テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

SONY, FX-300 (Jackal 300)

2024-04-16 15:17:46 | テレビ

 今日お預かりしたのは久し振りの SONY, Jackal 300 (FX-300) で先月手掛けた松下のカラーテレビ
TK-900DN の結果に感激されたと伺ったご依頼主から新たに修理依頼を頂いた物でテレビもラジオも
動作しないとのお話だった。  この種の物の修理のご依頼は HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ か
らお願い致します。

先ずは動作を診させて頂いたがテレビ部分は砂嵐が出たので地デジチューナーとビデオコンバータ
を用意した。

垂直同期が外れていたが調整で同期は取れ、輝度やコントラストを調整した。

テレビ部分の映像出力は良好となったが音量は不足していた。

中身を取り出したが DC コネクタ部分が壊れ(割れ)ていた。

内部は可成りのホコリだったので先ず水洗いを行った。

次いで DC コネクタ部分を修理した。 (不完全だった)

TV/Radio の切り替えスイッチに接触不良が在る様だったので極力分解し手を加えた。

カセット部分のホコリも出来るだけ取り除いておいたが動作は殆どしなかった。

音量が若干少ないと感じたが組み込み実際に動作させてみた結果問題の無い音量だった。 ただ
使用に当たっては若干コツが必要だった。 サテ純正の AC コードはお持ちなのだろうか?

AC コード等はお持ちで無いそうなので DC プラグを改めてエポキシ接着剤で修復した。

4月18日 AC アダプタを用意し、RF 入力も同軸ケーブル (2.5C2V) を使うことにした。

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松下 TK-900DN カラーテレビ用真空管

2024-02-27 09:43:47 | テレビ

昨日は眼鏡2種が出来上がるので早めに仕事場を後にしたが今朝ゆうパケットが届けられたことを
知った。  こちらえのご連絡は HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い致します。

未開封の物だったので当然出品者は動作確認はしていない物だがやり取りから非常に信頼出来る
方の様に感じられた。 早速チューブ・チェッカーで動作を確認したが非常に良好だった。

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松下、 TK-900 DN (昭和42年12月発売)

2024-02-23 13:27:34 | テレビ

時々カーラジオの修理のご依頼を頂く川崎の N さんのお宅+仕事場をお尋ねしたのは修理のご依頼
を頂いたカラーテレビが可成り大きくこちらの仕事場に運び込むのが困難そうなので先ずは調整で
何処まで改善出来るかを確かめるのが目的だった。 この種のテレビの修理のご依頼はこちらのホー
ムページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い致します。

種直振幅が不足しており、直線性にも問題は診られたが、色ずれは先にお送り頂いた画面を撮影した
結果よりまともそうだった。 当初ヒューズが飛んで仕舞ったがエアガンで埃を払った結果電源が入
ったとのお話だった。 しかし1967年製の物が57年程を経て一応動作すると云うのが驚きだった!

裏面の垂直振幅、垂直直線性の調整だけでは殆ど変わらず発振の 9GH8A と垂直出力の 15CW5
を先ず交換してみよう。

3月9日 先日手に入れた真空管 9GH8A を 15CW5 先ず交換してみた。

残念ながら変化は無く、暫く通電したところ益々垂直振幅が減少した。

こうなることは想像していたので予め交換を要するで在ろうコンデンサを用意しておいた。

メタライズド・フィルム・コンデンサ 8個と電解コンデンサ 3個を交換し結果を診てみた。

幸い垂直振幅は十分大きくなり裏面の垂直振幅と垂直直線性を調整した。

F1 のレースシーンで色味に乏しいが可成り満足出来る結果が得られた。

 

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Victor, Video Sphere(ビデオ スフィア)

2024-01-30 10:33:56 | テレビ

多分このテレビを修理した2022年9月頃にもこのブログに修理、改造の様子をアップしたと想うが
先日問い合わせを頂いたので再度アップした。 上の画像でご覧頂ける様本来は底部に在る箱状の
部分が欠落している為(吊るした場合不要だが)木製の椀の上に載せた。 この種のテレビの修理
改造のご依頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新)  にお願い致します。

全体に汚れが有り、また一部に隙間も在る。

音声・映像信号は直接入力出来る様改造を加えたので地デジチューナー、DVDに簡単に接続可能。

 

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電気屋さんのテレビ修理用部品ケース

2023-12-08 16:01:23 | テレビ

  今日つくば市の A さんからお送り頂いたのはその昔、町の電気屋さんがテレビの修理の時に携行
した部品ケースで今日の物には東芝さんの名称が記されていた。   今となっては貴重な資料も含ま
れており大事に使わせて頂こう。 こちらえのご連絡はHP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新)
にお願い致します。

全テレビメーカー配線図集は 1969, 1970, 1971年の物で助かる。

真空管やトランジスタ等の半導体は近々時間の有る時に見させて頂こう。

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Panasonic, TR-1010 + TR-1020

2023-12-05 15:05:03 | テレビ

今日お預かりしたのは久し振りの Panasonic,TR-1010 と TR-1020 で TR-1010 はラスターは
出るがファミコンの出力が見えないとのお話だった。 このところ視力の低下が甚だしく細かい
作業は困難となったがこの種の物の修理のご依頼は HP http://vrc-tezuka/sakura.ne.jp/ (新)
にお願い致します。

TR-1020 は全く動作しないとのお話だった。

ファミコンを添えて頂いたので早速動作を診てみよう。

ファミコンを使ったことが無く最初梃子摺ったが何とか RF 出力を得られた。

 TR-1010 の方はフロント・エンド~映像検波までの間に問題が在りそうだったが一応回路図は在る
もののパターン図が殆ど読めない画質だったので諦めた。 片や TR-1020 の方は電源スイッチまで
は繋がっていたが、それ以降の電源(安定化)回路?が機能していない様だったが回路を細かく追う
必要が有る。

12月6日 遂に76回目の誕生日を迎えた、集荷に見えた佐川急便の K さんにそのことを伝えたと
ころ自分と同じ(60才代)位と想っていたとのお話だった。 閑話休題 TR-1020 に朝から取り
掛かった。 上の画像で止めネジが1本欠けている。

分解の手順を記したものが有ると良いのだが。

何とか中身を表に出した。

先ず怪しかった電源スイッチを診て見たが問題は無さそうだった。

次いで安定化電源回路に取り掛かったが基板上に X が記されていた。

フレキシブル基板が折れていたが回路に問題は無かった。

  交換された電解コンデンサのリード線が切られずにそのままとなっていた。 安定化の為のトラ
ンジスタ Q73 のエミッタ回路(青く印を付けた)の先が表に出ていたがその上にコネクタが二つ
在る為パターンがどう走っているのかが分からずここまでとした。

何とか組み込みホットしたところで床に燐青銅?製の金具が落ちていることに気付き再度分解した
分かって仕舞えば CRT 裏面のアクアダックをグランドに落とす金具だった。 イヤハヤ疲れた!

 

 

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Braun, FS 80 + HUMAX, IRCI-5400Z

2023-11-28 14:16:02 | テレビ

今日お預かりしたのは初めてとなる Braun, FS 80 で想像していた大きさより可成り大きく部屋に
運び込むのにも難航した。 この種のテレビの修理、動作確認等のご依頼はこちらの ホームページ
http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い致します。

スタンドも添えられていたが本体側面等に持ちて等は無く滑って仕舞い載せてはいない。

本体の略中央に在る音量ツマミが折れていた。 輸送中にぶつかった様だった。

添えられていたセット。TVチューナーだけで無く各種デバイスも再生出来る物の様だが詳細は不明。

念の為内部を診てみたが VIF 用の真空管 EF 183 のゲッターが無くなっていた。  真空度低下か?

通電したところ一応ヒーターは点灯したので真空度は左程落ちて無いのかも知れない。

確かストックが在ったハズと探した結果1本見付かった。 明日は PAL 用の UHF ビデオ・コン
バーターを使って映像/音声信号を加えてみよう。

11月29日 PAL 仕様で UHF (25~37Ch)  出力のビデオ・コンバーターを用意し動作を確かめて
みた。 ラスターは出てホワイトノイズは表示されたが残念ながら受信には至らなかった。

チューナーの設定方法が良く分からない。 右端の外側のツマミが青になっているがこれはVHF Low
2~4Ch.、赤は VHF Hi 5~12Ch.。  また黒は UHF 21~69Ch.を設定出来るのだろうが UHF が上
の画像の様に 69 ~ 62?Ch.までしか動かない。 チューナー部分を外すのは可成りの大事となる。

11月29日 チューナーに疑問点が幾つか有り細かく診る必要が有るので思い切って外した。

ケーブルの多くにはコネクタが使われていたが一部のリード (4本) は半田付けだった。

外すまでダイアル・ポインターは一つしか見えて無かったが実際は二つで左の物は反転していたの
で外からは見えず、更にこのユニットをシャーシーに固定する円形の部品にぶつかっていた。

左のポインターを本来の下向きに修正した結果 UHF の下端 (21Ch) まで移動する様になった。 
この部分が勝手に反転はしないので発送前からこの問題が在ったと断言出来そう。

しかし押しボタンの外側で VHF Low/Hi,  UHF のバンド切り換えを行っているがどうもその構造
が良く分からない。 兎に角 UHF の下の方まで使える様になったので可成り期待出来そう。

11月30日 少し構造が分かったがバンド切り替えを行うには一度外側のチューブを外し回転させ
る必要が有った。

ダイアル糸の近くに半田付けを要するリード線が 2本在り一応紙テープで保護した。

折れている音量ツマミを修復する為ボリュームの載ったユニットを外した。

折れていたプラスチック・シャフトを先ず接着剤で固定し、次いで半田鏝で表面を溶着した。

折れていた音量ボリューム(左端)のシャフトを直した結果。

当初ダイアル・ポインターは右の一つしか見えて無かったが修理後左の物も見える様になった。

今回実験に使った PAL 仕様の UHF ビデオコンバーター・ユニット。 近々ケースに組み込もう。

細部の調整は未だだが一応見られる程度の画像と音声出力が得られた。

12月2日 昨日買って来た部品を使って PAL 仕様のビデオ・コンバーターを組み立てた。

地デジチューナーを接続し、整合器を使って UHF の 300Ω バランス入力に繋いだ。

NHK 総合を受信してみた。 撮影した画像では見られないが若干揺らぎが有る。

部屋の照明を消した。(窓の外からの外来光は有る)

少し連続して動作させた結果垂直同期が外れたので再調整を加えた。(垂直振幅も増やした)

更に連続運転を続けた結果、再度垂直同期が外れたので再度調整を加えた。

12月3日 昨日の状態で今朝通電してみたが想像通り垂直同期が取れなかった。 昔の物の様に垂
直、水平同期用のツマミが設けられていればそこを調整すれば済むが、その都度裏蓋を開け調整し
直すのは現実的で無く残念ながら修理は出来なかったとした。(真空管等も入手困難)

再度垂直同期を取ったがこれも時間経過で外れるだろう。

撮影した画像では見れないが揺らぎが可成り有る。

12月4日 同期分離と水平発振には共に ECH84 が使われており駄目元でこの2本を入れ替えてみた。 
上の画像は 10:35 頃に撮影したもので、下は 1時間後の 11:35 頃に撮影したが一応同期は外れてい
ない(揺らぎの量は増えたが 60Hz地域ではどうなるか?)。

更に1時間後の 12:35 (0:35) の結果。 垂直同期が外れることは殆ど無さそうだった。

12月5日 最後に垂直同期用の VR に赤い印しを付けておいた(緑は垂直振幅)。

ビデオ・コンバーターからの UHF 入力端子に黄色の印を添え終わりとした。 この後梱包に取り
掛かったが 1時間では終わらずドット疲れた! 裏蓋の固定ネジは本来 7本だが 2本欠けていた。

12月20日 ご依頼主から地デジが見られ感激したとのご報告を頂いた。 良かった!

 

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東芝 18RF1

2023-10-30 13:51:47 | テレビ

今日お預かりしたのは久し振りの東芝 18RF1 でこれまでにも数回手掛けたが上手く直ったこと
も有ったが直らなかったことも有り最初お断りしたがご親族から譲り受けた物とのことで駄目元
で取り組ませて頂くことになった。 この機種は積極的には取り組んでおりませんが 1970年頃
までの物の修理のご依頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお
願い致します。

しかしダンボール箱を止めてあった金具が中々外せず時間を要した。 箱の解体にこれ程時間を
要したのは初めての経験となった。 これだけでやる気を無くした。

11月1日 修理に取り掛かった。 Main Power が押しボタンでもリモコンでも入らなかった。

先ずは基板を取り出した。

電源回路のパターンに数か所半田クラックが診られたので再半田を可成りの部分に行った。

LSI や IC を多用している物を回路図も何も無く闇雲に取り掛かるのは非常に効率が悪い。

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SONY, FD-40A

2023-10-21 10:19:45 | テレビ

今日の1台目は FD-30 と伺っていたが届いた物は北米向け FD-40A で、お話では電源スイッチ
と外部入力に問題が在るとのことだった。 この種の物の修理のご依頼はこちらの ホームページ
http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い致します。

分解に取り掛かったがケースの固定に使われているビスの頭が可成り変形している物が在った。

上は電源スイッチ部分のパターン、下は外部入力部分のパターンだが特に問題は診られ無い。

念の為電源スイッチ側には接点復活剤を少し吹き掛け、半田付けをやり直した。

外部入力部分も半田付けをやり直した。

実際に映像信号を加えてみた。(本来の入力信号は音声信号も加わっているものと想われる)

 

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Brionvega, monitor 15"(再)

2023-08-20 11:59:03 | テレビ

今日お預かりしたのは10年以上前にこちらで手掛けた Brionvega, monitor 15" で以前使っていた
8 Chで動作しなくなって仕舞ったとのお話だった。 この種のテレビの修理、改造のご依頼はこち
らの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い致します。

今回お話を頂いた際に全く失念していたが確かにこちらが用意した昇圧電源+PAL仕様の RF モヂュ
レータも有りこちらで手掛けたことに間違いは無いのだが困ったことに何も覚えていない。

裏面パネルを固定している4本のビスの1本のネジ山がつぶれていたので外すのに手間取った。

チャンネル切り替えが機能していない様なので、この部分を苦心して表に出した。 

各端子には直列に 2.2MΩが入っていたが指で触ると微小電流が流れるタッチセンサーと想われた

ホコリが酷かったので水洗いをして乾燥させているが果たして変化は有るか?

チャンネル・セレクタ基板の下はネジ止めされていたが上のネジは無かったので加えた。

8月27日 一度諦めたが何とも悔しく M さんに相談した。 結果 A/V 信号を直接加えるには使われ
ている IC (TBA440 Video IF Amp./Demodulator,  TBA950 同期分離) の入力条件が分からず寧ろ
チャンネル・セレクタの修理の方が無難そうとの結論を得た。

チャンネル・セレクタ用の IC は SAS580 と SAS590 で電圧を当たった結果は内部で短絡してい
る様だった。 探した結果片方は中国、もう片方はイタリアから出品されていたが1箇所で済むと
助かるのだが。

8月29日 チャンネル・セレクタ用 IC, SAS580 と SAS590の入手先を探したが米国のオークショ
ンサイトでは各々が出品されていたが各々に聞いてみたが両方を持っている出品者は居なかった。
次いで半導体を扱っているアイルランドとギリシャの業者に問い合わせてみたがアイルランドの業
者は在庫切れとのこと(ならばHPに掲載しないで欲しい)。またギリシャの業者は自社の HPに有
る物しか販売しない(両 IC が網羅されていたので問い合わせたのだが)、また ZIP コードが知ら
されなければ送料は見積もれないとのことだった。  ギリシャから日本の何処でも郵送料は同一と
想われるが。

今回の IC の説明書に気になる記述が有った SAS580 is absolutely necessary for testing
SAS590 ; otherwise no function  SAS580 can be tested individually  どうも SAS590 の
テスト時 SAS580 が先ずインストールされて無ければならない様だった。

8月30日   SAS580 は単体でも動作させることが出来る様なので先ずは SAS590 を外した。
しかし 18pin なので壊さずに外すには時間が掛かり専用工具が欲しくなる。

明日通電し SAS580 の動作を診てみよう。 

9月1日 SAS590 を外し SAS580 の電極の電圧が変わるか診てみた。

残念ながら殆ど変わらず SAS580 に問題が在りそうだった。 ただ音声出力が最初出てい
たのが無くなったのが気になった。

9月9日 購入をお願いしてあった IC が届いた。

9月11日 先ず IC ソケットを組み込み2個の IC をマウントした。

残念ながらチャンネル・セレクターに変化は無かった。(各 IC の電極の電圧は未確認)

9月13日 M さんがチャンネル・セレクタ IC の各ピンの電圧を測定して呉れたが IC は動作
していない様だったので IC は使わず、チャンネルを固定してみることにした。

8チャンネルを使うことにした(一応ランプも点灯している)。

実際に受信し映像は可成り良好に表示されたが若干水平方向に輝度のムラが診られた。

短時間連続運転してみたが時間経過と共に周波数がズレた。 また音声出力が出ることも
有ったが途中で音量が減少し無音となったこともあった。(音声は可成り不安定だった)

9月15日 先日 M さんが回路を当たって呉れた際ツェナーダイオードが可成り発熱して
いた(60℃程度)とのことで発熱に伴いツェナー電圧が変動し周波数変動に繋がるのか
と想像し電源との間に直列に入っている抵抗を大きくしてみることにした。

元々のドロッパー (R152) は 2.7 KΩ だったが 2.5KΩ を加えた。

実測した値は上の通りで電源 73.8V、 ツェナーの電圧は 30.56Vだった。TAA550 のデータ
に依ると電流は 15mA流せる様なので現在 8.31mA なので未だ余裕は有る。

中央や下に黒いバーが出たりするのはデジカメのシャッター・スピードに依るもの。

内容に依って右側の輝線が気になることも有り、また周波数変動も少なからず診られた。

9月19日 ツェナーに最適な電流を流す為には負荷側の抵抗値が必要とのことで実測してみた
が 13.73KΩ だった。(想像だが電子同調用の可変抵抗が8個パラでこの値となったのか?)

9月20日 負荷の抵抗値を M さんに連絡した結果今回入力側に加えた 2.5KΩでツェナーに流
れる電流に問題は無さそうとの計算結果をお知らせ頂いたのでこの条件下で一般的なUHF用
テレビの安定度を診てみることにした。

SONY, FD-45A と Zenith (SONY としては珍しい OEM) BT044S 共に米国仕様を用意した。

USA の 37チャンネル付近で受像出来た。

下は通電後5分程経過した結果で可成りビデオコンバーターに周波数変動が有りそうだった。

残念ながら Zenith の方は一応(輝度、コントラストが共に低かったが)短時間動作したが
直ぐに動作しなくなって仕舞った。

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三菱 6P-125

2023-05-12 13:15:02 | テレビ

今日の1台目は久し振りの三菱 6P-125 で動作は不明とのお話だった。 この種のテレビの修理の
ご依頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い致します。

先ずはベンチで AC100V を通電してみた。 一応若干のノイズは出たが全く機能しなかった。

取っ手が異常に変形しているのが気になった(後部に可成りの力が加わった様で嫌な予感がする)

AC 100V では略機能しなかったので DC 12V を加えてみたが内部で怪しい音が発生していた。

見難いがブラウン管内部で紫、或いはオレンジの発光が診られた(ヒーター/フィラメントでは無く)

時々上の様な激しいスパーク(放電)が診られた。 ブラウン管の真空度が可成り低下している。
6P-125, 6P-126 も可成りの数を手掛けたがブラウン管の真空度低下は初めてとなった。 重篤!

5月19日 ブラウン管にクラックが入っていると想われたが実際の状態を診て見た、

想像通りブラウン管のネックの最後部にクラックが入っていた。

見難かったのでホコリを払ってみたがクラックは2箇所入っていた。 (可成りの力が加わった様)

5月20日 ゴーサインを頂いたので分解に取り掛かった。

キャビネットの後部が変形していたので修正した。 次いで取って部分に取り掛かった。

奥が正常な物、しかし激しく変形している。 何とか元々の形に近づけた。

クラックは2か所だけでは無かった。

今回のモデルのキャビネットはジュラルミンの薄板で構成されており後部の変形が他にも影響して
おり組み立てるのに梃子摺った。 上手く動作してくれ連続運転に取り掛かった。

若干センターがズレているが実用上は問題無いと判断した。

ビデオ・コンバーターの出力をロッドアンテナに軽く結合させた。

こちらで製作しているビデオ・コンバーター (2CH Out)

 

 

 

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Philco, Predicta Debutante, J3406

2023-05-03 10:44:12 | テレビ

今日の1台目は茨城の I さんからお預かりした Philco, Predicta Debutante. J3406 で動作は未確認
とのお話だった。  この種のテレビの修理のご依頼は HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) に
お願い致します。

余談だが依然お求め頂いた姉妹機種は非常に良好に機能しているとのお話だった。

早速通電してみたが水平偏向が機能しておらず、高圧も発生していなかった。

水平出力のプレートキャップが無くなっており可成り手が加えられている様だった。

CRT のヒーターは一応点灯していた。

今日は多くの物が届くので近々取り組ませて頂こう。

5月5日 昨夜回路図を持ち帰り作戦を練った。 シャーシを出そうとしたが1本配線が切れていた。

水平出力のプレートの配線も切れていた。

幸い姉妹機種のサービスマニュアルで切れていた配線は L37(複合素子 N6 の 5番ピンと分かった)

この回路はコントラスト用可変抵抗 R1 (1.5MΩ) に繋がっている。

上下の画像はコントラスト/音量 VR 

表に出した VR の配線はこの種の物の修理に慣れて無い方が手を下したものの様だった。

水平出力のプレート回路を半田付けした(出来ればプレート・キャップを使いたいところ)。

切れていたコントラスト回路を繋いだが他の配線が気になった。

接続に問題が出そうな部分の接続をやり直した(下の画像)。

VR を固定している金属板を止めているナットが板を整形して作った物で締め付けるのに苦労した。
この板が奥まった所に在ることに加え、通常のナットなら締め付けにボックス・ドライバーが使え
何の苦労も無いのだがこの構造のナットでは使えず時間を要した。

先ず電源電圧 100Vを印加した。 幸いラスターが出始めた。

電源電圧を117Vにし、水平振幅を最大にして連続運転を開始した。 下は15分後のラスター。

垂直振幅が減少し、また直線性も劣化した。(想定内)

ホコリで文字が読め無いので先ずは基板のクリーニングを行い、垂直偏向に関係したコンデンサ
の交換に取り掛かった。 上が交換前、下が交換後。

垂直振幅、直線性は良好となった、明日は実際に信号を加え画質/音質等を見てみよう。

5月6日 朝一で RF 信号を加えてみた。 一瞬受信し出したと感じたが直ぐに受信出来なくなった。

チューナーの電源ラインと想われる(オレンジの)リードが切れていた。 コントラスト回路もそう
だったが自然に切れた訳では無く故意に切ったとしか思えないのだが何をしようとしたのか?

ついでに切れていたパイロット・ランプを交換した。

一応画像と音声は出たが音声に歪が有りコドラチュア検波を調整した。 ただコントラスト調整が出
来ず、同期も水平/垂直共殆ど取れなかった。 昨日の感じでは良好に機能しそうな気配だったが。

イヤハヤ道のりは未だ可成り遠そうだった!

5月6日 コントラスト調整が出来無いので念の為再度ボリューム部分を取り出してみたが異常無し。

同期分離にはコンデンサは殆ど無関係だが念の為に殆どのペーパー・コンデンサを交換した。

一応デジカメで撮影すれば同期が掛かっている様に見えるが実際は上下、左右に常に動いている。

念の為同期分離を担っている真空管 6AW8A も交換してみたが変化無し。

何とも解せずこの種の物の動作に長けた M さんに診て頂ける様メールを送った。 来週火曜日に
起こし頂けることになったが国産の物と大きく回路は異なり自分には何とも動きが理解出来無い。

5月9日 Mさんに診て頂き上の水平偏向の位相比較用ダイオードの両ダイオードが短絡状態だった
ので整流用のシリコンダイオードに交換し、水平同期は完全なものになった。 ところがパターン
ゼネレータからの信号では水平/垂直同期共良好となったが地デジ・チューナーからの信号では垂直
同期は不完全だった。

5月10日 垂直偏向の時定数を少し変えてみた。 一応垂直同期が取れたことも有ったが不安定
だった。 コントラスト調整が出来ない(感度調整が出来ない)ことに関係している気がする。

しかし米国の一部のテレビの回路は日本製の物とは大きく異なり動きが読めないことが多い!
今回の機種のコントラスト調整回路も正にそれで何とも動作が理解出来無い。

5月11日 コントラスト調整が出来ないのが何とも気になり再度コントラスト調整用VRの回路を
確認してみた。 結果 VR の 2, 3 端子が逆に接続されていた。 念の為周りの抵抗値を調べた。

昨日は垂直同期が取れなかったので R55 (33KΩ) にパラに 33KΩを加えたが今日は (C41) 0.15μF を
0.1μF に換えてみた。

コントラストは調整出来る様になり、また増加したが 水平/垂直の同期が不安定だった?

5月12日 今日も午後 M さんが来て頂けることになったが、先日水平同期は良好になったのだが短
時間でまた水平/垂直共同期が不完全で且つ不安定だったので調べ始めた。 同期が不完全となった
時に内部でジーと云った高圧が放電している様な音が出ていた。 そこを調べて見付かったのが上の
ソリッド抵抗の断裂でここから白い放電が見えた。

上の 390Ω/1W を外そうとしたが崩れて仕舞った。

交換後不安定要素は略払拭されたが垂直同期(下部)に折り返しが診られた。

5月14日 M さんが何とも同期分離の動作が解せないので同一の回路をバラックで作り色々実験した
結果、同期分離のところに使われている複合回路の容量に問題が有るのでは無いかとの見解だった。

この部分は先日抵抗分は問題が無いことを確認したが容量分に付いては未確認。

5月15日 複合回路を一度外し、同じ抵抗/容量を外付けすべく取り掛かった。上の1MΩは先日 M
さんが加えた 6AW8A のグリッドとグランドに加えた物。

時間が掛かったが何とか複合回路を外した。

基板面に抵抗、コンデンサを(今日は昼に MRI 検査が有り)慌てて組み込んだが今改めて見直すと
一部の部品の取付け位置が間違っている様に見える。午後 M さんが来て呉れるので明朝確認しよう。

5月16日 朝一で誤配線を直した。(390pF(水色)の片端が間違った所に接続されていた)

今日は M さんにお手伝い頂き可成りの好結果を得られたが時間切れで画像をアップ出来なかった。

M さんが同期分離回路を改造して呉れた結果、垂直同期が良好となったがそれだけで無く画像の右
に尾を引く問題も解決した。

 

5月17日 水平出力管のピンの部分の半田付けをやり直した。

シャーシーをキャビネットに納め、通電したところ水平振幅が小さくなっていた(解せない)。

暫く通電し水平振幅の調整をしていたが水平振幅が元の振幅に戻った。

若干左に寄っている様だったのでセンタリング調整を行った。

切れていた左上の時間表示の一桁目も出る様になった。 暫く連続運転を続けてみよう。

5月18日 昨日試験中に水平振幅が短時間小さくなったことが有り気になったので今日は早目に仕
事場に来て連続試験を開始した。 通電直後は垂直同期が不完全だった。

暫く通電していると可成り安定した。

結局4時間連続運転を続けたが実用上は問題無さそうだった。

5月30日 先日十分実用レベルとなったので茨城のご依頼主にお送りした。 その2日後だったか
表示が可笑しいと上の画像と同様の画像をお送り頂き、今日 M さんに診て頂いたが二人共これま
でに経験の無い表示に頭を抱えて仕舞った。 一体左側での折り返しの様な症状は何なのか?
今回のモデルも姉妹機種を含めると可成りの数を手掛けたし、国産のテレビを加えれば数百台と
なるが何とも不可思議な症状だった。 茨城まで陸送されて一体何が起こったのか??

6月3日 クラブメンバーの一人で日本のテレビを永年技術面で支えていらした上田市の F さんに考
えられる原因を伺ってみた。 お話では偏向ヨークの巻き線のレアショート等が考えられるとのお
話で偏向ヨークの型番を調べてみた。 記されていた番号は 76-10508-24 でこれで探してみよう。

海外のオークションで探した結果76-10508-14と云う部品番号の物が出品されていたので早速ご依
頼主にお伝えし注文した。  ただ中古品なので上手く動くかは交換してみなければハッキリしない。

6月21日 米国に発注していた偏向ヨークが届いた。

交換前の状態を撮影しておいた。

この機種始め姉妹機種のブラウン管周りのケースを外すのは何度やっても慣れないが、特に組み立
てる際に難航する。 (周りを囲んでいるバンドの取り付けは何度やっても慣れない)

交換した結果は残念ながら変化は無く(多分)別の問題が在るのだろう。

7月4日 M さんの体調が可成り良くなったので二人で取り組んでみた。 上は現状、下は水平コイル
のセンタータップを外したところ。(水平振幅が減少し、また直線性も大きく変わった。 更に垂直
成分は殆ど診られ無くなった)

水平コイルのセンターと FBT の水平出力のセンター間に入っている R71 (1KΩ) に更に 1kΩ、2KΩ
を加えてみた画像が下。 結果可成り改善され、抵抗は可成り発熱していた。

 

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ビデオ・コンバーター

2023-04-22 16:10:02 | テレビ

近々古い国産テレビの修理をする可能性が高いので日本仕様のビデオ・コンバーターを作った。この
種の物のご依頼はこちらのホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い致します。

4月23日 久し振りに取り組んだが以前の事を忘れており単純なことで可成り遠回りをして仕舞った。

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日本ビクター 9T-11

2023-04-10 16:19:40 | テレビ

先日動作チェックを行った際同期が可成り不安定だったので改善に取り掛かった。  上は A/V入力
に改造後の結果でマア実用レベルと云えそう。  この種のテレビの修理、改造のご依頼はこちらの
ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

1972 年の日本ビクターの回路図集に網羅されていた回路図とパターン図を使ったが、モデル番号は
異なるが同一デザインの 3420 等の発売年は1979年となっていたが 7 年も差が有るのが解せない。

可成りホコリで文字が読めないので少し水洗いをした。 下は水洗後。

同期分離の入力 (C302) と出力 (C304) の電解コンデンサを先ず交換してみることにした。

同期は改善されたのだが RF 入力では S/N が可成り悪かった。 (上下共)

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Philco, Briefcase 19

2023-03-31 11:23:44 | テレビ

海外から東大大学院に留学して2年目と伺った C さんからお預かりしたのは Philco, Briefcase 19
で海外のオークションで英国から購入したとのお話だった。 この種のテレビの修理、改造のご依
頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

最初電源電圧 100V で動作を診てみたが垂直振幅が不足していたのでその後 115V に変えた。

垂直同期が不完全だった。 また音声もコドラチュア検波が離調している様だった。

偶に垂直同期が取れている様な画像も撮影出来たが偶々撮れただけ。

サテこの機種のサービス・マニュアルは手に入るか?(型番が L3219 と読める記事が有った)

1時間程通電後の画像で垂直振幅が上に伸びた(垂直直線性が若干低下した)。

中に貼られていたラベルでは CRT は 17DRP4 と記されていたが実際の CRT は 19ABP4。(ラベル
は別の物のものと想われる)。IF 段も 4BZ6-4CB6-6HJ8 と一部異なっており、垂直偏向が 13DE7
に代わっていたがこれらは後から交換された物か? (モデル名 Briefcase 19 は 19"のハズ)

シャーシー No と想えるスタンプは 11J27? の様だった。 手持の Rider's 25 では 9H25、同26で
は10H25 しか近そうな物は無かった。 (11J27 は残念ながら手許には無い)。

何れにせよ部品の交換には内部を表に出す必要が有り分解に取り掛かった。

トランスレスの回路でシャーシは金属製なので内側のシャーシは外部とは絶縁されており構造が複雑。

先ずは垂直偏向回路のコンデンサを交換してみよう。 抵抗値が見えず偏向回路のホコリを落とした。

垂直偏向回路内で絶縁の劣化が想像出来るペーパーコンデンサを交換した。

組み込みに取り掛かろうとして配線が1本外れているのに気付いた。 多分コントラスト調整用
VR から外れた物と想像し巻き付けたが正解だった様で一安心。 

しかし組み込みは想像以上に難航し、結局一度再度分解し2度目で好結果を得た。

垂直同期は略問題無く安定して取れる様になった。 音声の歪の問題も上手く直せた。

垂直振幅と直線性を調整した。 百点満点では無いが実用レベルとなった。

今回使った米国仕様のビデオ・コンバーターと昇圧トランス(もう少し容量の大きい物が望ましい)
さて使われる地域の電源電圧、周波数を確認しておく必要が有る。

4月2日 水平出力管辺りに接触不良が在る様だったので調べてみた。 どうも Sg (Pin4) の接触
に問題が在りそうだったのでソケット内部の金属部分を狭くした。 その後問題は出なかった。

4月3日 今日引き取りにいらしたが、電源電圧 100V でも問題無く使えそうだった。

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