今日お預かりした2台目は1957年のシボレー用 Wonder Bar 7269209? (Delco製) で動作も電源
電圧、極性も不明。 この種の古いカーラジオの修理、改造、動作点検のご依頼はこちらの ホーム
ページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い致します。(上のモデル No.は不確実)
動作を診てみたが、先ず電源スイッチが壊れており電流が流れなかった。 ランプ用を使うか?
当初バイブレータに電流が流れなかったが幸い衝撃を加え動作する様になり電流 1A程が 3A近く
流れる様になった。 ただ動作試験程度の短時間なら良いが長く使うには半導体の物を使いたい。
5月7日 外部入力アダプタの増設に取り掛かった。
5月8日 発送前に各端子の画像を念の為撮影しておいた。
何時も動作確認に使っている MD プレーヤの出力を加えたが音量が少なかったので帰路部品屋さ
んに寄りトランスを購入し組み込んでみよう。(トランスを組み込んだ結果音量も十分となった)
3台目は 1958年のキャデラックに使われていると伺った Delco, 7270625 でこちらの電源電圧は
12Vだったが極性が不明。 本体から出ている太いケーブル2本の用途も不明。
●4月17日 モデル No.が正しくは 7270625 と分かり資料等の入手状況は大きく変わった。
キャデラック用のバイブレータが全く機能せず分解してみた。 どうも片方の接点が無くなって
いる様で全く機能せず半導体式の物を米国から購入するしか無さそう。
太いケーブルは先で二つに分かれており片方には 5 (4) ピンのコネクタが付いていたが割れており
困ったことにピンアサインが分からない。 どうもこれらは別置きのリモートコントローラ用の様。
太いケーブルの断面が上の画像で、シールド線を含む10本程が収まっていた。 サービス・マニュ
アル無しで先に進めるか?
二つのコネクタのピン全てが使われているのだとすると確かに10本となる。
4月18日 幸い米国のオークションサイトでオリジナルのサービス・マニュアルが見付かり(送料
が高かったが)購入した。 これで前に進める!
4月30日 米国に発注していたバイブレータが届いたがマニュアルが届か無いと先に進めない。
5月2日 待ちに待ったサービスマニュアルが届いた、早速我が家に持ち帰り作戦を練ろう!
5月 日 何とかリモート・コントローラ無しで動作させられないか机上で検討してみた。 当初
可成り難しそうだったが回路を細かく追った結果何とか改造出来そうだった(簡単では無いが)。
5月6日 サービス・マニュアルは手に入ったがスピーカー用の出力端が以前見付からない。
仕方なく出力トランスから出ている出力リード (片方には黒いスリーブが被されていた) に繋いだ。
幸い上手く音声出力が出て呉れた。
実際に放送を受信してみたが感度は高かった。(ダイアルの上に在るスライド・スイッチは感度切替)
次は外部入力用の低周波入力の改造に取り掛かろう。 消費電流は 12V時 3.2A程だった。
5月7日 最終的な組み込みを行い外部入力アダプタを増設した。
サービス・マニュアルから多くの情報が得られたが実際と異なる点が幾つか診られた。
発送に先立ち各端子の画像を念の為撮影しておいた。
上の画像の右のツマミの外側は (SPEAKER) と記されており回路図からは 100Ωの可変抵抗だったが
どうもこの可変抵抗が上手く機能していない(不確実)様だったのでここは使わないことにした。