テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Drake SSR-1 

2007-06-29 00:34:36 | Weblog

今日届いたのはDrake(ブランド)のSSR-1、受信機でお話しではアレコレやっても受信周波数が変わ
らないので修理して欲しいと云うご依頼でした。  少し前に同じくワードレーループを使ったヤエスの
FRG-7を修理したので少しワードレーループにはなれていましたが本格的にやろうとすればスペアナ
が必須となるので最初お断りしようかとも考えたのですがお困りのご様子だったのでお受けしました。
 届いた物を早速診せて貰いましたが、困った?ことに何処にも異常は見当りません。 全てのバンド
の動作を確認出来たのでその旨お伝えしましたが、ワードレーループの場合、30MHzの受信帯域に
対して4バンドの切換えはあるものの、プリセレクター、MHz単位の切換え等はリニアで、スイッチ切換
えの様な具体的切換えでは無いので少しコツを要しますが、多分この辺りになれていらっしゃらないの
では無いかと想像しました。  スイッチと云う接点の接触不良が懸念される部品を使わずに済む利点
は有るものの何とも使い勝手が悪いと評される方が多いのも頷ける方式です。   この種の受信機の
修理に関しましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

SSR-1は多くの方がご存知の様、Drakeと謳われてはおりますが国産です。

この機種の受信方式は各周波数を1MHz幅で44.5~45.5MHzにアップコンバージョンし、次ぎに
42.5MHzと混合し、得られた2~3MHzの可変IFとVFOを混合し455KHzを得ている巧妙な回路で
す。 また局発の元は10MHzの水晶で、これから3~33MHzのハーモニックスを得て45.5~75.5
MHzのアップコンバージョン用局発を作っております。 

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●音元出版 analog Vol.16、 6月15日発売

2007-06-27 23:15:55 | Weblog

6月28日 今日掲載誌が届きましたので画像を添えご報告致します(編集部に画像
の使用確認済み)。

 

先日取材を受けた小生の記事が先頃発行された音元出版の季刊 analogのVol 16に掲載
されていることを今日知りました。 編集部に確認したところ掲載紙は明日こちらに到着との
ことで明日には画像(内容は読めないと想いますが)をアップする予定です。 書店で見掛
けられましたら 現役の骨董品「20世紀ラヂオ」第6回 を是非ご覧下さい、因みに価格は
¥1,500.です。

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●SONY Watchman FD-10 と FD-20

2007-06-25 23:41:18 | Weblog

6月27日 今日もFD-10、2台のレストアに掛かりました。 1台目を開けてビックリ、外観からは問題
が有りそうに見えなかったのですが内部の腐蝕は可也の状態でレストアは諦め、部品取りとするこ
とに致しました。 次ぎの物は映像、音声共最初の内は問題なく動作していたのですが、気が付くと
音声出力が無くなっておりました。 調べたところ音声用のIC、NJM386Mが壊れており早速先程の
物から外し付替えました。 それでも音声は出ず、次ぎにVIFから音声増幅までを担当しているIC、CX20183(24ピンの表面実装型なので可也取り外し、半田付けには神経を使います)を交換しました
がそれでも変化無し。 後で分かりましたがこのICの電源入力は二つ有りその片方のデカップリング
用ケミコンが短絡しておりました。 分かって仕舞えばナーンダであります。

ブラウン管の右は音声用IC、NJM386M。 左はケミコン 220μ/6.3V

6月26日 怪しいと睨んだケミコンの常温での特性は全く問題がありませんでした。 しかし理論的
にはこれが最も可能性が有ると考え、交換し様子を見てみました。 オープンな状態での電圧変化
は4.80Vに設定後0.01V/Min程度で上昇し10分程で4.90Vになったところで再度4.80Vに再設定しま
したがその後上昇は殆ど見られずヤハリ怪しいと睨んだケミコンの温度特性に問題が有った様です。
 その後、組上げ今度は空気の対流が殆ど有りませんので若干の不安が有りましたが幸い1時間の
連続運転では全く問題は見られませんでした。 この種のテレビの修理、販売に関しましてはこちら
ホームページからお問い合わせ下さい。

昨日、今日とWatchman FD-10、2台とFD-20、1台を手掛けております。 FD-10、2台は比較的簡単に
故障個所が見付かりましたが、FD-20はどうも電源部の温度特性に問題が在る様で一筋縄では済まず
今日も好結果は得られませんでした。 定電圧出力の2SB772の発熱が気になっておりますが(80°程)
電源のトータルの電流は0.34A程で正常な値でした。 このトランジスタの発熱が直ぐ隣のツェナーに
影響しているのか? 他の素子に影響しているのか不明ですが、温度上昇に伴い定電圧電源の4.8Vは
序々に上がり5Vを超えますが、ポテンショメータで4.8Vに設定し直し、電源を切り温度が下がってから電
源を再投入すると3.6V程度しか出力されず、殆ど動作致しません。 少し頭を冷やし、別の角度から眺め
て見ましょう。

修理の終わったFD-10 若干垂直振幅が大きい気がする。

FD-20の中身を取り出したところ。 右端が定電圧電源も含むK基板。

K基板の定電圧電源部のクローズアップ。 ツェナーの温度特性を調べてないが隣のパワートラン
ジスタが80°近くになるとツェナー電圧も少し変わるのでは? 隣のケミコンも怪しい。

定格は4.8Vだが、一応3.9V程度でも辛うじて動作している。

4.8Vに再設定した画像、カメラ側の明るさが適当で無く画像がサチッテいるが実際は正常に映って
いる。 正常な物の温度上昇を比較すれば良いのだがチト面倒なのであります。

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●Bフレッツは開通はしたが........

2007-06-23 22:36:43 | Weblog

昨日の午後Bフレッツの工事が始まり夕方には一応開通した。 タダ当初から心配していた通りの展
開となって仕舞い、今日もその後始末で振回され殆ど仕事は手に付かず終わってしまった。
 心配していたのはBフレッツの販売代理店とNTT東日本、新規プロバイダーB社、加えて9年半使っ
てきたODNの切り分け(責任範囲)で、特に販売代理店とNTT東日本からはキチントした確認の為の
書物は何も無く全て口頭でのやり取りに終始していた事に有る。 案の定販売代理店とこちらの間で
確認していたことと、工事の担当者が指示されていた内要には幾つか違いが有り、それらをこちらの
申し込み通りに変えて貰うのに数時間を要した。 もっと困ったのはNTT東日本から届いた光電話の
説明書にもハッキリ記されているナンバーディスプレイ対応アダプタが実際には既に販売及びレンタル
が終了している物と云うことが今日になって知らされたことで、販売代理店もそれを知らされてなかっ
たとのことであった。 ナンバーディスプレイが機能しないのであれば薦めてくれたエースプランと云う
通話料3時間分を含むプランはこちらには何の意味も無く、基本プランと云う最もシンプルなものに変
えて貰おうとしたところがプラン変更には¥3,150.を支払えとのこと。 全く話しが違うので、こちらは
納得出来ないものは支払えないと突っぱねたところ何とかNTTから支払わなくとも良いと云う返事を
貰うのにまたまた数時間を要した。  しかしついこの間までこの種の契約にはキチントした説明が為
され、また書面で確認がされていたが何時からこの様に電話(口頭)での説明だけで契約される様に
なったのだろうか? それで問題が起きないならそれでも良いが(幸い今回の販売代理店S社は結果
としてキチント対応して呉れたから良かったが何時もその様な代理店ばかりとは限らないのではない
だろうか)今回の様な問題は決して少なくなさそうに想える。 しかし今回新たに契約することになった
プロバイダB社の昨日の担当者は何の役にも立たなかった。 VDSLは確かにNTTの製品でNTTに責
任が有るのだろうが、Bフレッツには必ず使うVDSLを使ってB社に接続をしようとする際のサポートもB
フレッツの担当なら少しは出来ないと困るのではないだろうか。 何か質問するとそれはNTTに聞いて
くれ、また次ぎはそれもNTTに聞いてくれではこちらは不信感が増すばかりである! ISDNを永年使
い続けて来た人間には確かに回線速度が上がり、また接続時間を気にせずに済むのは有り難いが
Bフレッツの販売攻勢が盛んなだけに問題も多いのではないだろうかと老婆心ながらついつい想って
しまった。

 

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●Carlton 4球電池管ポータブル

2007-06-19 22:53:28 | Weblog

昨夜ネットオークションに出品していたこのラジオが落札され、落札者の方から修理のご依頼を頂きまし
た。 【永年修理を加え直ぐに動作する状態で出品して来たが、修理に要した費用を回収する(出品する
物に上乗せする)のは大変なことなので先頃は修理は行わず低価格で出品することにした】。 昭和30
年頃の国産の電池管ポータブルラジオなので使われているペーパーモールドは既に絶縁不良を起こし
ており出力トランス及び中間周波トランスの断線、また電源スイッチやA電池の電極の腐蝕、ケミコンの
容量抜け、真空管のエミッション減衰、断線、バリコンの短絡等々多くの問題が予想されたが幸いペー
パーモールドの交換、スイッチ及びA電池の電極の研磨、真空管の交換(+トラッキング再調整)で好結
果を得ました。 この種のラジオの修理、販売に関しましてはこちらのホームページからお問い合わせ
下さい。

中身を取り出したところ。 電池管4球の中では可也小さなモデル。

修理を終えたところ。 以前はTEN(神戸工業)の真空管で揃っていたが修理後は米、英の真空管
に代って仕舞った。 

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●クラウン PR-535、電池管4球ポータブル、昭和30年代

2007-06-18 23:16:06 | Weblog

6月27日 先日ネットオークションで落札されたまでは良かったのですが【未チェック、ジャンク】として
出品したにも関わらず、落札した方から 動作はどうか?真空管に問題は無いか?との問い合わせ
で取引は止め、レストア後再度出品することに致しました。  今日レストアを進める中で最も難航し
たのはバリコンで、アンテナ及び局発の両方共可也ローターが変形しており、修正には略2時間を要
しました。 同一の部品が有れば交換は簡単ですが、容量、形状、取り付け穴、シャフトの形状/長さ
等々条件が多く面倒でも何とか直す必要が有りこの種のラジオの修理の中でも最も困難な部類に入
りそうです。 しかし今回の様にローター全てが同様の変形を示していたのは初めての経験でした。

難航したバリコンの修理。 途中諦めかけましたが他に方法は無く再度トライし好結果を得ました。

組上げたところです、サテ再出品するか。 しかし事情を知らない方は何故また同じ物が出品
されたのか不思議に想うことでしょうね。 この種の物に疎い方は入札されない方が無難です!

 クラウン(旭無線)のPR-535は昭和30年頃に作られた電池管4球ポータブルラジオです。 デッドストッ
クと思われる状態でしたが残念なことに米国から送られて来る間に破損して仕舞いました。 先頃(5月
14日から)米国の郵便システムが大きく変わり、船便が無くなりましたがこのラジオも高い航空便で送
られて来たのですが、以前に比べ扱いが乱暴になったのか残念なことです。 一応割れた部分は補修
しましたがガッカリして修理の気力は無くそのままネットオークションに出品致しました。 宜しければそ
オークションをご覧下さい。

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●Radiomobile 1070X、1960年代末の英国製カーラジオ

2007-06-17 22:19:39 | Weblog

6月24日 ご依頼頂いた方から中波専用、またモノラルで良いとのお返事を頂いたので早速外部入力
端子/入力切換スイッチの増設に取り掛かりました。 特別な物ではありませんが、下の画像の様に
完成致しました。

 

1967年製のロータスエランに搭載されていたカーラジオRadiomobileの1070Xで中波+長波の2バンドで
すがAM専用機です。 ご依頼内容はFMも聞け、かつステレオアンプとして機能する様にとのことでし
たが元々モノラルの装置ですのでそれらは叶わず、残念ながら何もせずお返しする事になりそうです。
これまでに多くのカーラジオを手掛けて参りましたが、オリジナルを残すことに腐心しており、中身を変
えてしまう事を由としておりません。 修理や、FMの日本バンドえの変更は喜んでやらせて頂きますの
でこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

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●クラウン(旭無線)製 Sterlingブランド LS-4

2007-06-17 00:03:13 | Weblog

クラウンの旭無線も多くにポータブルラジオをOEM供給しておりましたが今回のSterlingブランドのLS-4
もその1台で、昭和30年頃に製造された物と想像致します。 状態は略未使用でしたが残念ながら輸送
中にダメージが加わった様で尿素樹脂製のキャビネットはアチコチにクラックが入っておりました。 タダ
幸い壊れた部品が全て残っていたので接着し一応原型を取り戻しました。 デカップリングのケミコンが
絶縁不良を起こしていた以外には特に問題は見られなかったのですがバリコンの電極が1200Kc付近
で接触する問題が見られ、一度ローターを調整して直ったのですが組み込んだ後に問題が再発した様
です。 再度調整することも吝かでは無いのですが、苦労して元に戻した電池部分のラベルをもう一度
剥さねばならず腰が引けております。 何とか組み込んだままでの調整を試みて見ましょう。  この種
のラジオの販売、修理に関しましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

キャビネットはこの頃多かった尿素樹脂(ハードプラスチック)製、また同調ツマミ部分
はリバースペイント仕上げとなっている。

遠目にはクラックの修理跡は余り目立たないが手に取るとハッキリする。

内部の状態も良く輸送中の破損が今更ながら悔やまれる。

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●SONY 8-301

2007-06-15 23:48:30 | Weblog

6月21日 8-301の故障原因の何番目かにランクされるのが水平のドライブ・トランスのレア・ショートで
一昨日も一つ巻き直しを試みたのですが手元に0.34φのエナメル線しか見付からず、これでは太過ぎる
ので近々0.24φ程度の物を入手してからにすることにしました。 しかしこのトランスでは可也無理があ
るのでもう少し断面積の大きなコアを本来は使うべきなのでしょうが。

コアを外したところ、右はサイズ比較用の置いた10円硬貨。

知人からSONY 8-301を探しているとの話しがありここ数日8-301のレストアに取り組んでいる。 この
日本初のトランジスタテレビは可也繊細(華奢)で現在の物の様な頑丈さは持ち合わせていない。
今回も3台から1台を完成させる位のつもりで取り組んでいるが、垂直出力のトランジスタが劣化してい
たり、水平ドライブのトランスがレアショートしたり、はたまた映像出力のトランジスタの直線性が悪かっ
たりと中々手強く何とか1台実用レベルの物が出来あがったがサテ、連続試験の結果はどうなるか?
因みに画像のモデルは8-301W、北米輸出モデルで最初の8-301に比べると可也回路は改良され
信頼度は上がったハズだが未だ脆弱さは否めない。 この種のテレビの販売、修理に関してはこちら
ホームページからお問い合わせ下さい。

連続試験の結果は略実用上問題無いと思える結果でした。 売りに出すことに致しましょう。

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●ゼネラル 14CL-330、昭和34年8月発売

2007-06-15 23:28:42 | Weblog

今週火曜日の夜に落札され、翌日早速振り込んで頂いたので水曜午後に発送し、木曜に届いたが
動作しないとのご連絡を頂いた。 輸送時に真空管がソケット部分で接触不良となることがあり、真
空管を動かしたり、抜き差しして頂いたが変化は無く返送して頂くことにした。 今日の午後戻って
来た物は確かにラスターが出るだけで音声も映像も全く出ず、RF或いはVIFに原因が在ると想像し
た。 結果をお話しするとVIFの3段目5AN8のスクリーン抵抗が断線しており直ぐに復旧させることが
出来たが、どうもこの抵抗のリード線を切った原因は前の持ち主が工夫して付けて呉れた底板に原
因が在った様で、それまでは内側に可也入り込む構造だったが入り込まない様若干取り付け方を
変え今夜発送した。 実は底板が原因で輸送中に問題が起きたことは初めてでは無く、さりとて木
箱梱包の余裕は無く、一層の配慮が必要と思い知らされた。

●(6月18日)送り返した盛岡の方からご連絡を頂き、綺麗に映っているとのことでした。 一件落着!

片端が断線していた10KΩの抵抗、リード線を半田付けし回路に戻した。

上下逆さまの状態で撮影したので時刻が右下に出ている。

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●SONY FD-30 ウォッチマン 1984-85年

2007-06-14 23:30:48 | Weblog

6月21日 これまで新しい書き込みは下に加えていたのですが試みに上に加えてみました。
昨日の修理に気を良くして今日はもう少し複雑な症状を示しているFD-30の修理に取り掛りました。
先ず症状は、TVのポジションにしてもTVは受信せず、FM局が数局受信出来るだけ。 またCRTは
ラスターもかすかに見える位にしか発光しない。(AM、FMは問題無く受信出来ている) 昨日悪戦
苦闘した甲斐があって回路図は随分見易くなりました。 TVを受信しない為、DVDデッキから映像
信号を加え、ビデオ回路を追って行きましたが映像出力のベースまでは問題無く信号は来ておりまし
たがコレクタでの信号レベルはベースのレベルと同じで、また本来17V程のところが5V程しか有りま
せんでした。 このコレクタの負荷は15KΩで供給している電源電圧は多分20V以上と想像しました。
サテ、この電源はスイッチング電源で+6Vをスイッチングして+20数Vを作っている様です。 スイッチン
グを行っているトランジスタは可也発熱しており当初このトランジスタの問題、或いは逆起電力吸収用
のダイオードの短絡かとも想ったのですが結論を先にお話しすると電源の平滑用タンタルコンデンサ
4.7μ/35Vが略短絡(約400Ω)しておりました。分かって仕舞えばたったコンデンサ1個の問題でした。
本来の電圧は不明ですが、多分20数Vの電源は映像出力、TVチューナーの選局用に使われており
ここが5V程となって仕舞った為動作しなくなっていた様です。 一件落着!

先日知人のお兄さんで庶民分化研究の第一人者の方からウォッチマン、FD-30の修理依頼を頂きまし
た。 メーカーには断られたが何とかならないか、と言われると何とかして上げたいのはヤマヤマなので
すがICが多用され、部品は表面実装となると最早回路図、部品配置図無しに取り組むのは無謀としか
云えずアチコチに頼みまくったが結局どうにもならず、自分の持っていたAMが機能しない物の中身を移
植しお使い頂くことにした。 ソニーさんだけでは無いがPL法の施行以来どこも資料を出して呉れず折角
の名機もタダのゴミとなって仕舞う。 一体回路図等を出して何の不都合が生ずるのだろうか? 感電し
たり、万一発火したり(考え難いが)して何か事故があった時、回路図を呉れた所に責任を取らす馬鹿
が世の中に居るのだろうか? 古い、良い物を大事にしたいと考えている人間にとっては考えられない
世の中になって仕舞った。 誠に情けないのであります。 ●と嘆いていたのですが、捨てる神あれば拾
う神ありで、先日雑誌の取材でお見えになった方から回路図等手に入りそうだとの連絡を頂きました。 
回路図や部品配置図さえ有ればドーンと任せろで、何とか修理を成功させたいと考えております、乞う
ご期待! この種の物の修理、販売に関しましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。

●6月18日 待ちに待った回路図等が届き、早速開封し回路を追ってガッカリしたのは肝心要の映像
出力部分が(一部)抜けていたのでした。 2枚の回路図にまたがる部分なので複写の際当然欠けな
い様配慮されなければならない部分なのですが折角の情報も一辺に色が褪せて仕舞いました。 残
された手は、部品配置図と現品のパターンを追って回路図を完成させるしか無さそうです。 残念!

●6月19日 欠落部分を近々ご用意頂けるとの連絡を受け一安心、良かったー!

●6月20日 コピーも郵送頂けるとのことでしたが、その前に欠落部分の画像をデータとしてお送り頂い
たので早速修理に取り掛りました。 映像出力を中心に回路を追って行ったのですが出力端での信号
レベルは同期部分まで加えると約30Vp-p、映像信号部分も15Vp-p程有りこれがg1に加わっているの
でもう少し映像が出ても良いハズと想っておりましたが、平面CRTにはカソードが無く、直熱のフィラメ
ントが有るだけで、おまけにこのフィラメントは高周波点灯で直流的には浮いた感じの回路となっている
為イマイチ動作が掴めないのであります。 CRTに行く最後の部分にはフレキシブル基板が使われて
いてこの基板の導通も調べ問題が無かったのですが何とも解せません。 結果を先にお話しするとこの
一見問題が無い様に見えたフレキシブル基板に実は問題が在ったのです。 この基板が折り曲げられ
ていた部分に非常に細いクラックが入っていた様でストレスが加わるとオープンになり、そうで無い時は
問題無く繋がっていたのでした。 分かってしまえば何のことはないのですが4時間を要して仕舞いました。 35年前、電気メーカーの回路設計部門に居た時このフレキシブル基板が商品化され早速担当し
ていた小型の数字表示ユニットに使ってみました。 可也の配線を要するユニットだったので配線の工
数を減らすべく導入したのですがどうも信頼性に一抹の不安を感じておりましたが今回の問題は当時
不安を抱いたことが現実になった様な気がしました。 画像は修理の順に並べました。

右は輝度は低いものの一応動作しているモデル。 左はラスターが出ず、電源を切った際に一瞬
ラスター様の物が出るだけの物。 今回の修理はこれら2台では無く、3台目を修理した。

メイン基板の全景、右下はAMのバーアンテナ接続用フレキシブル基板。

最初の状態でCRTの輝度が異常に高い。

輝度調整で一番下げた状態、うっすら画像が見えている。

何かの拍子に映像が映し出されたもの。 タダ不安定でD基板(CRTに繋がる基板)を動かすと
動作しなくなった。

半断線しているフレキシブル基板を諦め細いビニール線で置き換え好結果を得た。 疲れた!

 

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●三立 SP-600 昭和32年発売開始

2007-06-14 00:20:42 | Weblog

三立製(SPICA)SP-600は昭和32年頃から数年に亘って生産され可也の数が輸出された6石トランジ
スタラジオです。 ラジオに確か無関係だった三立さんが何故このトランジスタラジオを手掛けたかのか
は知りませんが、リアルトーン等と共に昭和30年代半ば怒涛の様に米国に輸出され、ソニーも脅威を
感じていた国産ラジオの一台が今回の物です。 全てオリジナルで動作に問題は無いのですがこの
時期の電池は現在の物と微妙にサイズが異なっており現在の物では電池を収納する部分にストレス
が加わって仕舞い殆どの物にクラックが見られます。 この種のラジオの販売、修理に関しましては
こちらのホームページからお問い合わせ下さい。

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●SONY TFM-121A

2007-06-12 23:30:02 | Weblog

TFM-121Aは昭和38年に発売されたFM/AM2バンドの12石トランジスタラジオですが、この機種のロッド
アンテナの先端部分(黒いプラスチック製の四角い板)は中々揃った物が無く今回の様に完全な物は
珍しいと云えます。 FMも幸い調整だけで日本バンドに持って行けましたので敢えて電気的なレストア
は行わないことに致しました。(若干音量が少なく、またバンド切換えスイッチの接点に問題は見られる
のですが全てオリジナルと云う方が重みが有りそうです) 無論レストアのご依頼があれば喜んでやら
せて頂きますが。 サテ、この種のラジオの販売、修理に関しましてはこちらのホームページからお問い
合わせ下さい。

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●RCA 8-BX-6J(1948年)とスタンダード P-410

2007-06-12 00:01:06 | Weblog

今日も数台手掛けましたが余り芳しい結果は得られませんでした。 唯一完成したのはRCAが1948年
(昭和23年)に発売した8-BX-6J、電池管4球ポータブルラジオで商用電源AC100Vでも、電池6V+67.5
Vでも良好に動作しております。 もう1台の電池管ポータブルラジオ、スタンダードのP-410も4球で多分
昭和30年代初頭に発売された物と想像致します。 こちらは使われているペーパーモールド(ペーパー
コンデンサをベークライトで包み込んだ物)が絶縁不良を起こしている為目下動作致しませんが敢えて
修理をせずオークションに出品致しました。 この種のラジオの販売、修理に関しましてはこちらのホーム
ページ
からお問い合わせ下さい。

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●RCA 9-BT-9H と Mel-O-Tone 4球ポータブル

2007-06-09 00:20:11 | Weblog

今日手掛けたのはRCAの最初期のトランジスタ・ラジオ 9-BT-9H(1956年?)と、国産の電池管4球
ポータブルラジオ Mel-O-Tone の2台(他にも手掛けた物はあるのですが完成しませんでした)です。
9-BT-9Hは色違いの物が他に2種在り、トランジスタ・ソケットを使った最初期の物で、使われている
トランジスタは同社の2N100番台、2N140-2N139(x2)-2N109(x3)の合計6石です。 デカップリングの
ケミコンが容量抜け、1stIFTのコンデンサ不良が見られました。 Mel-O-ToneはA電池の電極に腐食
が見られた以外は唯一バリコンが可也重傷で極板の修理(成形)に2時間近くを要しました。 この修理
代だけで1台同種の物が買えそうです。 この種のラジオの修理、販売にかんしましてはこちらのホーム
ページ
からお問い合わせ下さい。

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