやっていると外来光で画面は見難い)

午後外が少し暗くなったので見易くなった。

暫く連続運転を行ってみた結果可成り良好だったが、一度受信周波数を故意にズラして同期を
外すと元の状態に戻らず水平同期を調整し直す必要が有った。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

B&O, Beosound Century

2020-09-17 11:28:46 | オーディオ

 今日お預かりしたのは B&O, Beosound Century で米国で購入し以前メーカーで日本仕様に改造し
て貰ったと云う物で、先頃高音が左右共出なくなって仕舞ったとのお話だった。 この種の機器の修
理のご依頼はこちらの ホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ にお願い致します。

この機種で Beosound 2000 と云う表記は初めて見た。

電源トランスは米国仕様の物だった。

早速動作を診させて頂き症状を確認した。

先ず右のツイーターを診てみたが見事にボイスコイルが断線していた。

次いで左を診てみたがこちらも同様だった。 多分吸音材が悪さをした気がする。

自分の物からツイーターを移植した。

動作を確認した。

なるほど FM チューナーは日本仕様となっていた。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナショナル T-14C1G (昭和33年)

2020-09-16 14:47:56 | テレビ

先日数年前にレストアしたこの機種に通電した際ブラウン管のヒーターが煌々と光っていた。 多分
エミッションが低下し暗かったのでヒーター回路を改造した様だが余りにラッシュ・カーレントが多い
様でヒーターを傷めることになるので元の回路に戻すことにした。 窓際に置いている為写り込みが
有りますが実際はもう少し見やすい画像です。 この種の物の修理のご依頼はこちらのホームペー
ジ http://wwww2.odn.ne.jp/~cac55760/ にお願い致します。

CRT は Ih : 0.3A の 14AHP4 が使われており 0.3A を他に流す必要が有り理論上は 21Ωで良いが以
前は15Ω を使っていたが未だ大きい感じだった。

久し振りでどの様に改造したかをスッカリ忘れていた。 エミッションは低いがこれで危険性は無く
なった。 少し水平同期に問題は有ったがこの後 NHK(総合)ではこの問題は軽減した。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キマダラカメムシ(幼虫)との再会

2020-09-16 14:38:19 | Weblog

近くで昼食を済ませ仕事場に戻った時に入口近くで2年前にも見かけたキマダラカメムシの幼虫を
見付けた。  その2年前のブログに2週間程前にこちらのブログで不明だった名称が分かり助かっ
たとのコメントを頂いたが今日の個体は少し以前の幼虫より赤っぽかった。  こちらえのご連絡は
ホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ にお願い致します。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お問い合わせは日本語か英語でお願いします

2020-09-15 19:44:49 | その他

  今日もポーランドのアマチュア無線家からスタンダードの 1.2GHz 用レピータの取説を持って無
いかとの問い合わせが有り、確かに何年か前に修理(調整)を行ったことは有るが取説は持って
無いことを伝えた。   実は海外からの問い合わせも可成り有り出来るだけ回答する様にはしてい
るが時々ロシア語の問い合わせが有るが(この 2週間で3度)先ず質問内容が読めないので何も
出来ないが質問者はロシア語が世界共通語と考えているのだろうか? せめて英語にして欲しい!

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする