今日の4、5台目は Seeberg, MRA3-L6 Master Remote Amplifier と 日本 CEEBAR の HFA-7 High
Fidelity Power Amplifier で近々診させて頂こう。 この種の物の修理のご依頼はこちらの ホーム
ページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ にお願い致します。
4月29日 CEEBAR のメインアンプで煙が出ると云う問題の原因を探した。 結果電源回路に使われ
ているブロック型電解コンデンサ 22μF/500V の3つ目が絶縁劣化を起こしていた。
これだけを交換して動作はする様にはなったがこの際他の3つも交換した方が無難だし、チューブラ
ー型3個、それとペーパー・コンデンサも交換した方が無難なので早速取り掛かろう。
4月30日 朝一で部品屋さんに寄り電解コンデンサ等を購入し交換に取り掛かった。 ペーパー
(オイル)コンデンサは手元に在った物を使ったが入力コネクタもRCAフォノジャックに交換し
動作試験を行い終わりとした。
MRA3-L6 の方は回路図を頼りに外部から100Vと6.3Vを加え動作させてみたが何故か問題は出現しな
かった。 結局1時間以上連続運転を続けたが問題は診られ無かった。 客先で確認した 6J7 の 6 ,7
番ピンも念の為ショートさせてみたが若干ノイズが出るだけだった。
一応初段 6J7 周りの電圧を診ておいたが(フィールドコイル5.6KΩが無いので若干高くなっている)
記されていた値に近いものだった。
5月1日 何とも解せなかったので念の為フィールドコイルの抵抗値を加えて動作を診てみた。 幸か
不幸か問題が出たので改めて 6J7 周りの電圧を確認したが可笑しくない値だった。 次いで初段から
後段に向かって各部の信号をオシロで確認して行ったが、位相反転の 6SL7 のところで動作が可笑し
かった。 ここのソケットに問題が在った様でその後間欠的に1.5時間で10度程通電してみたが全く
問題は出現しなくなった。
上は念の為に 6J7 の 6 番ピンの接続を外し配線をやり直した際の画像。 どうも原因は別の処に在
った様だが初めての症状となった。