テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

我等があつまり UMEX

2009-01-31 11:15:17 | Weblog

CG (コンピューター・グラフィックス)関連の技術者が中心となってスタートしたサロン
UMEX (Utopien Media Explorers) の277回目の集まりが昨夜、五反田で開催された。  既に
23年が経過したが幸いこれまで毎月の集まりを休んだことは一度も無く、健康に感謝しな
ければならないが、このところ女性軍の参加が少なくご興味の有る方は小生宛てご連絡頂
きたい。(このブログにコメントを頂く形でも、また HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
からご連絡頂く形でも結構です)

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K-20 【怪人二十面相・伝】

2009-01-30 15:10:50 | Weblog

入院や腰のトラブルから中々観に行けなかったこの作品も近くの映画館での上映が今日まで
だったので昨日は少し無理をして行って参りました。 こちらから貸し出したテレビ 3台の内
実際に目にしたのは 2台でしたが、他に知人のところから貸し出した 21インチの街頭テレビ
に使ったのが上の画像のツマミです。 このテレビを上海に運ぶに当り若干手を加える必要が
あって成城の撮影所を尋ねましたがその時に付いていたのが上の画像の一番下に在る矢型の
ツマミで、これでは余りにかわいそうと上の二つに替える様お話したのでした。   この映画
のパンフレットの後ろ
に BUSH の TV22 が明智邸のテレビとして掲載されておりました。

因みに今回貸し出したテレビは何れもレストア済ですが、ブラウン管が暗い静電偏向の物、
或いはメタルバックが施されていない物だったので、画像は何れも CG 画像の嵌め込みで、
先の Always 【三丁目の夕日】の第一話とは異なっております。

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SONY, ICR-100 ( 2台)

2009-01-28 16:50:30 | Weblog

先日オークションに出品していた電池管ポータブルラジオを落札頂いた方から ICR-100 を 2台
持っているが如何かとのお話を頂き古い国産の電池管ポータブルと交換して頂いた。
2台の内の見た目まともな方から取り掛かったが残念ながら肝心要の IC, CX 901 が壊れており
これはどうにもならない。 下の画像の物がこの ICR-100 の基板。

もう 1台、ボリュームのツマミが取れていた方は IC は生きていたが、周波数変換のトランジス
タが死んでいた。  このトランジスタと VC を交換し、暫く動作していたが直ぐに動作しなくな
り調べたところ局発コイルのエミッタ側の巻線が断線していた。 どうもコアを調整した際に切
れて仕舞った様だ。 伺ったお話では動作するとのことで落札したものの届いた物は動作してい
なかったとのお話であった。無論これらが出品された際のことは分からないが IC やトランジス
タが急に壊れると云うのも考え難い。 今回は残念だったが部品取りとして使わせて頂こう。
この種のラジオの修理に付きましてはこちらのHP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合
わせ下さい。

*VC の下に見えているのが壊れていた周波数変換用トランジスタ。 ダメモトで局発コイルの
修理に取り組んだが昨日手掛けた 7mm角の物に比べ更に小さな 5mm角なので難しかった。 
使われていた線材も手元に有った 0.08mmよりも二回り程細かったので 0.05mm辺りと想われる
物が使われていた。今日は時間切れとなり組み上げてはいないが明日にも動作を確かめてみよう。

1月29日 上の画像の右上が切れている局発用コイル。 下の画像がその中身で右横に置いた爪
楊枝でその大きさがご想像頂けると思う。爪楊枝の下が今回使用した 0.08φのポリウレタン線。

組み込んだところ周波数は定かでは無いが短波帯を受信していた。 何かミスが有ったかと一瞬
思ったがコアを調整した結果中波帯を受信し始めた。 再度のコイルの断線を気にしてコアを上
の方に置いていたことが受信周波数を可也高くした仕舞った様である。 試みに元々使われてい
た VC に替えたところ動作せず、容量を測定したところアンテナ側 200P、局発側 90Pと本来の
値依り可也大きな値となっていた。  

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松下 R-42 (再)

2009-01-26 17:48:21 | Weblog

以前レストアを担当させて頂いた松下の R-42 が先頃動作しなくなったと戻って来た。 届いた
物の真空管 226 と 227 が外れて中に転がっていたが近々取り掛らせて頂こう。  この種のラジ
オの修理に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

1月27日  回路を当り始めたところどうも上の画像の左下、電源トランス、チョーク、平滑用
コンデンサが纏めて収められているユニット内部でカラカラと音がしており開けたところ半田
付けが1ヶ所外れていた。 しかし未だ他にも問題が在る様で、227 のプレートには 10V程しか
加わっておらず、結果から申し上げれば再生検波 227-低周波 1段目 226間の段間トランスの 1
次、2次間の絶縁が壊れ、10K程度しか無いのが原因だった。 以前は低周波 1-2段間のトランス
が断線していた為交換したがヤハリこの当時(昭和初期)の物では限界だったのかも知れない。 
近々秋葉原に出掛け探してこよう。 下はアルミケースの中にパラフィン漬けにしていた 2個の
トランスの内の一つ、今回絶縁不良を起こしていたインターステージ (感じとして巻線比 5:1
程度) 用トランス。

2月1日 昨日ヤット秋葉原に行け 1:3 のトランスを買って来た。  この種の低周波トランスの中
には巻線比こそ 1:3 だが、巻数 (インダクタンス)が少なく使い物にならない物も見られるので
注意が必要。  元々の物に比べると容積は可也小さくなるので少し詰め物を加えアルミケースに
収めた。   元々の物は直流抵抗で 1KΩ : 5KΩ (1:5) であったが今回の物は約 350Ω:1KΩと巻線
比もインダクタンスも少ないが現在普通に購入出来る物の中ではインダクタンスの大きい物な
のでこれ以上の贅沢は云えない。 サテ、シャーシーに収め、動作しだしたがヤハリ以前の様な
音量は得られなかった。 最も使われている 227-226-112A 等の真空管も劣化している可能性が
有るので明日にも gm を調べてみよう。

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クラウン(CROWN) TR-680

2009-01-26 17:46:17 | Weblog

今日お預かりした二台の内の一台でお話しでは電源が入らないとのことで単純な問題と想像し
ていたが、実際はボリュームの摺動部分が裏側で繋がっておらず、従って音がでず。また IFT
の 2段目 (7mm角) の一次側が断線していた。ボリュームも同じ物が手に入るなら何の問題も
無いがそれは叶わず、これらだけでも可也の作業となるので先に進むか否かご依頼主に伺って
みよう。   この種のラジオの修理に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
からお問い合わせ下さい。

1月27日 お話しでは小学生の時に入手したがその時既に壊れており一度も受信した
ことが無いとのことで、ならばと先に進ませて頂いた。 

先ず断線している IFT を分解してみた。使われていたのは 0.08φ 程度のポリウレタン線で幸
い巻き終わり側で断線していたので1ターンほどき繋いだが、ご想像頂けるかと想うが可也
神経を使う作業となった。 これが 10mm角の IFT だと可也やり易いのだが!

内部のコアは直径(外形)3mm程で長さ 5mm程。 画像が暗く恐縮です。

次ぎにボリューの修理に取り掛ったが 2番 (センター) 端子は全く何処とも繋がっておらず、調
べた結果フォーク状の金具が開いて仕舞いセンターに在るシャフトに触れて無いことが分った。
これから先が難航したが結果可也良好に触れてくれ好結果が得られた。 他にアンテナ・コイル
のリードの断線も見られたが IFT、及びトラッキングの調整で可也の感度が得られた。  電池ホ
ルダーの片方のスプリングが無くなっていたが半田を盛り実用上は問題は無かった。

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SABA, Freiburg Vollautomatic 125

2009-01-23 17:30:45 | Weblog

 

 ドイツ SABA の Freiburg  Vollautomatic 125 Stereo でこれまでに国内で手掛けたラジオとして
は 2番目の大きさとなる大型 (70x45.5x31cm)、4バンドラジオです (ラジオと云ってもその音質
等から最早オーディオ装置と呼べそうな物です)。   一番の特徴は自動選局機能で、回路図には
目を通しましたが (これまでにも可也の自動選局機能付きの物を手掛けましたが) 何故これで自
動選局が出来るのか未だに理解出来ておりません。 この種のラジオの修理、改造に付きまして
はこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

ラインナップは EC92-EC92-ECH81-EF89-EBF89-ECL80-EABC80-EF86(x2)-EBC91-EL84(x2)-EM84
のマジック・アイを含めた13球。 但しステレオと云っても FM は時代からしてモノラルのみ
です。  キャビネットとスピーカーはお預かりしませんでしたがツイーターを含む合計 5つのス
ピーカーが前面を覆っておりました。

1月26日 下の画像の上部が FM のフロント・エンドで下が自動選局用のモーター。 この画像
からは見えてないが音量もリモ-ト・コントローラーで可変出来そこにも同様のモーターが使
われている。

フロント・エンドの内部で 3段のスラグ同調が採用されている。上部にみえている沢山の接点
はバー・アンテナとアンテナ・コイルの切り替えスイッチ。  しかしコリコリに凝っている!

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Blaupunkt, Dervy w/Mounting bracket

2009-01-23 17:27:48 | Weblog

 

これも今日お預かりした一台で Blaupunkt のピクニックラジオ Dervy の1960年頃のモデルです。
本体は特別珍しい物ではありませんがこのラジオの純正マウント(マウンティング・ブラケット)
は稀少で、電圧及び極性はジャンパー切り替えで 6, 9, 12Vまた -/+シャーシーが選択可能です。 
この種のラジオの修理 FM のバンド変更等の改造はこちらのHP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
からお問い合せ下さい。

1月27日 これまでにこのマウントを見た事が無く、手元に在った Dervy US22570 用の資料か
らバッテリー電圧、及び極性はジャンパー切り替えと知ったが、お預かりした物はもっと古い
物なのか何処を探してもこれらジャンパーは見当らなかった。    もしやと本体もバラバラにし
てみたが本体側にもその機能は無かった 。  調べて分ったことはマウントには外部スピーカー
用のコネクタとアンテナ・コネクタが在るのみだった。 FM のカバレッジ変更は上手く行き想
ったより高感度であった。

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Blaupunkt, Frankfurt

2009-01-23 17:26:00 | Weblog

今日お預かりした数台の中の1台で1960年代中頃と想われる Blaupunkt の Frankfurt でツマミの
デザイン等から VW 用として使われていた様想われます。 来週にも取り掛らせて頂きましょう。  
この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらのHP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ か
らお問い合わせ下さい。

1月27日 FM のカバレッジの変更を行い、MW の問題に取掛かったがスライドスイッチに依る
バンド切替の接触不良で幸い好結果が得られた。 FM に RF アンプは無いが比較的高感度で安心
した。

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Philco, Predicta "Debutante" 1960

2009-01-22 18:58:40 | Weblog

今日お預かりしたのは Philco の Predicta H3408、Debutante でシャーシ No.11L43 から1961年
製と想像出来ます。(記憶では Philco の経営が躓いたのは1961年末なので Philco プロパーとし
ては際後期の製品と云えます。*その後も FORD 傘下で Philco-Ford として同様の製品は作ら
れておりましたが。    試みに通電してみましたが、若干の雑音が出るだけでラスターは出ず、
水平出力 6DQ6 のプレートが真っ赤に光っておりました。 サテ   久々の Philco ですが明日以
降頑張らせて頂きましょう。

1月24日 劣化が考えられるコンデンサ類を交換し通電したが相変わらず高圧は出ず
従ってラスターも出なかった。

1月25日   調べたところチューブチェッカーでは gm も良好だった水平発振の 6CG7 が何故か
点灯していない。   細かく調べたところ何と 5番ピンがグランドに落ちていない。 この基板を
外すのは大事なのでリード線で結んだがこの様な問題は初めての経験だ。   上の画像でプリン
トパターンの様に見えるのは実際は印刷でこの部分にパターン(銅箔)は無い。

結果高圧は出始め、ラスターも出たが垂直振幅は 2/3程しか無く、また音声も、映像も全く出
ない。  またまた回路を追ったところ 3KΩ/7W のセメント抵抗が断線しており +140Vライン
に電圧が出ておらず、これではチューナー、VIF、ビデオアンプ、SIF が動作していなかった。

映像も音声も出たが垂直振幅はアレコレやってみたが 2/3以上にならず、垂直出力 6DR7
の出力側のプレートはほんのり赤くなっていた。 まだまだ道のりは遠そうだ!

1月26日 垂直振幅以外にも音量と、ボリュームの変化のし方に問題がみられたので先にこれ
らを調べてみた。 今回の機種の資料は無いが一つ前の 10L43 は Rider's の Vol.26 に網羅され
ていたのでこれを使ったがどうも殆ど違いは無い様だった。余談ながら次のVol.27 (1960年?)
が知る限り Rider's の最後のマニュアルで、重たく使い勝手の悪い物に代って機種毎にファイ
ルで用意されている Sam's Photofact が持て囃される様になっていった。
調べた結果はボリュームえの接続が逆で、おまけに音声の入力がトーンコントロール用の端子
に接続されていた。

回路図を持ち帰りアレコレ机上で検討した結果、残されているのは垂直出力の入力に使われて
いる CR 各2個から成る複合部品で、思いきって外したが 33Kは 41K、68Kは 121Kに増加して
いた。 下の画像の右が外した複合部品、プリント基板上は交換した個別の CR.。

それでも垂直振幅は殆ど変化せず、最後に発振段のプレート抵抗を交換したが 1.8Mが何と19M
に増加していた、これでは振幅は出ない。  ヤット垂直振幅がまともになったが水平のセンタリ
ングに問題が在り、センタリング・マグネットの出番となった。 可也 gmの下がっていた 6DR7
は交換しなければならないが他の通常劣化の早い、水平出力/周波数変換/高圧整流等の真空管を
どうするかご依頼主に伺ってみよう。

2月2日 先週末秋葉原で垂直直線性調整用のボリュームを買って来たので今日組み込んでみた。 
前の巻線型可変抵抗(レオスタット)はトータルで 1.5KΩの物だったが構造が脆弱で修理中に
壊れて仕舞った。  実験結果からは約 610Ωで好結果が得られたので 600Ω+100Ωのボリューム
を使った。  シャーシー等鉄製なので穴開けは楽では無かった。 下の画像の右下が新たに設け
た 100Ωのボリューム。

他に脚が 2箇所無くなっており適当なピラスチック製の脚を付けた。  またシャーシーを本体
内に組み込んだところ高圧のケーブルの一部がヒビ割れていてそこからスパークしていた。

一連の作業が終わったので最終的な動作試験を行い好結果が得られたので終了とした。

 

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シャープ TV-300 昭和28-29年(再)

2009-01-21 13:49:18 | Weblog

  腰の調子が少し良くなったので重いこのテレビのレストアを開始した。  シャープの一号機
TV3-14T と同一の回路と想われる本機だがオリジナルの 6チャンネル・チューナーは 12チャ
ンネルの物に交換されていたがこれは寧ろ当然。   他に整流管 5U4-G は 5AR4 に、高圧整流
管 1X2-A が 1S2 に替えられていた。   電磁収束型のブラウン管は松下の MW36-49 になって
いたが多分本来は若干フェイス・プレートの大きい 14CP4 辺りが使われていたと想像出来る
(別の同時代の同社モデルには 14CP4 が使われていた)。 しかし驚いたことにコンデンサ類は
当時の物で お使いになっていた方のお話では 6-7年前まで使っていらしたとのビックリする
様なお話を伺った。
 この種の物のレストアで迷うのが部品交換でオリジナルは残したいがそれでは直ぐに故障
してしまうことは目に見えておりサテ、どこまでやるか!この種のテレビの修理に付きまし
てはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

電源回路の 40μ+40μ/350WV のケミコンからは電解液が漏れていたが殆どの CR が
当時のままと云うのが本当に信じ難い(6-7年前までそれで動作していた)。

1月22日  思い切ってペーパーコンとケミコンは全て交換する事にした、但し外、或いは後ろ
から見えないシャーシ内部のみとし、ブロック型のケミコンは実際は使わないのですがそのま
まとしました。   以前は全てアキシャル・タイプのコンデンサを使ったのですが今回は耐圧を
確かめながら最近のラジアル・タイプの物も使ってみました。

1月22日 コンデンサ類の交換を行いながら気付いたのは水平出力のカソード抵抗 100Ω (本来
は 200Ω) の断線と、垂直同期回路の 1MΩ(本来は 1.5MΩ)が片端は数回捩ってありましたが
一方はラグ板のところ 2回軽く巻き付けただけでこれで良く動作していたものです。その後通
電し水平出力 6BQ6 の真空度が極端に低下しておりヒーターは点灯せず、単に発熱するだけで
した。 6BQ6 を交換後映像も出始めたのですが隣接 (上側) チャンネルとの混信が可也見られま
した。

他にも垂直同期が甘く、AGC は全く機能しておりませんでした。その性か一部のチャンネルで
は VIF の発振と想われる様な画像も見られました。この為 AGC 回路を調べたところ昔交換され
たチューナーの IF 出力回路に問題が有りました。  本来この部分は MIX のプレートから直列共
振回路を経て VIF の 1段目にハイ インピーダンスで入力されるのですが使われていたチューナ
ー (松下 NR-311Q 使用球 6BL8/9A8、6CW7/7AN7 ヒーター並列でトランス用、直列でトラン
スレス用に使い分けられるモデル) では IF 出力はトランスを使ったロー・インピーダンスで、
しかもグランドに落ちているので当然 AGC は働かないのであります。VIF の入力にトランスを
設ける方法もありますが、先ずはチューナーの IF 出力を改造してみましょう。  と ここまで来
たところで先週から打ち合わせていた Philco のテレビが沖縄から届き、一時休戦と致しました。
下の画像は見難いのですが分解したチューナー NR-311Q の内部です。

1月30日  昨夜机上でチューナーの改造方法を検討した通りに改造した結果が下の画像です。 
しかしチューナーを交換した際に内部の回路も一部改造されていましたがどうせならキチン
ト改造して欲しかった! サテ、一部のチャンネルに隣接局との混信が見られ、特性も芳し
くないので調整したいところですがそれは後日に回しましょう。

1、8、10Ch に関しては良好な結果が得られたが他の Ch に問題が見られた。

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B&O (Bang & Olufsen) Beogram 4002

2009-01-20 18:09:20 | Weblog

今日お預かりしたのは B&O の Beogram 4002 で、お話しでは回転が不安定となり、焦げ臭い
匂いの後全く回転しなくなったとのことでした。  受取った物は確かに焦げ臭い匂いが残って
いたが動作チェックを行っていた間に匂いが新たに発生した感じは無かった。  匂いからは電
源トランス、或いはモーターが怪しまれたがどうもこれらでは無さそうでした。  この種のプ
レーヤの修理に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下
さい。

内部を細かく見てみたが焦げ臭い匂いの元となった様な部分は見当らなかった。 

ターンテーブルを駆動しているモーターの回転に不規則な変動が見られたので分解し
接点を磨いてみた。 結果回転はスムーズになったが別の問題が見付かった。

レコードの回転に合せ、針の位置は当然変らなければならず、この機種ではトーン・アームの
角度をフォトセンサーで検出し、ある角度以上になると横方向に移動させる回路が動作する様
になっており事実その機能は動作していたがトーン・アームは動かず、従ってキチントした音
になって無い。   一つ考えられるのはスタイラス (針) の先端が丸くなって仕舞っていてレコー
ドの溝をキチント捕捉しておらず、結果角度検出が出来ていないことが考えられる。 スタイラ
スを交換してみたいところだが残念ながら手元には無くサテどうするか?

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Blaupunkt, Frankfurt TR (再修理)

2009-01-20 17:59:10 | Weblog

    一昨年10月に修理を行った物が時々 FM が聞こえなくなるので診て欲しいと送られて来た。
どうも電源電圧が低いのが原因では無いかと想い、電圧を徐々に落として行ったところ 5.9V
辺りまでは問題無かったが 5.8Vになると FM バンドの 82MHz辺りから上が受信出来なくなっ
た。  サテ、メーカーでは通常 6V車の電源電圧を 7Vに想定し、調整を行う様記されているが、
こちらでは通常 6.3Vで試験を行っておりアイドリング状態でもこの位の電圧はあるのではな
いかと想うのだが? ご依頼主に伺ってみよう。 この種のラジオの修理、改造に付きまして
はこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

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AWCのミーティング日程

2009-01-19 17:24:54 | Weblog

AWC(Antique Wireless Club)の今後のミーティング日程です。今月は24日、2月は14日、
3月は21日です。 会場は何れも世田谷区 玉川台区民センター、時間は午後1時~4時。お申し
込みは開催の週の水曜までに小生宛てお願い致します。 
画像は今日修理を行った松下の昭和31年11月発売 T-1481です。

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松下 T-1481 (昭和31年11月)

2009-01-19 17:21:04 | Weblog

今日お預かりしたのは最初にレストアを手掛けたのを含めると修理3回目となる松下の昭和
31年11月発売の T-1481で、この時期の 11チャンネル仕様です。 今回は大きなノイズの後
画像にノイズが混入し、その後音声出力が無くなったと云う症状でした。届いた物の出力ト
ランスが断線しており同様のトランスに置き換え、若干周波数がズレていたので全チャンネ
ルの微調整を行いました。    RF-VIF-SIF に使われている真空管が全般に傷み始めているので
次ぎの機会にはそれらも何本か交換することになりそうです。   この種のテレビの修理に付
きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

この時期のブラウン管は未だメタルバックが施されておらず後年の物に比べるとコントラスト
も輝度も低いのですがそれは致し方ありません。   後にはヨーロッパ・オリジンの真空管が幅
を利かせる松下さんのテレビですが未だこの時期は米国オリジンの物を使う用意もされており、
ブラウン管もジャンパー切替で 300mAと 600mAの物が使える様になっています。

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無事退院

2009-01-17 12:09:50 | Weblog

当初一泊二日と聞いていたが入院後の説明では三泊四日が標準とのことで話しが違うと二泊三
日にして貰い先ほど我家に戻って参りました。   来週は松下の昭和30年頃のテレビやマッキン
トッシュの FM チューナー、Philco の Predicta(17インチモデル)が来る事になっており頑張
りましょう。   しかしインターネット環境が有るなら何処に行っても困らないのですがマアた
まにはノンビリする様神様が時間を作ってくれたのかも知れません。

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