今日お預かりしたのは1956年のシボレー・ベルエア用のカーラジオ 987368 と、これに組み合わ
せて使われるレコードプレーヤで片方は針から音が出ていたとのお話だった。 この種のカーラ
ジオの修理、改造に付きましてはこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問
い合わせ下さい。
このラジオの出力段と電源部は別の筐体となっているのだがそれはお持ちでは無いとのことで別
の方式を採らなければならない。
元々のボリュームで音量を調整出来る様にしたいとのご依頼を頂いた。
レコード・プレーヤ2種を添えて頂いた。 先ずこちらは米国製と想われる物だがモーターが回らな
かった。
レコード針も無くなっていた。
念の為カートリッジの動作を診てみたが残念ながら全く動作しなかった。 車の製造年と同じなら
既に60年を超えており寧ろ動作しないで当たり前と云える。
もう1台は日本製の物でラジオと接続する為のケーブルを送り忘れたとのお話だったのでそれの
到着を待つことにした。 こちらはモーターも回り、針から音も聴こえたとのお話だった。
一応針が付いていた。
(4月23日)日本製の物に使われていたカートリッジは Electro Voice 製では無いかと思えて来た。
上の画像の上の物が国産の物に付いていた針の付いていたカートリッジ。 下が米国製の物に
付いていた Astatic の 89-1 カートリッジ(針は無くなっている)。 この超小型、軽量カートリッジ
が無いと修復は無理そうだが果たして入手出来るか? アイオアのジュークボックス屋さんにも
問い合わせを出しておいたが吉報は得られるか?
4月28日 アレコレ当ってみたが結局 Astatic, 89-1カートリッジは見付からなかった。 唯一クリス
タル・タイプでは無いが、同一形状でセラミック・タイプと想われる Astatic, 89T が米国で見付かり
先程送金しておいた。
5月3日 米国に発注していた物が届いた。
小さな画像と簡単な文章だけだったので果たして使えるか心配は有った。
ソケットには問題なく入り、動作も良好だった!」
5月4日 実際にプレーヤーを動作させてみようと作業を始めた。
コネクタ部分で半田付が外れていたり回路がハッキリしない部分が有ったので直接繋いだ。
上手く機能してくれ回転数も可也正確だった。 出力も想定していたレベルが得られた。
5月9日